資金余裕を持つ

スタート時から資金で無理をするのは絶対に避けなければならない。

資金について悩みや不安を抱いている人は少なくありません。
新規開業する方、既に開業している店主の方、いずれにも共通する悩みです。
資金にゆとりがあれば、嫌なお客様に頭を下げてまで買ってもらう必要がなく、やってはいけないことをやる必要もなくなります。

反対に余裕がないと、やりたくないことでもやらざるを得なくなります。

スタート時から資金で無理をするのは絶対に避けてください。

若い人なら多少の無理は構いませんが、ある程度年齢を重ねた人が開店する場合、資金面で無理をしないようご忠告します。無理をすると気持ちのゆとりがなくなり、最終的にビジネス自体を駄目にしてしまうことが多いからです。
現在は金利が低いので、金利を余計に払ってでも最初の資金を十分に確保しましょう。

次に大切なのは、借入金の返済を遅らせないこと。
期日通りに返さないと信頼を失い、次の借り入れができなくなります。
開業時の借り入れは比較的容易ですが、ビジネスが停滞してくると政府系金融機関、民間金融機関とも追加融資が非常に困難です。返済を無理なく進めるには、利益の確保が大切です。

 

利益が出始めると、すぐに自分のぜいたくにお金を使う人がいます。いい気になって高級車を買ったり、豪邸を建てたり、連日飲み歩いたりと浪費を始めるのですが、これは絶対にやってはいけません。

将来のための投資をするべきです。

たとえば自分自身の成長、スタッフの教育、あるいはスタッフを健康にするため社員食堂を充実させるなど、いろんな方法が考えられます。これは第二領域(スティーヴン・R・コヴィー著『7つの習慣』より)、すなわち「重要であるが緊急ではない分野」への投資です。将来的に大きな成果となって返ってきます。

 

お客様との関係は常にWIN=WIN であるべきです。
どちらかだけが損をしたり、どちらかだけが儲かったりしては駄目で、双方にとって利益の大きい、メリットが十分にある関係を構築しないと長く続けることはできません。


しかし世の中には、目先の損得に目がくらんで信頼を失ってしまう人がいます。


ビジネスは信頼で成り立つものですが、それを理解しようとせず、ビジネスのルールを平気で破ってしまうのです。


いつの世も、正しい心で信頼を得る公明正大なビジネスこそが成果を生み続けると確信しています。
資金について、復習すれば次の通りです。

1.開業時には、資金余力を残しておく。

 


2.金融機関への返済は、絶対に引き延ばさないこと。

 


3.ビジネスに必要なこと以外には、資金を使わないこと。

 


4.将来の繁栄のための前向きな投資は行うこと。

 


5.目先の損得にこだわらず、永い将来を見据えたお客様との信頼関係を築くことによって、
  良い利益の確保に努める。

 


6.税金は正々堂々と払い、内部留保に努め、将来のための資金を貯めて、ゆとりある事業運営を行う

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