うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「業績ギャップは需給のギャップ、医療の例」

坂出港の昔ながらの懐かしい佇まい

本日のテーマは「発展の礎は人」です。

私の住む街、香川県坂出市は元旦から穏やかな天候に恵まれ、朝のウオーキングでは、何十年ぶりに小さいころよく遊んでいた坂出の港付近を歩き回ってみると、昔の面影が残っている場所が多く、たいへん懐かしかったのです。

港自体はほぼ昔のままで、この何十年かの世の中の進化から取り残されたような雰囲気で、昔のままの面影が随所に残り、沖の方にある番の洲工業地帯も、約50年前から40年前にかけて開発された状態から、ほとんど変わっていないのです。

坂出市はもともと塩田で栄えた町で、私の自宅を境に、自宅から北の瀬戸内海の方に向かって見渡す限り、広い、道路より2m位低い塩田が広がっていたのですが、約40年前に、塩田跡地はすべて埋め立てられ、工場地帯、住宅地帯と商業施設になっているのです。

坂出市が、塩の街から、瀬戸内海の一部であった浅瀬の番の洲を埋め立てて、大規模な工場地帯を作り、川崎重工とかYKK吉田工業等を誘致し、塩田の後、工業で栄えたのですが、最盛期はそんなに長くは続かなかったのです。

これは、坂出市だけでなく、日本のほとんどの地域と同じような現象で、高度成長期は工業生産が伸び、日本のローカル地域も潤ったのですが、工場の海外移転、新興国の成長と共に、多くの地域が寂れていったのですが、坂出市もそのような典型的な町になっています。

そのような中で、香港とか、シンガポールへ行けば、今でもあらゆる場所で、新しい工事が行なわれていて、近代的な建築が次つぎと建設されているので、改めて、その大きな違いを感じるのです。

地域が没落していく一番の原因は、人口の減少であり、当社の本社はもともと坂出市であったのですが、5年前に隣町の宇多津町に移転すると、宇多津町は規模は坂出市より小さいのですが、今でも人口が増え続けているのです。

坂出市と宇多津町を見比べてみると、宇多津町の方が街に元気があり、新しい施設の建設が続き、商業施設も多いのです。

現在、日本の地方自治体のほとんどは人口減に直面し、自治体の首長の一番の課題は人口減対策で、最近では離婚し、独身で小さい子供を抱えた女性の呼び込みを熱心にやっている自治体もあるくらいなのです。

そのような女性たちは就職にしても子供を抱えているので、不利な条件で働かざるを得ないので、その自治体では住みよい住まいの斡旋から、働き口の斡旋を行ない、子どもを育てながら、生き生きと生活できる場を提供しているのです。

私が住んでいる坂出市は、一番寒かった今年の最低気温も1度Cくらいで、たまに雪が降っても積もることはほとんどなく、夏も暑すぎず、瀬戸内海に面しているので、地中海気候のように年中恵まれた気候で、台風等の自然災害もほとんどなく、治安もよく、たいへん住みよい町なのです。

現在は、仕事の多くがネット環境の発達で、どこででも出来るようになっているので、私の住んでいる坂出市は、たいへん住みよく、長く住むにはお勧めの場所でもあり、昨年も中国出身のエンジニアが家族ごと移住してきたのです。

また、当社では、麺学校のインストラクターを初め、多くの職種で人手を募集しているので、坂出市とか宇多津町に住み、当社での勤務に興味を持っている人がいれば、面白い選択ではないかと思います。

当社の場合、インストラクターとか、営業関係は女性が多く、開発とか、工場、メンテナンス等は男性が多く働いていて、多くの部門が情熱のあるスタッフを募集しているのです。(http://www.yamatomfg.com/recruit/

会社全体での女性比率は55%に達し、多くの女性が活躍している会社で、男女の差別はほとんどなく、常に進化を問うので、学ぶことは多く、進化を要求しますが、進化を求める人たちには、遣り甲斐のある会社であると思います。

また、当社の場合は、インストラクターとして現在活躍していたスタッフたちも、もともとインストラクターの経験者は1人もおらず、当社でプロになった人たちばかりで、入社前から人間性が素晴らしく、入社してから専門能力を高めた人たちばかりなのです。

経験の有無よりも、情熱の有無を問い、この仕事に情熱を燃やしてやりたいという人にその仕事を任せるので、昨年入社の新人に新規ビジネスの立ち上げを任せ、熱心に取り組んでいるのです。

情熱を持てる、好きなことをやって貰うのが、当社のポリシーで、情熱を持てない仕事に取り組んでも楽しくないのです。

また、当社は宇多津町という田舎町に本社がありますが、麺学校は本社と東京支店のある品川で毎月開催し、この2月からはシンガポールで毎月開校し、国内だけでなく、海外へのチャンスも大きいのです。

そしてこれからは、企業規模にかかわらず、グローバルの時代なので、海外との仕事に興味のある人たちにとっても面白い職場であると思います。

海外だけでなく、人口減に陥っている国内においても、新しいビジネスを次つぎと発掘し、国内の活性化、増え行く高齢者対策のビジネスにも取り組んでいくのです。

田舎町でやっている、ちっぽけな田舎の企業ではありますが、興味のある方は是非、当社に尋ねて下さい。(http://www.yamatomfg.com/recruit/

本年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

「業績ギャップは、需給のギャップ」

ここに、似たような問題を抱える産業がもう一つあり、製紙業にも、生産プロセスにかかわる業績ギャップがあるのですが、製紙業界では、このギャップをイノベーションの機会として利用する方法を、まだ開発しておらず、あらゆる先進国とほとんどの途上国が、紙の需要を伸ばしてきたにも関わらず、製紙業の業績はかんばしくなく、史上最高の利益を3年続けると、そのあとで必ず過剰設備と不況の年が5年続くのですが、製紙業界ではいまだに、製鉄業の電炉に相当するものを発見するに至っていないのが、大きな課題なのです。

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パルプの繊維が、モノマーであることが認識されたのは100年以上も前のことであり、これをポリマーによってつくることなど、さほど困難ではないはずであり、無駄の多い非効率的な機械的プロセスを効率的な化学的プロセスに変えることが出来、すでに衣料用繊維については、1880年に開発したレーヨンによって、これを実現しているのですが、巨額の研究開発費を投じているにも関わらず、そのような紙の開発には、誰も成功していないのです。

これらの例が示すように、業績ギャップをイノベーションの機会として利用するためには、まず、解決すべき問題を明確にしなければならず、そして、既知の技術と既存の資源を利用してイノベーションを実現しなければならないので、開発のための努力が必要なのですが、革新的な知的発見を必要とする状況であるならば、起業家の出番はまだ早く、機は熟していないと言うべきであり、しかもイノベーションは、複雑であってはならず、単純でなければならないのと、華々しいものではなく、当たり前のものでなければならないのです。

以上より、よく分かるのは業績ギャップの原因は、需要と供給のギャップであり、需要が供給を上回れば、業績が上がり、需要が供給を下回ったときには、業績が下がり、それをビジネスに非常に有効に活用しているのはフェラーリで、新しいモデルを開発して、もし需要が世界中で4千台あるとすれば、3999台しか作らず、常に需要を少し下回る供給しかしないので、高い価格を守り通せ、同じような戦略を取っているのが、ブランドのルイ・ヴィトンで、フェラーリと同様に、需要と供給のバランスを巧みに操り、決して作り過ぎをしないのです。

高炉一貫製鉄業、製紙業、いずれの場合も装置産業であり、1回の設備投資が巨大で、設備投資により一気に供給が増え、需要を上回り、価格バランスが崩れ、業績が悪化する、業界の構造的要因で、需要と供給のバランスを緩和して、価格下落を防ぐことが出来るのが、製鉄業では電炉であり、われわれのビジネスにおいても、どんなビジネスにおいても、業績が落ちる原因は、需要と供給のバランスが大本の原因であり、その面白い事例がコーヒー・チェーンのドトールとスターバックスなのです。

セルフ式コーヒーは、日本では最初にドトールが口火を切り、その後、スターバックスが参入してきたのですが、今は、スターバックスはドトールの約2倍の売上に達し、私の宿泊するホテルの隣にドトールがあり、たまに利用するのが、気になるのがタバコの臭いで、分煙にはなっているのですが、禁煙席でも匂い、その点、スターバックスは完全に禁煙を貫いていて、タバコを吸わない私でもまったく気にならないし、スターバックスでは、第3の場所を活用して、PCを開き、コンセントを使って仕事をし、価格はドトールの1.5倍ほどですが、まったく気にならないのです。

ドトールとスターバックスの差こそ、需要と供給の差で、禁煙を好むお客さま、雰囲気を好むお客さまの数が、喫煙で価格の安いコーヒーを好むお客さまの数を上回り、それぞれのお客さまの需要と供給の差であったのです。

この様に、需要と供給のギャップにより、業績のギャップが生まれているので、業績ギャップの原因になっている需要と供給のギャップに注目することが大切であり、どんなビジネスでも業績を落としているビジネスは、需給ギャップが生じていて、需給ギャップが改善されると、自然に業績ギャップは改善されるのです。

コーヒーの原料であるコーヒー豆の輸入量は漸減しているにも関わらず、セブン・イレブンがコーヒーを始め、コメダ珈琲が郊外型店舗で活躍しているのも、需要と供給のバランスで、新しいタイプの需要が増え、古いタイプの需要が減り、需要と供給のバランスで業績が決まり、われわれは常に、新しい需要を創り出していかねばならず、まさに、ビジネスの本質は顧客創造にほかならず、新しい需要の目を見つけ続けることが、マーケテイングであり、それを結果として成功させるのが、イノベーションであるのです。

「医療の例」

社会部部門にも業績ギャップは存在し、先進国における医療サービスは、その典型で、1929年では、医療サービスにかかる費用はGNPの1%をはるかに下回っていたのですが、そのわずか50年後の1980頃には、病院を中心とする医療サービスは、あらゆる先進国でGNPが増大しているにも関わらず、アメリカでは7%から11%に達し、しかも医療サービスの生産性は向上するどころか低下し、サービスの質よりも費用の方が急激に上昇していて、3倍から5倍の速さで増加し、ドラッカーの想定通り、2012年の日本における対GDP当たりの医療費は10.3%、ドイツ11.3%、イギリス9.3%、フランス11.6%、アメリカは16.9%に達し、今後も伸び続けることが想定され、先進国では今後も、高齢者人口の増大に伴い、医療に対する需要は伸び続け、しかも費用は年齢と相関関係にあり、医療サービスの費用は、今後さらに急速に上昇を続けるのですが、医療サービスの費用の上昇の現象の本当の原因は、明らかにされているわけではなく、イギリスとアメリカでは、すでに的を絞り込んだイノベーションが行なわれ、成功していて、いずれも国の医療システムの欠陥を機会としてとらえているのです。

イギリスの民間医療保険は成長を続け、専門医による診断と手術を保証する企業内福祉制度として人気を得ていて、イギリスでは、医療費削減のため、政府管掌保険は疾病を優先させ、整形外科については保険金の給付を限定していて、関節炎による股関節の変形など、生命に関係ない手術は数年待たされるのですが、この民間医療保険は、その種の手術についても直ちに保険金を払うのですが、これに対し、医療費の上昇などに配慮せず、あらゆるニーズに応えようとしているアメリカでは、入院費の個人負担が爆発的に上昇していて、そこにイノベーションの機会が生まれたのです。

すなわち、病院機能の解体で、スキャナー、コバルト照射装置、自動検査装置、リハビリテーション装置など、高額の医療器具を必要としない医療サービスが、新事業として続々病院の外に出され、妊産婦と新生児のための宿泊施設的な妊産婦センター、入院や術後措置を必要としない手術のための外科センター、神経科センター、高齢者医療センターであり、これらの医療施設は、病院に代わるものではなく、集中治療や緊急治療の役割は病院が担い、これらの医療部門の新事業は、今日の医療に関わる業績ギャップを、イノベーションの機会として捉えたものであり、これらいずれも、産業や社会的部門におけるイノベーションとして理解し易い例なのです。

まさに業績ギャップが、なぜ大きなイノベーションの機会となるかを教えてくれ、産業や社会的部門の内部では、誰もがギャップの存在に気づきながら、無視せざるを得ず、それに気づかない多くのライバルはあちらをいじり、こちらを直し、こちらの火を消し、あちらの穴を埋めるのに忙しいので、誰かが行なったイノベーションと闘うどころか、それを検討する余裕さえなく、取り返しがつかなくなるまで気付きもしないのです。

その間、イノベーションを行なったものは、誰にも煩わされることがなく、成果を独り占めでき、社会部門における業績ギャップも、需要と供給のギャップで起きていて、新しい需要に新しい供給が追い付いておらず、古い需要には供給が間に合っていて、需給のギャップが起き、従って、われわれは常に新しい需要の起きている現場を理解しなければいけないので、それには、街に出て、現場を確認しなければいけないのです。

先日も博多の街に出て、新しい上質な蕎麦店が2時頃でもひっきりなしにお客さまが来店しているのを見て、新しい需要は起きているのに、ほとんどの人は気付かず、古い需要を追いかけ続け、供給過剰で業績が上がらず、新しい需要は、街に出て自分の目で見て、確認する他はないのです。

画像は本日の坂出港の様子で、昔ながらの懐かしい佇まいを見せています。

歩きながら、改めて、良い場所で生まれたと思っています。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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