「麺専門店開業、究極の10個の質問」を通しての深い思考
うどん店、蕎麦店、ラーメン店のような麺専門店を始める場合も、何か新しいビジネスを始める場合も思考しなければいけないことは、まったく同じで、深い思考とは次の通りです。短期間での成功だけを考えるのであれば別ですが、永く成功する麺ビジネスを始めるには、自分自身に対して、以下の質問が重要であり、質問に答えるには、深い思考が必須なのです。
これらの質問に十分に答えることが出来れば、このビジネスの半分は成功したと同じでしょう。しかし、ほとんどの新規開業者は以下のことを深く思考せずに開業に至っているのです。要するに、思考に時間を取らずに、いきなり、作業に入ってしまっているのです。
そして、始めてからさまざまな問題点に遭遇し、間違った道に足を踏み入れたことに気づいているのです。そのようなことにならないために、下記の10個の質問に十分な時間をかけて、深い思考を行なうことをお勧めします。
「麺専門店開業、究極の10個の質問」
1.使命の明確化、情熱の確認
一体、何のために、このビジネスを始めるのか、始めなければいけないのか?
始める理由は何か、そして目的は何か?
始めようとしているビジネスは、本当に自分に合っているか?
一生、情熱を傾けることが出来るビジネスか?
世の中が必要としているビジネスか?
2.コンセプトの明確化(コンセプト=ビジネスの本質)
どのようなコンセプトでこのビジネスを始めようとしているのか?
なぜ、そのコンセプトでやりたいのか?
そして、このビジネスは今まであるビジネスと比べて、どれだけ優れているのか?
このビジネスは、お客さまの抱えているどのような問題を解決しようとしているのか?
(コンセプトを明確にすると、このビジネスの本質が見えてくる)
3.対象顧客の明確化
対象とするお客さまは誰か、なぜ、そのお客さまを選ぶのか?
本当にそのお客さまで良いのか、もっと他に、良いお客さまはいないのか?
4.商品の明確化
商品は何か、そしてその商品は他のライバルと比べて、どれだけ優れているのか?
その商品の完成度は十分に高いのか、今までの商品と比べてどれだけ優れているのか?
その商品は選んだお客さまに合っているのか?
5.投資額の明確化
幾ら位の資金を投資することが出来るのか?(自己資金は幾らか?)
手持ちの資金で、考えているビジネスには足りるのか?
もし、不足していると、いくら位、新たに外部より調達可能か?
6.適切な人材の明確化
この事業を遂行していく上で、一緒にサポートしてくれる価値観が共有出来る人はいるか?
いるとすると、何人いて、人数は十分か?
7.将来の時流への適合
これから先の時流、大きなトレンドに合っているか?
多くの人たちに支持されるビジネスか?
8.地域一番店とかトップへの確認
このビジネスは地域一番店、或いはトップになれるビジネスであるかどうか?
(事例:既に最強の地域一番店がある場所で同じようなビジネスはやらない)
9.収益の確認(ビジネス・モデルの確認)
このビジネスは収益が充分に上がり、再投資が出来、周りに人たちを幸せに出来るビジネスか?
収益が充分得られるようなビジネスモデルが組み立てられるかどうか?
(収益の上がらない、負け戦を行なう人が非常に多い、事例:郊外型で少ない席数、駐車場台数)
10.無益な競争にならないかの確認(戦略の再確認)
ビジネスの本質は強いライバルと競争しないことです。
無益な競争に陥る可能性はないか?
競争しないで楽に一人勝ち出来るかどうか?
ライバルが絶対に真似できない、自店の強みは何か?
以上の質問を自分自身に問い、深く思考すると、以下のことが分かります。
1.このビジネスは本当に自分に合っているのか、情熱を持てるビジネスか?
2.本当にたった1回しかない貴重な人生をかけて、やりたいビジネスなのか?(悔いのない人生を送ることが出来るビジネスであるかどうか?)
3.このビジネスは、周りの多くの人に貢献出来るビジネスであるかどうか?
4.このビジネスは収益が上がり、進化、成長出来るビジネスであるかどうか?
5.このビジネスは、自分を含め、周りの多くの人を幸せに出来るビジネスであるかどうか?
尚、以上の質問を自分だけで解決するのは容易ではないので、その場合は、麺学校の経営ノウハウ講義を先に受講することをお勧めします。
画像は、ラーメン学校生徒さんの作品事例です。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。