お店を始める時、「どこを目指すか」を決めておくのは非常に重要。
どんなに小さい市場でも、市場のリーダー(トップ)を目指すことです。
これは、多くの店舗、多くの新規開業者が忘れてしまっている大切なことです。
ほとんどのお店は売上を幾らにしたいとか、営業利益を何パーセントにしたいという目標や、希望は持っています。
そのような目標は、市場のリーダー(トップ)になれば簡単に解決出来るのに、そうなることを考えてもいないのです。
始める前からトップを目指すことが当然で、なおかつそれは非常に大切なことなのです。
最初に、何が何でもトップになろうと決意すると、そのために何が必要か徹底的に考えるようになります。
トップを目指さなければそんなことは考えません。
市場のリーダーすなわちトップになれば、下記のような実にさまざまなメリットがあります
1.リーダーになると価格や基準を決め易くなり、市場をコントロールし易くなる。(2位以下はトップに従う)
2.仕事がやり易くなる。(仕入れ先の注目が集まり、良い商品が安く入手できるようになり、良い人材が集まりやすくなってくる)
3.良いお客様が集まってくる。(お客様の信頼が増すと同時に、ビジネスの質はお客様の質で決まるので、良いお客様を確保すると、ビジネスが非常に楽になってくる。反対に悪いお客様を相手にすると、ビジネス自体を駄目にしてしまう)
4.良い情報、必要な情報が集まってくる。(最初に良い情報が集まり、視界がよくなり、今まで見えなかったものが、見えてくる)
5.周囲の人達の見る目が異なってくる。(信頼が増し、最初からお客さまの期待値が高まる)
6.周囲の期待度が高まり、仕事の基準が高くなる。(組織の中で、これがリーダーの仕事かとなり、仕事の質が上がる)
7.組織のスタッフに自信がつき、誇りが高まる。
8.ブランド価値が上がる。(ビジネス活動は、ブランド価値を上げ続ける活動である)
9.利益が出やすくなってくる。(様々な相乗効果の結果)
10.努力と成果、行動と成果の比率が変わってくる。(同じ行動をしても、成果が上がりやすくなってくる)
お店を始める時、「どこを目指すか」を決めておくのは非常に重要です。
うどん店のような麺専門店を始める場合も、自分の終着点をどこに定めるかを、まず明確にします。
すると、何をしなければならないか見えてきます。
あとは必要な事を妥協せず、着実に、一貫性を持ってひたすらやり続けることです。
「自分の店はカレーうどんで世界一を目指す!」など、売り上げの数字を目指すのではなく、トップになることが重要です。
どんな分野で何をやるにしても、まずトップになることを目指しましょう。