物事を行うには、準備段階でほとんどが決まってしまう。
物事を行うには、準備段階でほとんどが決まってしまいます。
麺専門店の開店においてもまったく同様で、
例えば、開業初日に店の入り口に暖簾をかけた瞬間にその店が成功するかどうかは既に決まっています。
開店後にできることはほんの僅かです。
ある有名なラーメン店は、開店前の店内トレーニングに、2ヵ月間かけています。
他店から店長を呼び、他店の店長が指導します。
その間、パート・アルバイトさんには、通常通りの金額を払ってトレーニングをするので、
これは店側からすると大変な負担になります。
しかし、そこまでお金とエネルギーをかけるということは、開店の重要さを知っているということです。
いくら十分に開店準備をしていても、本番の開店になると、パート・アルバイトさんたちは
パニックになってしまうケースは珍しくありません。
ですから、あのマクドナルドでさえ、新店舗用に採用したパート・アルバイトには
開店日には絶対にお客様の応対をさせません。
開店日は、他店から応援に来た、慣れている人たちで応対するのです。
麺店を開業を目指すあなたは、〇月〇日OPEN! とチラシを撒き、初日にお客様を集めて
全てのお客様に100%喜んで帰っていただく自信がありますか。
料理提供の遅れや、粗相のない完璧な営業が果たしてできるでしょうか。
のれんをかけるということは、その自信があるということと同じです。
開店の仕方で、その後の繁盛が決まってしまうことが多いので、店のオープンの仕方には特に注意しなければいけません。