麺鮮醤油房 周平

麺鮮醤油房 周平

一番を目指すのではなく、気が付けば1番になっている
そんな風に自然に多くの人に認めてもらえるように…

結局、商売は人が全てだと思いますそんな中で、これまで色々な壁に直面しましたが、沢山の人々の力を借りながら、ここまでこれたんだと思います。


ニュージーランドでラーメンの面白さに開眼

ニュージーランドでラーメンの面白さに開眼

旅行が趣味で、ろくに英語もしゃべれない中ニュージーランドを旅行したんです。その時、日本人の経営するラーメン店でアルバイトをしたことが今思うと一番のきっかけだと思います。
それまでも飲食店の仕事はしていましたがアルコール専門で、お酒に関する知識は提供できても、お酒自体は自分が作ったものではない・・・。いわば他人のマワシで相撲をとっていたようなものです。
ところが、ラーメンは麺もスープも全部自分で作る。ニュージーランドなので材料も中々手にないらないので日本以上に手作りなんですね。だからこそ一切のごまかしがきかない。しかし、そこがやってみると実に面白くて、すっかりラーメンに魅了されて日本に帰ってきたわけです。

海外にいたせいか”失うものなど何もない”という精神で始めたんです。勢いと行動力ですかね。そんな中で大和さんに出会ったわけです。たまたま大和の営業さんとウマが合い、今度ラーメン学校を始めるというので、通い続けているうちに社長や社員の皆さんとまですっかり意気投合してしまったのが実態です(笑)。

僕はラーメン学校の一期生になるんですが、当時のラーメン学校はクーラーもないプレハブ小屋でして、社長と一緒になって夜中の3時頃までスープを作っていたこともありました。とにかく一緒になって、がむしゃらでしたね。
今思うと、技術ももちろんなんですが、一番は社長と一緒に話をしたり、考えたり、食事したりして、そこが財産だったと思いますね。

苦しい時代も長かった、最初はボロボロでした…
けれど、あきらめなかったからこその「今」がある

苦しい時代も長かった、最初はボロボロでした…けれど、あきらめなかったからこその「今」がある

今は店舗数もおかげさまで増えてきて、順調に頑張らせていただいていますが、最初はやはり大変でした。なにせ準備期間は一年もありません。勢いだけではじめましたから。(笑)
1号店の周平がオープンして、ボロボロだったときも、沢山相談に乗ってもらっていました。そういう人がいてくれたことは、僕にとって本当に救われました。

苦しい時代も長かった、最初はボロボロでした…けれど、あきらめなかったからこその「今」がある

「本当に困っている、お客さんが入らない」って2回くらいそうだんしたことがあります。もう潰れそうですって。
その時相談に乗ってくれた人のアドバイスが「いろいろ分析したのですが、結果、あなたの人間力なら大丈夫です」って。
最初は拍子抜けもしたんですが、結局そこなんだって思いますよ。経営者をいろいろ見てきての言葉だった。
当時は後押しになった言葉でしたが、自分を信じて頑張ってきて、改めて今考えるとその言葉の意味も分かります。

知恵と力を出し合えば、海外進出だってできる

知恵と力を出し合えば、海外進出だってできる

海外出店を決めたのは、実はパートナーとなる海外企業様からお声が掛かったことがきっかけでした。ラーメンを食べてくれて、「おいしい、やりたい」と言ってくれたんです。
素直にうれしかった。自分を信じて、頑張ってきて良かったと思った。お互いに、利益を優先した考えじゃなかったことも決め手になりました、「日本の醤油を絶対に入れる」とか、味にもこだわってくれて・・・
結局ここでも、人と人のやり取りでした。いかに想いだけを語るかです。僕も向こうの人の想いを聞いて、やろうと思ったんです。

とは言うものの、日本のラーメンは世界で人気上昇中ですが、海外進出はそう簡単なものではありませんでした。国によって小麦や水が違いますからね。僕の場合は大和さんにかなり助けてもらいましたね。

「この国で取れる小麦を使ってなるべく今のウチの麺に近づけるにはどうしたらいいの?」なんて相談すると、一生懸命に答えを出してくれるんです。
麺とスープのバランスが命のラーメンにとって、その土地の小麦や水を使って、いかに納得できる麺を提供できるかは、最大の課題です。
限りなく今の麺と同じ状態のメニューに近づけていくという作業は、知識的にも技術的にも僕たちだけではなかなかできないんですね。そこは本当に、助けていただきました。

想いに共感してくれた仲間と、
自信を持って出せる商品を出し続ける

想いに共感してくれた仲間と、自信を持って出せる商品を出し続ける

最初は自分を表現できるものだし、つくるのが楽しくてやっていました。
今は、それが僕だけではなくなり、僕の思いに共感してくれた仲間との思いを表す一つのツールのようになってきました。

「他で食べるくらいならうちで食べた方がいいよね」と社員ともいつも話しているのですが、どこよりも手作りでまじめにつくっているという自信はあります。おいしいかどうかは、好みも関係するのでまた別にして(美味しくないというお客さんも当然いると思いますし)だけど僕にも7才と4才の子どもがいて、来て食べてくれている姿を見たらうれしいし、自信を持って子どもにも食べさせられるラーメンだと思っているので。

日本一をめざそうというのはなくて、気が付いたら日本一になっているんじゃないかな、その方が自然だなって、つまりそうやって、多くの人に認めてもらえるような店にしたいと思っています。

悪いことはしない。自信を持って出せる。人に隠すような商売をしているつもりはないので、食材も堂々と言えるし、後ろめたいことはしていません。そこは社員とも共有しています。そして、今後も店をそういう舞台にしたいと思っています。

会社名 アザース株式会社

【屋号】麺鮮醤油房 周平 / 麺鮮醤油房 周月 / つけめん 真中

所在地 麺鮮醤油房 周平(本店)【Goolge Map
〒790-0001 愛媛県松山市一番町2丁目4-11
愛媛県(3店舗)・香川県(1店舗)・広島県(1店舗)・大阪府(1店舗)・鳥取県(1店舗)
・山口県(1店舗)・香港(海外2店舗)
麺種 ラーメン(極太ちぢれ麺・魚介系 / 化学調味料を使わないラーメン)
2005年に1号店「麺鮮醤油房 周平」をオープン、2012年には香港に「麺鮮醤油房 周月」香港Central店をオ ープンさせ、海外進出を果たしました。
今では、国内に8店舗、海外(香港)に2店舗の合計10店舗を運営するラーメン店です。どの店舗にもガラス張りの「魅せる」形でリッチメンを設置し、エンターテイメント性にもあふれた店舗展開をされています。

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