「情熱」を持った仕事への取り組み

Passion(情熱 英語版)

 

昨日はラーメン学校の間に、フィリッピンから、当社の翻訳をして戴いている会社の人たちが、はるばる来社してくれました。

この会社との御縁のきっかけは、フェイス・ブックでした。

私のフェイス・ブックに友達申請があり、熱心に私のフェイス・ブックとメルマガを読み、その翻訳をしないかという提案があったのです。

その提案を受けて、私の拙いフェイス・ブックをいきなり英語に訳して海外に発信しても効果がないだろうと思い、最近出版した書籍の翻訳を依頼したのです。

その間、何度もやり取りがあり、最初に5月8日に当社に来て戴き、取り決めをして、今回、最初の翻訳が完成しました。

経営ノウハウ講義で使っている本で、今までは海外からの受講生には、まだ間に合っていなかったのですが、今回、素晴らしい内容で出来上がりました。

この方々は、もともとこのような仕事をするのが目的でフィリッピンに渡ったのではなく、最初は向こうの大学で日本語を教えていたのですが、せっかく日本語 を教えていても、卒業した学生の仕事が無かったので、仕事を確保するために、日本との間での翻訳の仕事を始めたのだそうです。

従って、翻訳のもともとの目的が人助けであったのです。

徐々に日本からの依頼も増え、事業として成立するようになってきたそうです。

そして、今回、最初の仕事として、私の著書「情熱」を翻訳して戴いたのですが、その内容が素晴らしかったとのことで、その会社の従業員教育の教科書にしたいとの申し出がありました。

私にとっても有難い話で、私の著書を会社の勉強会の教材に使って戴けるのは、嬉しい限りです。

この本の翻訳だけではなく、最初に出版し、既に英訳している最初の教科書もついでに、翻訳を確認して、誤字脱字をたくさん指摘して戴きました。

本来であれば、日本で暮らしているかもしれない、日本人の男性たちがフィリッピンのダバオで住み、情熱を持って仕事に取り組んでいるだけではなく、フィリッピンの多くの若者たちの役に立っている姿にたいへん感銘を受けました。

請け負った仕事だけをこなすのではなく、関連性を確認するために、私の既に翻訳している本まで見直し、周辺にも気を配り、意味が完全に理解出来てから翻訳に取り組んでいるのです。

私自身、さまざまな翻訳本を読んでも、日本語としての意味が通じない部分を、ときどき見かけます。

ところが、この人たちは仕事への取り組みがまったく違うのです。

当社から請け負った仕事は、彼らの会社の仕事量全体からみると、そんなに大した仕事量ではないのですが、それでも絶対に手を抜いていないのです。

手を抜かないだけではなく、細部に非常にこだわっていて、翻訳しただけではなく、書籍の形に完成させて10冊分を収めてくれました。

当社の取引している取引業者の中でも、たいへん情熱のある人たちです。

この他にも当社の取引業者の中には、仕事にたいへん情熱を持って、こちらの期待以上の仕事とか、提案をしてくれる人たちがいます。

すると、新しく取引を始めても、古くから取引している人たちの仕事まで、自然にそちらに向くようになります。

最近、私はフェイス・ブック、メルマガで、サービス・マネッジメントを取り上げていますが、素晴らしいサービスをこちらが気付いていない部分にまで、専門家としての能力をフルに発揮して、こちらの問題点を指摘してくれるようなかたがたが現われ始めています。

そして、当社は徐々にそのような情熱を持っている業者の方がたとの取引量が拡大しているのは自然なことなのです。

過去、会社(お客さま)に何かを売り込むには、営業員の営業テクニックが重要であるかのように言われてきました。

しかし、今回のようなカスタマーの価値方程式の「結果」のクオリテイをこちらの想像以上のレベルに、完成度を上げると、その業者のとりこになってしまいます。

再度、万能は方程式である、カスタマーの価値方程式を挙げると、次のようになります。

カスタマーにとっての価値方程式は、

価値=(「結果」のクオリテイ+結果を得るための「プロセス」のクオリテイ)÷(「売価」+「手に入れるのに必要なコスト」)

やはり、一番重要なのは、価値方程式の分子である、「価値」を最大化する方法で昨日、フィリッピンから来られた翻訳業者は最高の価値を提供してくれたのです。

昨日で本社のラーメン学校も終えましたが、われわれは常にカスタマーに提供する価値を最大化することを片時も休まずに考え続けることが重要なのです。

その意味でも、本書「カスタマー・ロイヤルテイの経営」、原書「The Service Profit Chain」は奥深く、素晴らしい本だと思います。

日本で売れていないのが、不思議なような感じがします。

同時に、深くこの書籍を研究している方が少ないのではと思います。

サービス・マネッジメントを深く理解し、サービス・レベルの非常に高い、カスタマー・インテイマシー企業を目指しているのですが、まだまだ先は長く、時間はかかりそうです。

しかし、どんなに難しくも、必ず、やり遂げたいと思います。

まだまだ未熟ですが、早くこの本の内容を自由自在に使いこなせるようになりたいと思います。

画像は、フィリッピンの翻訳業者が持参してくれた私の書籍「情熱」の翻訳本です。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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