うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(まとめ)」「成功の状況、差別化」

群馬でラーメン店を経営している高橋様と

まずは、お知らせです。

来週9月14日(月)から16日(水)の3日間、本社にて、創業40周年記念イベントを開催し、私のセミナーは14日「変化し続けてきた業界の最新情報」、15日「麺業界の5年後を読み解く。女性にウケる店舗とは?」、16日「人材育成・多店舗展開・海外進出するためには」の3本です。

そして、16日には、人気TV番組「カンブリア宮殿」ディレクター江藤様によるセミナー、「カンブリア宮殿10年で出会った経営者たち」と、麺学校卒業生の同窓会が開催されます。

本日のテーマは「価値感ギャップ」です。

今朝から、朝の便で東京へ向かいましたが、本日の便は台風の影響で途中は少し揺れが激しかったのですが、今回のレジメは、私には初めてのかなり時間がかかり、羽田行きの便の中でもずっと書き続けていました。

本日も朝は3時起きで、朝の時間もレジメを作成し、その後、レジメの時間が厳しいにも関わらず、6000歩を歩いてから、出発したのです。

毎日1万歩を歩くように決めると、歩かないと気が済まないようになり、筋トレをするのを決めると、続けないと気が済まないようになるのです。

昔の運動を一切していなかったころの自分と比べると、おかしいくらいで、運動と筋トレが大好きになったのです。

以前はどちらかと言えば苦手であった運動とか、筋トレがこんなに病み付きになるのは、不思議な感じがしますが、多分、どんなに苦手なことでも、打ち込めば好きになり、得意になるのかも知れません。

特に、単なる病気でない程度の健康状態ではなく、エネルギー溢れる体力を手に入れようとすると、それなりの犠牲は払わなければいけないのです。

多分、こんなに熱心に運動に取り組まないでも、病気でない程度の健康体は、維持できると思いますが、エネルギー溢れる体力を維持することは出来ないのです。

現在に生きるほとんどの人は、「病気でないこと=健康」と思っていますが、その程度の健康体ではなく、常にエネルギーが満ち溢れていること、活力に溢れていることが大切なのです。

本日は、東京支店で私の初めてのセミナーが2つあり、台風と大雨の中、多くのお客さまにご参加戴き、たくさんの質問を戴きました。

因みに最初のセミナーの「価値感ギャップ、消費者が求めているものは何か?!」の骨子は次の通りです。

1.生産年齢人口の減少に伴う、働き盛りの人口の大幅な減少

2.サラリーマンの小遣いの半減(サラリーマンから、女性とシニアへ) 
3.世帯構成の変化で、1人世帯の大幅な増加

4.世界的に草食男子化、肉食女子化で、女性パワー増大

5.機能的ベネフィットから、感情的ベネフィットへ

6.インターネットの発達による、パラダイムの変換

7.原材料比率の上昇、高い価値の要求

8.客席数が重要な課題になっている

9.郊外型の店舗の場合、駐車場の必要性は以前より高くなっている

10.飲酒規制の影響により地方では、飲食店におけるアルコール摂取が減少し、全体でも、健康志向の高まりで、アルコール摂取が減少している。 
以上が、セミナーの大筋の内容ですが、こうしてみると、過去10年間で、世の中は大きく変貌を遂げていることが分かります。

鳥取の遠方から参加して戴いたり、或いは、群馬からの常連のお客さまは、当社とお付き合い戴くようになり、売上が180%ほど伸びていると、喜んで戴きました。

製麺機の導入だけでなく、このようなセミナーとか、麺学校を通じて、お付き合いの始まるお客さまも非常に増えているのです。

本年2月21日から始まった、173日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びを終え、最終のまとめに取り組んでいきます。

成功の状況

起業家的柔道がとくに成功する状況が以下のように、3つあるのです。

第1は、すでに地位を確立しているトップ企業が、予期せぬ成功や失敗を取り上げず、見すごしたり、無視したりするときであり、ソニーが利用した状況が、まさにこれで、この戦略も既に広く知れ渡っているので、最近のアメリカの大手企業は、ほとんど上手に、この戦略によって2番手以降のメーカーに市場を奪われないようにし、GE等は、自社内の技術だけではなく、日本の中小企業の新しい技術にも非常に注目し、常に新しい技術を探し求め、有効な技術とは提携し、社内に取り入れ、最近では大手企業は、新しい技術の出現には、非常に注意を凝らしているので、中小企業は、更に精緻な戦略が必要になっているのです。

第2は、ゼロックスがもたらした状況であり、新しい技術が出現し急成長すると、新しい技術(あるいは新しいサービス)を市場に導人した者は、古典的な独占体として行動し、地位を利用し、市場のいいとこ取りをし、創業者利益を手にし、彼らは、すでに十分立証されていること、すなわち独占的な地位はもちろんのこと、トップの地位でさえ、(ジョセフ・シュンペーターいうところの)博愛的独占体として行動しなければ、維持できないということを知らなかったり、あるいは知ろうとしないのです。

これに対し、いわゆる博愛的独占体は、競争相手が価格を下げる前に、自らの製品の価格を下げ、競争相手ではなく自らの手によって、新製品を導入し、自らの製品を陳腐化し、この戦略の正しさを証明する例はいくつもあり、デュポンは、長年にわたり、そのように行動しており、AT&Tも、1970年代のインフレで問題を抱えるようになるまでは、そのように行動し、もしトップ企業が、その地位を利用して大きな利益をあげようとするならば、自ら進んで、起業家的柔道を使う者に倒されようとするに等しく、同じように、急成長を遂げつつある新しい市場で、トップ企業が製品やサービスの最適化ではなく最大化を目指すとき、起業家的柔道の犠牲になりやすくなるのです。

2番手以降の起業家的柔道戦略に上手く対応したのが、ステイーブ・ジョブズ復帰後に、アップルが取った戦略であり、ipod、ipad、iphoneを市場に導入した時は、いずれも非常に高価格で導入するのですが、市場に浸透していくにつれて、矢継ぎ早に価格を下げ、追随者に隙を与えないように市場を押さえ、創業者利益を狙おうとして、起業家的柔道戦略に打ち負かされるのは、最近では大手企業ではなく、比較的規模の小さい企業がイノベーションで成功した後、大手企業に起業家的柔道戦略で攻撃されることを注意しておかねばならないのです。

第3は、市場や産業が急速に構造変化するときで、ファミリェンバンクが登場したときの状況で、ドイツが1950年代から60年代へと経済発展をするにつれ、一般の消費者たちは、それまでの預貯金やローンを超えた、新しい金融サービスの顧客となったのですが、ドイツの銀行は、昔ながらの市場に固執したままで、起業家的柔道は、つねに市場志向であり市場追随であのですが、スタートは技術からであってよいのです。

盛田昭夫は、第2次大戦後の荒廃から十分立ち直っていない日本から、トランジスタのライセンスを得るために、アメリカに飛び、彼は、真空管の重さと壊れやすさのために当時の技術がニーズに応えきれていない市場、つまりポータブルラジオの市場に目をつけ、あまり金はないが音質にやかましくない若者の市場、しかもそれまでの技術では対応できない市場に目をつけたのです。

同じように、アメリカの長距離通話割引業者は、AT&Tから直接割引を受けるほどの通話量はないが、毎月かなりの長距離通話料を払っている企業を顧客とし、それらの中規模ユーザー市場で相当のシェアを得たあと、大ロユーザーと小ロユーザーを顧客にしていったのです。

時代の変化、市場の変化を見落しているのも、大手企業とか中堅企業よりも、生業店とか、生業の規模の小さい企業の方が見落として、淘汰される事例を良く見かけ、現在の日本の外食産業と麺専門店ビジネスの市場に起きている大きな変化も、生業店の人たちのほとんどは理解出来ていないので、新規開業したうどん蕎麦、ラーメン店の40%以上は1年以内に閉店しているのです。

◆差別化

起業家的柔道の戦略を使うには、業界とメーカー、取引先、商慣習、とくに間違った商慣習、彼らの経営政策の分析からスタートし、しかる後に、市場を調べ、この戦略に対する抵抗が最も小さく、最も成功しそうな分野を探すのですが、もちろん起業家的柔道にも、真のイノベーションが必要であり、同じ製品やサービスを安い価格で提供するだけでは十分でなく、既存のものとの差別化が必要であるのです。

ROLMは、AT&Tと競争して企業用電話交換機を開発していたとき、いくつかの機能を加え、それは、発明でもハイテクでもなかったのですが、ROLMは、AT&Tと違い、マーケティングに力を入れたのです。

同じように、シティバンクはファミリエンバンクを設立したとき、トラベラーズチェックや税務相談など、ドイツの銀行とは違う新しいサービスを加え、新規参人者は、すでに地位を確立しているリーダー企業と同じものを、安い価格や優れたサービスで提供するだけでは十分でなく、差別化が必要であり、総力戦や創造的模倣と同じように、起業家的柔道もトップの地位を目指し、やがては支配を狙うのですが、起業家的柔道は、それまでのトップ企業と正面切って競争することはなく、少なくとも、トップ企業が挑戦を気にしたり、脅威とみなしたりする分野では競争せず、起業家的柔道もまた、「弱みを攻撃する」のです。

現在では、既に大企業の方がドラッカー・マネッジメント等も深く理解し、過去と同じような轍を踏まないようにしているので、われわれ中小企業は余計にシッカリ学ばないと、大企業に伍して、生きて行くことが出来ず、ビジネスはますます、複雑な、変化の早い時代になり、われわれは更に学び続けることが重要になっているので、今回の起業家的柔道戦略でも、裏の裏をかくような、更に複雑な戦略が必要な時代になっているのと合せて、イノベーションの基本的な7つの機会の理解と活用は、重要になってきます。

画像は、本日イベントに参加した群馬で行列のラーメン店を経営している高橋さまです。

毎回、熱心に参加され、参加の毎に嬉しい報告をしてくれます。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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