うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「起業家社会、われわれが必要とする社会、恵みは苦しみとなる、イノベーションと起業家精神を当然とする社会」

ラーメン学校の作品事例の豚骨ラーメン

本日のテーマは「例え、苦手な分野でも」です。

昨日で、本社での今年最後のラーメン学校は終了しましたが、今回は4年前のラーメン学校を卒業して、ラーメン店を営業中の生徒さんで、2回目の参加をした生徒さんがいたのです。

4年前の初回も熱心に参加した生徒さんで、記憶に残っていた生徒さんですが、今回も熱心に参加しているのですが、最後の盛り付けの部分は、4年間営業していても、難しいようです。

そして、4年前のラーメン学校と今回のラーメン学校のあらゆる部分の変化が非常に大きかったことに驚いていました。

経営講義もそのころは1日だったのですが、現在は2日間で、内容も相当変わり、実技にしても、以前とは比べものにならないくらい、範囲が広く、深くなっているとのことでした。

われわれ講師陣は、毎月やっているので、そんなに大きな変化を感じないのですが、参加する生徒さんにとっては、衝撃的な変化であったようです。

そして、盛り付けのレベルの変化についても、驚いていたのですが、私の盛り付けのレベルが以前より上がったのは、ここ1~2年のことであり、以前の麺学校では盛り付けのレベルについては、そんなに注意を払っていなかったのですが、最近は女性客をターゲットにする店が増え、盛り付けのきれいさは繁盛するためには、重要事項になったのです。

従って、当社の麺学校でも盛り付けのきれいさに、非常に注目し、こだわるようになってから、私を初め、講師陣の盛り付けのレベルが上がってきたのです。

同じように、スープの味についても同様で、以前と比べると、スープの味合わせのレベルも比較にならない精緻な状態であるのは、スープの味にたいへん興味を持ち、いろんな飲食店に行き、味の研究を深めていて、それを麺学校で試してみるので、味についても加速学習が出来ているのです。

だから、微妙な味の差について、納得するまで微調整をして、徹底的に生徒さんの味を修正しているのです。

何でも、早くマスターするコツは、とにかく、自分で試してみることなのです。

最初に試してみると、手本のようになかなか上手くいかないのですが、何度も繰り返すことにより、徐々に上手になってくるのです。

だから、誰しも人より優れている部分があるとすると、それは先に何度も失敗をしているためだけなのです。

ものごとに秀でている人はすべて同じで、その分野において、人より沢山失敗をしているだけなのです。

人より沢山失敗しても、やり続けるためには、情熱のある分野でないと長続きしないので、情熱のある分野に絞ることは欠かせないのです。

生徒さん一人ひとりを見ていると、味にこだわり、味にたいへん情熱を持っている人、盛り付けのきれいさに情熱を持っている人、サービスレベルに情熱を持っている人、店舗作りに情熱を持っている人等、それぞれの価値感の違いによって、持っている情熱の個所が違うのです。

だから、価値観の明確さがビジネスにおいては一番であり、それが情熱の基礎になっているのです。

私自身のことを振り返ると、最初は、商品力を高めることに一番の情熱を持っていたのですが、最近は商品力だけでなく、サービスレベルを高めることにも、非常に情熱を持って取り組んでいるのです。

これは、世の中の大きな変化にも関係し、世の中が製造業中心から、サービス業中心の社会になり、サービスビジネスがビジネスの中心を占めるようになってきたので、ビジネスで永く成功するには、サービスを外して考えることが出来ない時代になってきたのです。

私は元々、そのような分野の人間ではなかったのですが、麺学校の経営講義でサービスを教えるようになり、サービスの大切さを理解し、サービスレベルのアップのためのさまざまな手法を、興味を持って研究するようになったのです。

従って、永い繁栄を目指すのであれば、例え苦手なことであっても、必要なこと、やらなければいけないことは、やらざるを得ないのです。

だから、ビジョナリー・カンパニー②のハリネズミの原理であるように、情熱の持てる分野とは、やらざるを得ないために打ち込んだ結果、情熱を持てるようになることもあるのです。

例え、苦手な分野でも打ち込むことにより、情熱を持てるようになるのです。

本年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

終章 起業家社会

Ⅰわれわれが必要とする社会

「それぞれの世代がそれぞれの革命を必要とする」とは、トーマス・ジェファーソン晩年の言葉であり、同時代のドイツの偉大な詩人ゲーテも、「存在の理由はなくなり、恵みは苦しみとなる」と、晩年同じ気持ちを謳い、啓蒙思想と、フランス革命がもたらしたものに対する幻滅を表し、彼らの言葉は、200年後の今日、真に困窮した者、障害ある者のためにプロイセンで生まれ、世界に広がり、すべての者の権利となり、今や、生産的活動に携わる者すべての負担となっている福祉国家について言えるのです。

イノベーションと革命の違いは何かについて、ウイキペデイアによれば、革命(かくめい、英語: Revolution、レボリューション)とは、権力体制や組織構造の抜本的な社会変革あるいは技術革新などが、比較的に短期間に行われることで、対義語は保守、改良、反革命などで、「レボリューション」の語源は「回転する」の意味を持つラテン語の「revolutio」で、ニコラウス・コペルニクスの科学革命で使用され、後に政治的変革に使用されるようになり、また漢語の「革命」の語源は、天命が改まるとの意味で、王朝交代に使用され、革命は人類の歴史上、さまざまな方法や期間、動機となった思想によって発生し、その分野には文化、経済、技術、社会体制、政治体制などがあり、技術革新では農業革命や産業革命、社会変革ではフランス革命やロシア革命などで、革命という言葉は様々な分野・概念に派生しており、何が革命で何が革命でないかの定義は、学者の間で議論が続いているのです。

一般に革命という概念は、正当性を備えている既存の政治秩序を変更させる政治的活動と関連しており、歴史的には1688年の名誉革命や1789年のフランス革命などの市民革命を挙げることができ、近代以後の政治理論においては革命の概念は、古い政治秩序の破壊と新しい政治秩序の構築をもたらす動態的かつ抜本的な変革を意味しているのです。

以上のように、今回のドラッカーが使用している革命は、政治的な革命であり、産業革命等の技術革新はイノベーションに関連した革命であり、新しいイノベーションを起こしても、いつしか既成の事実になり、次の新しいイノベーションを必要とし、いったん起きたイノベーションの中で生きている人たちの思考と行動により、イノベーションの結果はどのようにでも、変化し、未開の地で暮らす人たちは、イノベーションを必要としなかった人たちで、従って、いったんイノベーションを起こしても、そのイノベーションはいつしか、既成の事実になり、新しいイノベーションを必要とするのです。

◆恵みは苦しみとなる

組織、制度、政策もまた、製品やサービスと同じように、使命を失ったあと、目的を達したあとも生き延び、目的を達せられなくとも、生き延び、一度できあがったメカニズムは生きつづけるのですが、そのメカニズムの設計にあたって前提とされたものは、先進国の医療制度や年金制度のように、無効になっている100年前の人口構造であり、まさに、「存在の理由はなくなり、恵みは苦しみとなる」のであり、日本の年金制度も人口減に基づいて設計されていなかったので、現在、大きな矛盾をはらんでいるのです。

しかも、ジェファーソンの時代以降明らかなように、革命は解決策にはならず、革命を構想し、方向づけし、コントロールすることはできないだけでなく、それは間違った人間に権力を与え、さらに悪いことには、当然のことのように、結果が約束の逆となり、1826年にジェファーソンが亡くなって数年後、政府と政治の偉大な解剖家アレクシス・ド・トクヴィルは、革命は、体制の牢獄をなくさず、拡大するのみであると指摘し、事実、フランス革命の後に残ったものは、革命前の足かせだった制御不能な官僚システムへの従属であり、政治的、知的、芸術的、経済的活動のパリ集中で、ロシア革命がもたらしたものも、土地耕作者に対する農奴制、全能の秘密警察、腐敗しかつ硬直化した強圧的官僚システムで、まさに自由主義者や革命家が激しく攻撃したツァーの体制そのもので、同じことは、毛沢東の死の舞踏ともいうべき文化大革命にも起こったのです。

われわれはすでに、革命が幻想だったこと、19世紀最大の幻想、いつわりの神話だったことを知っていて、希望でも黎明でもなかったことを知っていて、
革命は成熟による腐敗から起こり、破綻から起こり、自己革新の失敗から起き、しかもわれわれは、理論、価値など、人の心と手によるあらゆるものが、歳をとり、硬直化し、陳腐化し、苦しみに変わることを知っているのです。

◆イノベーションと起業家精神を当然とする社会

かくして、経済と同様に社会においても、あるいはビジネスと同様に、社会的サービスにおいても、イノベーションと起業家精神が必要となり、イノベーションと起業家精神が、社会、経済、産業、社会的サービス、企業に柔軟性と自己革新をもたらしてくれるのは、まさにそれが、一挙にではなく、この製品、この政策、あちらの社会的サービスというように、段階的に行われ、青写真ではなく、機会やニーズに焦点をあてるからであり、暫定的であって、期待したような成果、必要な成果をもたらさなければ消え去るからであり、言い換えるならば、教条的ではなく現実的であり、壮大ではなく着実だからであるのです。

イノベーションと起業家精神は、ジェファーソンが、それぞれの世代の革命によって実現することを望んだものを実現し、しかも流血、内戦、強制収容所、経済的な破局なしに、一定の目的と方向性とコントロールのもとに実現するので、われわれが必要としているものは、イノベーションと起業家精神が、当たり前のものとして存在し、つねに継続していく起業家社会であり、ちょうどマネジメントが、現代のあらゆる組織において特有の機関となり、われわれの組織社会を統合する機関となったように、イノベーションと起業家精神も、われわれの組織、経済、社会における生命活動とならなければならないのです。

そのためには、あらゆる組織のマネジメントが、イノベーションと起業家精神をもって、正常にして継続的な日々の活動、日常の活動としなければならず、まさに、マネジメントに課されたこのような課題を遂行するうえで、必要な原理と方法を提示することが、本書の目的であり、革命のように流血で社会の秩序を大きく変革するのではなく、社会、経済、産業、社会的サービス、企業において、柔軟性と自己革新をもたらしてくれ、一挙にではなく、この製品、この政策、あちらの社会的サービスというように、段階的に行われるのがイノベーションで、イノベーションは、機会やニーズに焦点をあて、暫定的であり、期待したような成果、必要な成果をもたらさなければ消え去り、現実的であり、着実に行なわれるのです。

画像は、昨日のラーメン学校の作品事例で、シンガポールから参加した生徒さんのトンコツラーメンです。

シイタケの肉詰めを作っていたので、そのまま使いました。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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