うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「今時代の空気、行って、見て、聞く」

昨日のドリームスタジオ高崎のセミナーの様子です。私の誕生日は来月なので、少し早いのですが、セミナー後、スタッフたちが私の誕生日をお祝いしてくれました。

本日のテーマは「人手不足に陥らない方法」です。

今朝も早朝に起き、高崎市内を散歩していると、約6年前にドリームスタジオ高崎を開業する前に、立地を探し回ったことを思い出します。

当社のほとんどの拠点は、私が自分自身で探し回って、最終的に決定した物件ばかりで、特に高崎の物件はなかなか思ったような物件が見つからず、暑い夏に何度も来て、探し回ったことを思いだします。

当社のドリームスタジオの物件を決める場合の要件は、公共機関の駅の近くで、駐車場がシッカリあり、アクセスの良い場所で、建物のイメージも悪くない、分かり易く、家賃も高すぎない、ショールーム機能の可能な場所です。

駅からも歩いて近い場所で、分かり易い場所となると、最初はなかなか見つからず、名古屋と高崎は相当時間がかかりました。

これは、麺ビジネスの物件探しも同じで、多分、最適な場所が見つかった頃には、物件紹介コンサルタントになれるくらいのレベルになっているはずです。

不動産屋から上がってくる物件を見て歩くくらいでは、良い物件を見つけ出す眼力は出来ず、どのような物件が麺ビジネスに最適であるか、物件を見つけるプロになれるくらいに、物件を見つけ出す眼力、ノウハウが出来ていないと、良い物件に巡り合うことは難しいのです。

だから、物件探しのプロになっていれば、店舗展開を行なう場合に非常に便利で、私もこれから国内、海外においてドリームスタジオを拡充していく場合のノウハウは出来ているのです。

昨日は、ドリームスタジオ高崎の午後1時と4時からの私のセミナーで、最新の麺ビジネスの情報を共有し、特に人手不足については、多くの参加者の興味を引いたのですが、最近分かったことは、人手不足を起こしている会社、店舗、人手不足をぜんぜん起こしていない会社、店舗があることです。

先週の新潟でのパワーアップ・イベントで、ラーメン学校の卒業生で新潟でラーメン店を経営して頑張っている若い人がいるのですが、その生徒さんの店は大きいラーメン店ではないのですが、普段の仕事はパートさんがすべて行ない、店主である生徒さんは、その気になれば、いつでも店舗を抜けることが出来る状態になっているのです。

そして、彼が言っていたのは、当店には良いパートさんが勤めてくれていて、その人たちの紹介で新しいパートさんが次つぎと入店してくるので、人手には
ぜんぜん困っていないというのです。

要するに現在、その店舗で働いているパートさんたちが満足して働いているので、満足して働いているパートさんたちが仲の良い、入れても良いと思われる友人を紹介してくれるので、人手には一切困らないのです。

業績も好調で、働いているスタッフたちに感謝しながら、ビジネスを行なっている若い店主で、新潟で当社がイベントを開催する度に毎回熱心に参加して、私のセミナーの内容をビジネスに役立てている生徒さんです。

多分、この生徒さんはスタッフたちを決して甘やかすのではなく、真剣に育て上げ、強力な戦力にし、スタッフたちを素晴らしいビジネスパートナーにしていて、働いているスタッフたちも仕事に満足しているので、自分の大切な友人を同じ職場に紹介しているのです。

このような人手不足の時代においても、人手の不充足感を感じない会社とか店舗とそうでない会社、店舗の差は、今働いてくれているスタッフを本当に満足させているかどうかの違いではないかと思います。

単に給料だけの問題ではなく、マズローの欲求5段階説の上位の欲求をいかに満足させることが出来るかどうかが問われているのです。

因みに昨日の究極の人手対策のセミナーで、私が話した次は、従業員が仕事において重視していることで、働く人と、雇う側のニーズのずれが起きているのです。

企業で働く従業員が大切にしていることで、自分たちの仕事においてどの要因を最も重視しているかにつき、従業員が考えるであろう重要度に従って、さまざまな要素をランク付けしたもので、以下がそのランキングです。
①自分を尊重してくれる人々と働くこと(マズローの第4階層の尊厳欲求)
②興味の持てる仕事(マズローの第5階層の自己実現欲求)
③良い仕事に対する評価(マズローの第4階層の尊厳欲求)
④スキルを磨く機会(マズローの第5階層の自己実現欲求)
⑤業務の改善案を提示した時に聞いてくれる人のために働くこと(マズローの第4階層の尊厳欲求)
⑥指示通りに行うだけではなく、自分自身で考える機会があること(マズローの第5階層の自己実現欲求)
⑦自分の仕事の最終結果を見届けられること(マズローの第5階層の自己実現欲求)
⑧有能な経営者・管理職のために働くこと(マズローの第5階層の自己実現欲求)
⑨仕事が容易すぎないこと(マズローの第5階層の自己実現欲求)
⑩状況をよく知らせてもらっていると感じること(マズローの第4階層の尊厳欲求)
⑪仕事の安定(マズローの第2階層の安全欲求)
⑫高い給与(マズローの第1階層の生理的欲求)
⑬良い手当・福利厚生(マズローの第2階層の安全欲求)

以上のように、最近の仕事を求めている人たちの優先順序はマズローの欲求5段階説の中では、上位の尊厳欲求と自己実現欲求が中心であることが分かり、これらの欲求を満たすことが大切なのです。

当社もお蔭で、最近の極端な人手不足の中にあっても、それほど人手の不充足感は感じておらず、必要なところに次つぎと素晴らしい人が入社し、活躍をしてくれているのですが、本日も継続、価値観を社内で定着させるためにも、明確にし続けたいと思います。

1. 顧客にフオーカスし、自ら奮闘者になり、苦しい奮闘を長期にわたって続ける(顧客とのコミュニケーション)
2. 自己批判(内省、フィードバック、自己とのコミュニケーション)
3. オープンな姿勢と進取の精神(アライアンス、イノベーション)
4. 効率の追求(利益、コスト)

丁度1年前の昨年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

「今時代の空気」

人口の年齢構成に関して、とくに重要な意味をもち、かつ確実に予測できる変化は、最も急速に成長する最大の年齢集団の変化、すなわち人口の重心の移動であり、1950年代末のアイゼンハワー政権の末期、アメリカの人口の重心は史上最も年齢が高い水準に達し、そのわずか数年後、人口の重心は大きく下方へ動き、ベビーブームの結果、人口の重心は急激に下がり、1965年には、17歳から18歳というアメリカの独立以来最低の水準まで下がったのですが、人口の年齢構成を重視し、その数字を真剣に見ていたならば、アメリカ社会の空気や価値観が劇的に変化するであろうことは容易に予測できたのです。

1960年代の「若者の反乱」も、昔から若者の典型的な行動形態とされていたものに脚光があてられた結果、浮かび上がったものにすぎなく、それ以前の、人口の重心が20代終わりから30代初めという超保守的な年代にあった頃には、若者の行動は「いつの時代も若者は若者だ」との言葉で片づけられていたのですが、1960年代は、その若者たちの行動が、人口の重心が移動したために時代の空気となったにすぎなく、しかも、ようやく「価値観の変化」や「アメリカの若者化」について論じられはじめた頃には、人口の重心の振り子は、すでに激しく反対方向へ戻っていたのです。

1969年には、少子化の最初の影響が、数字だけでなく、実態に出はじめ、16、7歳のティーン・エージャーが人口の重心の一部を構成する最後の年が、1974年ないし75年となり、その後、人口の重心は上昇を続け、1980年代の初めには、再び20代の後半に戻り、人口の重心の移動に伴い、時代の空気が変化し、もちろん10代は相変わらず10代のように行動するのですが、その行動は、もはや社会の空気や価値観とは関係のない、単なる10代の行動として受けとめられ、こうして1970年代の半ばには、やがて大学のキャンパスが「運動」や「反体制」とは無縁となり、学生が再び成績や就職先に気をとられること、さらには、あの1968年卒の運動家たちでさえ、その圧倒的多数が、キャリア、昇進、節税、ストック・オプションを考える、上昇志向の知識労働者になるであろうことは、ほぼ確実に予測できることとなっていて、事実、そのように予測した者もいたのです。

日本の場合は、最大の年齢集団(人口の重心)は団塊の世代であり、60歳の半ばから後半にかけての世代であり、私もその世代のちょうど中心で、日本の平均年齢は現在46歳で、この年齢は年々増加していき、10年後には48.3歳、20年後には49.9歳に達し、その後もずっと高齢化を辿っていく予定で、平均年齢が若く、若々しい国と比較すると、日本は高齢者の国になっているので、中心世代のわれわれこそが、年齢など一切気にしないで、常に若々しい気持ちで、日々送ることが大切で、われわれから世間の空気を変えていかねばならないのです。

「◆行って、見て、聞く」

教育水準による人口区分も重要な意味をもち、百科事典の販売、専門職再訓練コース、休暇旅行のマーケティングなど、事業によってはとくに大きな意味を持ち、人口構造の変化については、就業者と失業者の別もあれば、職業別の区分もあり、所得階層とくに可処分所得による区分もあり、たとえば共働き夫婦の貯蓄性向は、どのようなものになるのか、それらの問いに対しては、ほとんどについて一応の答えを出すことができ、市場調査の検討項目に入っているものばかりであるのです。

必要なことは問いを発することで、統計を読むだけでは十分でなく、統計は出発点にすぎなく、メルビルは統計から出発し、テイーン・エイジャーの爆発的な増加が、ファッション製品の小売りにとって、いかなる機会を意味するかを自問し、シアーズ・ローバックは統計から出発し、潜在的市場としてのラテン・アメリカに目を向け、しかる後に、両社のマネジメント、あるいはニューヨークのペイス大学やサンフランシスコのゴールデン・ゲート大学のような大都市の大学のマネジメントは、現場に行って見て、聞いたのです。

シアーズ・ローバックのラテン・アメリカ進出は、そのようにして決定され、1950年代の初め、会長のロバート・E・ウッドは、メキシコシティやサンパウロが1975年までにアメリカのどの都市よりも大きくなるという記事を読み、興味を引かれた彼は、自らラテン・アメリカに行き、メキシコシティ、グワダラハラ、ボゴタ、リマ、サンチアゴ、リオデジャネイロ、サンパウロなどの各都市で1週間を過ごし、街を歩き、店を覗き、そして強い印象を受け、街の交通まで調べ、いかなる層を客とし、いかなる場所に立地し、いかなる店をつくり、いかなる商品を用意すべきかを知ったのです。

同じように、地中海クラブの創設者たちは、パッケージツアーの団体客を観察し、話しかけ、耳を傾けてから、最初のリゾート施設を作り、メルビルを並のさえない靴屋のチェーンから、アメリカで最も成長性の高い人気ファッション・チェーンに変えた2人の若者は、何か月もの間ショッピング・センクーに行き、見て、聞き、買物客たちにとっての価値を探り、若者たちの買い物の仕方や、男女別の店と、男女共通の店のどちらを好むかなど、店の好みを調べ、そして若者たちに、実際に買った品物のどこに価値を認めたのかを聞き、現場に行き、見て、聞く者にとって、人口構造の変化は生産性と信頼性のきわめて高いイノベーションの機会となるのです。

以上のように、現地へ行くことは欠かせず、私は国内、海外、世界中の出張を繰り返していますが、私だけではなく、常にスタッフたちも世界中に送り出しているのです。

画像は、昨日のドリームスタジオ高崎のセミナーの様子と、セミナーの後、スタッフたちからのサプライズがあり、本当は私の誕生日は来月なのですが、来月はこのメンバーが誕生日頃に一緒になることがないので少し早いのですが、私の誕生日のお祝いをしてくれたのです。

突然のことでしたが、私の誕生日を気にかけ、みんなに祝って貰い、いくつになっても誕生日のお祝いは嬉しいものです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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