うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「マーケティングの基本、財務上の見通し、ベンチャー・ビジネスの挫折」

昨日の生徒さんの手直しした作品事例です。既にどこのラーメン店でもあるような盛り付けは一切、教えないのです。

本日のテーマは「新しい試み」です。

昨日は無事に東京支店のラーメン学校が終了し、生徒さんたちの表情が、1週間前の入学時とはまったく異なり、明るく積極的に変わっていたのです。

今回は、最初から生徒さんの様子が積極的でないことが分かっていたので、注意して臨んでいて、松原先生を初め、インストラクターの人たちが生徒さんたちと積極的に取り組んだ成果が表れ、生徒さんたちもたいへん満足げに巣立っていったのです。

今朝のシンガポール便は、10時55分羽田発で、国際線の新しくなった部分を見て回ったのですが、カフェとかレストラン、物販店の新しい店舗がたくさん出店し、新しいコンセプトで、つい買ってみたくなるような店舗が並んでいます。

昔からある餅も搗き立ての柔らかい状態で、黄な粉をまぶしたものと、抹茶をまぶしたものの2通りあり、それぞれに美味しそうな粒あんがセットされ、さらに甘い抹茶がセットされたものもあり、柔らかい搗き立ての餅なので、つい食べたくなって注文したくなるのです。

次に感心したのは、日本橋コレドに出店している和だしの店が出店し、さまざまなだしで作った食品を提案しているのですが、こんなものまで出来るのかと言えるような商品までだしを使って作っているのです。

一番感心したのは、だしのタルトで、その他にもだしで炊いた炊き込みご飯、さまざまな惣菜、和だしと洋風のスープをアレンジしたさまざまなスープ類とお客さまを楽しませるような商品がたくさん並んでいるのです。

その他には、和のカフェ、モスカフェ、吉野家等がさまざまな朝食メニューを出したり、つるとんたんも試してみたくなるような新作のうどんメニューをたくさん準備していたのです。

グリーン色のケールスープのうどん、豆乳の冷やし餡かけのおうどん、トリュフの香り、春キャベツクリームのおうどん等、いつもつるとんたんのメニューには注意しているのですが、私の知らない新しいメニューが幾つかあり、新しいメニューへのチャレンジには感心します。

最近の新しい施設には、過去にないような新しいチャレンジ、イノベーションが多く見受けられ、時代が大きく変わり続けているような気がします。

日本橋の老舗のだし屋さんも思い切り、新しいチャレンジを始めているし、過去、ほとんど変化がなかったような歴史のある老舗企業が大きく変わり始めていることが分かります。

国内市場が縮小の一途にあり、これからの生き残りをかけて、老舗の大手企業も新しいチャレンジを必死になって行っていることが分かります。

都内でも、次つぎと新しい施設が出来ているので、このような新しいトレンドを見たり、新しい取組みを見るのは、簡単に出来、各社の新しい取組みから大きな時代の変化を知ることが出来るのです。

各社の新しい取組みを見ると、時代の大きな方向性を知ることが出来、今回も各店舗が朝食メニューに力を入れていることが分かります。

日本は、ますます1人世帯が増え、1人世帯が増えるほど、料理をする人が減るので、外食比率が高くなり、朝食メニューも売れているのは、全国的な傾向で、香川県であれば、うどん店が朝食メニューを出したり、北海道であれば、ラーメン店が朝食メニューが提供しているのです。

特に、都会ほど、1人世帯が多く、外食ニーズは高くなることが想定されるのですが、内食の代わりの外食なので、ハレの食事ではなく、普段の食事になるのです。

そして、これからの日本の労働状態を考慮すると、女性の社会進出がもっと増えなければならず、自ずと外食、中食のマーケットは拡大を続けなければいけないのですが、日本の場合は、コンビニを初め、ホカホカ弁当等に外食
と内食が侵食され続けているのです。

業界の変化を見るのは、新しいショッピングモールとか、新しい商業施設を見れば、さまざまな新しい取組みを行なっている店舗、企業を見ることが出来、われわれの周りには、たくさんの事例があるので、外に出て見て回ればいくらでも簡単に時代の変化を知ることが出来るのです。

たまたま、今回はシンガポールへ向かっている道中での出来事であったのですが、わざわざ、国際線ターミナルに来ても、来るだけの価値のある店舗がたくさんあるのです。

昨日は、今月の東京ラーメン学校の最終日で、生徒さんの作品チェックと私の作品試作の日でもあり、さまざまな用事が一緒に入っていたので、試作は思い切り出来なかったのですが、それでも、ベジラーメンの大きなヒントを得ることが出来たのです。

昨日はラーメン学校の卒業生で、上海でラーメン店を年内に開店予定の生徒さんが尋ねてきて、上海ではトンコツの骨の価格がkg当り、日本円で700円もするので、ほとんどの有名なラーメン店も骨を炊かずに、業務用のスープを使っているので、日本国内の味と比較すると、比較にならない味だと言っていたのです。

その生徒さんも骨の価格に悩んでいたので、濃厚な野菜スープで提供するように伝え、美味しい野菜系スープのレシピの約束をしたのです。

濃厚な博多トンコツ以上のスープを野菜だけで作ることにチャレンジし、ラーメン学校の新しいレシピとしていきたいと思っています。

このように、われわれは世界中のホットな情報に基づき、生徒さんたちに最新のノウハウを提供しているので、常に、新しい情報に接することは大切なのです。

本日も当社の価値感を掲げ続けます。

1. 顧客に深くフオーカスし、絶えざる奮闘精神で、価値ある奮闘を長期にわたって続ける(顧客との深いコミュニケーション)
2. 自己批判(内省、フィードバック、自己とのコミュニケーション)
3. オープンな姿勢と進取の精神(アライアンス、イノベーション)
4. 効率の追求(利益、コスト)

丁度1年前の昨年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

◆マーケティングの基本

ベンチャー・ビジネスを市場志向のものにすることは、とくに難しいことではないのですが、そのために必要とされることは、起業家の性向に反し、予期せぬ成功や失敗など、予斯せぬものを体系的に探さなければならず、予期せぬものを例外として片づけず、機会として調べなければならないのです。

第2次大戦の直後、インドのある小さなエンジニアリング会社が、ヨーロッパから原動機付き自転車のライセンスを買ったのは、インドにはうってつけの製品に見えたのですが、あまり売れず、その会社のオーナーは原動機のみの注文がかなりあることに気づいたのですが、初め、彼はあのように小さな原動機で何ができるというのか、無視しようとしたのです。

だが彼は、ともかくたくさん注文のきていた地方へ行ってみると、農民たちが、それまで人力で行っていた灌漑を、自転車から外した原動機で行っているのを見て、このエンジニアリング会社は、今日では灌漑用小型ポンプの世界最大のメーカーとして、年間数百万台を販売していて、この会社のポンプが東南アジア全体に農業革命をもたらしているのです。

市場志向であるためには実験が必要で、当初、考えてもいなかった顧客や市場が、自らの製品やサービスに多少なりとも関心があるとわかったら、その製品やサービスを実際に使ってくれる人を探さなければならず、なじみのない人たちに無料のサンプルを提供し、彼らがそれをいかに使うかを調べなければならず、さらには、彼らを顧客にするには製品やサービスをいかに変えるべきかを調べなければならず、何らかの関心が示されたならば、直ちに関連する専門紙に広告を載せ、協力してくれる人たちを探さなければならないのです。

以上のことをいつも徹底的に行ない、今までにない商品をベスト・セラーにしているのが大塚製薬で、オロナミンC、ポカリスエット、ソイジョイ等の発売時にサンプルを徹底的に配り、ベスト・セラーを作り続け、少ない商品数ですが、すべてベスト・セラーで、ロング・セラーであり、たいへん効率の良い、理想的な経営を行なっていて、それらの商品は、ボンカレーのようなレトルト商品であったり、オロナミンCのような栄養ドリンクであったり、ポカリスエットのようなスポーツ・ドリンクであったり、ソイジョイのような健康補助食品であったりとバラエテイに富んでいるのですが、すべて、大塚製薬という、製薬会社の持つイメージに助けられて、素晴らしい相乗効果を果たしている、凄い戦略で組み立てられているのです。

当初、デュポンは、ナイロンが自動車タイヤに利用できるとは考えていなかったのですが、オハイオ州アクロンのタイヤ・メーカーが関心を示したことをきっかけとして、タイヤ生産用のナイロン工場を建て、数年後には、デュポンのナイロンにとって、タイヤは最も利益のあがる市場となったのです。

予期せぬ市場からの予期せぬ関心が本当の可能性を示すものか、単なる好奇心にすぎないかを見分けるには、さしてコストはかからず、若干の感受性と体系的な作業が必要なだけであり、ベンチャー・ビジネスのマネジメントは以下のことを体系的に実施しなければいけないのです。

1.外へ出ていかなければならないのであり、市場に出て、顧客や自社のセールスマンと時間を過ごし、見たり聞いたりしなければならないのです。

2.製品やサービスの意味を決めるのは、顧客であって生産者ではないことを、つねに思い起こせる仕組みをつくっておかなければならないのです。

3.製品やサービスが顧客に提供している効用や価値に関し、絶えず自らに疑問を投げかけていかなければならないのです。

4.最大の危険は、製品やサービスが何であり、何であるべきかであり、いかに買われ、何のために使われるかについて、顧客以上に知っていると思い込むことにあるのです。

5.予期せぬ成功を、侮辱ではなく機会として見なければならないのです。

6.企業は、顧客を満足させることによって対価を得て、顧客を替えることによって対価を得るのではないという、マーケティングの基本を受け入れなければならないのです。

2財務上の見通し

設立間もないベンチャー・ビジネスに特有の病気が、市場志向の欠如であり、それは初期段階における深刻な病で、ベンチャー・ビジネスを殺しはしないまでも、その発育を完全に止めてしまいかねず、これに対し、財務志向の欠如と財務政策の欠如は、成長の次の段階における最大の病気となり、とくに、急成長しつつあるベンチャー・ビジネスにとって脅威となり、財務上の見通しをもたないことは、成功すればするほど大きな危険となるのです。

◆ベンチャー・ビジネスの挫折

ベンチャー・ビジネスが製品やサービスで成功し、急成長すると、大幅な増益とばら色の見通しを発表し、株式市場の注目が集まり、とくに、ハイテクなどの流行の分野であれば、大きな注目が集まり、5年以内に売り上げ10億ドルという見通しさえ、あちこちで聞かれるようになるのですが、1年半後、そのベンチャー・ビジネスは挫折し、倒産はしないかもしれないが、赤字のために、275人の従業員のうち180人を解雇せざるをえなくなり、社長は退陣させられ、あるいは大企業に安い値で買い取られるのですが、原因はいつも以下のように同じ3つの原因である。

第1に、今日のための現金がない。
第2に、事業の拡大資本がない。
第3に、支出や在庫や債権を管理できない。

おまけにこれら3つの症状は、同時に起こることがあり、これらの病気のうちの1つにでもかかると、大さく体力を損ない、財務上の危機はひとたび起こるならば、立て直しに非常な苦労と苦痛が伴うのですが、3つの症状は、いずれも予防することができ、ベンチャー・ビジネスの起業家が、金に無頓着であることはほとんどなく、逆にきわめて貪欲であり、そのため、彼らは利益を重視するのですが、それは、ベンチャー・ビジネスとしては間違った態度であるのです。

利益は結果としてもたらされるものであって、最初に考えるべきものではなく、利益よりも現金、資本、管理のほうが、先に問題となり、これらのものがなければ、利益の数字も虚構に終わり、目の前の利益など、1年から1年半で消えてしまい、成長には栄養が必要であり、成長するということは、資金の余剰ではなく、資金の不足を意味し、成長には現金と資本が必要であるので、利益は虚構であり、バランスシートの1項目にすぎなく、しかもこの虚構に対し、ほとんどの国が税金をかけているのです。

成長は余剰の発生ではなく、債務の発生と現金の流出をもたらし、ベンチャー・ビジネスは、成長が健全であって早いほど、より多くの財務上の栄養を必要とし、新聞や株式情報に大きく取り上げられたベンチャー・ビジネスや、史上最高利益を更新したベンチャー・ビジネスが、2年後には無惨な苦境に陥るのです。

画像は、昨日の生徒さんの手直しした作品事例です。

既にどこのラーメン店でもあるような盛り付けは一切、教えないのです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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