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うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(まとめ)」「残された課題、税制の見直し、ベンチャーを守る」

「坂東太郎」の本社の玄関にて

まずは、お知らせです。

来週9月22日(火)から24日(木)の3日間、シンガポールにて、ワンデー麺学校を開催し、最初の2日間はラーメン、最後の1日はうどんで、私も3日間とも参加し、ラーメン、うどんの現状についてセミナー、実演を行ないます。

本日のテーマは「残存寿命」です。

明日からシルバーウイークが始まり、本日が休み前の最終日であったので、最後の幹部の打合せを行ない、各自が抱えている問題の解決を行ない、私は明日の第一便でシンガポールに発ち、来週一杯は留守にするので、必要な打合せを行ない、明日からの出発に備えたのです。

各自が抱えている問題は、大きな問題ではなく、打ち合わせた段階ではすでに解決済みで、問題は本人の心の中だけにあり、話を聞いてみると、すべての問題はすべて解決済みなのです。

幹部だけの話ではなく、私が抱えている問題でも似たようなもので、自分では少し大きいかなと思っていても、高い視座で眺めてみると、ぜんぜん大きな問題ではなく、すでに解決済みのことがほとんどで、問題があると思っているのは、問題に捉われている心の問題なのです。

本日は、専門経営コンサルタントを招いて、私自身の学びの日であり、この日のために準備したテーマを説明し、コンサルタントの判断を仰いだのです。

このコンサルタントの方は、年齢は若いですが、幅広い知識と深い見識を持っているので、私のテーマに着実に回答し、更に、高度な判断力で効率が上がるようにガイドをしてくれるのです。

普段は私はお客さまとか、学校の生徒さんの相談に乗ることが多く、お客さまの課題はたちどころに解決するのですが、自分自身の問題は、第三者の判断を判断を仰ぎ、どこかに致命的な問題を抱えていないか、確認をするのです。

本日も午前と午後に分かれて、テーマを変えて、相談をしてみると、想定通りの部分と想定以上に面白いアイデアが出た部分があり、毎月1回ではありますが、私にとっては欠かせない、貴重な学びを深めるための時間です。

そして、朝の散歩の時間も思考を深めるための貴重な時間ですが、今朝、会社に行く前の準備の時間で、たまたま点けていたTVから、正しい歩き方を教えていたので、普段は朝のTVは絶対に見ないのですが、ついつい、見入ってしまいました。

その番組では、もともと、膝の痛みの解消方法として、正しい歩き方をすると、膝の痛みがなくなることを教えていたのですが、その方法とは、下記のような3つの要領であったのです。

一つ目は、歩くときには、かかとで力強く、地面を蹴る様にして歩き、出来るだけ、足をまっすぐ伸ばし、すねを曲げないことなのです。

二つ目は、目は常に1km先を見据えて歩き、絶対に下へ向いたり、うつむき加減に歩かないことで、1km先を見ると、背筋もスッキリ伸びるのです。

三つ目は、体幹を鍛えることで、両手を合わせて、まっすぐ上に伸ばし、片足立ちをして、手は天に突き抜けるように伸ばし、片足立ちの状態で、30秒以上、姿勢を保てるようにすることで、体幹を鍛えることが出来るのです。

歩くということは、交互に片足立ちの連続を行なっていることであり、体幹がシッカリしていないと、歩くときの姿勢が悪くなり、身体に悪い影響を及ぼし、体幹を鍛えることは、正しい姿勢を保つ上では欠かせないのです。

人間は、二本足歩行の動物なので、歩くことが人間としての健康を保つ上では欠かせないそうで、歩く速度を測定してみると、その人の寿命が分かるそうで、歩く速度の速い人の方が、この先の寿命が長く、速度の遅い人の方が、残存寿命が短いそうです。

歩く速度を測定すると、その人の残存寿命が分かるのは、たいへん面白いことなので、自分の寿命を伸ばそうと思えば、シッカリ運動をして、しなやかな身体を作り上げれば、効果があることが分かるのです。

従って、自分の寿命を伸ばすのも、自分自身の仕事であるし、この世でいる間に大きな成果を上げることも、自分自身で幾らでも可能なのです。

そして、成果を上げている人とそうでない人の差は、どれだけ、さまざまな努力を行なっているかどうかだけの差であるのです。

だから、運動は年齢とともに、余計にやらなければいけないのです。

本年2月21日から始まった、173日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びを終え、最終のまとめに取り組んでいきます。

残された課題

しかし、これら2つの社会的イノベーションでさえ、例示にすぎないといえるのであり、その前に、政策、姿勢、とりわけ優先順位の大幅な見直しが必要で、そして何よりも、個人と組織が柔軟で、学習を続け、変化を正常、かつ機会として受け入れる土壌をつくることが必要なのです。

◆税制の見直し

たとえば、その一つが税制の見直しで、税制は、それが行動に与える影響だけでなく、社会の価値観や優先順位の象徴としても重要な意味をもつのですが、先進国では、税制が昨日を切り捨てることを厳しく罰し、事業や製品ラインの売却や清算による収入を所得として扱うのですが、この金は回収にすぎないのに、税制はこの金について利益と見なし、法人税を払わせ、株主に分配すれば、あたかも利益の配分であるかのように個人所得税を払わせ、その結果、企業は古いもの、陳腐化したもの、もはや生産的でないものを廃棄しにくくなり、手放すことなく金を注ぎ込まされ、さらに悪いことには、その結果、企業の最も有能な人材に、陳腐化したものを守る役目を果たさせ、最も稀少で最も価値ある資源、その明口をつくる役目を果たすべき人たちを、誤って配置させているのです。

あるいはまた、たとえ陳腐化した事業や製品ラインを清算あるいは売却したとしても、その金を株主に配分できなくし、そのため、起業家的な機会への投資に振り向けることのできる資本市場に還流させられなくし、その結果、企業はそれらの金を内部に留保し、昔からの陳腐化しつつある事業や製品、すなわち、資本市場では資金を調達できない事業や製品に投入し、ここでも、稀少な資源の大々的な配分の誤りを招き、起業家社会で必要とされているものは、資金を昨日のものから明日のものへ、移動しやすくさせる税制であり、現行のもののように、それを妨げ、罰する税制ではないのです。

さらにまた、税制は、成長しつつあるベンチャー・ビジネスにとって最も重大な財務上の問題、すなわちキャッシュの不足を緩和する必要があり、その方法の一つは、国が経済活動の現実を認めることであり、すなわち、設立後5、6年の新事業にとって、利益は会計上の虚構にすぎないという現実を認めることで、その間、事業継続のコストは、ほぼ必然的に、昨日の事業からの余剰(利益)、すなわち昨日のコストを上回り、今日の収入分よりも大きなものとなるので、新しい事業が成長するためには、その余剰分をすべて投資しなければならないということで、成長が早ければ、経常の余剰、すなわち利益として生み出すことができる額を超えた投資が必要となるのです。

したがって、成長する新しい事業は、ベンチャー・ビジネスであれ既存企業の1部門であれ、スタート後の数年間は、成長期の小さな子供に大人を養う余剰を生み出すことを期待すべきでないように、法人税をとるべきではなく、そもそも税は、社会における生産者が、ほかの誰か、すなわち非生産者を助けるためのものであり、しかも、新しい事業が成長するまで法人税を免除するならば、結局は、免税分よりもはるかに大きな税収を得られるのですが、もしこの提案が大胆すぎるのであれば、少なくとも、事業が乳幼児の段階にある間の「利益」については、税の支払いを繰り延べられるようにすべきで、資金繰りが厳しい時期を過ぎるまでは、資金を手元においておけるようにする必要があり、いかなる罰も金利もなしに、これを行えるようにしなければならず、つまるところ、起業家社会と起業家経済の実現には、資本形成を助長する税制が必要であるのです。

普段、税制が企業の大きなコスト負担になっているとは思っていないのですが、税金に関する業務に大きな人件費を割かれているのは間違いなく、消費税等の計算も非常に面倒な計算になっていて、税金負担が多い国より少ない国の方が、税務処理が難しい国より、簡単な国の方が、これからのグローバル競争には、受け入れられやすいので、企業に大きな負担をかけている国からは、企業が逃避する可能性が高く、国力を落とす原因になりかねず、海外に出て、国ごとの税制を調べてみると、国ごとに大きく異なり、これから発展する可能性の高い国とそうでない国の差が顕著に分かります。

◆ベンチャーを守る

起業家精神を奨励する税制、少なくとも阻害することのない税制の実現と同じように重要な施策として、増大する政府規制、報告義務の類からベンチャーを守る制度の導入があり、ドラッカーの処方は、ドラッカー自身、実現の可能性を信じているわけではないのですが、ベンチャー・ビジネスであれ、既存企業の社内ベンチャーであれ、収益の一定割合、たとえば5パーセントを超えるコストを発生させる規制、報告、事務処理については、そのコストを政府に請求できるようにすることであり、そのような措置は、社会的部門のベンチャー機関、たとえば外来専門の外科クリニックの育成には、とくに有効であり、先進国では、社会的機関は、政府が定めた各種手続きによって、企業以上に重い負担を負わされ、政府のために行わざるをえない各種の雑用によって重い負担を強いられていて、しかも通常、それら社会的機関は、資金的にも人的にも、それらの負担を負えるだけの力がないのです。

ドラッカーのこの処方は、先進国で知らぬ間に進行しつつある重病、すなわち政府に起因する見えざるコストの着実な増加に対する最善の治療法であり、おそらくは唯一の治療法といってよく、それらのコストは、費用としてのコストになっているのみならず、有能な人材に、その時間やエネルギーを費やさせることによって、さらに大きなコストとなり、それらのコストは、時間の半分を政府の書式や報告書への記入にとられている看護婦の人件費として、開業医の会計のなかに埋もれていたり、あるいは、16人の上級管理者が、政府の命令や規制に協力させられている大学の予算書に隠され、さらには、275人の従業員のうち19人が会社から給料をもらいながら、実際には政府の徴税人として、仲間の従業員の給与から、所得税と社会保険料を源泉徴収し、取引業者や顧客の税務番号を照会して、政府に報告している中小企業の損益計算書に隠されているのです。

ヨーロッパにおいては、付加価値税まで徴収させられている中小企業の損益計算書のなかに隠されていて、いずれも見えないコストであり、見えないコストは、純粋に非生産的であり、はたして、企業の税務担当者が、国富なり生産性なりに貢献し、物質的あるいは精神的に、社会の福祉に貢献していると考える者がいるだろうかと思えるのですが、先進国では、政府は、われわれの最も稀少な資源、すなわち有能かつ勤勉な訓練された人材のますます多くを、それら不毛な仕事に振り向けることを命じていて、政府にかかわる見えざるコストという癌を切除することはもとより、その進行を食いとめることさえ望み薄かもしれないのですが、少なくとも起業家的なベンチャーだけは、この癌から守る必要があり、われわれは、政府の新しい政策や措置のすべてについて、「イノベーションの能力を高めるか」「社会や経済の柔軟性を促進するか」「イノベーションと起業家精神を阻害し、罰することにならないか」を問わなければならず、もちろん、イノベーションを行う能力に対する影響だけが、政策や措置を判断するうえでの唯一の基準ではなく、決定的な基準でもないのであり、そうであってはならないのですが、それは、政策や措置を決定する前に考慮しなければならないことであり、今日それは、いかなる国でも、またいかなる政策決定者によっても考慮されていないのです。

昨日訪問した、「坂東太郎」の本社の玄関では、お月見のお供えをしていました。

来社したお客さまの心が和みます。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)

藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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