ラーメン・うどん・そば・パスタ開業で成功店に!|「イノベーションと起業家精神(上)」「イノベーションの原理」

うどん学校卒業生
昨日の東京支店での3日目のセミナーも盛況で、私にとっては初めてのタイトル「富裕層の獲得 必勝法」でしたが、参加していたお客さま方とやり取りした結果、結論は次の4つでした。

1.富裕層は、これからの日本で増え続け、金融資産3千万以上のアッパー・マス層まで含めると、日本の人口比率で約2割が対象になる。(反対に貧困層も増え続け、2極化が極端になってくる)

2.富裕層を獲得するには、富裕層のことを理解することは欠かせない。

3.富裕層へのビジネスを通じて、最終的に自分が富裕層になり、富裕層の階層を上げることが大切で、そのためには、自分自身のさまざまな能力を上げ続けることが大切。

4.富裕層ビジネスは、ロイヤル・カスタマー作りとまったく同じで、成功させるためには、従業員満足度を上げ続けることが欠かせない。

以上のように、富裕層ビジネスとは、ロイヤル・カスタマー作りであり、熱狂的なファン客作りであったのですが、それを達成するためには、最初の満足度の高い、そして、ロイヤルテイの高い従業員を作ることなのです。

そして、富裕層ビジネスで成功しようとすると、富裕層の価値感、心理を理解することは欠かせず、これを学ぶことにより、自分自身が富裕層の仲間入りを果たすことが出来るのです。

そのために、まず一番に始めることは、従業員満足度を上げるための質の高い社内サービスを行なうことであり、それは下記の項目であるのです。

1.職場環境
2.業務内容/意思決定における判断の自由
3.選抜採用と教育開発
4.報酬と評価
5.情報とコミュニケーション
6.カスタマーにサービスを提供する場合の適切なツール

以上のように、働き易い、そこでいるだけで、気持ちの高まるような職場環境を作ることなのです。

富裕層は、商品力は勿論、接客も高いレベルを求める人たちなので、従業員の接客レベルを高めることは必至で、そのためには価値観を明確にして、価値観に合った、高いレベルの従業員を採用し、常に価値観に合った行動を行なうことなのです。

そして、この価値感を理解するお客さましか、お客さまにならないので、お客さまの選別も自動的に行なわれるのです。

価値観が明確になると、従業員に逐一支持する必要性がなくなり、価値観の順序の通り、行動して貰えば、高いレベルのサービスが提供出来るようになっているのです。

そのために、従業員の選定においては、絶対に妥協しないことが大切で、価値観が共有出来ない人は、絶対に採用してはいけないのです。

報酬面については、そのスタッフがもし、他店に勤務したら得られる給与よりも低くない給与水準は重要です。

評価は、単に仕事の能力だけではなく、お客さまへの貢献、他の従業員への貢献、お客さまからの評価、他の従業員からの評価も大切にします。

店内のコミュニケーションは、全員で重要な情報はすべて共有し、一人ひとりが自分の意志で、高いサービスを提供出来るようにします。

特に大切なのは、お客さまに関する情報で、ロイヤル・カスタマーをより大切にする仕組み作りが欠かせないのです。

さらに、従業員がより高いサービスに打ち込めるように、さまざまなIT機器を駆使して、効率よく仕事が遂行出来るようにしなければいけないのです。

この様に取り組めが、必ず成果が上がり、業績が向上するので、更にレベルの高い社内サービスを実施することが出来るようになり、善循環が起きるのです。

以上のように、今回の2つの新しいセミナーのタイトルを熟考して、レジメを作って行く段階で、面白い結論になってきたのです。

このような結論が導き出されると、最初は分からずにレジメを作っていったのですが、面白い結果になってきたのです。

このように、深い思考は面白い結果を導くのです。

普段、忙しい日々を送っていると、どうしても深い思考が出来ていないのですが、深い思考の時間を1日の中で必ず作ることにより、人生が変わってくるのです。

特に朝の時間を深い思考の時間にすることは、たいへん意味があることであり、朝のテレビ、新聞を止めれば、十分に時間を作ることが出来るのです。

一年ぶりの新潟でのパワー・アップ・イベントが、いよいよ来週からスタートで、4月14日(火)~16日(木)で、私もセミナーで参加します。
http://www.yamatomfg.com/events/detail.php?id=2023

私のセミナーは、以下の3つで、今年になってから訪問した、ロンドン、香港、台中、LAの最新店舗のご紹介を致しますので、既存店の方がたにとっても、今から開業する方がたにとっても、世界の最新外食情報を知るチャンスです。

1.従業員満足度UP=いい人材確保~そのために店づくりをどうしなければならないか~
2.利益倍増計画~多店舗展開へのステップアップ~
3.オーナー様、店長、スタッフ必聴!~スタッフのモチベーションアップセミナー~

本日も、ドラッカー選書「イノベーションと起業家精神(上)」(ダイアモンド社)に基づき、イノベーションについて、深くドラッカーから学んでいきます。

ぜひ、一緒にイノベーションと起業家精神を磨いていきます。

◆その騎士道

とはいえ、一国の経済が起業家的であるとするならば、アイデアによるイノベーションに、特有の騎士道精神をないがしろにしてはならないのです。

因みに騎士道(精神)とは、ウィキペデイアによれば、次の通りです。

騎士道は、日本における武士道に相当し、騎士たる者が従うべきとされたものですが、決して現実の騎士の行動が常に騎士道に適っていたわけではなく、むしろ兵器、鎧を独占する荘園領主などの支配層は、しばしば逆の行動、つまり裏切り、貪欲、略奪、強姦、残虐行為などを行うことを常としていたのです。

だからこそ彼らの暴力を抑止するため、倫理規範、無私の勇気、優しさ、慈悲の心といったものを「騎士道」という形で生み出したとも言えるのですが、建前であって通常の騎士であれば遵守することは難しく、騎士道に従って行動する騎士は周囲から賞賛され、騎士もそれを栄誉と考えたのです。

騎士が身分として成立し、次第に宮廷文化の影響を受けて洗練された行動規範を持つようになり、騎士として、武勲を立てることや、忠節を尽くすことは当然であるが、弱者を保護すること、信仰を守ること、貴婦人への献身などが徳目とされたのです。

特に貴婦人への献身は、多くの騎士道物語にも取上げられ、宮廷的愛(courtly love)とは、騎士が貴婦人を崇拝し、奉仕を行うことであり、相手の貴婦人は主君の妻など既婚者の場合もあり、肉体的な愛ではなく、精神的な結びつきが重要とされ、騎士側の非姦通的崇拝は騎士道的愛ですが、一方、貴婦人側からの導きを求めつつ崇拝するのが宮廷的至純愛であるのです。

騎士道は西欧の社交術にも影響を与え、例としてレディーファーストが挙げられるのです。

たしかにアイデアによるイノベーションは予測することができず、組織化したり体系化したりすることが困難であり、そのほとんどは失敗し、多くは、事業としてほとんど意味をなさないのです。

缶切りやカツラ立て、ベルトのバックルであったり、皿拭き兼用の足温タオルであったりするのですが、それでも、アイデアによるイノベーションは、その数が膨大であるために、たとえ成功の確率は低くとも、新事業、雇用増、経済活動の大きな源泉となるのです。

アイデアによるイノベーションは、いわばイノベーションと起業家精神の原理と方法の体系における付録であるのですが、それは、高く評価され、報いられなければならず、社会が必要とする資質、すなわち行動力、野心、創意を代表するのです。

アイデアによるイノベーションを促すうえで、社会がなしうることはほとんどなく、理解しえないものを奨励することはできないのですが、少なくとも社会は、そのようなイノベーションを邪魔したり、罰したり、困難にしたりしてはならないのであり、絶対にしてはならないのです。

このように見るとき、たとえば特許費用の値上げなど、アイデアによるイノベーションの意欲を阻害したり、特許そのものを競争阻害的として取得しにくくしようとしている先進国、とくにアメリカの動きは、近視眼的かつ有害といわなければならないのです。

第11章イノベーションの原理

Iイノベーションの原理

医者も長くやっていれば、患者の奇跡的な回復に出会うことがあり、不治の患者が突然治ることがあり、自然に治ることもあれば、信仰によって治ることもあり、奇妙な食餌療法によって治ることもあれば、昼間眠って夜起きることで治ることもあるのです。

このような奇跡をいっさい認めず、単に非科学として片づけることは愚かであり、それらのことは、現実に起こっているのですが、それらの奇跡的な回復を医学書に載せ、医学生相手に講義する医学者はいないのです。

なぜならば、それらのことは、再び行うことも、教えることも、学ぶこともできないからであり、しかも、・・それらの療法では、回復する者はわずかであって、圧倒的に多くが死ぬのです。

◆体系としてのイノベーション

これと同じように、本書において述べてきた、7つの機会と関係なく行われるイノベーションがあり、目的意識もなく、組織的、体系的でもなく行われるイノベーションであり、霊感によるイノベーション、天才のひらめきによるイノベーションであるのですが、そのようなイノベーションは、再度行うことはできず、教えることも、学ぶこともできず、天才になる方法を教えることはできないのです。

そのうえ、発明やイノベーションの逸話集がほのめかすほどには、天才のひらめきはあるものではなく、私自身、ひらめきが実を結んだのを見たことがないのです。

アイデアは、アイデアのまま終わり、歴史上、最も偉大な発明の天才が、レオナルド・ダヴィンチであることはまちがいなく、彼のノートには、潜水艦、ヘリコプター、溶鉱炉など、息を呑むようなアイデアが記されているのですが、1500年当時の技術や機械では、それらは1つとして、イノベーションとして実を結ぶことがなく、当時の社会や経済に受け入れられるはずもなかったのです。

学校では、蒸気機関はジェイムズ・ワットが発明したと教えているのですが、技術史家は、実用的な最初の蒸気機関をつくったのは、1712年のトーマス・ニューコメンだと言い、それはイギリスの炭抗で水をくみ上げるのに使われたのです。

ワットとニューコメンは目的意識をもちつつ、組織的かつ体系的にイノベーションを行ない、とくにワットの蒸気機関は、(シリンダーの製造技術という)新しい知識と、(コンデンサーという)それまで欠落していた設計とが結合して実現されたイノベーションであり、しかも、ニューコメンの(すでに数千台が実用に供されていた)蒸気機関によって、世に受け入れられる素地ができていたのです。

しかし、最初にエンジンを構想し、ひいては今日の近代技術を生み出しだのは、ワットでもニューコメンでもなく、天才的なひらめきによってそれを構想したアイルランド人の偉大な化学者ロバート・ボイルだったのですが、彼のエンジンは動かなかったし、動くはずもなかったのです。

ピストンの動力として火薬の爆発を利用していたため、上下運動の都度、分解してシリンダーの煤を拭かなければならなかったのです。

しかし、このボイルのアイデアから出発して、彼の助手たったドゥニ・パパン、ニューコメン、さらにはワットが、実用エンジンの開発に取り組んだのです。

天才ボイルが生み出したものはアイデアで、彼の業績は、技術史やイノベーション史ではなく、アイデア史に残されるべきものなのです。

目的意識、分析、体系によるイノベーションだけが、イノベーションの方法として提示され、論ずるに値し、しかも、イノベーションとして成功したもののうち少なくとも90パーセントは、そのようなイノベーションであり、体系を基礎として、かつそれを完全に身につけて、はじめてイノベーションは成功するのです。

イノベーションを起こすことは、何か特別なことではなく、普段の活動の中に組み込んでおかなければならないことなのです。

そして、イノベーションを起こすのは、特別な人ではなく、誰でも起こすことが出来、新しい知識による技術革新のように目立つイノベーションではなく、むしろ、目立たないイノベーションの方が、われわれのビジネスには大きな影響を及ぼし、大きな成果を上げることが出来るのです。

それには、ドラッカーが体系化した「イノベーション7つの機会」の理解は欠かせず、それを道具として、フルに使いこなすことは必須条件なのです。

それでは、その体系の中核となるべきイノベーションの原理とは何か、イノベーションに必要な「なすべきこと」と「なすべきでないこと」は何か、そして、ドラッカーが必要条件と呼ぶものは何かを以下の章で探求します。

昨日は、午前中のセミナーの後、昨年、千葉でラーメン店を開業した生徒さんの店を訪ねました。

そして、来年外国で開業予定のお客さまと一緒に、車中で打合せをしながら、この店を訪ねました。

訪問して、ラーメンを食べてみると、良く出来ている部分とまだ足りない部分があり、細かく指摘してきました。

そして、まだの部分を再度、次のラーメン学校の最終日に、学びに来るように伝えたのです。

画像は、昨日、一緒に訪問した人たちで、先月の本社のうどん学校を卒業した生徒さんたちです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

他の受講生の声も見る

全国8ヶ所にある麺開業.comの相談場所で、メニュー開発や、スープ・だし講習、経営についてなどの無料のイベント・セミナーを多数行っています。

開催場所ごとのイベントを見る

【業界唯一】古い製麺機の処分コストが0円に

[sc_rand_image type="sp"]
[sc_rand_image type="pc"]