ラーメン・うどん・そば・パスタ開業で成功店に!|「イノベーションと起業家精神(上)」「なすべきこと」

試作ドリンク

昨日は、朝一便で羽田から高松空港へ向かいましたが、悪天候のために、場合によっては、羽田空港か伊丹空港に引き返すかも分からないという条件付きでのフライトでした

昨日までに仕上げなければいけない仕事を抱えていたので、途中の車中、機内でもずっと仕事を続けていました。

最近はスタッフたちが私のために次々と仕事を作ってくれるので、常に切れ間なくテーマを持って、締め切りのタイトな仕事をずっと行っているのです。

それにしても、次つぎと1日の休む間もなく、これだけ仕事がうまくつながっていることに、関心をする次第です。

そして、本日はスイーツとドリンクのプレゼンテーションを行ない、島根からのお客さまたちを前に、初めての試みを行ないました。

今でこそ有料で、国内だけではなく、海外からも生徒さんを集めているうどん学校、ラーメン学校も最初はこのような無料のプレゼンテーションから始まったのです。

小さく始めたものが、だんだん人気が高くなり、規模も大きくなり、現在の学校に繋がったのです。

そして、麺學校が当社に大きなイノベーションを起こしたのです。

当社が他社の製麺機メーカーと際立って異なる大きな差異は、麺學校の存在もその一つで、麺學校は現在、他社が逆立ちしても真似できないくらいのレベルになっているのです。

そして、その延長線上で、今後、パスタ学校もスタートを切り、パスタ学校の中で、スイーツでドリンクを始める予定です。

この様にして、穴を深く掘り続けていくと、いつも間にか周辺が大きくなり、新しいビジネスが自然に発生するのです。

本日も、素人で簡単に出来て、プロとしてお金を取れるというテーマでの、スイーツであり、ドリンクでした。

スイーツにしても、ドリンクにしても、フルーツをふんだんに使うことにより、手間がかからずに、美味しそうに見え、価格もそれなりに取れるような本物のスイーツとドリンクが出来るのです。

フルーツは、カット方法によって、きれいに見え、美味しく、健康的であるのです。

ドリンクもカット・フルーツを大きめのグラスに入れて、炭酸水を上から注ぐと、フルーツのエキスが炭酸水の溶け出て、誰でも簡単に、きれいで美味しい、炭酸水フルーツが出来上がるのです。

フルーツはある程度、地域の特産があり、季節によってバラエテイ豊かなので、年中違ったフルーツが楽しめます。

スイーツとドリンクのプレゼンテーションは、思ったよりも簡単で速く終わり、昼までにすべて完了したので、昼で解散にしました。

今回のプレゼンテーションを通じて、私も学ぶことがたくさんあり、次回以降の進化につなげていきたいと思います

当社も新しいチャレンジを次々と行なっていますが、最初はこのようなもので、ものになるかどうか分からないので、小さい規模でやってみて、行けそうであれば、徐々に規模拡大していくのです。

当社も、最初は自宅内の作業所から始まり、少しづつ規模を拡大し、11年前に旧営業本部を建設し、5年前に今の本社に移ったのです。

讃匠も最初は、丸亀の家内の実家に作った20坪のプレハブの工場がスタートで、建て増しの繰り返しで、それ以上建て増しが出来なくなり、坂出工場を作り、出汁工場を別に作り、5年前に、現本社に移転してきたのです。

本日、本社では近隣のお客さまを招いての新規開業者向けのイベントを実施していて、朝から藤澤常務のセミナーが始まっています。

このような取り組みも最初、テストでやってみて、上手くいったので、継続しているのです。

本日のいベーションのテーマと同じで、最初から上手くいくかどうか分からないので、常にテストを行なっていて、イノベーションの7つの機会を常に注意していると、いつしかイノベーションのチャンスが現われるのです。

イノベーションを体系的に捉えることは、たいへん意味のあることなのです。

一年ぶりの新潟でのパワー・アップ・イベントが、いよいよ来週からスタートで、4月14日(火)~16日(木)で、私もセミナーで参加します。
http://www.yamatomfg.com/events/detail.php?id=2023

私のセミナーは、以下の3つで、今年になってから訪問した、ロンドン、香港、台中、LAの最新店舗のご紹介を致しますので、既存店の方がたにとっても、今から開業する方がたにとっても、世界の最新外食情報を知るチャンスです。

1.従業員満足度UP=いい人材確保~そのために店づくりをどうしなければならないか~
2.利益倍増計画~多店舗展開へのステップアップ~
3.オーナー様、店長、スタッフ必聴!~スタッフのモチベーションアップセミナー~

本日も、ドラッカー選書「イノベーションと起業家精神(上)」(ダイアモンド社)に基づき、イノベーションについて、深くドラッカーから学んでいきます。

ぜひ、一緒にイノベーションと起業家精神を磨いていきます。

◆なすべきこと

(1)イノベーションを目的意識をもって体系的に行うためには、機会の分析から始めなければならないのです。

ドラッカーが「イノベーションの機会」と呼ぶものを徹底的に分析することから始めなければならないのです。

もちろんイノベーションの分野が異なれば、機会の種類も異なり、時代が変われば、機会の重要度も変わるのです。

もう一度、イノベーションの7つの機会を復習すると、下記の通りです。

(1)予期せぬことの生起で、予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事。

最もリスクが少なく、最も容易にイノベーションの機会となるものだが、往々にして無視され、IBMは当初、科学計算用にコンピュータを作ったが、企業が給与計算などの世俗的な仕事にコンピュータを使い始めたのですが、IBMにとっては予想外の出来事で戸惑いを感じずにはいられなかったが、すぐにこのニーズに応じたのです。

(2)ギャップの存在。現実にあるものと、かくあるべきものとのギャップ。

ギャップには、下記のように業績ギャップ、認識ギャップ、価値観ギャップ、プロセス・ギャップの4種類があるのです。

a.業績ギャップ=製品やサービスに対する需要が順調に伸びているにもかかわらず業績が芳しくない場合。

b.認識ギャップ=ある産業の内部にいる人たちがものごとを見誤り、現実について誤った認識を持っている場合。

c.価値観ギャップ=生産者や供給者が提供していると思っている価値と、顧客が真に必要としている価値との間に違いが存在する場合。

d.プロセス・ギャップ=何か1つの作業を行う一連のプロセスの中で、不安に感じたり困ったりする部分がある場合。

(3)ニーズの存在。

漠然とした一般的なニーズではなく、具体的なニーズでなければならないのです。

a.プロセス・ニーズ=プロセス・ギャップから生じるニーズ。

b.労働力ニーズ=労働力不足の懸念から生じるニーズで、製造業においてロボットが半熟練労働に取って代わるようになったのは、労働力ニーズの圧力があったためです。

c.知識ニーズ=新しい知識を必要とする場合で、それらの新しい知識は開発研究によって生み出されるのです。

(4)産業構造の変化。

自動車産業がよい例であり、第一の波は20世紀の初頭に訪れ、自動車はかつてのような金持ちの贅沢品ではなくなり、大衆に広まりつつあり、フォードの「T型フォード」はこの産業構造の変化を利用したものです。

第二の波は1960年代から80年代にかけてやってきて、自動車メーカーはそれまでの自国市場独占型の戦略を捨て、グローバル戦略に切り替える必要があり、この動きに真っ先に乗じたのが日本の自動車メーカーで、GMは日本のメーカーに後れを取ったものの、グローバル企業になる決意をしたのですが、クライスラーは完全に乗り遅れたのです。

(5)人口構造の変化。

人口の増減や年齢構成、雇用や教育水準、所得などの人口構造の変化は明白であり、人口構造の変化は突然訪れるものであるかのように認識されているのですが、20年後に労働力人口に加わる人々は既に生まれていて、人口構造の変化が生じるまでには、予測可能なリードタイムが存在するのです。

(6)認識の変化、すなわち、ものの見方、感じ方、考え方の変化。

コップに「半分入っている」と捉えるか「半分空である」と捉えるかは全く違い、取るべき行動も違うのです。

かつて食事の仕方は所得階層によって決まっていて、一般人は質素な食事をし、金持ちは豪華な食事をした。しかし現在は、一般人が質素な食事もすれば豪華な食事もするのです。

(7)新しい知識の出現。

一般にイノベーションと呼ばれるものであり、起業家精神のスーパースターと言え、成功すれば有名になれるし、金持ちにもなれるのですが、最も成功が難しいのもこのイノベーションであるのです。

知識によるイノベーションは、実を結ぶまでのリードタイムの長さ、失敗の確率、不確実性、付随する問題が他のイノベーションとは全く異なり、知識によるイノベーションのリードタイムはおおよそ30年です。

上記(1)から(4)までのイノベーションの機会は、企業や社会的機関の組織の内部、あるいは産業や社会的部門の内部の事象であり、内部にいる人にはよく見えるものです。他方(5)から(7)は、企業や産業の外部における事象です。この7つの順番には意味があり、信頼性と確実性の大きい順に並んでいます。

次に、人口構造の変化は、製紙プロセスにおいて欠落したものを探している者にとっては、ほとんど意味がないのです。

あるいは、新しい知識といえども、人口構造の変化によってもたらされたニーズを満たすべく、新しい社会的な仕組みについてイノベーションを行おうとする者にとっては、ほとんど意味がないのです。

しかし、いかなる場合においても、すでに列挙したイノベーションの機会のすべてについて、体系的に分析し、検討していくことが必要であり、単に留意するだけでは十分でなく、検討はつねに組織的に行わなければならず、イノベーションの機会を体系的に探さなければならないのです。

以上のように、イノベーションを体系的に捉えることにより、イノベーションが特殊な人に関する仕事の領域ではなく、誰でも容易に関与することが出来るようになるのです

(2)イノベーションとは、理論的な分析の問題であるとともに、知覚的な認識の問題でもあるのです。

したがって、イノベーションを行うにあたっては、外に出、見、質問し、聞かなければならないのです。

このことはいかに強調してもしすぎることがなく、イノベーションに成功する者は、右脳と左脳の双方を使い、数字を見るとともに、人を見るのです。

いかなるイノベーションが必要かを、分析をもって知った後、外に出て、知覚をもって顧客や利用者を知り、知覚をもって、彼らの期待、価値、ニーズを知ることが大切なのです。

イノベーションに対する社会の受容度も、知覚によって知り、顧客にとっての価値も、また、そのようにして知るのです。

自らのアプローチの仕方が、やがてそれを使うことになる人たちの期待や習慣にマッチしているかいないかも知覚によって感じとることができるのです。

こうしてはじめて、「やがてこれを使うことになる人たちが、使いたくなり、使うことに利益を見出すようになるためには、何を考えなければならないか」という問いを発することができるのです。

さもなければ、正しいイノベーションを間違った形で世に出すことになり、その一例が、アメリカで学校教育用のコンピュータ・プログラムを開発した人たちです。

彼らが開発したせっかくのプログラムも、コンピュータに恐れをなした教師たちには受け入れられず、彼ら教師たちは、コンピュータが、自分たちを助けてくれるものではなく脅かすものであると受けとっていたのです。

この方法を取り入れて、更に体系化した方法が、デザイン・シンキング(デザイン思考)であり、デザインシンキングもドラッカー・マネッジメントがベースになっていることがよく分かります。

(3)イノベーションに成功するためには、単純かつ具体的なものに的を絞らなければならないのです。

一つのことだけに集中しなければならず、さもなければ混乱し、単純でなければ機能しないのです。

新しいものは必ず問題を生じ、複雑であっては、直すことも調整することもできず、成功したイノベーションは驚くほど単純であるのです。

イノベーションに対する最高の賛辞は、「なぜ、自分は思いつかなかったのか」であるのです。

新しい市場や新しい使用法を生み出すイノベーションでさえ、具体的に方向性を決めたものでなければならず、具体的なニーズと成果に的を絞らなければならないのです。

イノベーションは、複雑にしないことであるとは、あらゆるビジネスに共通する共通項であるのです。

(4)イノベーションに成功するためには、小さくスタートしなければならないのです。

大がかりであってはならず、具体的なことを一つ行うだけでよいのです。

たとえばレールの上を走る車両が、走りながら電力の供給を受けるというイノベーションが電車を生み出したのです

マッチ箱につねに(50本という)同数のマッチ棒を詰めるというイノベーションが、マッチ箱の詰め入れのオートメ化をもたらし、それを行ったスウエーデンのマッチ・メーカーに対し、半世紀近くにおよぶ世界市場の独占をもたらしたのです。

あまりに大がかりな構想、産業に革命を起こそうとする計画はうまくいかないのです。

多少の資金と人材をもって、限定された市場を対象とする小さな事業としてスタートしなければならないのです。

さもなければ、必ず必要となる調整や変更のための時間的な余裕がなくなるのです。

イノベーションが、最初の段階から、ほぼ正しいという程度以上であることは稀であり、そして変更がきくのは、規模が小さく人材や資金が少ない場合だけであるのです。

(5)とはいえ、最後の「なすべきこと」として、イノベーションに成功するためには、最初からトツプの地位を狙わなければならないのです。

必ずしも大事業になることを狙う必要はなく、事実、あるイノベーションが大事業となるか、まあまあの程度のもので終わるかは、誰も知ることができないのですが、最初からトップの地位を狙わないかぎりイノベーションとはなりえず、自立した事業とさえなることはできないのです。

具体的な戦略としては、産業や市場において支配的な地位を狙うものから、プロセスや市場において小さなニッチを狙うものまで、いろいろありうるのですが、起業家としての戦略は、すべて何らかの領域において、トップの地位を得るものでなければならないのです。

さもなければ、競争相手に機会を与えるだけに終わるのです。

トップを目指すことも、イノベーションだけではなく、あらゆるビジネスの共通項であるのですが、ほとんどのビジネスの関係者は、忘れ去っているのです。

画像は、本日試作したドリンクの数々で、どれもさっぱりして美味しかったのです。

このようなドリンクが普通に飲めないのが、不思議です。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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