貪欲な探究心、自分の情熱と向き合う

ラーメン学校の生徒さんの作品

8月の最終の土曜日の本日、大きなイベントもないので、本社のドリーム・ルームで、残っている仕事を片付けているのです。
火曜日に起きた自転車の転倒での脱臼の治療に接骨院に行くと、背骨の一部に異状があることが分かり、その部分を修正して貰うと、今までの痛みが嘘のように、非常に楽になりました。

脱臼を起こして以来、痛みが取れないので、何日間も不便だったのですが、だいぶ緩和されました。
治療時間にしたら、ほんの一瞬ですが、何日も痛かった部分が、一度で治りました。プロのレベルの大切さがよく分かりました。

そして、LAで寿司の学校を主催している松田さんからお土産に戴いた、「ペイン・ゼロ」という痛み止めの湿布薬が大変役に立ちました。
患部に温かくて、心地良い、痛み止めで、私の脱臼を予測していたかのようなタイミングの良さには、感心しました。

昨日は、ラーメン学校の最終日で、生徒さんのスープの完成度のチェックと、盛り付けの完成度のチェックがありました。
今回の生徒さんたちの行動を見て心配になったのは、生徒さんたちの欲がないことでした。当社の麺学校では、単一のスープだけではなく、生徒さんたちが希望するスープであれば、何でも教えます

今回の生徒さんたちの希望のスープは、濃厚な博多トンコツは1名、鶏白湯が1名で、その他の多かった希望は透明な清湯スープでした。
そして、それぞれの生徒さんたちは、自分がやりたいスープだけに終始し、他人のスープには全然、興味を示していないのです。
折角、いろんなスープを教えているのに、自分がやりたいスープだけを理解出来ると、他のスープには、ぜんぜん興味を示さないのです。
熱心な生徒さんが参加している場合は、自分のスープは当然ですが、他の生徒さんのスープも熱心に味見をしたり、レシピをコピーしたり、自分が求めているスープだけでなく、他の種類のスープも色々と試してみるのです。

そのような貪欲さが、今回の生徒さんたちには見られませんでした。

今回だけではなく、最近の麺学校ではときどき、そのような生徒さんを見受けるのです。
高額な授業料であるし、貴重な時間であるので、たいへん勿体ないと思うのですが、その辺の打ち込みが足りないのではないかと思います。
これは、私だけが感じるのではなく、一緒に麺学校で生徒さんたちと真剣に向き合っている講師たちも同じような意見を持っています。

そして、毎回、1回ごとのクラスによって、非常に活発で盛り上がるクラスとそうでないクラスがハッキリしているのです。
われわれの見るところ、この大きな違いは、熱心な生徒さんが少なくとも、1人、出来れば2人いれば、クラスの雰囲気がまったく異なります。
情熱のある熱心な生徒が1人か2人いると、まったく別世界のチームのようになるのです。
これは、麺学校だけではなく、あらゆる組織とか、チームに言えることで、熱心な人は、ほんの一握りで良いのです。
発火材になるような情熱溢れる人が1人か、2人入れば、火を点ければ、一瞬にして燃え広がります。
ところが、湿った木材のような人材ばかりが何人いても、いくら火を点火しても、ぜんぜん、燃えないのです。
従って、人材採用の場合は、情熱のある人を必ず入れておくことが重要です。

情熱のある人は、行動が違うのですぐに分かります。
何か、教えたり、依頼しても、依頼した以上のことをやってくれるのです。
情熱のない人は、依頼したら、依頼した以下のことしかやらないのです。
従って、企業、組織においては、情熱のある人を見つけることが、組織の命運を握るのです。

当社は麺学校を主催していて、毎月、生徒さんを迎えていますが、これだけ高額な費用を負担し、貴重な時間を使って参加する生徒さんでも、本当に情熱を持っていると言えるのは、参加した生徒さんのうち、1割か、2割程度しか、いないのではないかと思います。
以前にも書いたように、国内と海外組を比較すると、圧倒的に海外組の方が、情熱を持っています。そして、あらゆることに対して、貪欲(アグレッシブ)です。

自分自身が人生を賭けて取り組むテーマとしては、絶対に、情熱を持てるテーマを選ぶべきであり、もし、麺に情熱を燃やしているとすれば、麺学校での取り組みを見れば、本当に情熱を持っているかどうかが分かります。

国内からの生徒さんを見ていて、私は経営ノウハウ講義の初めには、必ず情熱の話をすると、参加している生徒さんは皆、麺ビジネスに情熱を持っていると、回答します。
情熱の本当の意味を理解しているのかと、気になります。
情熱は、外から授ける訳にはいかないので、もっと自分自身の情熱と真剣に向き合って戴きたいと思った、今回の麺学校でした。

画像は、生徒さんの作品事例です。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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