本日から、仙台でイベントとともに、私のセミナーが始まります。今回の仙台のイベントも大盛況で、当社の事務所が狭いので、お借りした東北石川食糧様の会場も満員で、椅子が足りず、立ち見が出るようです。
今回のイベントは、仙台の拠点を設けて満十年目の記念イベントです。10年前に、仙台での拠点を設けるために、物件をあちこち探し回ったことが、遠い昔のように思い出されます。
物件だけでなく、スタッフにもなかなか恵まれずに、現在のスタッフに落ち着くまでに、何年もかかったのです。
今のように余裕がなく、規模のはるかに小さかった10年前の当社にとって、仙台に拠点を設けることは大きなチャレンジでした。
その頃の当社の正式な拠点は、まだ、大阪にもなく、福岡もなく、唯一東京だけで、社員が自宅を兼用している拠点が、熊本、福井、ソウルにあっただけです。
従って、仙台の拠点の成果が上がらなかったら、全社共倒れになってしまうのです。
そのために、拠点開設後も何度も何度も、仙台の拠点に応援に来て、スタッフを指導したり、励ましたり、叱ったりしていたことを思い出します。
当社の営業活動自体は、創業時の九州から始まり、関西、関東までは創業10年以内に作り上げ、速かったのですが、その後、関東でずっと止まっていて、東北までなかなか北上出来なかったのですが、正式な拠点としては、仙台はむしろ早い方であったのです。
仙台の拠点開設の後、軌道に乗り始め、福岡、ソウル、大阪、札幌、高崎、名古屋と次々と開設していったのです。
従って、当社の各地の拠点が、こんなに各地に、正式に出来始めたのは、ほんの10年間であったのです。当社のこのような大きな転換点は、拠点開設と併せて、女性の採用の時期とほぼ同時期であったのです。
このことは、私が現在学んでいるサービス・プロフィット・チェーンの原理原則とよく符合しているのです。
私の長年の経験で言えば、男性と女性を比較すると、どちらがより高いレベルのサービスに向いているかと言えば、絶対に女性です。
女性の細やかな部分、丁寧な部分、おもてなしの部分、そして、絶対に妥協しない、一貫性です。
全国のお客さまを対象にする場合、拠点が多いのと少ないのと、どちらが良いかと言えば、絶対に拠点が多く、お客さまの近くに拠点を設けた方が、お客さまにより行き届いたサービスが出来るのです。
従って、当社は現在、国内各地に、他人資本の販売店ではなく、自社で保有している拠点を8ヶ所、そしてソウルに1ヶ所持っているのです。
当社も過去、10年以上前は、自前でほとんど拠点を持っていなかったので、販売店に頼っていました。ところが販売店は、自社の社員のように、細かくは動いて戴けないのです。
当然、販売店によっては、熱心なところもありますが。
そして、自社の場合は、現在、各地のドリーム・スタジオでは日々、無料での製麺講習会を開催していますが、自社所有でなければ、このようなことも出来ないのです。
現在、製麺機のメーカーで、東北が本店のメーカーは外して、東北地区に自前の拠点を持っているのは、当社だけです。
10年前に仙台に拠点を作った時は、東北地区のお客さまの数は、非常に少なかったのです。
ところが、この10年間で、現地スタッフの頑張りもあり、お客さまの数も大きく増えました。
そして、3年前の東北大震災は、当社にとってお客さま方にとっても、大きな衝撃でした。
一瞬にして、悪夢のような出来事が起きてしまったのです。
その後、当分の間は、仙台のスタッフたちは、お客さまの救援活動、一般市民の避難者の方がたのご支援を続けてきました。悪夢のような震災から既に3年半が経過し、まだ傷跡は大きく残したままですが、徐々に、震災からの復興が始まっています。
特に、福島の原発事故は未だ先がぜんぜん見えない、大きなジレンマを地域の人たちだけではなく、日本全体が抱えているのです。
このような仙台の拠点の10年間を振り返り、普段お世話になっている、東北地区の皆さまのお役に立つことが出来るとすれば、われわれのノウハウとか、知識をより多くの東北の皆さまへの提供であり、皆さまへのお役立ちだと思っています。
今年は仙台の拠点開設の10周年にあたるので、10周年を記念して、5月のイベントに引き続き、今年2回目のイベントを開催した次第です。
ドリーム・スタジオ仙台も10周年を迎え、更に、次の10周年に向けて、見違えるような状態を創らなければならないのです。
そうしないと、東北地区のお客さまに最高のサービスを提供し続けることが出来ないのです。
最高のサービスを提供し続けるためには、シッカリとした基盤を築いていないと出来ないし、そのような余裕がないのです。
次の10周年に向けて、ドリーム・スタジオ仙台の新たなチャレンジが始まります。
どうか、東北地区の皆さま、宜しくお願い致します。
画像は、昨日のエス・小山でのサービス精神の行き届いた、素晴らしいスイーツのパッケージの画像です。
昨日訪問した、エス・コヤマは、スイーツの天才のように言われていますが、それを超えて、サービスの天才であると思います。
全国各地に、ベーカリーとか、コンフェクショナリーで、それなりに繁盛している店は多いのですが、それは商品力で繁盛したりしていますが、エス・コヤマ は、サービス力、即ち、カスタマー・インテイマシーで繁盛していることが、従業員の何気ない対応、カスタマーの様子からしても、十分に見て取れます。
当社のスタッフたちにも、この素晴らしい体験を是非、させたいと思います。
私も過去、たくさんのさまざまな素晴らしい事例に触れていますが、エス・コヤマのサービス・レベルは抜きん出ていて、設計段階から、高いサービス・レベルが達成できるように仕組まれているのです。
オーナーにはまだお会いしたことがないのですが、一度、オーナーにもぜひ、お会いしたいと思っております。
今回のエス・コヤマの素晴らしさに触れ、改めて高いサービス・レベルを引き出す公式は次のようであることがよく分かりました。
「卓越したサービス=サービスシステムの設計×企業文化」
そして、高いサービスを目指した企業文化を構築するのも、最低3年はかかることを覚悟しなければならないのです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。