素晴らしい従業員を確保し、確保した従業員をシッカリとした戦力に育成するために2

麺学校 経営ノウハウ講義の様子

 

昨日よりの継続の、「素晴らしい従業員を確保し、確保した従業員をシッカリとした戦力に育成するために」、以下のような職場を目指さなければならないのです。

1.体力的、環境的、学びのある職場(成長し続けることが出来る場所であること)

2.働く人に負荷をかける職場(体力だけではなく、思考的な部分が重要)

3.働き癖をつけることが出来る職場

4.そこにいるだけで、心が高まるような職場

5.カスタマーに高い価値を提供し続けることが出来る職場

以上のことは、もし、自分がそこで働くとすれば、どんな職場であれば良いかという視点で考えてみればよく分かります。

先ず、最初の項目ですが、最近では、当社へ志望する若い人たちの志望動機を聞いてみると、当社に入社すると、成長出来る可能性が高いからと答える志望者が増えているのです。

特に成長志向の高い人ほど、成長出来る可能性の高い職場での勤務を、望むので、優秀な人を採用しようとすればするほど、成長出来る可能性の高い職場にしておくことが大切です。

成長出来る職場とは、会社全体に学習志向が高く、学習を奨励し、新しいこと、難しいことに果敢にチャレンジし、失敗から学び、成功からも学び、学ぶことを楽しむ社風、文化が醸成されていることです。

そして、個人の成長が当たり前であり、個人の成長が会社の成長につながり、成長しないのはあり得ないという価値観が根ざしているのです。

これは頭脳に関することだけではなく、体力的、精神的にも成長することを奨励していて、そのような環境を備えているのです。

2番目に重要なことは、常に働く人に負荷をかけることです。

難しい仕事を与え、絶対に安心領域に放置しないことです。

人間は誰しも、安心領域で仕事をすると楽なので、ついつい、安心領域に留まり、出ない方が心地よいのです。

しかし、安心領域で居続けると、いつかは安心な状態ではなくなるのです。

だから、何かにチャレンジして、それが簡単に出来るようになると、既にその場所は安心領域になっているので、幾ら安心領域で居続けても、それ以上の成長はないのです。

現在の安心領域から逸脱して、更に上位の安心領域を目指し続けるのです。

それには、そのような重い負荷を心地よいと思えるようなスタッフを選び、常に、スタッフに重い負荷をかけ続けることです。

第三番目は、働き癖を付けることです。

普通、われわれは毎日8時間働くとすると、睡眠の時間を省いた1日の大半の時間を働いていることになります。

この働く時間が楽しいか、或いは、楽しくないかで人生は大きく異なってきます。

だから、仕事の選定の第一条件は、情熱が持てる楽しい仕事であるかどうかが、非常に重要なのです。

そして、働くことが楽しいことだと、スタッフたちに理解させることが大切であるのです。

働くことが楽しいのと、苦痛であるのでは、人生の結果がぜんぜん違った結果になります。

スタッフの人生を素晴らしいものにするためにも、仕事は楽しい、楽しく働ける癖付をすることです。

第四番目は、従業員にとっても、お客さまにとっても、そこでいるだけで心の高まるような、すべてが学びである場を作ることです。

一貫性のあるコンセプトの下に、内装、外装、雰囲気が統一され、その場所そのものが、会社の広告塔であり、スタッフたちの自慢の一部であり、お客さまにとっても、居心地の良い場所であるのです。

最後は、われわれのビジネスの目的はお客さまに高い価値を提供し、高い次元で、お客さまの成功に貢献し続けることなのです。

もう一度、カスタマーの価値方程式を復習してみると、次の通りです。

価値=(「結果」のクオリテイ+結果を得るための「プロセス」のクオリテイ)÷(「売価」+「手に入れるのに必要なコスト」)

上記を単純化すると、「価値=クオリテイ÷コスト」になります。

お客さまにとっての価値とは、詰まるところ、クオリテイとコストとのバランスであったのです。

これは、うどん蕎麦店等で、食べた時に得られた商品の品質の満足感と支払った価格とのバランスであるとも言えます。

要するに価値が大きいほど、お客さまに再利用して戴ける頻度が高まり、売上が上がり、利益が上がり易くなります。

更に、上記の価値をもっとさまざまな視点から深く掘り下げていけば、さらに多くの学びが得られます。

クオリテイについて、コトラーは次のような項目を挙げています。

「結果」については、
① 商品そのもののクオリテイ(提供する商品の機能・品質・性能などの提供価値のコアになるもの、カスタマイズによる魅力度アップも含む)
② イメージ・クオリテイ(ブランド価値であり、企業や商品のブランドそのもので、商品の機能ではなく、取引自体や保有することに価値を感じる)

「プロセス」については、
① 従業員のクオリテイ(従業員の能力・人間性・信頼性がこの価値の源泉、また、顧客は従業員が社内の内部資源をどれだけ顧客のために調達できるかを見てい る、他にソリューション・クオリテイとして、顧客の課題を持っている経営資源を活用しながら解決すること、顧客が気付いていない課題を抽出し、それを解決 することで価値が高まる)
② サービス・クオリテイ(アフター・サービスや支払い条件、購入のし易さ、付属景品などのコア価値以外の補助的なもので取引の魅力度を高める、他に提供タイ ミング・クオリテイとして、顧客の購買タイミングに合わせて提案すること、顧客が欲しい時に提供出来ること、顧客が求める情報をタイミングよく提供出来る こと)

コストについては次の通りです。

「売価」については、
① 金銭的コスト(顧客が商品、サービスを購入するために支払う金額のこと、価格を下げることにより、価値を上げる側面もある)
② 心理的コスト(初回購入時の不安・購入時のストレスなど)

「手に入れるのに必要なコスト」は
① 時間的コスト(顧客が商品、サービスを手に入れるために要する時間)
② エネルギーコスト(労力コスト等のことで、購入するまでに情報を集めたり、社内で根回ししたりする手間、商品探索や購入時の手続き、店舗から自宅に持ち帰る労力等)

以上より、社内でチャレンジしなければいけないのは、価値方程式の分子である、「結果」のクオリテイと「プロセス」のクオリテイを高め続けること、要するに、商品力とサービス・レベルを上げ続けることです。

次に利益を減らさないで、分母の「売価」と「手に入れるためのコスト」を下げることに挑戦し続けることです。

これらは、いずれも社内のスタッフたちの大きな努力目標になります。
画像は、昨日の経営ノウハウ講義の様子です。

世の中に遅れないだけではなく、サービス部門も世の中をリードし続けることが重要なのです。

それには、一貫性のあるサービス哲学、即ち、サービス・ポリシーが基礎になるのです。

同様に、麺専門店にとっても、一貫性のあるサービス・ポリシー、商品のポリシーを明確にすることが最初に必要なのです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)

藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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