昨日は、東京支店でのイベントにおける私のセミナーでは、予想以上に多くのお客さまに、熱心に聞いて戴いたのです。
昼からの眠い時間にも関わらず、多くの参加者の目は開いていたのです。
以前は、話している前で居眠りをされたら、気になっていたのですが、最近では、少々、居眠りしてもぜんぜん気にせずに話をすることが出来るようになりました。
特に、昨日のセミナーでは、アメリカ、ボストン在住で最近、ラーメン学校に参加された広本さんとか、12年前のうどん学校に参加し、都内で繁盛うどん店を経営していた「悠讃」の倉持さんとか、熱心な方々が多く参加されていたので、余計に盛り上がったのです。
そして、本日の私のセミナータイトルは、「これからの麺ビジネスの重要な視点はこれだ!~消費税増税後も影響が出なかった麺ビジネス~」です。
以前から私が予想していた通り、4月の消費税増税後もうどん店、蕎麦店、ラーメン店における売上はぜんぜん、影響がないことが報告されています。
しかし、自動車とか、住宅とか、規模の大きいビジネスには大きい影響が出ていることが報じられています。
私が消費税増税は、麺専門店の売上には影響が出ないと予見できたのは、過去のデータを分析した結果です。
われわれのビジネスは、目的が明確で、少し前が見えると、大きく踏み外すことはないのです。
例えば、東京から、福岡まで車で走る場合、福岡という目的地が明確であれば、ヘッドライトで照らす先が見えていると、間違わずに目的地に行くことが出来るのです。
未来を見る方法は、下記のように、いくつもあります。
1.過去のデータを参考にして、未来を読み解く。(事例:今回の消費税アップの影響)
2.大きなトレンドから未来を読み解く。(小さいノイズは気にしない)(事例:健康志向)
3.あらゆる統計データを元にして、未来の姿を想定する。(事例:生産年齢人口の減少、単身世帯の増加、生涯未婚率の増加)
4.ライフ・スタイルの変化を読み解き、未来を想定する。(事例:カフェの必要性)
5.進化している売り場の定点観測(セブン・イレブンの弁当売り場は日本の食の未来を反映している)
6.日々、積極的にさまざまな食関連の施設を見て回り、新しい変化の芽を見て回る。(毎月半分は出張で、出張の折には、必ず、その地方での繁盛している、成功している事例を見て回り、私だけではなく、必ず、スタッフたちも一緒に同行する)
7.海外視察での地球規模のトレンドを読み取る。(事例:毎年、世界各地での食文化の変化を見る)
8.多くの雑誌、書籍を通じて、世界のトレンドを読み取る。(事例:世界のライフ・スタイルの変化、トレンドの変化についての雑誌、書籍を定点観測している)
9.ネットから多くの情報を得る。(事例:世界のさまざまな情報をリアル・タイムで入手する)
10.世界中から参加する麺学校の生徒さんを通じて、世界中のホットな情報に触れる。(事例:世界各地からの生徒さんは、さまざまな得難い情報を持っている)
11.有意義なセミナーには積極的に参加する。(事例:自分の知らない未知のジャンルのセミナーには常に積極的に参加して、充電に心掛ける)
12.常に早朝に思考の時間を取る。(事例:単に情報のインプットだけではなく、情報同志をミックスして、新しい概念を創り上げ、ものごとの本質を徹底的に深く思考する)
私はいつも以上のことに気を付けて、食の市場の変化、われわれの業界の変化に気を付けているのです。
そして、このようなビジネスに必要なことへの興味を持つことの原点は、情熱なのです。
従って、生きていく上で、ビジネスの上で欠かせない燃料は情熱です。
情熱と合せて、ビジネスにとって重要なことは、トップになるという強い意志です。
トップを目指すのとそうでないのとでは、結果はまったく異なるのです。
ビジョナリー・カンパニー②のハリネズミの概念にあるように、ビジネスにおいては、①世界一になれるジャンルだけを目指す、②情熱が持てるジャンルだけを目指す、③収益が上がるジャンルだけを目指すことは欠かせないのです。
そして、以上に挙げた1から12までの項目を日々、注意していると、いつしか業界の未来の姿が見えてくるのです。
そして自分のビジネスをそれに合わせて、どのようにアジャストすれば良いのかが分かるのです。
或いは、今から始めるビジネスを、どのように組み立てていけば良いのかを、見極めることが出来るのです。
上記12の思考の時間を使い、ビジネスの本質を徹底的に深く思考するのです。
私は創業期において、製麺機ビジネスで市場シエア・トップになるために、製麺機ビジネスの本質は、麺の美味しさであることを読み取ったのです。
このように、携わっているビジネスの本質を深く思考することが成功の近道なのです。
画像は、昨日のセミナーに参加された、悠讃の倉持さんです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジティブなロッキーです。