うどん・ラーメン・そば屋開業・繁盛店を目指す|「トップを目指す」について

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本日のテーマは 開業で失敗しない10ヶ条 6.トップを目指す について

トップを目指さないといけない一番大きな理由は、現在の時流です。
25年前にバブルが崩壊し、日本の経済が過去、右肩上がりで有ったのが、右肩下がりの経済に入ってしまっているからです。
日本国内でビジネスをやる限り、右肩下がりの経済環境から逃れることは出来ないのです。

例えば北海道は、夏場は非常に景気が良く、観光客が多くて、北海道全体が夏のシーズンは非常に潤っていて、冬場5千円位で泊まれるホテルが夏場は2万円近く掛かります。
このように北海道では、夏と冬で全くお客さまの入り(景気)が違い、北海道は、1年間の間に不景気と好景気が繰り返している事になります。北海道の飲食店の夏場は、どの店もお客様が一杯ですが、冬場は強い店だけしかお客様が来ないのです。
要するに、景気の良い時は全てのお店が潤い、景気が悪くなると強いお店しか潤わないのです。

これは、バブルの時を振り返ってみると非常によく分かります。

例えば自動車メーカーの例で言うと、バブルの全盛の頃は、日産はシーマが良く売れて、シーマ現象という言葉も生まれたぐらいで、三菱もパジェロが非常によく売れて、国内シェア3位で有ったのが、2位の日産自動車の背中が見えてきたと言われた時が有ったくらいです。
マツダも5チャンネル(自社系列の乗用車用販売網を5系列有すること)も販売網があり、非常によく売れていて、景気が良い時は、全てのメーカーが潤うのです。
ところが、バブルが崩壊して景気が悪くなると、日産はルノーの傘下に入り、三菱は、ダイムラー・ベンツの傘下に入り、マツダはフォードの傘下に入ってしまいました。

ビジネスというのは、このように景気が悪くなると、強い会社しか生き残れず、強い会社とは、すなわち「シェアが非常に高い強いメーカー」あるいは、「地域一番店」なのです。
われわれは、今のような(シュリンクしていく)日本のビジネス環境においては、「地域一番店」を目指していかなければ、生き残っていけないので、その為に、「トップになる」ことが非常に重要なわけなのです。

既に日本は、生産年齢人口が1995年をピークとして、それ以降下り坂で、ピーク時と比べると12%も減少しています。生産年齢人口とは、15歳から64歳までの働き盛りの消費人口でもあるわけですから、日本の消費がどんどん減退していくのは、やむを得ないことです。
従ってそのような時代におけるビジネスは、強いポジション、すなわち、「トップを目指していく」ということでしか、生き残る方法がないということを我々は、理解して生きていかなければいけないということです。

更に、どんなに小さい市場でも、市場のリーダー(トップ)を目指すことが重要で、これは、多くの店舗、多くの新規開業者が忘れてしまっている大切なことです。
マーケット・リーダーになること、その市場でのリーダーシップを取ることに執着していないことです。ほとんどの店舗は、売上を幾らにしたいとか、営業利益を何パーセントにしたいとかの目標や希望は持っています。そのような目標は、マーケット・リーダーになれば簡単に解決出来るのに、マーケット・リーダーになることを考えてもいないのです。

市場のリーダーすなわちトップになれば、下記のような実にさまざまなメリットがあるのです。

1.リーダーになると価格や基準を決め易くなり、市場をコントロールし易くなる
(2位以下はトップに従う)

2.仕事がやり易くなる
(仕入れ先の注目が集まり、良い商品が安く入手できるようになり、良い人材が集まりやすくなってくる)

3.良いお客様が集まってくる
(お客様の信頼が増すようになってくると同時に、ビジネスの質はお客様の質で決まるので、良いお客様を確保すると、ビジネスが非常に楽になってくる。反対に悪いお客様を相手にすると、ビジネス自体を駄目にしてしまう。)

4.良い情報、必要な情報が集まる様になる
(最初に良い情報が集まり、視界がよくなり、今まで見えなかったものが、見えてくる)

5.周囲の人達の見る目が異なってくる
(信頼が増し、最初からお客さまの期待値が高まる)

6.周囲の期待度が高まり、仕事の基準が高くなる
(組織の中で、これがリーダーと言える仕事かとなり、仕事の質が上がる)
(事例)それが、世界一と言える仕事か。

7.組織のスタッフに自信と誇りが出来る
(やっと、努力が報われた)

8.ブランド価値が上がる
(ビジネス活動は、ブランド価値を上げ続ける活動である)

9.利益が出やすくなってくる
(様々な相乗効果の結果)

10.努力と成果、行動と成果の比率が変わってくる
(同じ行動をしても、成果が上がりやすくなってくる)

上記の項目は、インターネットの急速な発達により、余計に加速されるようになってきたのです。

更に、トップを目指さないといけない理由として、トップと二番手では、得られるものがまったく違うことを理解しなければなりません。
「日本で一番高い山はどこですか」と尋ねると、ほとんどの人は「富士山」と答えることが出来ますが、「では、日本で二番目に高い山はどこですか」と聞くと、誰も答えることが出来ないのです。
経営ノウハウ講義でよく使うネタで、答えられる生徒さんはなかなかいなく、二番手以下は存在感がなく、意味がないのです。

トップは、自分でフィールドを選ぶことができ、常にトップになれる土俵を作り上げれば、自店の得意分野で勝負出来、苦手な分野で勝負するのは敵陣で勝負するようなものです。

自分の最も得意とする市場、最も得意とする商品、サービスで、ライバルが絶対に真似できない独特な価値を提供することなので、もっと言えば、自分、自社の最高の強みの発見と、それが最大に活かされる市場を見つけ出すことなのです。

うどんそばラーメン店のような麺専門店を始める場合も、どこを目指すかということを決めておくと、何をしなければならないか見えてきて、あとは必要なことを着実にやり続け、妥協せずに一貫性を持ち、ひたすらやり続けることです。

自分のモチベーションが上がり、情熱を持てる分野で勝負し、例えば、うどん店なら「カレーうどんで地域一番店になる」といった目標を掲げるのもいいでしょう。
どこのエリアで一番、どのジャンルで一番と、範囲を狭くすると実現しやすくなります。
小さな目標で構いません。そのジャンルでトップになったら、次は範囲を広げます。
市内で一番、県北部で一番、県下一番と少しずつ目標を高め、最終的に日本一を目指す。夢のような大きな目標に向かってまい進することです。

売り上げの数字を目指すのではなく、トップになることが重要です。どんな分野で何をやるにしても、まずトップになることを目指しましょう。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジティブなロッキーです。

今日の写真は、本日のメンテナンス担当者です。休日もお客様からの製麺機のお問い合わせに対応してくれています。

Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)

藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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