うどん・ラーメン・そば屋開業・繁盛店を目指す|名言集 12-1 出光佐三

大和製作所製麺機の正規ユーザー勉強会

昨日から久しぶりに本社に出社し、皆と再会し、午前中は簡単な打合せを行ない、午後からは正規ユーザーさま対象の勉強会でした。

最初に私の2時間のセミナー「多店舗展開・人材育成」あり、その後、製麺機のメンテナンス講習、最後に交流会(オフ会)でした。

10年前とか、何年前の麺学校の卒業生、最近の卒業生と年次別にもバラつきがあり、地域も四国内、中国地区、九州、関西、北陸からと西日本全域からの参加でした。

皆さん、一様に明るく、元気で、日々の営業に頑張っていらっしゃいましたが、開業以来、時間が経っている方が多いので、どの位、進化しているかが楽しみでした。

殆どの方が単独店舗でしたので、多店舗展開の課題はほとんどなかったのですが、切実な人の問題を抱えている方がいました。

うどん蕎麦、ラーメン店のような個人店の場合、たくさんの人手を抱えることが出来ないので、普通はギリギリの人数で営業しています。

そのような中で、誰かベテランのパートの女性、或いは中心で頑張っている社員が辞めるようになった場合は、大きな痛手になります。

この場合の辞める理由はさまざまですが、給与の問題、オーナーとか店長とかの人間関係の問題、独立開業のため等、さまざまです。

一般的に一番多いのは、人間関係の問題ですが、これは本人が人間関係の問題で辞めるとは言わなないので、表には出て来ない場合があります。

昨日も参加者の方がたにお話をしましたが、一緒に働く人たちは未来永劫、ずっと一緒にいる訳ではなく、たまたま一緒にバスに乗り合わせたお客さま同士であり、降りる人もあれば、新たに乗ってくる人もいます。

そして、一緒に乗り合わせている間に最高に素晴らしい時間を共有すべきであり、そのように努力をすべきだと思います。

従って、場合によって、行き先が違った人(価値観の異なった人)がいれば、当然、バスから降りて貰えば良いです。

同じ方向(同じ価値観)を持った人同士でないと、スムーズに目的地にたどり着くことが出来ないのです。

麺専門店の場合は、開業に対するハードルは高くないので、その店で学んでから独立開業を志す人は出てきます。

場合によっては、近隣で開業し、ライバル同士になる可能性もあり、それは起こり得ることだと、初めから理解しておくことも大切です。

昨日も触れましたが、頼がすべてのビジネスの基礎になるのは、この点なのです

まず、一緒に働く人たちと深い信頼関係を築いておくことによって、お互いに理解しあった上で勤務して貰い、真実をお互いに話し合える関係にしておき、完全な信頼関係を築いておけば、急に辞めたりすることなく、もし辞める場合も事前に分かっているので、人手の問題は起きにくいのです。

本日は午後から、地元の高校で、「社会で必要な力」のタイトルで、高校1年生の人たちに話をしてきます。

本日は、石油元売り会社大手の出光興産創業者の出光佐三(いでみつ・さぞう)で、神戸高等商業学校(のちの神戸大学)卒業後、神戸で小麦と石油を商う酒井商店に丁稚として入社、25歳で独立し出光興産の前身である出光商会を創業し、貴族院議員も務めたのです。
http://systemincome.com/main/kakugen/tag/出光佐三

1.自分に薄く、その余力をもって人のために尽くせ。

2.人と違うことをやるには

よく私のやっていることは非常に変わっておると言われるが、一般人とは全然違った歩き方をしているからだろう。
それは結局、本を読まずに考えてきたことから来たんじゃないかと思う。
体が弱いし神経衰弱であるから第一に仕事を怠ける。
何をやってもすぐあくびが出たり嫌になってしまう。
また短気になる。
それを何とか克服していこうというので病と闘ってきた。
それが私の一生を貫く大きな原動力になった。

3.信用を落としてまで金儲けはしない

私は人材本位であり、金は儲けたいが信用を落としてまで金を儲けることはできない。
すると、支店長あたりから見ると私のような考えは馬鹿らしく思えるらしい。「世の中は金がなければなんにもできない。どんなことをしても金は儲けたいというのが万人の望みではないか」と言うのだ。
それで、支店長と私はいつも喧嘩した。

4.苦労をすればするほど人間は完成に近づく(大卒の新入社員に語った言葉)

君らは3年か5年大学に行ったために自惚れすぎている。
そして、人間が完成したように思っているが、人間というものは実に何も力はないのだ。
ここの会社に入ったならば、まず俺は大学を出た、卒業したという気持ちと卒業証書を捨てろと言う。
人間社会の人情の複雑な中に飛び込んで、その中で鍛えて鍛えて鍛え上げていくところに人間の偉さが出てくる。
苦労をすればするほど人間は完成に近づくのだ。

5.毎月売れるものを商う

門司に出て石油の店を始めた。
それまでは小麦をやっていたのを、なぜ石油にしたかというと、潤滑油は毎月売れるからだ。
衣食足りて礼節を知るというから、まず衣食の道だけは決めてかからねばならない。
それには潤滑油みたいに毎月売れるものをというわけだ。

6.仕事は第一線で働く人だけにやらせる
(太平洋戦争中、軍に対しての発言。当時軍は南方への石油配給について大きな石油会社を設立し、各国に子会社を置き、さらに石油委員会を置くという3重管理を行おうとしていた。出光氏はそれでは効率が悪いからやめなさいと提案した)

人間は自分のする仕事が直接目に見えないと、仕事をする気にはならないものだ。
第一線の本当に働く人だけで仕事をやったらいいだろう。
人間があまりに多いと、自分の仕事の持ち分がわからなくなる。
そうしたときは働かなくなる。

7.自分で考えることの重要性

本を読まなかったので自然自分で考えるようになる。
本を読んでいたらかえって何事も人の後を追っかけているようなことが多かったろう。
私の考えはそこで生きてくる。
人間は学問や理屈以外にも自分を磨く方法がある。

8.大手を利用する

いままでの世界カルテル(石油メジャー)というのは世界的には非常な貢献をしている。
それがために今日の石油の繁栄がある。
しかし、それにしても出光はカルテルに始めから終わりまでいじめつけられた。
このことを根に持ったことは一時はあった。
しかし、これは商売であるから、私はカルテルの過去の恩義を恩義として考えたい。
日本のためにカルテルに尽くしてもらうようにすることが、私のこれからの仕事だと思っている。

9.個人の感情ではなく、国家の仕事であると考え仕事す

私は今後は、何もいままでのことにとらわれないで、出光個人の感情ではなく、私たちの仕事は国家の仕事であるという見地から仕事を進めていきたいという気持ちを持っている。

10.カルテル企業との付き合い方

石油カルテルは悪いものかというと決して悪いものではない。
これがあったから世界の石油資源が開発され市場も大きくなって今日の石油事業が存在するのである。
メジャー・カンパニーがやっているカルテルは大功労者である。
けれどもこちらが隙を与えると独占されて高く売りつけられる。
こちらが実力を持って隙を与えないようにして向こうを利用していけば、向こうも喜んで日本のために尽くす。
これがカルテルの本当の姿である。
であるからこちらは実力をしっかり持っていなければならない。

11.組織は小さく

いまの官庁などは人間が組織に使われているが、我々の方は人間が組織を使うのだから組織は小さくてもいい。
では組織は無用かというと無用じゃない。
最小限度に使う。
法律でも規制でも人間がしっかりしておれば最小限度で済む。
私の会社は小さい組織だ。

画像は、昨日本社で開催された正規ユーザー勉強会へのご参加の皆さん方です。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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