今回の出張は、国内出張から始まり、連続で北米1週間の
今回も、実際に来て、いろんな人に会い、現地の事情がよ
海外への出張には、貴重な時間とお金がかかりますが、こ
今回の出張においても、信頼の大切さを強く感じ、ビジネ
来週、東京支店でのセミナーでは、「信頼 それこそがビ
その一節に信頼に関する次のような話があります。
ある男(ここではジムと呼ぼう)がニューヨーク市で店を
朝食時や昼食時にはいつも長蛇の列ができた。
彼はある日、待ち切れずに他の店に行ってしまう客が多い
また、彼一人で切り盛りしていたため、お客にお釣りを渡
そこでジムは、1ドル札と硬貨を入れた小さなかごを店の
勘定を間違える客や、こっそり余分に持って行く客がいる
大部分の客は極めて正直で、チップを普段より多めに置い
また、お釣りを渡す手間がかからないので、客の回転率は
さらに、信頼されていることに気を良くした客が常連にな
ジムはこうして他者を信頼することによって、コストをか
やはり、信頼が減るとスピードが低下し、コストが上昇す
そして、信頼が増えるとスピードが上がり、コストが減少
以上の様に、信頼はビジネスのスピードを上げて、コスト
今日のダイキン工業の話は主にM&Aに関する話で、これ
53.自社特有のものづくり文化を
自らの技能への自負や誇り、同じ価値観を共有する社員同
こういったもろもろのものが渾然一体となって、特有のモ
54.M&Aの理想型
普遍的な考え方やノウハウなど、優れているものならば、
お互いの自主性や文化の違いを認め合いながら、一緒にや
55.買収後の対応はケースバイケースで
対話によってお互いを知り、理解を深めるという人間関係
ですから、買収後のマネジメントについて、一律の型に当
これまでの買収では、買収時の経営者とマネジメントの状
56.異質なものを組織に取り込むことで、変化に対する
M&Aや提携、連携では、他社の力をうまく取り込み、自
異質なものを組織に取り込むことで、変化に対する柔軟性
57.M&Aは「時間と人」だけではなく「人材育成の場
少々無理はあっても、これからのダイキンを担う人材を抜
さらに彼らが抜けた国内の部署では、その役割を引き継い
「M&Aで時間と人を買う」と同時に、「人材育成の場を
58.M&Aはグローバル人材を育成するチャンスでもあ
M&Aは人材を育成する絶好の機会とも言えます。
OYLを買収した時の話です。買収調印直後に技術、製造
彼らは買収相手と融合し、成果を生むという、経験したこ
OYL側のメンバーとの対話や議論を通じて、直接「異文
立案した計画を実行に移す局面では、予想外の事態に直面
しかし、そうした経験によって、多くのメンバーが突破力
59.自主経営を貫くが、自前主義には執着しない
私はこれまで、「自主経営を貫くが、自前主義には執着し
最近、その思いはますます強まっています。
自主経営とは、「ありたい姿」や「あるべき姿」を従業員
あるところでは自前主義に徹底的にこだわって差異化を追
また、別のところではM&Aや提携によって足りないとこ
自主経営とは、こうした経営判断を自由自在に使い分けて
60.経営者は答えのないところに答えを出していくこと
いま、世の中では市場環境や競争条件が大きく変化する「
過去の分析や業界の常識にとらわれていては、もはや戦う
経営者には、いわば「答えのないところに答えを出してい
61.代理店がある程度の実績で満足してしまうなら子会
ダイキンの場合、まず1990年代後半以降、ドイツやス
販売特権を与えて当社製品を扱ってもらう、それまでの「
このM&Aで得た優秀な人材は2000年代に急成長した
62.M&Aを成功させる4つの要諦
1. M&A、提携、連携を日常茶飯事ととらえよ。
2. 相手の弱みも補完し、シナジー効果を創出せよ。
3. 買収後の共同チームでグローバル人材を鍛えよ。
4. お互いの納得感や信頼感の醸成がM&Aの効果を高める。
63.M&Aはお互いのシナジーが見込まれることが重要
自社に欠けているピースを埋めて補うのは当然として、買
「1プラス1が2以上になる」ような、お互いにとってシ
64.刻々と変化する状況に即して戦略の軌道修正と実行
私自身、海外の最前線に出向いて経営判断するとともに、
これに現場が実行に次ぐ実行で取り組んだ結果、2010
空調の海外売上高比率は今や60%以上に達します。
画像は、スピード・オブ・トラストで、たいへん深い内容
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキー