一昨日は朝一便で上京し、最終便での日帰りで、関東地区へ出張でした。
羽田空港から往復5~6時間の場所であったので、東京支店の前田さんに運転して貰い、往復ともずっと社内で仕事に没頭することが出来ました。
往復5~6時間、その間ずっとパソコンを使い、機内でも同様にパソコンに取り組んでいると、結構疲れていたらしくて、今朝は早起きが出来ませんでした。
本日からドラッカーの名言集の始まりですが、ドラッカーの名言集を読むと、改めて、ドラッカーはものごとの本質を深く極めていることがよく分かります。
今回の名言集には、ダイアモンド社のドラッカー塾でも学ばなかったことが、表現されていて、ドラッカーの幅広い一面を垣間見ることが出来ます。
改めて、ドラッカーの学びは深く、広いことが分かります。
本日も、「スピード・オブ・トラスト」の続きです。
信頼は人格と能力から成り立っていて、人格は第一の核である誠実、第二の核である意図から成り立っていますが、本日は案外分かり難い意図について深く、考察してみます。
・意図は、人格から生まれている。
・意図は意識であり、善意であったり、悪意であったり、心の中に抱く意識である。
・あらゆる行動は、意図の結果、起きている。
・人は自分を意図で判断するのに対し、他者は行動で判断する傾向がある。
・人はまた、自分のパラダイム(物差し)や経験を基準にして、他者の意図を判断する傾向がある。
・その人の意図をどう見るかが、信頼に大きく影響する。
・人はよく他者の行動からその人を判断し、その結果に基づいてその人に疑念を抱くことがある。
・自分の意図に対する他者の判断に対し、自分から積極的に働きかけることが重要である。(間違った判断をされないためにも)
意図について深く探求すると、動機、思惑、行動に行き着き、意図とは、まず動機があり、思惑になり、その結果、行動を引き起こすのです。
例えば、私が誰かを喜ばすために何かをしてあげたい、例えば、お袋のために、何かを買ってあげたい(動機)と思ったりします。
すると、何をしてあげれば喜んで貰えるだろうかと思惑を巡らせ、その結果、行動を起こします。
従って、意図には必ず、動機と思惑が伴ない、その結果、行動になるのです。
動機とは、何かをする根拠であり、「ある事」を「なぜ」するのかということであり、動機の中で最も他者の信頼を得られるのは、真の心遣いです。
即ち、他者への心遣い、目的についての心遣い、自分の行動の質に対する心遣い、社会全体に対する心遣い等々です。
従って、動機は使命に例えることが出来、思惑はコンセプトに例えることが出来、行動は戦略の実行です。
次に、「思惑」は動機から生まれ、動機をもとに、何をしようと思うか、どう進めようとするかということであり、最も信頼を与える思惑は、お互いの利益を追求しようとすることであり、すなわち、全員にとって最高の結果を誠実に追い求めることなのです。
他者のことをただ気にかけるだけではなく、他者の成功を心底願い、もちろん、自分も成功を目指している以上、そのために努力するのは当然であり、望ましいことであるが、他の人たちの成功も一緒に追求することを忘れてはならないのです。
人間は互いに助け合って生きていくものであることを認識し、信頼と利益の両方を築くことのできるような解決策を探し求めることで、近江商人の3方良しの精神なのです。
「行動」は一般的に、動機や思惑が具現化したもので、信頼性を生み出し、信頼されるのに何よりも効果的な行動は、他者の最大の利益のために振舞うことであり、そうすると、心遣いを示す意図と相互利益を求める思惑が明確に示されるのです。
そして、ここが肝心なところだが、「私はあなたのことを気にかけている」とか、「私はあなたに成功してほしいと思っている」などと言うだけなら簡単で、それが本心であることを実際の行動でもって実証しなければならないのです。
従って、一番最初に善意(または悪意)の意図があり、次に思惑になり、最終的に行動になって、それが人々に判断され、信頼されるか、されないかの結果になっているのです。
さらに意図の前には、その人の価値観があることが分かります。
従って、ここでもすべての出発点は、その人の価値観なのです。
従って、どのような価値観を持っているのかが、その人の信頼のベースになっていることがよく分かります。
だから、常に自分の持っている価値観を知り、持っている価値観の順序を理解し、価値観を常に見つめ直すことが重要なのです。
ピーター・ドラッカーは米国の経営学者、マネジメント研究の第一人者であり、日本では死後もなお、経営者に高い人気を誇っています。
そして、私が丁度、ダイアモンド社のドラッカー塾に通っていた頃に亡くなったのです。
オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系で、ナチスからの迫害を恐れ、イギリスを経てアメリカへ移住し、イギリス時代にケインズの講義を直接受けている。父はウィーン大学教授のアドルフ・ドラッカー。
1.業績を上げる最大のカギは責任感
経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。
業績を上げる最大のカギは責任感である。
権威や権限ではない。
2.リーダーの仕事は「命じること」から「聞くこと」へ
過去のリーダーの仕事は「命じること(tell)」だが、未来のリーダーの仕事は「聞くこと(ask)」が重要になる。
3.何かを成し遂げるのは強み
何事かを成し遂げるのは、強みによってである。
弱みによって何かを行うことはできない。
できないことによって何かを行うことなど、到底できない。
4.誰もが自らをマネジメントしなければならない時代
これからは、誰もが自らをマネジメントしなければならない。
自らを最も貢献できる場所に置き、成長していかなければならない。
5.仕事で成果をあげる人の特徴
私の観察によれば、成果をあげる者は仕事からスタートしない。
時間からスタートする。計画からもスタートしない。
何に時間がとられているかを明らかにすることからスタートする。
次に、時間を管理すべく自らの時間を奪おうとする非生産的な要素を退ける。
6.成果が出ない人の3つの特徴
いかなる成果もあげられない人の方がよく働いている。
成果の上がらない人は、第一に、ひとつの仕事に必要な時間を過小評価する。
第二に、彼らは急ごうとする。
第三に、彼らは同時にいくつかのことをしようとする。
7.イノベーションを成功させるには、焦点を絞り単純なものにしなければならない
イノベーションを成功させるには、焦点を絞り単純なものにしなければならない。
8.時間管理の鉄則
時間を管理するには、まず自らの時間をどのように使っているかを知らなければならない。
9.自らの強みは案外わからないもの
誰でも自らの強みについてはよく分かっている。
だが、たいていは間違っている。
わかっているのはせいぜい弱みである。
それさえ間違っていることが多い。
10.使命と信念の重要性
組織に働く者は、組織の使命が社会において重要であり、他のあらゆるものの基盤であるとの信念を持たねばならない。
この信念がなければ、いかなる組織といえども、自信と誇りを失い、成果をあげる能力を失う。
11.使命と信念の重要性
組織に働く者は、組織の使命が社会において重要であり、他のあらゆるものの基盤であるとの信念を持たねばならない。
この信念がなければ、いかなる組織といえども、自信と誇りを失い、成果をあげる能力を失う。
12.使えるものはどんどん使うことが大切
原因は何十年かのちに学者が明らかにするだろうが、行動する経営者としては待っていられないだろう。
使えるもの、分かったことはどんどん使いなさい。
本日は本社での11月のラーメン学校最終日で、生徒さんのスープの仕上げ、作品チェック、そして卒業式がありました。
11月うどん学校の生徒さんは出来が悪かったので、卒業証書は渡しませんでしたが、今回のラーメン学校の生徒さんは全員無事に卒業出来ました。
最終の作品完成も出来が良かった作品が多かったです。
生徒さんが熱心なほど、講師たちもモチベーションが上がり、幸せな気分になります。
画像は本日のラーメン学校の生徒さんの作品事例です。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。