昨日は1日だけ本社にいて、社内で会議と打合せを行ない、今朝は、6時半に自宅を出て、朝一便で羽田へ向かい、最終便での帰社の日帰りの出張です。
一昨日まで東京でいたので、本来であれば、ずっと東京で滞在していた方が便利だったのですが、社内での会議と打ち合わせのために、1日だけ帰社していたのです。
どんなにメール環境が便利になっても、顔を突き合わせて打ち合わせを行なうのと、まったく異なります。
打合せとか、会議は、顔を合わせて、膝を突き合わせての本音の打合せが重要なのです。
今日の日帰り出張の大半の時間は移動の時間で、移動の時間は貴重な思考の時間でもあります。
本日も、昨日の「スピード・オブ・トラスト」の続きです。
誠実さを身に付けるために、現在の自分がどの程度誠実であるかを自己分析するための質問を用意しています。
・自分は他者と会話するとき、常に正直であろうとしているか?
・自分は「言行一致」と言えるか?
・自分の価値観をはっきり理解
しているか?、それを貫き通すことに苦痛は感じないか?
・問題の再検討や自らの価値観を見直す必要が生じるとしても、自分は新しい真実を進んで受け入れているか?
・自分と約束したことを常に守っているか?
本書では、誠実さを身につけるのに、非常に有効な「促進手段」を3つ紹介しています。
1.自分との約束を守ることであり、誠実さを短期間で身につけるには、自分と約束したことを果たすことができるようになるのが一番の近道なのです。
本書では、自分との約束を守り、素晴らしい人生を送った事例として、著者の曾祖父の感動の物語を以下のように取り上げています。
私の家では、私の曾祖父、スティーブン・マック・コヴィーがリトル・アメリカというホテルチェーンを創設した話が代々語り継がれている。
1890年代、曾祖父は羊飼いの仕事をしていたが、ある冬の夜、ワイオミングのど真ん中で猛吹雪に遭った。
暴風が吹き荒れる中、秒速20メートルを超える突風と0度以下まで下がった気温に身体が耐え切れなくなり、死を本気で覚悟した。
曾祖父はうずくまりながら、自分白身と神に対して誓ったという。
今夜を生き延びることができたら、感謝の印として、誰も住まない辺ぴなこの地に人々のための避難所を建設します、と。
そして曾祖父は、その夜を生き延びることができた。
そして、しばらく時間はかかったものの、人里離れた地にあの夜に約束した避難所を建てたのだった。
そこには今はガソリンスタンドが一軒立っているだけだが、リトル・アメリカ・ホテルは大規模に展開している。
そこには今はガソリンスタンドが一軒立っているだけだが、リトル・アメリカ・ホテルは大規模に展開している。
また、稀に見るビジネス・キャリアの基礎にもなった。
曾祖父は死ぬまでに、ホテル、アパート、石油事業、金融業など、いくつもの強力な地域ビジネスをつくったのだ。
今誰かが私の曾祖父と同じ状況に置かれたとしたら、「こんな人里離れた場所にホテルを建てるなんて、馬鹿げてる」と言うに違いない。
私の曾祖父と神以外、誰一人その約束を知らなかった。
だが、スティーブン・マック・コヴィーは自分自身と本気で約束をし、それをやり遂げた。
そして、その実行力が、私を含む子孫全員に大きな影響を与えているのである。
以上の話より、この曾祖父が子孫たちに与えた影響は、計り知れないものがあったのです。
このことはわれわれに大切な2つの教訓を与えてくれます。
一つは、自分自身との約束を守ることの大切さで、もう一つは、日々の行動のすべてが未来への遺産を残していることです。
自分自身の未来に対する遺産だけではなく、次の世代、更に次の世代、その先の世代への永い子孫の未来に対する遺産なのです。
これは自分の家族への遺産だけではなく、広く社会に対する遺産なのです。
誠実さを身につけるための次の「促進手段」は、信念を貫くことです。
2.信念を貫くことで、誠実さ、あるいは一貫性を身につけようと思うのであれば、自分が忠実に守らなければならないもの、すなわち核(価値観)を持つ必要があるのです。
自分の内側に何があるか分からなければ、インサイド・アウトのアプローチのしようがなく、芯を持つこと、明確な価値観を持つことが必要で、自分の信念を見極め、それを貫き通さなければならないのです。
貫き通そうと思う価値観を見つけるには、何らかの方法で自分自身の目的あるいは価値観を明確にする作業を行うのが効果的で、麺学校の経営講義ではとくに、価値観を明確にする大切さを訴えています。
使命、コンセプトのベースになるのは、自分自身の価値観なのです。
誠実さを身につけるための3つ目の「促進手段」は、広い心を持つことです。
3.広い心を持つことは誠実さに欠かせないもので、世の中には、心の狭そうな人や横柄な感じがする人、自分には知らないことなどないと思っていて、相手の 話に耳を傾けない人、自分の知らない現実や原則が世の中に存在する可能性を認めず、見えている真実を拒絶する人などがいます。
率直であるためには、謙虚さと勇気の両方が求められ、謙虚さは、自分がまだ知らない原則の存在を認めるためであり、勇気は、それをひとたび知ったらそれに従うためで、誠実さを増そうと思ったら、心を広く持つよう努力すると良いのです。
本日まで、飯田亮(いいだ・まこと)氏で、人生を通じて、明確な価値観を持ち、その価値観に従って経営していたことが分かります。
同時に、自分自身の直観を磨き、直観に従って経営をしていたことがよく分かります。
26.若者が本気を出せない社会構造になってしまっている
近年若者は常識外の力を養ったり、発揮したりするチャンスを奪われていると思います。
教育制度を筆頭に、目上の愚かな人々がつくってきた仕組みの中で生きていかざるを得ないのですから。
27.経営者にとって最も避けるべきこと
経営のトップにある者が最も嫌うべきことは「逡巡」ではあるまいか。
決すべきことを決せないで逡巡し、一日延ばしにすれば、そのツケは後輩に回って、結局は経営を危うくしかねない。
28.セコム起業後、最初の6ヶ月間売り上げはゼロ
会社ができると私はすぐ営業に駆け回りましたが、日本で初めての仕事ですから簡単にお客ができるはずがありません。
セキュリティの必要さを説いて回っても、うんそれは面白い考えだと言われるばかりで注文はくれません。
結局、はじめの六か月間は受注ゼロというありさまでした。
29.料金前納は商売の基本
警備保障はなにしろ未知の仕事で、しかも料金は3か月前納という条件ですから、どの企業もおいそれとは乗ってくれません。
しかし、実家の酒問屋での修業時代に貸し倒れの恐ろしさを知った私には、料金前納はこの仕事の絶対条件だと思っていました。
やがてぼちぼちと契約が取れはじめ、社員数も増えてきて、日本の中に警備保障という言葉が認知され始めました。
30.新し物好きで夢中になる性格
私は生来、新しもの好きなところがあって、人がやらないことを夢中になってやる癖があります。
31.セコム創業前に父から贈られた言葉
今は亡き父が私の独立への選別として贈ってくれた「初心忘るべからず」には「男がいったん決めたことは最後までやり通せ」という父の励ましと戒めの気持ちがこもっています。
当初は親の意に背いて独り立ちする息子に対して戒めの意味で送ってくれたものと考えていましたが、いまでは父なりに励ましてくれたのだなとありがたく思っています。
32.初心忘れるべからず
「一念巌も貫く」といいますが、私がこれまでやってこれたのは「何が何でもやりぬく」という意志とともに、父から送られた言葉「初心不忘」が大きなエネルギーを私に与えてくれたからに他ならないと思っています。
この言葉は、今でも私の机近くの壁に掲げられ、父の戒めとして私を見守っているのです。
33.私の怒り解消法
滅入ったときには飲まない。
酒で憂さを晴らすのは、生き方の美学に反する。
まともに苦しさを受けるんです。
誰にもあたれないですから、部屋に閉じこもって、壁に物をぶつけたり、2ヶ月くらい怒り続けている。
いま自分の中で整理するより、人としゃべることを通じて、自分の感情を鎮めるパターンが出来ました。
34.規制の撤廃
規制や規則は大幅に撤廃するのがよい。
細かい規制や規則があると、人間は創造的な仕事をのびのびとしなくなる。
規制や規則の中に人間が埋もれて活性化できない。
遊ぼうとする柔軟さは管理職に求められる資質の一つ。
上が仕事一途の堅い人だと下は息が詰まっちゃう
昨日は、七尾市の商工会の方がたに当社の社内見学をして戴き、たいへん喜んで戴けました。
改めて、当社の社内自体が多くのビジネスをやっている方々の参考になることがよく分かりました。
今後、社内を多くの方がたに解放し、全国から多くの経営者に来て戴きたいと思います。
そして、健康によく、楽しい給食を味わって戴きたいものです。
昨日の給食は、道産子祭で、ホタテ、サケ、イクラがとても美味しかったです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。