ラーメン屋開業・うどん屋開業・そば屋開業で繁盛店を目指す|名言集 17-36 ピーター・ドラッカー解説(貢献に焦点を合わせること)

今年最後の家族の誕生日会

昨日から本格的に、私の最初に出版した経営講義の教科書「ラーメン、うどん、蕎麦店の教科書」の改訂版の仕上げを行なっております。

この作業には、既に先月から取り掛かっていますが、出版社の担当者の方との打ち合わせの結果、次つぎと改訂版に盛り込む事項が増えてきたのです。

年末までの休暇を活用して、現在、集中して取り組んでいるのです。

取り組めば、取り組むほど、もっとこのように修正すれば良くなるということが分かり、次つぎと修正点が増えているのです。

しかし、3月以降にこの教科書が完成して出版され、経営講義の授業で新しい教科書を使うようになれば、現在授業で補足していることがほとんど不要になり、教科書に含まれていない、新しい課題に取り組むことが出来るようになるので、授業がもっと面白くなります

そして、生徒さんが失敗することがより少なくなると思います。

しかし、それだけ生徒さんも難しくはなってきますが、本日のドラッカーの名言集に書いてあるように、麺専門店の経営者になるということは、より高い専門性が要求されるようになるのです。

要するに、プロ中にプロにならなければ、成果が上がらず、成功する可能性が低くなるので、当社で厳しい内容で授業を行なうのは当然のことなのです。

今後、起業する生徒さんの厳しさは、相当なものになりますが、その分だけ余計に成功率は高まるのです。

現在、うどん蕎麦店は毎年約3千軒、ラーメン店は約3800件が新規に開業し、ほぼ同数が閉店していて、1年未満の閉店が非常に多い状況です。

これは、プロになる前に開業しているのが大きな原因です。

当社の麺学校では、短期間でプロにするために厳しい指導をしていますが、一番重点を置いているのが、経営講義で、考え方を正すことです。

マネッジメントの理解なくして、永く繁栄することは出来ないのですから。

同時に、本日の名言集にあるように、経営者になる生徒さんたちに、正しい習慣を身につけて貰うことを理解して貰い、実践して貰うことなのです。

そのために、私自身が自分自身と約束して実践し、それを生徒さんに教えているのです。

自分自身が朝の瞑想、散歩、筋トレを日々実践し、それを生徒さんにも実行して貰うのです。

素晴らしい成果を上げるためには、健康体であることは必須であり、健康体を維持することは、日々の習慣なのです。

素晴らしい成果を上げるためには、知識を増やし続け、賢くなり続けることは、必須であり、これを達成するには、日々の学びが欠かせないのです。

コビー博士の7つの習慣の第二領域のように、重要であるが、緊急ではない事象に集中しなければいけないのです。

いよいよ年の瀬のカウントダウンが始まりますが、今年も最後まで、気持ちを引き締めて、頑張り続けます。

本日も、ドラッカーの名言の解説で、今日のテーマは「貢献に焦点を合わせること」です。

43.貢献に焦点を合わせること

知識労働者が貢献に焦点をあわせることは必須である。
それなくして、彼らが貢献する術はない。
知識労働者が生産するのは、物ではなくアイデアや情報やコンセプトである。
知識労働者は、ほとんどが専門家である。
事実彼らは、通常、ひとつのことだけを非常に良く行えるとき、すなわち専門化したときのみ大きな成果を上げる。
それだけでは不毛である。
専門家の産出物は、他の専門家の産出物と統合されて初めて成果となる。

(解説)「知識労働者が生産するのは、物ではなくアイデアや情報やコンセプトである。」とあるのは、非常に意味深い言葉であり、今までドラッカーが「知識」と言及していたことがこれに相当するのです。

私は、現在のように非常に複雑化した進化した時代に成果を上げるには、プロ中のプロ、即ち、専門家中の専門家になる必要があると、生徒さんたちに、経営講義では、言い続けているのです。

遠い昔、われわれの遠い、遠い先祖の時代には、職業は専門家されておらず、ほとんどの人たちは農業に従事し、自給自足の生活を行なっていたのです。

文明の進化と共に、徐々に専門家が現われ、医者とか、さまざまな職業が発明され、更に文明の進化と共に、それらの職業が細分化されたのです。

現在の医者の職業分類の幅広さを見ると、いかに専門化されているかと言うことがよく分かります。

私も学校を終えた時には、将来、現在のような仕事をするようになるとは、夢にも思わなかったのです。

さらに、「知識労働者は、通常、ひとつのことだけを非常に良く行えるとき、すなわち専門化したときのみ大きな成果を上げる。」とあるのも、よく分かります。

即ち、医者の世界においても広く浅くではなく、深さが深くないと正しい診察を行なえず、誤診の原因になってしまうのです。

これは、われわれのビジネスにおいても、どんなビジネスにおいても、共通のことなのです。

次に「専門家の産出物は、他の専門家の産出物と統合されて初めて成果となる。」とありますが、専門的な医者の場合でも、レントゲン技師とか、麻酔の医者とチームを組まないと手術が出来ないのです。

われわれの仕事もまったく同じで、学校のインストラクター、お客さま担当者、機械設計者、指導員、メンテナンス担当者と専門的な仕事が多岐にわたっているのです。

本日のテーマに沿った内容で、経営者としてのあるべき姿について、私のドラッカー・マネッジメントの師である、国永先生は、ドラッカーの名言集で次のように説明しているのです。

ドラッカー名言録78 「経営者の仕事は、ほかの人々を管理することから始まるものではない」

とかく経営者や管理者などというと、部下やそのほかの人々を管理することからすべては始まると、アメリカでも日本でも思い込んでいる人は多い。

ドラッカーは、それはとんでもないミステイクだと断言する。

すべては、自分自身を適切に管理するという仕事から始まるのだと強調する。

自己管理ができなければ、何事も達成することは不可能であるともドラッカーは続ける。

よくいわれている効率的な経営者や、効果性が高い管理者になることは、難しいことではあるが、決して不可能ではない。

しかしながら、効率性の高い経営者になるということは、正直に言って、実はすべてが大変困難なことであるともドラッカーは認めているのだ。

それには1回や2回限りの努力ではなくて、積極的によい習慣を付けることから始まらなければいけないからである。

しかも、そうしたことを何回も繰り返し行うことによって、初めてそうした習慣が「第2の天性」になるとドラッカーは主張する。

またドラッカーは、不幸にも、なかなか数の少ない真に効率的な経営者と、ただ頭がいささかよいだけの大多数の経営者との違いには、恐るべきものすらあると言っている。

したがって、われわれに課されている最大の仕事は、ただ頭がよい平均的な経営者を、本当の意味での効率的な経営者の水準にまでレベルアップすることであるとする。

言葉では簡単だが、この両者のギャップはかなり大きいとドラッカーは昔から言っている。

「効率性」という言葉は、しばしばわれわれも口にするが、それをめぐる未開拓の分野は極めて広く、かつ大きいものであることを認識しなければいけない。

そのために何をなすべきかの仕事については、相当分かってきている。

ここに、ドラッカーのいわばお得意の表現である「強みの上に己を築け」という勧めが登場する。

そのためには、自分の強みと、組織や会社の強みは何かを絶えず意識的に探求し、その強みを基礎としてそれぞれの仕事を築かなければならない。

そしてこれらのことは、誰しもがその気になれば、十分実行し得るのだとドラッカーは主張する。

しかし、これはかなり骨の折れる仕事であるので、よく考え少しずつ実践的に行動することが肝要だとドラッカーは勧めている。

最も効率を上げるのは、組織のトップである経営者のレベルいかんにかかっているという、このドラッカーの卓越した意見は、もっともだと思います。

そして、一番難しいのも、経営者自身の自己管理であると思います。

私自身も何度も書きましたが、今年の元旦にこのフェイス・ブックを今年は、1日も休まずに書き続けることを自分自身と約束したのです。

あと3日、3回で約束を完全に守ることが出来るのですが、1年間1日も休まずに書き続けたことで、自分自身に得るものが大きかったと思います。

自己管理により、経営者自身の良い習慣を身につけることを徹底すること、自分自身との約束を守り切ることは、大きな意味があることがよく分かります。

もうすぐ、新しい年が始まるので、今までの約束の上に、新しい約束を自分自身に課して、更に、来年はもっと進化していきたいと思っています。

昨日夜は、今年最後の家族の誕生日会で、いつものように、孫たちが大はしゃぎし、お袋が楽しそうでした。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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