正月の休み中は例年と同じように、たくさんの美味しい食べ物に囲まれ、少し食べ過ぎになり、体重も70kg丁度にまで成長しました。
食べる量に関しては、若いころにたくさん食べていたことが嘘のようで、今頃は、1日1食でも十分、過ごせそうな感じです。
最近は「成果を上げる」をテーマに取り組んでいますが、成果を上げる第一歩は、良い習慣を身につけることであるのです。
朝早く起きる、自分と約束したことを守り通す、意志力を高める等、すべて良い習慣に繋がります。
ドラッカーは、仕事で成果をあげる人の特徴を次のように指摘しています。
「私の観察によれば、成果をあげる者は仕事からスタートしない。
時間からスタートする。
計画からもスタートしない。
何に時間がとられているかを明らかにすることからスタートする。
次に、時間を管理すべく自らの時間を奪おうとする非生産的な要素を退ける。」
特に今年は私の一番重要事項は、自分時間のタイム・マネッジメントを確立することです。
時間管理において、最高の良い習慣を身につけることです。
これは、周りの人たちにも当然協力して貰わなければいけないことであり、総務の担当者が私のアポイントを入れていますが、常に言っていることは、細切れの時間をたくさん作らないで、アポイントを圧縮して、出来るだけその日にまとめて貰っているのです。
今年は海外出張もたくさん入れようとすると、他の時間を外さないと取れないし、また、学びの時間を多く取ろうとすると、まとまった時間が必要なのです。
何か、まとまった仕事をしようとすると、まとまった時間がないと出来ないのです。
今まで本格的に、自分自身のタイム・マネッジメントに取り組んでこなかったので、今回、時間管理について良い習慣を身につけるチャンスです。
一番の理想は常に、十分な余裕時間を持っていて、何か対応しなければいけないことがあれば、直ぐに対応できることです。
或いは、行きたいところがあれば、直ぐに行くことが出来る余裕の時間をいつも持てることです。
空き時間の全くない、ぎちぎちの余裕のない人生は送りたくないので、時間の余裕を創り出すためのタイム・マネッジメントを行なうことです。
昨年までも日々、たいへん楽しい生活を送ってきましたが、今年はもっと余裕のある楽しい生活を日々送れるようにすることです。
そして、社内に対してのインターナル・マーケテイング、社外に対してのエクスターナル・マーケテイング、更に未来に対する時間を十分取れることです。
組織全体の成果を上げるためのタイム・マネッジメントにもっと注力すれば、もっと結果は変わるはずです。
今日から、各地のスタッフたちが本社に集結し、明日は今年最初の全体の営業会議であり、スタッフたちと楽しい会議にしたいと思います。
そして、今年はさらに、全国のお客さま方のお役に立つことにフォーカスしていく所存です。
本日も、ドラッカーの名言の解説で、今日のテーマは「現在のもっとも重要な出来事は「多岐にわたる選択肢」」です。
50.現在のもっとも重要な出来事は「多岐にわたる選択肢」
数百年後、歴史家が長い視点から今日の時代をとらえた場合、最も重要な出来事は、テクノロジーでもインターネットでも電子商取引でもないだろう。
人間がおかれた状況の史上、例を見ない変動こそ、最大の出来事である。
今日多くの人々が選択する自由を手にしており、その人数は急激に増えつつある。
これは歴史上まったくなかったことだ。
それは同じく史上初めて、人々が自分自身をマネジメントしなければならないことでもある。
しかし、社会の側ではこの事態に対応 する準備が全然できていない。
(解説)本日の内容は非常に重要で、現在に生きているわれわれこそ、無限の可能性を持った人たちは、過去いなかったはずであり、さまざまな選択肢が非常に広がっていて、やろうとすると何でも出来る時代になっているのです。
例えば、私が若いころは、田舎者にとって、海外へ留学することは夢のまた夢の出来事だったのです。
ところが、最近では日本人であれば、誰でもその気にさえなれば、海外留学も夢ではなくなりましたし、現に私の長男と次男は2人とも北米の大学に留学していたのです。
日本人であれば誰でも、行こうと思えば、世界一周も出来るし、南極でも北極でも行くことが出来るのです。
なりたい人物、得たい仕事、選択肢は溢れるほどあり、あり過ぎて困るほどですが、ほとんどの人たちは、折角のたくさんの選択肢を活かしきれていないのです。
われわれのビジネスについても同様で、たくさんの選択肢があるのに、そのチャンスを活かしていないことが大半なのです。
このことについて、ドラッカーは次のように指摘しているのです。
「選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、正確には、何をしたらよいかではなく、自分を使って何をしたいかである。」
そして、ビジネスとして選択する場合は、ビジョナリー・カンパニー②のハリネズミの概念が役立ちます。
これは古代ギリシャの寓話である「キツネとハリネズミ」からとっています。
キツネは賢く何でもよく知っていて、体つきもスマートで俊敏で、賢い動物として例えられていますが、反対にハリネズミは鈍重な体つきで、賢くもないのですが、1つの重要なことだけを知っていて、頑なにそれだけを実行します。
キツネが毎日ハリネズミを捕まえようとして色んな策を巡らせます。
ハリネズミは巣穴から出てきて、餌を探し回ってまた巣穴に戻るわけですが、キツネがそこを狙って捕まえようとした瞬間に、ハリネズミは体を丸め、自分の針をあらゆる方向にはりめぐらします。
するとキツネはなす術なく、その場から立ち去ることしかできません。
ハリネズミの取る戦略はたった1つですが、キツネが多くの手段を用いても、どんな手を尽くしても捉えることができません。
この寓話を踏まえ、人間においてもキツネ型の人間と、ハリネズミ型の人間がいると例えられており、キツネ型の人間はなんでもよく知っていていろんな行動をします、ところが中々成功しません。
ハリネズミ型の人間は、なんでも知っているわけではないけども、大切なこと1つだけを知っていて、それだけを実行し、一貫性をもって実行します。
どちらのタイプが成功しやすいかを考えると、キツネ型よりもハリネズミ型のタイプの方が遥かに成功しやすいのです。
過去成功した世界の偉人達を見ても、身近な成功者を見ても、必ずハリネズミ型の人間が成功しているのです。
昔のことわざで「器用貧乏、村宝、となりの阿呆に使われる」という言葉があったりしますが、例えば飲食の世界であればイタリアン、和食、フレンチなど、いろんな料理をつくろうとした人ほど成功しにくいです。
そして、次に、ビジョナリーカンパニー②では、ある時点までは平凡な企業であったのに、ある時点から偉大な企業に変身した企業と同じ業界で、同じようにやってきて、ある時点から駄目になった企業を14社比較しています。
その成功した企業と駄目になった企業を分けるのは、以下の3項目なのです。
偉大な企業は、次の3項目だけを一貫性を持って、ぶれないで、守っていたのです。
1.情熱が持てるジャンルだけに集中する
2.世界一になれるジャンルだけに集中する
3.収益が上がるジャンルだけに集中する
この3つが交った部分のみ以外をやらないことが、ハリネズミの理論なのです。
以上の3つの絞り込みは非常に重要で、一貫性を持ってやり遂げることなのです。
日本のビジネスや政治の世界を見ると、うまくいっていない原因のほとんどは、一貫性のなさと妥協にあるのです。
次に普段の行動を選択する場合の役立つ選択基準は、コビー博士の7つの習慣の第二領域を選択することです。
第二領域は、「重要であるが、緊急ではないこと」で、例えば、病気にならないための予防としての、普段の健康管理である、運動をすることとか、正しい食事を摂ることとか、ストレスを溜めない生活をすること等です。
常に、何かを選択する場合に、選択基準として、「重要であるが、緊急ではないこと」を基準にして選択すると、大きい間違いは起きないはずです。
次に、安心領域に止まらずに、常に安心領域からはみ出し続けることも重要な選択基準です。
従って、この様に選択肢が無限のようにある場合は、自分なりの選択基準を持つことが重要になります。
そして、たくさんの選択肢の中から、正しい選択をするために、普段の「努力」の結果で、正しい選択基準を持ち、「勇気」と「信念」を持って選択し、選択したら、迷わずに実行することなのです。
画像は、昨年年末のラーメン学校での生徒さんの作品事例です。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。