そば屋・ラーメン屋・うどん屋・パスタ屋開業で繁盛店に|名言集 17-70 ピーター・ドラッカー解説(全力を尽くせ)

讃匠の31周年記念イベント

昨日は、讃匠の創業31周年記念イベントが本社で開催されて、過去最高のお客さまが来社され、たいへんな賑わいでした。

少し寒かったですが、昨日は天候にも恵まれ、屋外では、地元プロ・バスケット・チーム「ファイブ・アローズ」の選手による、フリー・スロー、餅つき大会、 おでんコーナー、うどんコーナー、盛りだくさんのイベントで、小さい子どもたちも大喜びで、私の孫たちも加わり、楽しそうに遊んでいました。

屋内では、4階での見学工場での製麺の見学オーガニック野菜類、健康食品の販売3階食堂では地元の名店「西内花月堂」のオーナーによるスイーツの手作りコーナーがあり、子どもさんたちがお父さん、お母さんと一緒に、ケーキ作りに精を出していました。

早いもので、讃匠も創業して既に31年を経過し、今年の10月には、大和は満40周年を迎えます。

振り返れば、過去は決して平坦な道ではありませんでしたが、これからは時代の大きなトレンドに合わせ、着実に一歩、一歩と揺るぎない進化を続け、業界の多くのお客さまのお役に立ちながら、永い繁栄を目指していきます。

40年間の長きにわたり、麺ビジネスに特化し、更に、麺ビジネスに関して、情熱が湧き続けるのは、自分でも不思議なくらいです。

私はたまたま、麺ビジネスに巡り合い、麺ビジネスが天職と思えるようになりましたが、もし、これが航空機ビジネスであったり、他のビジネスであっても、同じように情熱を持ち続けることが出来たのではないかと思います。

それは、自分自身の体験を通じて、打ち込めば、何をやっても楽しいことが分かっているためです。

先日も入社希望者の面接をしていて、面白いことに気づいたのです。

その希望者は、アルバイト先で、一緒に働いている社員から、或いは、別会社で働いている友人から、仕事が面白くないと聞かされ続けてきたそうです。

だから、社員として、会社で働くと、仕事は面白くないものであると、思っていたそうです。

ところが、当社に来て、当社のスタッフたちが常に笑顔で楽しそうに働いているのを見て、驚いたのです。

自分もアルバイト時代は、仕事を楽しんでいたので、アルバイトくらいであれば楽しいが、社員になると、たいへんなはずなのに、当社の社員のスタッフは楽しそうにやっていることに驚いたのです。

そこで私は、仕事が楽しくないのは、一生懸命に打ち込んでいないためであり、打ち込んでいれば、何をやっても楽しいし、遊びも打ち込んで熱心にやらないと、決して面白くないのだと教えました。

当社のスタッフたちは、仕事に熱心に打ち込んでいるから楽しいのであって、仕事を楽しめる人たちだけが、会社に残っているのです。

今の時代は、家庭でもこのようなことを教えないし、学校の先生も熱心な先生は少ないので、このようなことを理解せずに、社会に出てしまうのです。

この面接者と学校の話になり、最近の学校の先生は、教室で生徒が授業参観日等で、騒いでいても、注意をしないそうです。

だから、意識レベルの高いお母さんは、おかしいと思っている人もいるのですが、多くのお母さん方は、そう思っていないらしいのです。

私は、このことについて、入社希望者に、その先生は責任放棄であり、先生としての本来の使命を果たしていないのだと説明をしました。

先生の使命は、生徒を正しく育て上げ、成長を支援することであり、生徒がもし自分の子供であれば、絶対にそんな態度ではないはずです。

従って、現在の若い人の多くは家庭でもキチンとした躾がされておらず、学校でも同様に、正しい規律を体得していないので、企業が規律を守ることの大切さから教えなければいけないのです。

だから、これからの企業は教育産業でもあるのです。

私は最近、特にこのことに気づき、私自身、学校の責任者として、多くの生徒を指導する教育者を育て上げる使命があることに気づいたのです。

だから、企業は教育ビジネスを成功させるために、さまざまなコンテンツを開発し、教科書として販売する出版会社でもあり、同時に、コンテンツを多くの人たちに届ける放送局にならねばならないのです。

製麺機メーカーからスタートした当社も、創業40周年を機にさらに大きく、変貌を遂げなければいけないことがよく分かります。

本日も、ドラッカーの名言の解説で、今日のテーマは「全力を尽くせ」です。

77.全力を尽くせ

全力を注がなければ、単に約束と希望があるだけで、計画はない。
Unless commitment is made, there are only promises and hopes; but no plans.

(解説)過去の私の経験からしても、打ち込むこと、全力で取り組むことほど、大きな成果は出るものはないと思います。

全力で取り組むことにより、どんな仕事であっても楽しくなり、例えば、自分には向いていないと思えるような仕事であっても、その仕事が多くのことを教えてくれるのです。

その意味で仕事ほど、自分を成長させ、磨いてくれる道具はないのです。

責任を持ち、全力で取り組むことを人生の習慣にすれば、その良い習慣によって、人生は大きく開けるのです。

従って、どんなに些細と思えることにも全力で取り組む習慣を身に付ければ、人生は良い方向に向かっていくのです。

全力で取り組み、人生を真剣に生きている人は、その精神が顔に現れ、目がキラキラ光り、オーラが出て、雰囲気が違ってくるのです。

多くの人たちから尊敬の念を持たれ、常に信頼が集まり、協力者が現われやすくなり、ものごとが成就し易くなります。

私は、全力でものごとに取り組むことを習慣にすることほど、身に付けなればいけない習慣はないと思います。

全力で取り組むことにより、一番大きく変わるのは、自分自身です。

もし、全力で取り組まなくても、他の人たちは気付かないかもしれないのですが、神様と自分自身は騙せないのです。

全力で取り組めば、取り組むほど、自分自身への信頼が高まります

一番、大切な信頼は、自分自身への信頼です。

自分が自分を信頼出来なくて、他人が自分を信頼してくれるはずがないのです。

ビジネスは信頼で成り立っているので、信頼は一番重要なファクターであるにも関わらず、自分自身への信頼をなくすようなことをしている人は多いのです。

自分自身への信頼では、全力を尽くすことと、どんなに小さい約束でも、自分自身との約束を守り通すことなのです。

次に、ドラッカーの金言より引用します。

『働くものとしての責任とは、成果を上げることに全力を傾けることである』

全員が自らをマネジメントの一員とみなし、マネジメントとしての責任をもつ組織をつくらなければならない。

マネジメントとしての責任とは、自らの仕事への責任、組織全体の成果への責任、社会への責任を指す。

責任とは外部に対するものであって、かつ内部に対するものである。

外部に対しては成果に対する責任を持つことであり、内部に対しては成果をあげるために全力を傾けることである。

働く者としての責任とは、成果をあげることに責任を負うだけでなく、成果をあげるうえで必要なことのすべてを行ない、それらの成果に全力を傾けることである。
次にドラッカーの翻訳では第一人者の上田惇生さんの3分間ドラッカーより、引用します。

「人事には“手順”があり、トップが全力を尽くさなければ、組織そのものへの敬意を損なう」

人事に関する手順は、多くはない。しかも簡単である。仕事の内容を考える、候補者を複数用意する、実績から強みを知る、一緒に働いたことのある者に聞く、仕事の内容を理解させる」(『プロフェッショナルの原点』)

第一は、仕事の内容を徹底的に検討することである。
仕事の求めるものが明らかでなくては、人事は失敗して当然である。
しかも、同じポストでも、要求される仕事は、時とともに変わっていく。
仕事が変われば、求められる人材も異なるものとなる。

第二は、候補者を複数用意することである。
人事において重要なことは、適材適所である。
ありがたいことに、人間は多種多様である。
したがって、適所に適材を持ってくるには、候補者は複数用意しておかなければならない。
異なる仕事は異なる人材を要求する。

第三は、候補者それぞれの強みを知ることである。
それぞれの強みをそれぞれの実績から知らなければならない。
その強みは、仕事が求めているものであるかをチェックする。
何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。

第四は、一緒に働いたことのある者から、直接話を聞くことである。
しかも数人から聞かなければならない。
人は人の評価において客観的にはなれないことを知らなければならない。
それぞれの人が、それぞれの人に、それぞれの印象を持つ。

第五は、このようにして人事に万全を尽くした後において行なうべきことである。
すなわち、本人に仕事の内容を理解させることである。
仕事の内容を理解したことを確認することなく、人事の失敗を本人のせいにしてはならない。
具体的には、何が求められていると思うかを聞く。
3ヵ月後にはそれを書き出させる。
新しいポストの要求するものを考えさせないことが、昇進人事の最大の失敗の原因である。

ドラッカーは、「新しい仕事が新しいやり方を要求しているということは、ほとんどの者にとって、自明の理ではない」という。

「追従や立ち回りのうまい者が昇進するのであれば、組織そのものが業績のあがらない追従の世界となる。人事に全力を尽くさないトップは、業績を損なうリスクを冒すだけでなく、組織そのものへの敬意を損なう」(『プロフェッショナルの原点』)

画像は、昨日の讃匠の31周年記念イベントの一コマで、プロ・バスケット・チーム「ファイブ・アローズ」の選手たちとオーナーの星嶋さんです。

選手たちが、餅つき大会のイベントにも参加し、背が2m近くもあるので、餅つきの臼が遠くて、最初は餅を搗かずに、臼を叩いてしまったそうです

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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