うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神」「業績ギャップは、需給のギャップ、医療の例」

製造メンバーたちと夕食会

明日6月14日(日)から16日(火)までの3日間、ドリーム・スタジオ高崎にて、皆さんのパワーをアップするイベントを開催し、私のセミナーのレジメは次の通りで、①については、未発表のレジメです。
① 人材を制す者は、売上をも制す!(NEW)
② オリンピック景気必勝法!(4月東京支店)
③ 富裕層客の獲得必勝法!(4月東京支店)
http://www.yamatomfg.com/events/detail.php?id=2142&ref=top

本日のテーマは、「幹部になって」です。

昨日夜は、本社の近くにあるユーザーさまの居酒屋で何年かぶりに、製造部門全員との食事会があり、楽しいひとときを過ごしました。

創業のころからよく行なっていたように、皆で5年後の夢を語り合っていたときのことでした。

私は5年以内に、現在行っているオーガニックの無料の昼食と夜食を、5年後には朝、昼、晩の3回の食事をすべて無料にし、おまけに家族全員無料にしたいとの夢を持っているので、それを皆に話したのです。

次に保育所と介護施設のことも話していると、20歳代の独身の若い連中たちから、先に結婚相談所を作って欲しいとの要望がありました。

そのような話が出てくるとは、夢にも思っていなかったのですが、これこそ、イノベーションのためのニーズで、当社も若い独身の男女が多く勤務しているので、このようなニーズは豊富にあるのです。

ところが、最近の結婚していない子どもたちの両親は、そのような問題の解決に熱心な親御さんたちは少なく、解決策を持っておらずに、子どもたちが結婚していないことを悩んでいる人たちは多いはずなのです。

これこそ、イノベーションのためのニーズであり、今まで私もそのようなニーズはありそうだと思っていましたが、食事会で実際にこのような要望が出てくるとは思ってもいなかったし、これからは企業が両親の代わりに解決しなければいけない課題の一つであると思います。

特に、当社の製造スタッフのように、製造工場の中で黙々と日々仕事に取り組むスタッフにとり、普段、女性たちと触れ合いチャンスは少ないので、会社がそのようなチャンスを見つける努力をする必要があり、そして、このようなニーズの解決こそ、社員満足ではなく、社員ロイヤルテイを高める大きな要素であることを再認識したのです。

その話題に若い連中との間で盛り上がっていたときに、別の若いスタッフから、以前に人気TV番組、「カンブリア宮殿」で放映された事例で、ある会社が社内に結婚相談所を設けて、非常に成功している事例を教えてくれました。

この会社の社名は「めがね21」で、ネットで調べると、面白い情報が書き込まれていました。

「恋せよ社員!社員恋愛7割、社内結婚で最強企業を。
役職という人参をぶら下げられ、働かされる現代企業に活を。
さらにここまで見ていいのというほどに明かされる企業内部の情報。

第1回目の放送の要点として
日本一社員想いの会社メガネ21
賑わうメガネ21店内、2千円代のフレーム、常時全品4割引
販売ノルマなし、ボーナス30代で400万もめずらしくない
社員にプレジャーボートも支給、社員の半数は転職、
内部留保せずに商品値下げと社員ボーナスに使う。
社員出資制度に社員の7割が出資し総額約10億円!
働く社員が主役の会社」

以上より、この会社は単に社内に結婚相談所のようなものがある会社であるだけでなく、会社自体が大きなイノベーションを起こしていて、その一貫として、「つがい作戦」と称して、社内恋愛を勧め、社内結婚が7割に達しているらしいのです。

そして、社員をやる気にさせる仕組みが革新的で次のように綴られていました。

「会社のすべての情報が、インターネットで全社員に公開されている。
給与、売上、経営状況、株主総会、ミーティングの内容が個人のものまで公開。

管理職はいらない秘密
1.仕事の相談はネット
  仕事の悩みは、社内ネットに書き込みして、社員のだれかが答える。>
2.社内稟議はネット
  会社の備品買換えなどネットに書き込み、3日間異論がなければOK
3.人事評価はネット
  社員出資額、勤続年数、店舗貢献度でネットへ公表している。
  異論があれば、ネットに書き込みをしても良い。」

以上のように、会社全体の仕組みにイノベーションを起こし、今までになかった会社を作り上げて、非常に成功している事例でした。

さまざまな分野でイノベーションを起こして、進化し続けるには、会社の仕組み自体にイノベーションを起こすことが一番の近道で、会社の仕組みは従来のままで、仕事上だけのイノベーションを起こそうとするよりも、会社の仕組み自体がイノベーテイブである方が、イノベーションをはるかに起こし易いのです。

会社の仕組みについても、世の中の変化に合わせて、大きくイノベーションを起こし続けることが、仕事上でイノベーションを起こし続ける一番の近道であり、イノベーション思考の人たちを惹きつける結果に繋がるのです。

以上の話を聞いて、近々に「めがね21」を訪ねて、会社の仕組みについて、教えを乞いたいと思っています。

今回もドラッカー・マネッジメントの「イノベーションと起業家精神」の復習を兼ねて、2回目学んでいますが、初回と比べると、今回はだいぶ腹に落ちてきました。

しかし、イノベーションを道具のように使いこなせるようになるには、まだあと、1,2回は復習を行なう必要があると感じています。

牛のように遅々とした歩みですが、学びを深め、理解度を高め、自分自身の身につけないと、今後、役立てることが出来ないのです。

完ぺきに使いこなせるようになれば、かけた時間はまったく苦にならないどころか、大きな成果を今後、永く得ることが出来るのです。

頭の筋トレと、精神力の筋トレも、健全な進化には欠かせないのです。

本年2月21日から始まった、91日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びは、最近、一応終えたのですが、さらに、学びを深めるために、大切な部分の復習を進めていきたいと思います。

更に、イノベーションと起業家精神を磨き、会社を大きく変えるのに、役立てていきます。

「業績ギャップは、需給のギャップ」

ここに、似たような問題を抱える産業がもう一つあり、製紙業にも、生産プロセスにかかわる業績ギャップがあるのですが、製紙業界では、このギャップをイノベーションの機会として利用する方法を、まだ開発しておらず、あらゆる先進国とほとんどの途上国が、紙の需要を伸ばしてきたにも関わらず、製紙業の業績はかんばしくなく、史上最高の利益を3年続けると、そのあとで必ず過剰設備と不況の年が5年続くのですが、製紙業界ではいまだに、製鉄業の電炉に相当するものを発見するに至っていないのが、大きな課題なのです。

パルプの繊維が、モノマーであることが認識されたのは80年から90年も前のことであり、これをポリマーによってつくることなど、さほど困難ではないはずであり、無駄の多い非効率的な機械的プロセスを効率的な化学的プロセスに変えることが出来、すでに衣料用繊維については、1880年に開発したレーヨンによって、これを実現しているのですが、巨額の研究開発費を投じているにも関わらず、そのような紙の開発には、誰も成功していないのです。

これらの例が示すように、業績ギャップをイノベーションの機会として利用するためには、まず、解決すべき問題を明確にしなければならず、そして、既知の技術と既存の資源を利用してイノベーションを実現しなければならないので、開発のための努力が必要なのですが、革新的な知的発見を必要とする状況であるならば、起業家の出番はまだ早く、機は熟していないと言うべきであり、しかもイノベーションは、複雑であってはならず、単純でなければならないのと、華々しいものではなく、当たり前のものでなければならないのです。

以上より、よく分かるのは業績ギャップの原因は、需要と供給のギャップであり、需要が供給を上回れば、業績が上がり、需要が供給を下回ったときには、業績が下がり、それをビジネスに非常に有効に活用しているのはフェラーリで、新しいモデルを開発して、もし需要が世界中で4千台あるとすれば、3999台しか作らず、常に需要を少し下回る供給しかしないので、高い価格を守り通せ、同じような戦略を取っているのが、ブランドのルイ・ヴィトンで、フェラーリと同様に、需要と供給のバランスを巧みに操り、決して作り過ぎをしないのです。

高炉一貫製鉄業、製紙業、いずれの場合も装置産業であり、1回の設備投資が巨大で、設備投資により一気に供給が増え、需要を上回り、価格バランスが崩れ、業績が悪化する、業界の構造的要因で、需要と供給のバランスを緩和して、価格下落を防ぐことが出来るのが、製鉄業では電炉であり、われわれのビジネスにおいても、どんなビジネスにおいても、業績が落ちる原因は、需要と供給のバランスが大本の原因であり、その面白い事例がコーヒー・チェーンのドトールとスターバックスなのです。

セルフ式コーヒーは、日本では最初にドトールが口火を切り、その後、スターバックスが参入してきたのですが、今は、スターバックスはドトールの約2倍の売上に達し、私の宿泊するホテルの隣にドトールがあり、たまに利用するのが、気になるのがタバコの臭いで、分煙にはなっているのですが、禁煙席でも匂い、その点、スターバックスは完全に禁煙を貫いていて、タバコを吸わない私でもまったく気にならないし、スターバックスでは、第三の場所を活用して、PCを開き、コンセントを使って仕事をし、価格は、ドトールの1.5倍ほどですが、まったく気にならないのです。

ドトールとスターバックスの差こそ、需要と供給の差で、禁煙を好むお客さま、雰囲気を好むお客さまの数が、喫煙で価格の安いコーヒーを好むお客さまの数を上回り、それぞれのお客さまの需要と供給の差であったのです。

この様に、需要と供給のギャップにより、業績のギャップが生まれているので、業績ギャップの原因になっている需要と供給のギャップに注目することが大切であり、どんなビジネスでも業績を落としているビジネスは、需給ギャップが生じていて、需給ギャップが改善されると、自然に業績ギャップは改善されるのです。

コーヒーの原料である、コーヒー豆の輸入量は漸減しているにも関わらず、セブン・イレブンがコーヒーを始めたり、コメダ珈琲が郊外型店舗で活躍しているのも、需要と供給のバランスで、新しいタイプの需要が増え、古いタイプの需要が減り、需要と供給のバランスで業績が決まり、われわれは常に、新しい需要を創り出していかねばならず、まさに、ビジネスの本質は顧客創造にほかならず、新しい需要の目を見つけ続けることが、マーケテイングであり、それを結果として成功させるのが、イノベーションであるのです。

「医療の例」

社会部部門にも業績ギャップは存在し、先進国における医療サービスは、その典型で、1929年では、医療サービスにかかる費用は、GNPの1%をはるかに下回っていたのですが、そのわずか50年後の1980頃には、病院を中心とする医療サービスは、あらゆる先進国でGNPが増大しているにも関わらず、アメリカでは、7%から11%に達し、しかも医療サービスの生産性は、向上するどころか低下し、サービスの質よりも、費用の方が急激に上昇していて、3倍から5倍の速さで増加し、ドラッカーの想定通り、2012年の日本における対GDP当たりの医療費は、10.3%、ドイツ11.3%、イギリス9.3%、フランス11.6%、アメリカは16.9%に達し、今後も伸び続けることが想定されています。

先進国では今後も、高齢者人口の増大に伴い、医療に対する需要は伸び続け、しかも費用は年齢と相関関係にあり、医療サービスの費用は、今後さらに急速に上昇を続けるのですが、医療サービスの費用の上昇の現象の本当の原因は、明らかにされているわけではなく、イギリスとアメリカでは、すでに的を絞り込んだイノベーションが行なわれ、成功していて、いずれも国の医療システムの欠陥を機会としてとらえているのです。

イギリスの民間医療保険は成長を続け、専門医による診断と手術を保証する企業内福祉制度として人気を得ていて、イギリスでは、医療費削減のため、政府管掌保険は疾病を優先させ、整形外科については保険金の給付を限定していて、関節炎による股関節の変形など、生命に関係ない手術は数年待たされるのですが、この民間医療保険は、その種の手術についても直ちに保険金を払うのですが、これに対し、医療費の上昇などに配慮せず、あらゆるニーズに応えようとしているアメリカでは、入院費の個人負担が爆発的に上昇していて、そこにイノベーションの機会が生まれたのです。

すなわち、病院機能の解体で、スキャナー、コバルト照射装置、自動検査装置、リハビリテーション装置など、高額の医療器具を必要としない医療サービスが、新事業として続々病院の外に出され、妊産婦と新生児のための宿泊施設的な妊産婦センター、入院や術後措置を必要としない手術のための外科センター、神経科センター、高齢者医療センターであり、これらの医療施設は、病院に代わるものではなく、集中治療や緊急治療の役割は病院が担い、これらの医療部門の新事業は、今日の医療に関わる業績ギャップを、イノベーションの機会として捉えたものであり、これらいずれも、産業や社会的部門におけるイノベーションとして理解し易い例なのです。

まさに業績ギャップが、なぜ大きなイノベーションの機会となるかを教えてくれ、産業や社会的部門の内部では、誰もがギャップの存在に気づきながら、無視せざるを得ず、それに気づかない多くのライバルは、あちらをいじり、こちらを直し、こちらの火を消し、あちらの穴を埋めるのに忙しいので、誰かが行なったイノベーションと闘うどころか、それを検討する余裕さえなく、取り返しがつかなくなるまで気付きもしないのです。

その間、イノベーションを行なったものは、誰にも煩わされることがなく、成果を独り占めでき、社会部門における業績ギャップも、需要と供給のギャップで起きていて、新しい需要に新しい供給が追い付いておらず、古い需要には供給が間に合っていて、需給のギャップが起き、従って、われわれは常に新しい需要の起きている現場を理解しなければいけないので、それには、街に出て、現場を確認しなければいけないのです。

昨日も博多の街に出て、新しい上質な蕎麦店が2時頃でもひっきりなしにお客さまが来店しているのを見て、新しい需要は起きているのに、ほとんどの人は気付かず、古い需要を追いかけ続け、供給過剰で業績が上がらず、新しい需要は、街に出て自分の目で見て、確認する他はないのです。

昨日の夕食会では、製造メンバーたちと、結婚相談所の話題で、たいへん盛り上がりました。

当社の製造部門は、元気で真面目で、未婚の若いスタッフがたくさんいます。

お似合いの若い女性がいましたら、ぜひ、ご紹介下さい。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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