うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(下)」「その限界、その有利性、専門市場戦略、変化による機会、最大の敵は自らの成功」

全国のお客さま方から贈っていただいたスイカ
本日のテーマは「最大の敵は自らの成功」で、成功体験が次の失敗の芽を生んでいるのです。

昨日は、うどん学校の卒業生より、海外でのさまざまなアクシデント、幾多の困難にもめげずに、うどん店を開業し、厳しいながらも頑張っている生徒さんよりメールを戴きました。

海外でビジネスを行なえば、アクシデントは当たり前で、順調に上手くいくことはほとんどないのです。

当社が海外出張とか、海外でイベントをしていても、アクシデントはつきもので、順調に、予定通り、何ごともなく終えることはほとんどないのです。

その度に、日本とは異なる海外でのさまざまなノウハウの構築が出来、だんだん失敗しなくなってくるのです。

海外では、日本とは大きく環境が異なるので、日本の常識しか持ち合わせていないわれわれが、さまざまなことでアクシデントに見舞われるのは、当たり前なのです。

海外だけではなく、最近の日本でも、外部環境が大きく変わり、過去の常識が通じなくなり、われわれは海外に行ったのと同じような、新しい世界に対応しないと成功しない時代になったのです。

どんなことをやっても、過去の延長線上でやっていって上手くいく時代はなくなったことが、最近、さまざまなビジネスを通じて、良く分かるようになってきました。

と、いうことは、過去非常に成功した会社、人ほど、成功体験に基づき、対処すればするほど、失敗が多くなるということなのです。

現在の時代がわれわれに求めている大切なことは、常に過去の成功体験を捨て、新しい学びを次々と行ない続けることであるのです。

当社でもすでに、ネットの世界等では、昨年上手くいったことが、今年は上手くいかなくなっていることが往々にしてあるのです。

このような不透明で、先の分からない時代に生きるのに重要なことは、体力、特に、単に健康である程度ではなく、エネルギーが常に溢れている状態を保つことの大切さを感じるのです。

私は、普段の生活において、時間の取れる限り、1時間程度は運動に時間を割き、汗を一杯かいているのですが、これがどれほど私の日々の活力源になっているか、分かりません。

昨日も、愛媛県から若い経営者の方がたが来られて、私のエネルギッシュな様子に驚かれていたのです。

今の時代は、免疫力を上げ、高いエネルギーで日々過ごすことが、われわれビジネスマンには、欠かせないことなのです。

また、このように日々、長い文章を書き続けていますが、これは私にとって、自分自身のことを記録する日記のようなものですが、思考をまとめるのに、素晴らしい方法であることに気づきました。

日々、書き続けることによって、思考体系が更に明確化されていくのです。

また、昨日、スイスから来られた若いご夫婦のお客さまには、私の書いているものの内容等をたいへん評価して戴いたのです。

このように評価して戴ける人がいればいるほど、余計に頑張ることが出来、私の書いている内容で、少しでも勇気づけられる人がいるとすれば、私にとってこんなに嬉しいことはないのです。

ますます、読んで戴いている人たちが元気になれるような内容にしたいと余計に頑張るのです。

日々の運動自体は、誰も評価してくれる訳ではないのですが、結果として、エネルギッシュに生きていけていることが、評価されていたり、自分自身にとって、快適な状態を創り出せているので、運動自体の良さは非常に良く分かるのです。

日々の良い習慣が明日を創り続けていくことがよく分かります。

毎日の単純で、何気ない行動が、われわれの明日、未来を作り続けているので、この一瞬の生き方が重要なのです。

一瞬、一瞬、どんなに前向きに生きて行くかで、自分の未来を変え続けているのですから。

自分の未来は、現在の頑張りにかかっていて、自分自身が未来を作り続けているのです。

昨日も触れましたが、当社の40周年を記念して、当社の正規ユーザーさまに限り、当面、麺学校の2日間の経営講義の授業料を無料にして、再度、最新の情報、ノウハウの提供と、もし、悩んでいるユーザーさまがいれば、悩み解決の場にしたいと思ったのです。

2日間の経営講義は、土日の2日間で、受講出来、東京と香川でほぼ毎月開催しているので、気軽に参加できると思います。

但し、通常の麺学校の生徒さんがいらっしゃるので、当社のユーザーさまは、毎回3名までと限定させて戴きます。

少しでも、お客さまの成功に役立てばということで、このような企画を考えてみました。

悩んでいる方の一番の課題は、誰に相談するかということで、相談相手がネガテイブであったり、利益関係者である場合は、正しいアドバイスを受けることが出来ない場合が多いのです。

経営者は、苦しい時も精神的に安定で居続けることが非常に難しいので、誰か相談者がいれば、案外うまくいく場合が多いのです。

『People want to help you. (You just have not asked.)』人々はあなたを助けたがっているのです

本年2月21日から始まった、91日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びを終え、さらに学びを深めるために、5月26日より7月5日まで41日間の復習を進めてきましたが、さらに理解度を増すため、再再度、チャレンジし、自分自身を大きく変えるのに役立てていきます。

◆その限界

専門技術によるニッチ市場の地位には厳しい限界もあり、その第1は、焦点が絞られるということであり、自らの支配的地位を維持していくには、自らの狭い領域、専門分野だけを見ていかなければならず、初期の頃は、航空機の電気系統システムも、自動車のそれとさして違いはなかったのですが、デルコ、ボッシュ、ルーカスなど自動車の電気屋は、航空機の電気系統には進出しなかったし、見向きもしなかったのです。

第2は、誰かほかの者に依存しなければならないということであり、彼らの製品やサービスは部分品であり、自動車の電気系統の部品メーカーにとって、消費者が彼らの存在さえ知らないことは強みであるとともに、弱みでもあり、ルーカスは、イギリスの自動車産業が不振となれば、同様に不振となり、A・O・スミスは自動車のフレームのメーカーとして繁盛していたが、エネルギー危機のあと、自動車メーカーは同社のフレームを使わず、価格は高くとも、軽く燃費がよかった車に転換しはじめたとき、A・O・スミスは、いかなる対策もとれなかった。

第3は、最も大きな危険として、ときに専門技術が専門技術でなくなり、一般技術になってしまうことであり、第1次大戦前の銀行は、通貨は本来安定しているべきものとしていたので、外国為替が不安定となり、交換不能な通貨が現れ、異なるレートが現れたとき、外国為替を扱うことを嫌い、その怪しげな仕事を、喜んでスイスの専門家に任せたので、その結果、スイスの外国為替業者が、この収益性の高い専門技術市場を占めるにいたったのですが、第2次大戦後は、外国為替が日常業務になり、今日では、あらゆる大銀行が外国為替の専門家を抱えているのです。

専門技術によって得られるニッチ市場には、ほかのあらゆる生態学的なニッチと同じように、時間的にも領域的にも限界があり、生物学によれば、そのような地位を占有する「種」は、外部環境のわずかな変化にさえ適応できず、これは専門技術の「種」についてもいえるのです。

◆その有利性

しかし、そのような限界の枠内では、専門技術による地位は、きわめて有利であり、急速に成長しつつある技術、産業、市場では、最も有効な戦略であり、1920年に存在していた自動車メーカーのうち、今日も存在しているものはごく少なく、これに対し電気系統の部品メーカーは、すべて生きながらえていて、専門技術による地位は、適切に維持するならば、競争の脅威を避けることができ、自動車のユーザーさえ、ヘッドライトやブレーキのメーカーを気にかけないのです。

ベーデカーという名がガイドブックと同義になったあとでは、観光市場が大きく変化するまでは、新規参入者がやってくる気配さえなく、このように、新しい技術、産業、市場においては、専門技術戦略は、機会とリスクの比が最も有利であるのです。

3 専門市場戦略

専門市場戦略は、前述の専門技術戦略が製品やサービスについての専門知識を中心として構築されるのに対し、市場についての専門知識を中心に構築され、他の点については、両者はほとんど同じであり、西側世界における、クッキー用およびクラッカー用の業務用オーブンの過半は、北イングランドとデンマークにある2つの中堅メーカーが供給していて、業務用オーブンの生産には、とくに技術上難しいことはなく、これら2社のメーカーと同じオーブンをつくれるメーカーは無数にあるのですが、この2社は市場を知っていて、2社だけが世界中の主なベーカリーを知っており、ベーカリーのほうもこの2社を知っていて、この2社が市場を満足させているかぎり、彼らと競争したいと思わせるほど市場は大きくなく、魅力的でもないのです。

世界のトラベラーズ・チェックは、ヨーロッパのトーマス・クックと、アメリカのアメリカン・エキスプレスという2つの旅行代理店が、事実上独占していたのは、第2次大戦後、旅行の大衆化が進むまでは、特殊な市場で、両社は、購入者がトラベラーズチェックを現金化するまでの間、ときには何か月も現金を預かり、金利を得、大きな利益をあげ、市場は、他の者の参入意欲をそそるほど大きくはなく、しかも、世界的なネットワークが必要で、両社は、旅行代理店としてそのようなネットワークをもっていて、ほかにそのようなネットワークをもっている企業はなかったのです。

当社も一種の専門市場戦略を取っており、麺業界に特化したビジネスを行なってきたので、麺業界については、世界レベルで詳しいのです。

そして、製麺機は他の食品機械と異なり、麺用小麦粉に特化した機械なので、市場が異なるだけではなく、専門知識も異なるので、当社の場合も専門市場戦略と専門技術戦略の双方を採用していることになります。

◆変化による機会

専門市場戦略のための市場は、「この変化には、ニッチ市場をもたらすいかなる機会があるか。他に先がけて、それを手に入れるには何をなすべきか」と問うことによって手にすることが出来、トラベラーズ・チェックそのものは、さして大きな発明ではなく、信用状の一種にすぎず、何百年も前から存在し、誰に対しても発行すること、紙幣のように何種類かの金種に分けること、世界中で現金化できるようにすることだけが新しいことだったので、トラベラーズ・チェックは、現金を持ち歩きたくはないが、信用状を発行してくれる銀行はないという旅行者にとって、大きな魅力となったのです。

業務用オーブンにも、何か特別の機能があるわけではなく、前述の2社が行ったことは、つまるところ、クッキーやクラッカーが、家庭ではなく工場で焼かれるようになったという変化を認識しただけのことで、彼らのオーブンは、技術ではなく市場を基盤としていて、技術のほうは、誰でも手に入れられ、専門市場の地位には、専門技術の地位と同じように厳しい条件が伴い、すなわち、新しい傾向、産業、市場について、つねに体系的な分析を行っていかなければならないので、市場の情報に関しては、誰よりも早く、誰よりも詳しくなければならないので、それには、常に市場の観察は欠かせないのです。

当社の場合は、私だけではなく、当社の関連した幹部スタッフも常に、国内、海外の新しい市場の動向を理解すべく、市場視察を行なっているのです。

次に、トラベラーズ・チェックの例のような小さな工夫にすぎなくとも、とにかく何らかのイノベーションを加えなければならなく、手に入れた地位を維持するためには、製品とサービスの向上、とくにサービスの向上のために、不断に働かなければならないのです。

◆最大の敵は自らの成功

専門市場の地位にも、専門技術の地位と同じように限界があり、専門市場の地位にある者にとって、最大の敵は、自らの成功であり、専門市場が大衆市場になることであり、今日、トラベラーズ・チェックは日常品となり、競争の激しい世界になっているのは、旅行が大衆市場となったためであるのです。

ここに香水の例があり、近代的な香水産業を生み出したフランスのコティは、第1次大戦後、化粧に対する世の中の考えが変わったことを認識し、それまで一部の女性だけが使い、あるいは使っていることを隠していた化粧品が、まともなものとして受け入れられるようになり、コティは、1920年代の半ば、欧米の双方で、ほとんど独占的な地位を築き、1929年頃までの間に、化粧品市場は、中流階級以上の女性たちの専門市場となったのですが、大恐慌のさなかに、この化粧品市場が大衆市場へと発展し、同時に、化粧品市場は、特別の包装により専門店で売られる高価格の高級ブランド市場と、スーパーやドラッグストアで売られる低価格の大衆ブランド市場に分化し、数年を経ずして、コティが支配していた専門市場がなくなったのです

コティは、高級ブランドの道を選ぶか、大衆ブランドの道を選ぶかを決定できなかっただけでなく、存在していない市場にとどまろうとし、今日にいたるも、同社は漂流を続けているのは、コテイ社の創業者、フランソワ・コテイの化粧品における大成功、その結果により巨万の富を築いたのですが、創業者はその後、新聞社の買収により、報道の世界、その後、政治の世界に入り、専門分野を脱して、新しい市場へ発展していく、化粧品の世界から離れ、コテイ社の戦略を構築する人間がいなくなり、創業者の死後、ブランドはアメリカのファイザー社に売却されたのです。

私がスイカを好きなので、全国のお客さま方から、全国の名産の大きなスイカをたくさん贈って戴きました。

既に、食堂で社員の皆さんと一緒に戴いたのもあるのですが、昨日社内にあったものを集めただけでこれだけありました。

久しぶりに国内営業のリーダーの太田さんと一緒です。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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