うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(まとめ)」「多角化ではなく、新たな展開を、大企業の優位性、中小企業のイノベーションの特徴」

昨日の撮影の風景

まず、最初にお知らせで、来月9月1日(火)~3日(木)の3日間、ドリームスタジオ札幌で、久しぶりのイベントを開催し、私のセミナーの次の通りです。

1.『麺専門店の皆様必聴!麺専門店のレイアウト・事業計画のポイント・儲からない3大要因』
2.『商品力・サービス力アップ!~他店が追随できない圧倒的な商品力・サービス力の上げ方~』
3.「藤井流!女性にウケる店舗とは?」

上記、1,2は9月2日(水)、3は3日(木)の開催で、現在、レジメを作成中ですが、特に、2,3についてのレジメの内容は、私にとって、新しい課題で、レジメを作りながら、私自身の学びが非常に高まっています。

このように、まだ十分でない分野についても、無理やりにセミナーを受け、レジメを作り、セミナーを行なうことにより、どれほど、自分自身の学びになるかしれません。

昨日も、愛知県の自動車修理組合から、「従業員満足度」についてセミナーの依頼があり、最初は当社に関連のない部分なので、受けないでおこうと思っていたのですが、セミナーを受けることにより、再度深く学習をしなければいけないので、私自身の学びになるので、受けることにしたのです。

本日のテーマは「閾値(しきいち)を超える」です。

昨日は朝から、讃匠の盛付の撮影で、大和と大きく違うのは、讃匠は麺のメーカーであるので、いかに麺が美味しそうに見えるかが課題になります。

従って、大和の場合は、麺が見えないような盛り付けしますが、反対に讃匠の場合は、わざと麺を見せる盛り付けになるのが、撮影においてまったく異なる部分です。

今回は冬カタログの撮影であったので、冬らしい鍋が中心で、鍋の撮影で難しいのは、沸騰状態で出てくる泡をいかにきれいに見せるかが大切なのです。

最初の料理は土鍋を使っていたのですが、バーナーの小さい卓上ガスコンロであったので、泡がバーナーのある中心部分だけしか、発生しておらず、肝心のうどんのある部分に泡がないのです。

だから、撮れた画像をじっと見ていると、どうしても不自然さが残ったのです。

その後も撮影したすべての画像について、ずっと画像を見ていると、不自然な部分が目につき、そこを修正すると、不自然さがなくなり、美味しそうに見えるようになるのです。

今回の2日間の撮影には、専門のフードコーデイネーターと、プロカメラマンの人たちと、かなり大掛かりなチームであったのですが、フードコーデイネーターのような専門の人がついていても、細部はこちらがチェックしないと、きれいな画像が撮れないのです。

多分、他の専門家も撮影した画像を見ると、不自然さを感じていたと思うのですが、どこを修正したら良いかは、気付かないのです。

私も自分で、このような細かい部分がなぜチェック出来るようになったのか、不思議なくらいですが、ここ何年か、麺学校の実技最終日の生徒さんの盛付のチェックを行なっているお蔭であるのです。

熱心に取り組んでいれば、自分は気付いていないでも、確実に能力は上がり、このことは、日々、筋トレをやっていても同じで、今まで出来なかったことが、いつの日か出来るようになっているのです。

即ち、いつの間にか、閾値(しきいち)を超えていたのです。

だから、能力を上げるのは、何にも難しいことではなく、やらなければいけないことを単純にやり続けるだけなのです。

併せて、このようなことが出来るのは、讃匠の最終責任者としての責任の為せる技ではなかろうかと思います。

最近は、特に朝の瞑想、散歩、筋トレにはまってしまい、散歩も朝だけで5千歩は歩き、自転車でのトレーニングと併せて、脚を徹底的に鍛え、上半身は、ダンベルと機械を使って鍛え、腹筋も身体を斜めにひねり、負荷をかける方法で試していて、負荷をかけ続けているのです。

すると、筋肉はそれに応えて、脚回りと腕回りも徐々に太さが増しているのが、分かります。

そして、最近分かったことは、フルーツは胃に負担をかけないので、朝食とか、夕食が遅くなったときは、フルーツだけで済ませると、フルーツは身体の中に入ると、すでに消化済みであるので、胃腸の調子を整えるには、最適です。

特に、バナナ、アボカド等は、食事としては栄養価の高い、バランスの取れたフルーツで、私も朝食にはバナナを欠かさないのです。

病気でない程度の健康レベルではなく、エネルギーが満ち溢れた状態で、日々を送るのに、エネルギーレベルを最高に高めてくれる食べ物を取り、激しい運動を行ない、日々、疲れ切って床に就き、一瞬で深い眠りに入ることは、欠かせないのです。

早朝に起き、朝日を浴びながらの散歩は、素晴らしい1日の始まりなのです。

本年2月21日から始まった、173日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びを終え、最終のまとめに取り組んでいきます。

「多角化ではなく、新たな展開を」

先に挙げたパソコンと本のスーパーのケースは、すべて純粋なイノベーションですが、これらのいずれもが、いわゆる多角化ではなく、IBMのパソコン事業は、コンピュータ産業の枠内にあり、書店チェーンは、長い間、ショッピング・センターやブテイックで、小売業に携わっていた人たちが始めたのです。

外部の予期せぬ変化を、イノベーションの機会として利用し、成功するための条件は、その機会が自らの事業の知識と能力に合致していることであり、小売業の能力がないのに、書店チェーンなどの大量流通業に乗り出した企業は、みな惨敗し、自分の持っている強みの活用こそ、新展開には重要であり、われわれはここで、多角化と、自分の持っている強みの新たな展開の違いを理解しなければいけないのです。

従って、外部の予期せぬ変化は、既存の能力の新たな展開の機会として捉え、イノベーションを起こす大きなチャンスとしなければならず、それまで携わってきた「自らの事業」の性格を変えてはいけないし、多角化ではなく、独自の強みを活かせる、関連した方向へ展開出来なければならないのです。

もちろん前述のケースに明らかなように、製品やサービス、流通チャンネルのイノベーションの追加も必要となり、あらゆるイノベーションのチャンスが存在するのです。

「大企業の優位性」

これらのケースについて次に言えることは、すべてが大企業のケースだということであり、本書で紹介するケースの多くは、大企業のもので、原則として、公開された資料、新聞や雑誌の経営欄で取り上げられたケースのほとんどが、大企業のものであり、中小企業のケースは資料を手に入れることが難しく、信頼関係を損なうことなく公開することは、さらに難しく、特に中小企業は、オーナー企業が多く、外部に開かれていない企業が多いので、幾らドラッカーが指導して成功しても、その成果がオープンになることは、少なかったことが想定されるのです。

しかし外部の予期せぬ変化は、むしろ企業として既に確立された企業、しかもある程度の大きさ以上の企業に適した、イノベーションの機会であるように思われ、ドラッカー自身、中小企業が、外部の予期せぬ変化をイノベーションの機会として利用し、成功したという例をあまり知らないし、イノベーションや起業家精神に詳しい、ドラッカーの知人に聞いても、あまり知らないというのです。

単なる偶然かもしれないのですが、既存の大企業の方が、「より大きな構図」を見ることが出来るのかもしれず、消費者が、どこで、いかに消費しているかを示す数字を常に見ている企業は、何と言っても大規模小売業であり、大規模小売業はショッピング・センターが成功する条件を、よく知っていて、いかなるショッピング・センターが良いかを知っているのです。

そもそも中小企業が、IBMのように、まったく新しい製品ラインの開発のために、一流の設計者と技術者からなる2つのプロジェクト・チームを作ることは出来ず、急速に成長しつつある産業に属する中小のハイテク企業は、進行中のプロジェクトに必要な人材にさえ、事欠いているのが普通だからで、従って、外部の予期せぬ変化こそ、おそらく大企業に対し、最小のリスクで、最大のイノベーションの機会を与える領域といってよく、特に既存の大企業によるイノベーションに適しているのです。

専門知識と資源を直ちに動員する能力が大きな意味を持つとは言え、前述のケースも示しているように、単に規模が大きく、事業の基盤が確立しているというだけでは、外部の予期せぬ変化を認識し、イノベーションの機会として利用する体制が取れる訳ではなく、IBMの競争相手も、それぞれの売上数十億ドルという大企業であったのですが、その中に、パソコンを機会として捉えたところは、一社もなく、いずれもIBMとの闘いに忙殺されていたのです。

言い換えるならば、機会は存在しているし、しかも、大きな機会がいくつも存在していて、とくにそれらの機会は、既存の大企業にとって大いなる約束となるのですが、そのようなイノベーションの機会を得るためには、幸運や感覚以上のものが要求され、NYのブレンダーノのような老舗の大規模書店チェーンも、新しい書籍販売市場を自ら構築することは出来なかったのは、意識してイノベーションを求め、イノベーションのために組織し、イノベーションのために、マネッジメントすることが要求されるのです。

ドラッカー博士は上記のように、予期せぬ出来事は中小企業より、大企業の方がイノベーションに有利だと説明していますが、それはイノベーションの大切さを意識している企業だけについての話であり、イノベーションの大切さを理解していないと、IBMのライバルのようになってしまい、現在、大企業であっても、元々は小企業が大企業になった場合がほとんどで、中小企業から大企業に駆け上がる段階では、多くのイノベーションを起こし、自己変革を繰り返してきているはずなのです。

人類の歴史を振り返っても、地球上で一番弱かった生物が進化を続け、人類になり、霊長類の頂点に君臨しているのですが、進化したのは、外部の環境変化によって、進化せざるを得なくなって進化したのであり、われわれのビジネスも人類の歴史と同じであり、中小企業ほど、イノベーションを起こして、進化しないと存続が難しい種であるのです。

中小企業庁と経済産業省による報告書「中小企業におけるイノベーションの特徴」によれば、以下の通りで、イノベーションの実現に向けた中小企業の取組について現状や課題を見ていくと、中小企業によるイノベーションには、どのような特徴があるのかについて、大企業と比較しながら整理してみると以下の通りです。

中小企業のイノベーションの特徴

中小企業は、大企業に比べて経営組織がコンパクトであるといった特性があり、そうした特性を反映して、中小企業によるイノベーションには、次の3つの特徴があると思われる。

1.経営者が、方針策定から現場での創意工夫まで、リーダー・シップをとって取り組んでいること。

2.日常生活でひらめいたアイディアの商品化や、現場での創意工夫による生産工程の改善など、継続的な研究開発活動以外の創意工夫等の役割が大きい。

3.ニッチ市場におけるイノベーションの担い手となっていること。

一方、大企業によるイノベーションについては、大規模な研究開発や、その成果が現れるまでに長期間を要する研究開発のプロジェクトに対し、その組織力を活かして多くの研究者や資金を投入し、イノベーションを実現していることが中小企業と比べた特徴と思われ、中小企業は、イノベーションに向けて「経営者による創意工夫」に最も力点を置いており、また、大企業に比べて「経営者のチャレンジ精神」や「経営者の素早い意思決定」が若干上回っており、経営者の資質やリーダーシップを重視する内容となっている。

一方、「研究開発活動」や「マーケティング活動」では、中小企業は大企業を下回り、大企業は、巨額化している研究開発投資や、大規模な営業網を活用したマーケティング活動にも力点を置いているためと考えられる。

従って、中小企業の場合は、オーナー企業がほとんどで、その強みである経営者の意思決定のスピードが速さ、小回りを利かせた早い展開、全員参加等々、スピードの占める割合が大きく、日本での成功事例としてわれわれが普段見聞きしているのは、小林製薬のユニークな製品群とか、電気配線用機器において、松下電器に一歩も引けを取らない、未来工業等が有名なのです。

従って、中小企業では経営者の力量、リーダー・シップの大切さは大企業と比較しても、比較にならない位、大切なものであり、経営者は現役でいる以上、日々、自分自身との格闘を続けざるを得なく、これは猿の群れを見ていても、ボスざるの生きざまと共通するように思えます。

画像は、昨日の撮影の風景で、細かい所の修正をしているところです。

午後10時までかかったのですが、お蔭で納得のいく画像を撮ることが出来たのです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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