先ずは、お知らせが2件です。
来週10月26日(月)~28日(水)の3日間、ドリームスタジオ大阪で、40周年記念イベントがあり、各種セミナー、製麺講習が行なわれます。
(https://www.yamatomfg.com/company/dream-studio/dream-studio-osaka/)
再来週11月3日(火)~5日(木)の3日間、ドリームスタジオ名古屋で、40周年記念イベントがあり、各種セミナー、製麺講習等が行なわれます。
(https://www.yamatomfg.com/company/dream-studio/dream-studio-nagoya/)
本日のテーマは「意志力を高める」です。
今朝も早朝から、品川駅の構内を歩いていると、多くの人の波に会い、同じ品川駅構内を歩いている人たちでも、時間帯によって歩いている人々の表情の違いが明確に分かります。
本日は東京支店で、ラーメン学校の生徒さんの作品の最終チェックですが、私がいつも心掛けていることは、先月と同じことをやらない、先月よりどれだけ自分自身が進化しているかをチェックするのです。
これは、経営講義においても同様であり、経営講義も毎回、どれだけ進化しているか、自分自身に問うていて、内容において、前回よりどれだけ進化しているか、以前よりどの部分が進化しているかにチャレンジしているのです。
前回と同じレベルであると、自分自身が楽しくならないし、退屈して長く続けることが出来ないのです。
自家製麺をやっているお客さまから、次のような話を聞いたことがあるのです。
自家製麺をやっていると、年中、気温湿度が異なり、日々、同じ麺が出来ることがないので、常に気温、湿度に気を付け、緊張感を持って作り続けないと美味しいうどんを毎日提供することが出来ない、もし、自家製麺ではなく、他所で作って貰った麺を使ってうどん店をやっていると、こんなに楽しくなかったし、こんなに長く続けることが出来なかったと言われたのです。
昨日も、当社の開発メンバーの王さんの奥さんが挨拶に来られて、一般的に中国人は60歳の定年を過ぎると、ほとんどの人はリタイヤー生活に入り、旅行等をして、老後を楽しみ、60歳まで働くと、仕事に飽きてしまって、それ以上働くことはないとのことでした。
このような話を聞くと、私はたいへん違和感を感じてしまうのですが、仕事に飽きることはないし、60歳を超えると、日々、余生を楽しむような生活に変わると、そちらの方が飽きてしまうような気がするのです。
身体が健康で、エネルギッシュに働けるうちは、思い切り働いていた方が、自分自身の人生のためにも、周りのためにも、良いような気がするのです。
但し、ここで進化を続けていないと、周りの迷惑になるので、休みなく早い進化を続けていくということが前提で、スタッフたちよりむしろ早く進化することでないと、周りの迷惑になるのです。
従って、早い速度で進化し続けていけば、飽きてしまうことがなくなり、飽きてしまうのは、自分自身の進化が止まっているのが原因ではないかと思います。
同時に、身体を鍛え続けていないと、体力的にもエネルギッシュで日々過ごすことが出来ないので、頭の進化だけでなく、身体の老化を止めるためのある程度の激しい運動も必須であると思います。
従って、仕事に飽きないようにするには、相当の日々の努力、即ち、良い習慣を続けていなければ難しいことであると思います。
人間は機械的な側面も持ち、動物としての特性も持っているので、定期的に良好なメンテナンスを行ない、使い続ける必要があり、新しい情報をインプットし続けなければいけないのです。
これからは、高齢者の増加と共に、高齢者の問題が多く発生しますが、われわれのような人数の多い団塊の世代の生き方が、社会に大きな影響を及ぼし、亡くなる直前まで、元気で、エネルギッシュに活き活きと、行き切るのと、ベッドの上で寝たきりで、介護が必要な状態で長く生きているのとは、意味がまったく異なるのです。
われわれ人間は、習慣の動物でもあるので、悪い習慣を良い習慣に変え続けることが質の高い人生を生きることになるのです。
それには、スタンフォードのケリー・マクゴニガル教授の「人生を変える教室」にあるように、3つの意志力を高める続けることが、質の高い人生を送るには、欠かせないのです。
因みに、3つの力とは、①止める力、②始める力、③望む力で、止める力とは、タバコが身体に悪いと分かると、タバコを止める力であり、始める力とは、早起きが良いと分かると、早起きを始める力であり、最後の望む力とは、自分の望む方向に人生を向ける力であるのです。
意志力が増すことにより、豊かで長い、質の高い人生を送ることが出来、意志力を高めるためには、どんな些細なことでも、自分と約束したことを守り続けることなのです。
本年2月21日から始まった、173日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びを終え、最終のまとめに取り組んでいきます。
「今時代の空気」
人口の年齢構成に関して、とくに重要な意味をもち、かつ確実に予測できる変化は、最も急速に成長する最大の年齢集団の変化、すなわち人口の重心の移動であり、1950年代末のアイゼンハワー政権の末期、アメリカの人口の重心は史上最も年齢が高い水準に達し、そのわずか数年後、人口の重心は大きく下方へ動き、ベビーブームの結果、人口の重心は急激に下がり、1965年には、17歳から18歳というアメリカの独立以来最低の水準まで下がったのですが、人口の年齢構成を重視し、その数字を真剣に見ていたならば、アメリカ社会の空気や価値観が劇的に変化するであろうことは容易に予測できたのです。
1960年代の「若者の反乱」も、昔から若者の典型的な行動形態とされていたものに脚光があてられた結果、浮かび上がったものにすぎなく、それ以前の、人口の重心が20代終わりから30代初めという超保守的な年代にあった頃には、若者の行動は「いつの時代も若者は若者だ」との言葉で片づけられていたのですが、1960年代は、その若者たちの行動が、人口の重心が移動したために時代の空気となったにすぎなく、しかも、ようやく「価値観の変化」や「アメリカの若者化」について論じられはじめた頃には、人口の重心の振り子は、すでに激しく反対方向へ戻っていたのです。
1969年には、少子化の最初の影響が、数字だけでなく、実態に出はじめ、16、7歳のティーン・エージャーが人口の重心の一部を構成する最後の年が、1974年ないし75年となり、その後、人口の重心は上昇を続け、1980年代の初めには、再び20代の後半に戻り、人口の重心の移動に伴い、時代の空気が変化し、もちろん10代は、相変わらず10代のように行動するのですが、その行動は、もはや社会の空気や価値観とは関係のない、単なる10代の行動として受けとめられ、こうして1970年代の半ばには、やがて大学のキャンパスが「運動」や「反体制」とは無縁となり、学生が再び成績や就職先に気をとられること、さらには、あの1968年卒の運動家たちでさえ、その圧倒的多数が、キャリア、昇進、節税、ストック・オプションを考える上昇志向の知識労働者になるであろうことは、ほぼ確実に予測できることとなっていて、事実、そのように予測した者もいたのです。
日本の場合は、最大の年齢集団は団塊の世代であり、現在、60歳の半ばから後半にかけての世代であり、私もその世代のちょうど中心で、、日本の場合の人口の重心、すなわち平均年齢は46歳になっていて、この年齢は年々増加していき、10年後には48.3歳、20年後には49.9歳に達し、その後もずっと高齢化を辿っていく予定で、平均年齢が若く、若々しい国と比較すると、日本は高齢者の国になっているので、中心世代のわれわれこそが、年齢など一切気にしないで、常に若々しい気持ちで、日々送ることが大切で、われわれから世間の空気を変えていかねばならないのです。
「◆行って、見て、聞く」
教育水準による人口区分も重要な意味をもち、百科事典の販売、専門職再訓練コース、休暇旅行のマーケティングなど、事業によってはとくに大きな意味を持ち、人口構造の変化については、就業者と失業者の別もあれば、職業別の区分もあり、所得階層とくに可処分所得による区分もあり、たとえば共働き夫婦の貯蓄性向は、どのようなものになるのか、それらの問いに対しては、ほとんどについて一応の答えを出すことができ、市場調査の検討項目に入っているものばかりであるのです。
必要なことは問いを発することであるのですが、統計を読むだけでは十分でなく、統計は出発点にすぎなく、メルビルは統計から出発して、テイーン・エイジャーの爆発的な増加が、ファッション製品の小売りにとって、いかなる機会を意味するかを自問し、シアーズ・ローバックは統計から出発して、潜在的市場としてのラテン・アメリカに目を向け、しかる後に、両社のマネジメント、あるいはニューヨークのペイス大学やサンフランシスコのゴールデン・ゲート大学のような大都市の大学のマネジメントは、現場に行って見て、聞いたのです。
シアーズ・ローバックのラテン・アメリカ進出は、そのようにして決定され、1950年代の初め、会長のロバート・E・ウッドは、メキシコシティやサンパウロが、1975年までにアメリカのどの都市よりも大きくなるという記事を読み、興味を引かれた彼は、自らラテン・アメリカに行き、メキシコシティ、グワダラハラ、ボゴタ、リマ、サンチアゴ、リオデジャネイロ、サンパウロなどの各都市で一週間を過ごし、街を歩き、店を覗き、そして強い印象を受け、街の交通まで調べ、いかなる層を客とし、いかなる場所に立地し、いかなる店をつくり、いかなる商品を用意すべきかを知ったのです。
同じように、地中海クラブの創設者たちは、パッケージツアーの団体客を観察し、話しかけ、耳を傾けてから、最初のリゾート施設を作り、メルビルを並のさえない靴屋のチェーンから、アメリカで最も成長性の高い人気ファッション・チェーンに変えた2人の若者は、何か月もの間ショッピング・センクーに行き、見て、聞き、買物客たちにとっての価値を探り、若者たちの買い物の仕方や、男女別の店と、男女共通の店のどちらを好むかなど、店の好みを調べ、そして若者たちに、実際に買った品物のどこに価値を認めたのかを聞き、現場に行き、見て、聞く者にとって、人口構造の変化は生産性と信頼性のきわめて高いイノベーションの機会となるのです。
以上のように、現地へ行くことは欠かせないので、当社の場合でも、私も世界中、出張を繰り返していますが、私だけではなく、常にスタッフたちも世界中に送り出しているのです。
画像は、先週の本社でのうどん学校で私が作った、鯛の刺身とイチジクの冷たいかけうどんです。
刺身のような生魚も良質な蛋白源であり、デンプンだけに偏らないで、栄養のバランスが取れやすいのです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。