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うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「担当トップヘの直結」

ラーメン学校の卒業生との一枚

本日のテーマは「人手の少ないビジネス・モデル」です。

来週16日(火)から18日(木)までの3日間、ドリームスタジオ大阪で、恒例のパワーアップ・イベントを開催し、私のセミナーも現在の時流に合わせ、多くの方の悩みである、次の3つ(1.麺ビジネスのイノベーション、2.究極の人手不足解決法はこれだ、3.究極の売上対策)を用意しました。
※イベントは終了しましたが、大和製作所では定期的に
イベントを開催しております

残り席は少し、希望者はお早めに!

昨日から、ご案内していたドリームスタジオ福岡での私のセミナーがスタートし、「究極の売上対策」と「麺ビジネスのイノベーション」の順でしたが、どちらの内容も関連し、かっての日本が経験したことのない、これからの人口減の時代に、日本の国内で売上を伸ばし続けるには、今までの枠内にとどまっていると難しいので、思い切り枠を外したイノベーションが欠かせないのです。

考えれば分かることなのですが、新興国のように人口が伸び続けている国々と、すでに人口が減少に入っている国では、どんなビジネスでも難易度がまったく異なり、人口減の日本は、ビジネス的に非常に難しい時代に入っているのです。

しかし、現在の日本で起きていることは、近い将来の先進国で起こり得ることなので、日本で勝者になることが出来れば、近い将来において、日本の後をついてきている海外の先進国において、有利なポジションを占めることが出来るので、われわれが今、苦しみながら日本で学んでいることは、将来のグローバル戦略の大きな力になることが出来るのです。

その意味において、現在の日本のビジネス環境は、将来のグローバルビジネスで勝利するための、千歳一隅のビッグチャンスに巡り合っていると言っても、おかしくはないのです。

新聞とかメデイアの報道では、今からの日本は人口減で、少子高齢化であり、それに伴なう年金問題とか、国の負債の問題等々、ネガテイブな報道ばかりですが、反対方向から見れば、これほどイノベーションのための、大きな機会の存在している面白い時代はないと言っても過言ではなく、現在のただ今こそ、大きな社会の変革期であり、イノベーションのためのビッグチャンスなのです。

本日の私のセミナータイトルは、「究極の人手不足解決法はこれだ」で、本日のレジメの中に含まれている、人手不足対策の事例として取り上げている、博多の「豚ステーキ 十一(といち)」へ、セミナーで発表するための事前調査のため、お客さまとスタッフたちと一緒に出掛けたのです。

店作り、外装、内装は行く前に想像していたのとまったく異なり、看板もないのですが、シックで落ち着きがあり、高級感さえ漂うような佇まいで、感性の豊かなデザイナーの手によるデザインで、室内のデザインもシンプルですが、上質な店作りになっていました。

まず、驚いたのは、メニューがランチもデイナーも1つだけで、席に座ると、ウエイトレスが、ご飯を普通のご飯か、梅ごはんかを確認するだけで、最初にサラダが出て来て、暫くすると、焼けて熱い鉄のプレートの上で、じゅうじゅうと音がしている豚ステーキと一緒に、ご飯、味噌汁、一品が載ったお盆ごと提供されるのです。

豚ステーキの薬味は、ニンニク入りの辛みそとおろしわさびが、テーブル上に予め準備されていて、好きなだけ使えるのです。

ご飯とみそ汁はおかわり自由で、豚ステーキのおかわりは、博多ラーメンのように、500円で替え肉が注文出来、替え肉のないレギュラーでも、価格は千円ポッキリで、とてもお値打ち感がありました。

店内は、6人席の大きなテーブルが3個と、8人席のカウンターだけの店で、メニューも少なく、伝票さえもないので、3人のスタッフで楽に回せるのです。

昼間はランチ客で一杯になると思いますが、デイナーとしては、少し物足りなさを感じ、デイナーはアルコールとか、サイドメニュー、デザートの準備があり、価格が高くても、もっと多くのお客さまを呼ぶことが出来るのではと思いました。

しかし、このように少ないメニューで営業することは、少ない人員でのオペレーションが可能であり、同時に、未熟練者でもオペレーションが可能なのです。

豚ステーキ自体にインパクトのある商品力があり、サラダも上質で、梅ごはんも非常に美味しく、豚ステーキとマッチしていたのです。

食べログ点数は3.53あり、決して悪いレベルはなく、少ない人手で可能なビジネスモデルとしては、面白いモデルでした。

もっとこのモデルを詳しく分析し、事業計画書に落とし込むと、このビジネス・モデルでの最適な規模と状態が見えてくるのです。

これからの人手不足時代を受けて、より少ないスタッフで、効率的にお店を回すことが出来る仕組み作りは欠かせず、特に、昼のピークが立ちやすく、昼間に多くの人手が必要な麺ビジネスこそ、このような小人数で回せるビジネス・モデルの研究は欠かせないのです。

この店の存在は、私自身をコンサルしてくれている人の紹介であったのですが、このような面白いビジネス・モデルを見つけ、体験することは、今後の大きな参考になるのです。

昨年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

◆担当トップヘの直結

新しい事業の核となる人は、かなり高い地位にあることが必要であり、新しい事業の規模や売り上げ、市場は既存の事業の比ではないかもしれないが、トップ・マネジメントの1人が、明日のために、その特別な仕事に責任を負わなければならないのですが、専任である必要はなく、とくに中小の企業では、専任が必要なほどの仕事量になることはあまりないのですが、明確に定められた仕事であって、権限と権威をもつ人間が全面的な責任をもつものでなければならず、通常、そのような人間は、企業そのものを起業家的たらしめるための経営政策、すなわち廃棄の制度化、レントゲン写真による企業診断、さらに既存の事業から期待できるものとイノベーションのニーズとのギャップの把握についても担当することになり、また、イノベーションのための7つの機会についての体系的な分析も担当することになり、さらにまた、たとえば前述のトップ・マネジメントと若い人たちとのインフォーマルな会合から出てくる提案の評価にも責任をもつのです。

イノベーションにかかわる仕事、とくに新しい事業、製品、サービスの開発を目的とする仕事は、原則としてすべて、既存の事業の現場の経営管理者ではなく、このトップに直結させなければならず、絶対に、既存の事業に責任をもつラインの経営管理者のもとにおいてはならないのです。

ほとんどの企業、とくに成功している企業では、そのような部門は異質の存在とされるにちがいないのですが、新しい事業は、いわば赤ん坊であって、しかも赤ん坊のままでいる期間はかなり長く、赤ん坊をおくべきところは育児室であり、成人、すなわち既存の事業や製品を担当する人間には、赤ん坊に割ける時間はなく、理解もしないし、そもそも、それにかかわっている余裕がないのです。

この原則を無視したために、ロボット産業におけるトップの地位を失った大手の工作機械メーカーがあり、そのメーカーは、オートメ用工作機械の基本特許をもつだけでなく、優れたエンジニアリングと生産の能力をもっていたのですが、工場のオートメ化が始まった1975年頃には、やがて業界のトップの地位を得るものと予想されていたにもかかわらず、その10年後には、完全に脱落していたのです。

そのメーカーは、オートメ用工作機械を担当する部門を組織構造上、上から3つないし4つ下のレベルに配置し、在来型の工作機械の設計、生産、販売を担当する人たちのもとに置き、それらの人たちは協力的で、事実、ロボットは彼らが生んだものだったのです。

しかし現実には、彼らは、既存の製品ラインを競争相手の日本企業から守るために、設計をやり直し、顧客に見せ、マーケティングし、資金を手当てし、アフターサービスすることに忙殺されていたので、赤ん坊を担当する者が決裁を仰いでも、「今は忙しいから、来週来てくれ」と言い、ロボットは期待の星でしたが、在来型の工作機械は、毎年、数百万ドルをもたらしていたので、残念ながら、これは、よく起こる間違いであり、新しい事業をおろそかにして息の根をとめてしまうことを防ぐおそらく唯一の方法は、それらのものを初めから独立した事業としてスタートさせることであるのです。

そのような方法をとっていることで有名なメーカーが、アメリカに3社あり、洗剤や食品の大手メーカーのP&G、医療および健康関連用品の大手メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソン、それに各種工業製品、消費者製品の大手メーカーの3Mで、これら3社は、細かな点では異なっていても、基本的には同じ組織構造をもち、いずれも新しい事業を、初めから独立した事業としてスタートさせていて、目標を達成して1本立ちした事業になるか中止になるまで、専任のプロジェクト・マネジャーを置き、しかも、このプロジェクト・マネジャーは、研究、生産、財務、マーケティングの専門家を、必要なときに必要なだけ動員できるようになっているのです。

同時に複数のイノベーションを手掛けている場合は、トップ・マネジメントの1人が、赤ん坊のすべてを担当することもでき、技術や市場や製品が違っていても問題はなく、いずれも起業家的な新しい事業であり、同じ小児病にかかる危険性をもっていて、起業家的な新しい事業が直面する問題や、必要とする意思決定は、技術や市場や製品の種類にかかわりなく、すべて似ていて、それらの新しい事業については、誰か1人が、時間を割き、注意を払い、問題を理解し、意思決定を行い、面倒を見なければならず、そしてこのイノベーションを担当する者は、もっぱら赤ん坊のために働き、しかも見込みがなければ中止させることのできる高い地位になければならないのです。

昨日は、ラーメン学校を卒業して最近ラーメン店を開業した岩崎さんが久しぶりに来られ、開店したラーメン店は順調で、近々、次の店の開店を考えているとのことでした。

ラーメン学校には年中多くの生徒さんが参加されているのですが、そのような生徒さんの中で、岩崎さんは飛び抜けて熱心で、最初に参加したときに私の経営講義を理解出来なかった自分が歯がゆいと言い、経営講義は3回連続で参加したくらい、熱心であったのです。

厳しい目つきと迫力ある容姿で、最初の参加の時から目立っていたのですが、熱心さは、ひしひしと伝わってきたのです。

私は常に麺学校と経営講義では、情熱があり、熱心で破天荒な生徒さんを探し続けているのです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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