うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「戦略の必要性、マネジメントの必要性」

昨日は久しぶりの本社でのオーガニックの昼食で、美味しいカレーと自家製のキムチに堪能したのです。その他は、先週のラーメン学校の作品集です。

本日のテーマは「幸せのレシピ」です。

昨日は久しぶりの経営会議で、朝から大和の役員会議からスタートし、午後からは讃匠の経営会議で、その間でさまざまな打合せも行なったのです。

今週が終われば、ゴールデンウイークが始まり、昨年までは坂出駅のうどん店亀城庵が営業していたので、休みは必ず、うどん店の応援に入っていたのが、今年は閉店しているので、その分、時間が楽になったのです。

もし、亀城庵を閉店していなくても、今年からシンガポールのラーメン学校を開校しているので、昨年までのように休み中に応援に入ることは出来なくなっているはずで、亀城庵を利用して戴いていたファンのお客さまには申し訳ないことをしたのですが、私にとっては、丁度良い潮時であったと思います。

昨日は讃匠の経営会議の後、思考の時間を取るためにいつものように、近くにあるスターバックスに寄ってみると、高校生か大学生くらいの若い人たちが、何組もグループになって勉強をしたり、だべっているのです。

そのような若い人たちを見て、自分の同じころの年代、私の場合は高松高專の学生であった頃を思い出したのです。

その頃は、今のようにパソコンもなく、スマートフォーンもなく、携帯電話もなく、手元にあったのは、自転車、書籍、剣道の道具、タイプライター、計算尺等、はるかに原始的な道具しかなかったのです。

それでも、その時代はたいへん楽しく、今の若い人たち以上に、同級生たちと若さを謳歌していたことを思い出します。

私の学生時代は、車もオートバイもない、シンプルな学生生活でしたが、日々、人生を楽しんでいたように思います。

4月24日付の四国新聞によれば、幸せのヒントを探る「香川ハピネスプロジェクト」の一環として、20歳以上の県民を対象にアンケートを実施、分析結果を「幸福のレスぴ」として発表し、各年代における幸せ度は次の通りだったのです。

1.20歳代が最も低い6.20点
2.30歳代が6.84点
3.40歳代が6.64点
4.50歳代は6.50点
5.60歳代は6.68点
6.70歳代は6.93点で最高

以上のように、20歳代が最低で、次が50歳代で、年齢を重ねることに幸せ感が増し、70歳代が最高になっているのです。

性別に見ると、男性の幸福度は6.49点、女性は6.84点で、女性の方が高く、どの年代でも女性優位は変わらず、専門家は「女性の方が幸せのキーワードである『人とのつながり』作りが得意」と説明し、配偶者と死別した後、落ち込みからの回復が早いのも男性ではなく、女性の方なのです。

生活の中で大切なのは、自分の健康、家族の健康に気を配ることで、健康のために朝ウオーキングをする人ほど幸せを感じており、介護が必要な家族と同居している人の幸福度は低く出たそうです。

家庭に関する法則もあり、姉さん女房の家庭は夫婦とも幸福度が高く、孫がいる人はいない人より幸福度が高いのですが、毎日孫に会う人よりも週に2,3回会う人の方が幸福度が高く、会員制交流サイト(SNS)利用者の中では、現実の友人や知り合いと交流し易いLINEやフェイスブックを使う人の幸福度が高く、不特定多数でやり取りするツイッターの利用者は低いという結果になっていたのです。

この記事は、インパクトのある内容ですが、自分の人生を振り返ってみると、20歳代の幸福度は最低ではなく、30歳代の後半から40歳代の後半にかけての幸福度が一番低かったのではなかったかと思います。

そして、現在は年を経るごとに幸福度が増しているのですが、自分は特別にそのように感じているのかと思っていたのですが、私だけではなく、同じ世代は、同じような考えを持っていることが分かったのです。

多くの若い人たちは年齢を重ねることに恐怖感を抱く人も多いのですが、実際に年齢を重ねていくと、幸せ感が増すことを理解していないためなのです。

私も若いころは同じような感覚を持っていて、歳を重ねることに一種の恐怖感を持っていたのですが、実際に自分がそのような年齢になって感じるのは、年齢を重ねて初めて分かることが多いことが分かるのです。

今までは分からなかったことが、多くの学びを得て分かることも多くなり、若いころは出来なかったことが、この年齢になり、人に会うことも楽になり、ある程度の年齢だから、出来ることも増えているのです。

身体は若いころのように動くことはないのですが、その代わり、若いころとは違って、実績も出来、信頼も高まり、知恵も深まっているのです。

従って、何歳であろうと、いつでも幸せを感じ続けて生きていけることこそ、大切であることがよく分かるのです。

本日も当社の価値感を掲げ続けます。

1. 顧客に深くフオーカスし、絶えざる奮闘精神で、苦しい奮闘を長期にわたって続ける(顧客との深いコミュニケーション)
2. 自己批判(内省、フィードバック、自己とのコミュニケーション)
3. オープンな姿勢と進取の精神(アライアンス、イノベーション)
4. 効率の追求(利益、コスト)

丁度1年前の昨年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

◆戦略の必要性

① 第2に、知識によるイノベーションを成功させるためには、戦略を持つ必要があり、知識によるイノベーションを成功させるには、本腰を入れて取り組まなければならないのは、大反響を呼び、多くの人を引きつけるがゆえに、スタートを誤ってばならないし、チャンスは1度しかないのです。

ほかのイノベーションの場合には、成功しても、かなり長い間放っておいてもらえるのですが、知識によるイノベーションでは、そうはいかないのは、直ちに、思いがけないほど多くの人が寄ってくるので、1度つまずくだけで、押しつぶされてしまうのです。

知識によるイノベーションの位置づけには、下記の3つの戦略しかないのです。

1.エドウィン・ランドが、ポラロイドカメラについてとった戦略、すなわちシステム全体を自ら開発し、それをすべて手に入れようとする戦略である。

これは、IBMがその初期の時代に、コンピュータを売るのではなく、リースすることにしたときに採用した戦略であり、IBMは、ソフトウェア、プログラム、プログラマーに対する教育、顧客の経営管理者に対する教育など、もろもろのサービスを提供したのです。

これは今世紀の初め、GEが大型蒸気タービンという知識によるイノベーションによって、トップの地位を確立したときの戦略でもあり、現在ではジェット・エンジンで同じような戦略を取り、インターネットで、世界中の飛んでいる旅客機に搭載されているエンジンから、刻々と情報を受け取り、分析し、問題点を顧客であるエアラインにフィードバックしているのです。

2.システム全体ではなく、市場だけを確保しようとする戦略であり、知識によるイノベーションは市場を創造し、デュポンは、ナイロン製のストッキング、女性用下着、自動車タイヤの市場を創造し、それを確保し、ナイロンへの需要を自ら創造し、ナイロンを使うメーカーに対し、ナイロンを供給することとしたのです。

アルミニウムのメーカーも、1886年のチャールズ・M・ホールによるアルミ還元法の発明の後、フライパンや鍋や棹など、アルミ製品の市場を確保し、しかもアルミ・メーカーの場合は、自ら最終製品まで生産し、販売することによって、競争相手など生まれようのない市場を確保したのです。

3.戦略的に重要な能力に力を集中し、重点を占拠してしまおうとする戦略であり、イノベーションを行った者が、産業内部の激動から超然としていられるための場所を見つけなければならないのです。

ファイツァーが、ペニシリンの製造でトップの地位を獲得したのは、この点を検討し抜いたうえで、培養の技術の開発に力を入れたおかげだったのです。

ボーイングが、旅客機メーカーとしてトップの地位を獲得し、今日までそれを守りつづけることができたのも、マーケティング、すなわちジェット機の設計と融資について、航空会社と旅客のニーズを把握することに全力をあげたおかげだったのです。

コンピュータの鍵たる部品、すなわち半導体メーカーの何社かも、今日のコンピュータ産業の激動にかかわらず、コンピュータ・メーカーそのものの浮沈とはかかわりなく、トップの地位を享受していて、インテルがその良い事例であるのです。

いかなる産業にあっても、これら3つの戦略のうちいずれかを選ぶことが出来、例えば、デユポンは市場を創造する戦略を選んだのに対し、競争相手であるダウ・ケミカルは重要拠点を占拠する戦略をとったのです。

およそ100年前、J・P・モーガンは重点を占拠する戦略を選び、アメリカの産業、さらには資本不足国としてのアメリカそのものに、ヨーロッパ資本を投資させるためのパイプ役となった同じ頃、ドイツのゲオルク・ジーメンスと、日本の渋沢栄一は、システム全体を手に入れる戦略を選んだのです。

「戦略の威力は、エジソンの成功によって知ることができる。」

電球の製造に必要な発明を行ったのは、エジソンだけではなく、イギリスの物理学者ジョゼフ・スワンも同じような発明を行い、スワンは、エジソンと同時期に電球を開発し、技術的にはむしろ彼の電球のほうが優れていたのですが、エジソンは技術的なニーズを研究しただけではなく、その後の戦略についても徹底的に検討したのです。

ガラス球、真空、密閉、フィラメントなどの技術的な研究に着手する前から、システム全体の構想を描いていて、自ら財政的な支援を行なっていた電力会社の電力に合った電球を考え、利用者に電気を引く権利や、電球の流通システムについてまで構想したのです。

スワンは科学者として製品を生み出したが、エジソンは産業を生み出し、そのため、スワンが自らの技術的な成果に関心を持ってくれる人を探している頃、すでにエジソンは電力を売っていたのです。

このように、知識によるイノベーションを行おうとする者は、戦略を定めなければならないのであり、もちろん、ここにあげた3つの位置づけに関する戦略のいずれもが、大きなリスクを伴うのですが、明確な戦略を持たないことや、同時に2つ以上の戦略を持つことは、大きなリスクが伴い、致命的に大きなリスクが伴うのです。

◆マネジメントの必要性

② 第3に、知識によるイノベーション、とくに科学や技術の知識によるイノベーションに成功するには、マネジメントを学び、実践する必要があり、事実、知識によるイノベーションは、ほかのいかなるイノベーションよりも、マネジメントを必要とするのです。

リスクが大きいだけに、マネジメントと財務についての先見性をもち、市場中心、市場志向であることが大きな意味を持つのですが、今日、知識によるイノベーション、とくにハイテク分野のイノベーションでは、ほとんどマネジメントが行われていないのですが、マネジメントに成功したほんの一部の企業、例えば、アップル、グーグル、フェイス・ブック、アマゾン等が大きく成功しているのです。

知識によるイノベーションが失敗するのは、起業家自身に原因があり、彼らは高度の知識以外のもの、とくに自分の専門領域以外のことに関心をもたなく、自らの技術に酔い、しばしば、顧客にとっての価値よりも、技術的な複雑さを価値としてしまうのは、21世紀の起業家というよりも20世紀の発明家に近いのです。

しかしハイテクを含め、知識によるイノベーションにおいても、マネジメントを意識的に行うことによって、リスクを大幅に小さくできることを教えてくれる企業は多いのです。

スイスの製薬会社ホフマン・ラロッシュがその一例であり、ヒューレット・パッカードやインテルも同様であり、知識によるイノベーションには、特有のリスクが伴うがゆえに、起業家としてのマネジメットが必要とされ、大きな効果をあげるのです。

日本国内における知識によるイノベーション、すなわち、技術革新での成功企業としては、ファナックが挙げられ、非常に高い利益率で有名なグローバル企業であり、他の企業の追随を許さないのです。

他には、コマツとか、キーエンス等もマネッジメントの優れた知識によるイノベーションで成功した企業です。

上記では知識によるイノベーションの成功企業の事例を取り上げていますが、知識によるイノベーション以外のあらゆるイノベーションにおいても、マネッジメントは欠かせない重要な事項であるのです。

特に、ビジネスがますます複雑化し、多様化し、変化が大きい時代において、リスクの高まりとともに、マネッジメントの重要性はさらに高まっているのです。

セブン・イレブンのような規模型ビジネスであり、社会型のイノベーションにおいても、マネッジメントの勝利であり、国内における他のコンビニとの差は埋まらないどころか、ますます広がり、セブン・イレブンの優位性はますます大きくなっているのです。

クロネコ・ヤマトのような宅配ビジネスのイノベーション企業も同様であり、マネッジメントの巧拙がその後の勝敗を決していて、国内においては、クロネコ・ヤマトの一人勝ちの状態になりました。

ますます、世の中がグローバル化し、複雑化し、変化が早くなるビジネス全般において、マネッジメントの巧拙でビジネスの勝敗が大きく分かれるようになり、マネッジメントを深める企業とそうでない企業の差はより大きくなってくるのです。

今週はほとんど本社で、昨日は久しぶりの経営会議と、久しぶりの本社でのオーガニックの昼食で、月曜日のメニューはカレーで、美味しいカレーと美味しい自家製のキムチに堪能したのです。

その他のメニュー画像は、先週のラーメン学校の作品集です。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

他の受講生の声も見る

全国8ヶ所にある麺開業.comの相談場所で、メニュー開発や、スープ・だし講習、経営についてなどの無料のイベント・セミナーを多数行っています。

開催場所ごとのイベントを見る

【業界唯一】古い製麺機の処分コストが0円に

[sc_rand_image type="sp"]
[sc_rand_image type="pc"]