本日のテーマは「自分の中の仏像を彫り出す」です。
毎日の1時間のウオーキングもスッカリ慣れ、60分で7千歩(約5.6km)ほど、歩くことが出来るようになり、毎日1万歩のウオーキングも2ヶ月を過ぎたあたりで、足の痛い所があったのですが、今はスッカリ快調になり、1時間のウオーキングのあとは、びっしょり汗をかき、非常に快適で、毎日汗をかくような運動は、われわれ人間には欠かせないことが分かります。
静まり返った緑地帯を、まぶしい朝日を浴びながら早足で歩けば、さまざまな思考が頭の中を巡るので、千日回峰の行者のような気持になれるのです。
無心になって早足で歩いていると、新しい自分になれるきっかけは、この辺にあることが分かりました。
私が現在のように、多くの人の前でセミナーが出来るようになったきっかけは、約5年前のゴールドラット博士、ジェイ・エイブラハム、ジェームス・スキナー等、外国人講師のセミナーに参加したことがきっかけです。
外国人講師のセミナーと日本人講師のセミナーの大きな違いは、動きにあり、日本人講師の場合は、静かに机に座って話したり、立って話しても動きがなく、穏やかな話し方が多いのですが、外国人講師の場合は、感情丸出しで、動きにインパクトがあり、セミナー中、激しい動きと感情が豊かなのです。
日本人講師の場合は、教科書をなぞるような話し方をする講師が多く、途中で質問を受けることはほとんどなく、話の最期でまとめて質問を受けるようになっていて、講師も参加者も非常に静かなのが特徴です。
外国人の主催するセミナーで、賑やかなセミナーは、まるで動物園のようなセミナーで、活発で、楽しく、感動があり、そのようなインパクトのあるセミナーに触れていると、いつしか、自分の中に潜んでいた、今まで気付かなかった、その部分に気づき、見つけ出すことが出来たのです。
われわれは、それぞれ自分の中に素晴らしいものを持っているのですが、ほとんどの場合は、気付かないまま、埋もれさせているのです。
彫刻師が木の中に埋もれている仏像を彫り出すようなもので、もともと木の中に仏像が埋もれているのですが、腕の立つ彫刻師ほど、荒っぽい木片の中に、素晴らしい仏像を見つけ出し、掘り出すことが出来るのです。
その木目、木の特徴を理解し、その木の特徴を最大に活かし、彫刻師の頭の中にある仏像を木の中に見つけ出しているのです。
われわれもそれぞれ、素晴らしい良さ、特徴を持っているのですが、ほとんどの場合は、木の中に埋もれているのと一緒で、気付かないで埋もれさせているのです。
われわれの潜在意識の中には、たくさんの情報、経験、能力等、日々われわれが直面している問題を解決するのに十分な能力が備わっているのですが、普段は顕在意識のみが表面に出ていて、潜在意識は隠れたままで、それらの能力が発揮されることはないのです。
瞑想を行なうと、潜在意識と顕在意識をつなげ、われわれが持っている隠れた力を見つけ出し、健在意識まで引き上げるのです。
無心になり、早足でウオーキングしていると、瞑想をしているのと同じような気持ちになります。
1時間のウオーキングは、身体を活性化してくれるだけでなく、精神も活性化し、素晴らしい朝のスタートをもたらせてくれるのです。
今まで長く生きてきたのですが、このようなことに気づかず、長い間、無駄な人生の時間を過ごしてきたような気がします。
今までは、朝の時間は静かに思考が出来、仕事の効率が上がるので、過去何十年も早朝の時間を仕事の時間と決めていたのです。
仕事の能率を上げるのに、朝早くから仕事に取り掛かり、時間を無駄にしないことが一番能率を上げるのに必要なことであると思い、朝から熱心に仕事に取り組んでいたのですが、本当はそれよりももっと大切なことは、適度な運動を行ない、身体の状態を最高に保ち、潜在能力の力を100%発揮出来る状態を作ることがもっと大切であることが、やっとこの歳になって分かったのです。
身体の状態をいつもエネルギー溢れる最高の状態に保つことこそ、われわれにとって、一番重要なことであり、「七つの習慣」の重要であるが、緊急ではないことであったのです。
10年前は、運動もほとんどしていなかったので、年中酷い肩こりに悩まされていたのが、運動を始めて嘘のようになくなりました。
人間は2本足で歩く動物であり、歩くこと、毎日汗をかくほどの運度が欠かせないことが、肩こりがまったくなくなり、基礎体温が上がり、冬の寒さ、夏の暑さが堪えなくなったことからも、よく分かります。
本年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。
◆若手との会合
第3に、起業家的な企業では、トップ・マネジメントの人間が、開発研究、エンジニアリング、製造、マーケテイング、会計などの若い人たちと会っていて、会合では、トップ側が「今日はこちらから話をする会ではない。話を聞きたい。みなさんの考え、とくにこの会社のどこにチャンスがおり、どこに問題があるかを聞きたい。新事業、新製品、新市場についての考えを聞きたい」、さらには「わが社や、わが社の方針について、あるいは業界や技術や市場におけるわが社の地位について、何でも聞いてほしい」と言うのです。
この種の会合は頻繁に開く必要はないのは、トップの人間にとって時間の負担が大きいためであり、若い人たち25人から30人と午後や夜の時間を過ごすのはトップの人間1人につき、年に2、3回でよく、この種の会合は、下から上へのコミュニケーションのための優れた機会であり、若い人たち、とくに専門職の人たちが、狭い専門分野から離れて企業全体を見る絶好の機会であるので、必ずもたなければならず、そのうえ、若い人たちはトップ・マネジメントが何に関心をもち、それがなぜであるかが理解できるようになり、トップの側も、若い人たちの価値観、ビジョン、関心を理解できるようになり、そして何よりも、企業全体に起業家的なものの見方を浸透させるうえで大きな効果があるのです。
ただしこの種の会合で行われる提案については、1つだけルール化しておくべきことがあり、それは、製品や工程、市場やサービスについて何か新しいこと、新しい仕事の仕方を提案する者には、提案の具体化についても責任をもたせるようにすることであり、提案者は、しかるべき期日までに、会合を主宰したトップの人間と会合の参加者全員に対し、提案の具体化について報告し、さらには、その提案を実施するならば、何が起こるか、逆に、提案が意味をもつためには何をしなければならないか、顧客や市場について、何を前提としているのか、どれだけの資金や人材が必要か、どれだけの時間が必要か、いかなる成果を期待できるかを明らかにしなければならないのです。
この種の会合から、起業家的な考えが数多く生まれ、しかしここでも、それらの成果でさえ、会合から得られる最も重要なことではなく、それは、組織全体に、起業家的なものの見方、イノベーションに対する受容性、さらには新しいものに対する貪欲さが浸透することだというのです。
4イノベーションの評価
人は期待にそって行動し、企業自らが自らの起業家的な成果を評価して、はじめて起業家的な行動がもたらされるので、既存企業が起業家的であるためには、自らの業績評価のなかに、イノベーションの成果についての評価を組み込まなければならないのですが、通常、自らの業績の評価にあたって、イノベーションの成果を含めている企業は驚くほど少なく、イノベーションの成果測定、あるいは少なくともその評価を、企業自らの業績評価に組み込むことは、とくに難しいことではないのです。
「注目する数字は、改善される」と、以前から言われている通り、評価をしていない数字は注目しないので、改善されないので、評価をすることは、たいへん大きな意味があり、評価をすることにより、成果が上がるのは、よく分かります。
◆個々のプロジェクトの評価
第1に、1つ1つのプロジェクトについて、成果を期待にフィードバックする必要があり、これによって、企業は自らの計画能力と実行能力の質と信頼性を知ることができ、開発部門の経営管理者ならば、プロジェクトに着手するときに、「いかなる成果を期待すべきか。いつまでに期待すべきか。いつ進捗状況を評価すべきか」を考え、必ず成果と期待を照らし合わせているのです。
そのようにしてはじめ、「自分は楽観的すぎないか、あるいは悲観的すぎないか」、さらには「成果を性急に求めすぎないか、あまりに待ちすぎないか」「成果のインパクトを過大評価していないか、過小評価していないか」を知ることができ、その結果、自分たちが得意とすることや苦手とすることを知るとともに、それらの傾向を是正することができるようになり、このようなフィードバックは、開発研究だけでなく、イノベーションにかかわるあらゆる活動において行わなければならない、その理由の1つは、自分たちが得意とすることを知っておくためであり、なぜかはわからないが、人間というものは、うまく行えることはいくらでもうまく行えるからであるのです。
もう1つの理由は、よろしくない傾向を知っておくためであり、たとえばそれは、イノベーションに必要な時間を過小評価してしまうという傾向であり、逆に過大評価してしまうという傾向であったり、あるいは、必要な開発研究の規模を過大評価しながら、その成果を製品やプロセスに結びつけるうえで必要とされる資源を過小評価してしまうという傾向であるのです。
あるいはまた、よく見られることとして、まさに新しい事業が軌道に乗ろうとしているときに、マーケティングや販売促進の手を抜き、それまでの努力を無にしてしまうという傾向であるのです。
ある世界的な大銀行の一つは、自らの成功の要因として、韓国などの新市場への進出、あるいは機械リースやクレジットカードなど新しい事業への進出について、つねに成果を期待にフィードバックさせてきたことをあげていて、この銀行は、そのようにすることによって、その後の新しい事業について、「何を期待できるか、いかに早く成果を期待できるか、いつ、どれだけの人材と資金を動員すべきか」を正しく把握することができるようになったというのです。
このようなフィードバックのシステムは、イノベーションだけでなく、警備プログラムや給与体系、その他あらゆる種類の試みについて行う必要があり、もちろん成果の期待へのフィードバックは、「問題が生じ、再検討が必要になることを示す最初の兆候は何か、問題が起こりそうであっても、実際にはうまくいくことを示す兆候は何か」、さらには「予想していたよりも時間がかかることを示す兆候は何か」を知るためにも必要であるのです。
上記のように、イノベーションに取り掛かる前に、どこまでの成果を期待するのか、いつまでに終えるようにするのかの、規模と時期を明確にしておき、実際の状態がそれとどれだけ違いが出て来ているのかを比較測定しながら、さまざまな要素をチェックしていくことがよく分かりました。
画像は、先週のうどん学校の実技最終日の生徒さんの作品で、「肉ごぼう天うどん」です。
オーソドックスなうどんですが、甘い肉の味とごぼう天の相性がよく、とても美味しいうどんです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。