本日のテーマは「麺学校は麺ビジネスの情報とノウハウの交差点」です。
来週2月9日(火)から11日(木)までの3日間、ドリームスタジオ福岡で、恒例のパワーアップ・イベントを開催し、私のセミナーも現在の時流に合わせ、多くの方の悩みである、次の3つ(1.麺ビジネスのイノベーション、2.究極の人手不足解決法はこれだ、3.究極の売上対策)を用意しました。
同様に、翌週16日(火)から18日(木)までの3日間、ドリームスタジオ大阪でも同じ内容のパワーアップ・イベントを開催します。
※イベントは終了しましたが、大和製作所では定期的にイベントを開催しております
残り席は少し、希望者はお早めに!。
昨日から東京支店に来ていますが、昨年年末に孟支店長に依頼していたメンテナンス部品類の片づけがすっかり進み、トルコ製のカラフルなキャビネットが置かれ、きれいに片づけられていました。
期待以上にきれいに片づけられていたのに驚くと同時に、日々の忙しい仕事に合間にここまできれいに片付いていることに感謝です。
東京支店も、少ない人数で来社されたお客さまの対応と、お客さまのフォロー、メンテナンスと多くの仕事を抱えています。
当社の場合、優先順位の1位は緊急メンテナンスの対応と納品したお客さまの問題解決、それ以降は、ご来社戴いたお客さま対応、お客さまのフォロー等をお客さまの状況に合せて対応しているのです。
昨日も東京支店に到着すると、孟さんが何組もの来社しているお客さまの対応、特に麺作りのご指導をしていたのです。
それらのお客さまのうちの1組は、私がいつもお世話になっている関係会社の方がたで、いろんなお客さまが当社の東京支店をご利用して戴いていることが分かりました。
特に東京支店は、品川駅にも近く、当社のすべての小型製麺機が、いつも使用出来る状態で置いてあり、また、キッチンは1度に8名の生徒さんを指導出来る、さまざまな調理機器が揃い、熱機器はすべてIHと電気ヒーターであるので、数値管理を行なう、デジタルクッキングには最適で、ガス機器はまったく置いておらず、設備が充実しているのが特徴です。
従って、都内の大手企業のお客さまを含め、多くのお客さまが東京支店に麺作りを学びに来られ、まさに東京支店は、当社のドリームスタジオの中でも来社されるお客さまの最も多い拠点になっていて、麺学校を卒業した後、麺作りの復習をしたり、開業後も麺質の向上を続けたい、熱心なお客さま方にとっては、なくてはならない存在になっているのです。
従って、東京支店は毎日多くのお客さまが来られ、とても忙しいので、なかなか大幅な片づけを行なったりする時間が取れないはずですが、見違えるようにきれいになっていたので、たいへん驚いたのです。
その他にも、事務所の中も古い、形の不揃いのキャビネット類があり、収納が出来ずに、下に置いている書類等をきれいに収納できるようなキャビネットに揃えることを話し合ったのです。
今回の片づけで気付いたのは、アスクルでは日本製だけでなく、トルコ製のような外国製のきれいなキャビネットを揃えていて、非常にカラフルできれいで、値段も高くなく、非常に頑丈に出来ていて、オフィスの整理には最適であり、コストをかけずに、オフィスが一気に見違えるようにきれいになりました。
今回の東京支店での環境整備を受けて、本社他、他の拠点での環境整備をさらに進めていきます。
また、昨日はフェイスブックで、e-ラーニングのことについて触れていると、サンフランシスコ在住で、昨年末のラーメン学校に参加し、ラーメン店の開業を準備中の生徒さんより、たいへん詳しい、最新情報をたくさん戴きました。
私のフェイスブックを見続けてくれていて、役立つ情報をたくさん戴き、特にさまざまなクラウドのプラットホームについても、詳しい情報を戴き、アメリカでのITの進化の最先端に接しているのと、もともとその生徒さんがIT関係の出身なので、その分野の情報に驚くほど詳しいのです。
以上の戴いた貴重な情報に基づき、麺学校のレベルの進化を遂げ続け、多くの熱心な方がたの成功のお手伝いをしていきます。
お蔭で私は、世界中にこのような熱心な卒業生がいて、その国々の情報について、さまざまな方がたから適切な、最新情報を戴くことが出来、本当に恵まれた環境にいることが分かります。
私自身が常に海外に出るのと、併せて、この様に世界中から生徒さんが来社し、さまざまな、ビビッドな生の情報が手に入るので、当社の麺学校はまさに世界中の麺ビジネスの情報の交差点であり、今月から始まるシンガポールでの麺学校では、情報の交差点が今まで以上に、エクスポーネンシャルな進化を遂げることになります。
昨年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。
◆4つの条件
起業家精神を発揮するには、以下の4つの条件があるのです。
第1に、イノベーションを受け入れ、変化を脅威ではなく機会とみなす組織をつくりあげる必要があり、起業家としての厳しい仕事を遂行できる組織をつくる必要があり、起業家的な環境を整えるための経営政策と、具体的な方策のいくつかを実践する必要があるのです。
第2に、イノベーションを組織に組み込むとともに、イノベーションの成果を体系的に測定する必要、あるいは、少なくとも評価する必要があるのです。
第3に、組織、人事、報酬について、特別の措置を講じる必要があります。
第4に、いくつかのタブーを理解する必要があり、行ってはならないことを知る必要があるのです。
以上より、イノベーションを常に起こすことが出来る組織にするには、組織の風土をイノベーション歓迎型或いは、イノベーション必須型の組織風土に創りかえる必要があり、イノベーションが絶対的に重要で、イノベーションを歓迎するような組織にするためには、人事、報酬体系も変えなければならず、さらに、イノベーションの成果を常に測定できる仕組みを作らなければならないのです。
2起業家精神のための経営政策
ローマの詩人は、人間を「新しいものを求める存在(レールム・ノバルム・クピトウス)」と呼び、起業家精神のためには、経営管理者の1人ひとりが新しいものを求める存在となる必要があり、トップ・マネジメントは、「いかにしてイノベーションに対する障害を克服するか」に関心を持たねばならないのですが、たとえ、この問いに答えがあったとしても、そもそも問いが間違っているのであって、正しい問いは「いかにしてイノベーションを当然のこととし、それを望み、その実現のために働くようにさせるか」であり、イノベーションを大事とまではいかなくとも、異質なものとして推進していたのでは何も起こらず、些事とまではいかなくとも、正常な、普通の仕事の1つとする必要があり、そのためには、起業家精神のための経営政策といくつかの具体的な方策が必要であるのです。
何よりも経営管理者1人ひとりにとって、イノベーションを既存の事業よりも魅力的かつ、得なものにする必要があり、イノベーションこそ、組織を維持し、発展させるための最高の手段であり、1人ひとりの経営管理者の成功にとって、最も確実な基盤であることを周知させる必要があり、そのうえで、イノベーションの必要度を明らかにする必要があり、さらには、具体的な目標のもとに計画を立てる必要があるのです。
経営管理者だけでなく、企業のすべてのスタッフが普段の仕事にイノベーションを起こせるような体質にすると、企業は大きく進化し続けるのであり、毎年、大きく変貌を遂げていくはずで、われわれは、企業には、イノベーションが必須であること、イノベーションは今やっている仕事を大きく進化させるためには、欠かせないものであることを1人ひとりが理解し、イノベーションを会社の風土にしてしまえば良く、そのためのさまざまな施策が必要なのです。
◆廃棄の制度化(1)
イノベーションを、経営管理者にとって魅力的なものにするための第1の段階は、もはや活力を失ったもの、陳腐化したもの、生産的でなくなったものの廃棄を制度化することで、スタッフ活動についてはもちろんのこと、1つひとつの製品、工場、技術、市場、流通チャネルの継続の可否についても、3年ごとに判定しなければならず、その方法は、これまで手がけていなかったとしたら、「今日これから、この製品、市場、流通チャネル、技術を手がけるか」を問わなければならないのです。
もし、その答えが「ノー」であれば、「それでは検討しよう」ではなく、「それでは、この製品、市場、流通チャネル、スタッフ活動に資源を浪費するのをやめるにはどうすべきか」を問わなければならず、ときには、既存のものの廃棄が答えではないことがあり、廃棄が不可能なこともあるのですが、そのようなときでも、少なくともそれ以上の労力はかけないようにしなければならないのです。
人材と資金という生産資源を、すでに過去のものとなっているものに投じてはならないのであり、実はこれは、あらゆる種類の組織が自らの健康を維持するために行っていて、いかなる有機体といえども、老廃物を排泄しないものはなく、さもなければ自家中毒を起こすので、既存のものの廃棄は、企業がイノベーションを行い、受け入れるようになるうえで、絶対に必要なことであり、「翌朝絞首台にあがることを知ることほど、人の心を集中させるものはない」とは、かのジョンソン博士の言葉であり、製品やサービスが近いうちに廃棄されることを知ることほど、経営管理者の心をイノベーションに集中させるものはないのです。
イノベーションには人間のエネルギーが必要であり、有能な人間という、最も稀少な資源による厳しい働きが必要であり、しかるに、「死体が臭わないようにすることほど、涙ぐましく、しかも不毛な仕事はない」とは、昔の医学の諺であり、私の知っている組織のほとんどにおいて、有能な人間がこの不毛な仕事を担当させられていて、しかも彼らに期待できることは、膨大なコストをかけて、避け難いことを若干先延ばしすることだけであるのですが、死体は直ちに埋葬されることが知れ渡っていれば、イノベーションにも速やかに取り組めるようになり、イノベーションを行うためには、イノベーションに挑戦できる最高の人材を自由にしておかなければならないのと、同時に、資金を投入できるようにしておかなければならないのです。
いずれも、過去の成功や失敗、とくに惜しくも失敗したものや、うまくいったはずのものを廃棄しないかぎり、不可能であり、それらのものの廃棄が原則となっていれば、みなが進んで起業家精神をかきたてるべきことを認識するにいたり、これが第1の段階であり、いわば組織の衛生学であるのです。
私はもし、ドラッカー・マネッジメントを学習していなければ、廃棄の重要性を理解していなかったのですが、新しいことを始めるには、何かを止めなければいけないと学んだ時に、これは今まで出来ていなかったことであると、直ぐに気づき、過去、多くのことに取り組んできましたが、何か新しいことを始めても、元のことを止めないで、やりながらであれば、新しいことに全力投球が出来なくて、新しいことも、古いことも中途半端になってしまうので、新しいイノベーションに取り組む場合は、必ず、成果が上がらなくなってきていることを廃棄する必要があると同時に、既存の事業の寿命を延ばしながら、新しい事業に取り組む方法もあり、既存の製品等は、可能な範囲で改善改良を繰り返して、寿命を延ばしても、そのことに必要な資源は知れているのと、そこから得られる利益は大きく、この利益を活用して、新しい事業をやれば良く、大きなエネルギーが必要なのは、新しい事業の立ち上げで、社内の大切な人材、お金等の資源が必要で、イノベーションには普通は、大きなエネルギーが伴うので、片方で利益を生みながらでなければ、並行して行なうことが出来ないのです。
イノベーションは、事業のあらゆる局面で行なわれ、設計、製品、マーケティングのイノベーションがあり、価格や顧客サービスのイノベーションがあり、組織や手法のイノベーションがあり、また、イノベーションは、あらゆる企業において行なわれ、それは、生産や技術の現場におけると同様、銀行や、保険会社や、小売店において行なわれ、市場志向であるがゆえに、イノベーションの戦略は、既存のものはすべて市場において陳腐化することを前提としイノベーションの戦略の第一歩は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることであるのです。
画像は、孟さんが、東京支店の前田さんと一緒に組み立ててくれたトルコ製のキャビネットで、すでにたくさんの部品類が収まっています。
日本製のキャビネットは普通、単色で地味な色ですが、トルコ製はこの様にカラフルで、部屋自体が明るく、気持ちまで高まるのが不思議です。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。