あま太郎

ずっと地元に愛され続ける老舗店

 昭和36年、天神の西鉄名店街に甘味喫茶として創業した「あま
太郎」。その名残りとして、ぜんざいなど甘味の人気メニューも
あるこの店で、圧倒的人気なのが「ちんめん」。戦前、先代が韓
国で食べた冷麺の味が忘れられず、家で「酸っぱくない冷麺」を
食べていて、昭和37年に「ほんのり酸味の冷麺」を「冷やしちん
めん」として商品化。

 温かいあっさり醤油味の「ちんめん」を「ホットちんめん」として同時に始めました。
ネーミングに苦慮しましたが、うどんでも、そばでも、ラーメンでもない麺・・・
なので「ちんめん(珍麺)」と名付けたんです。


機械導入でがらりと変わった店舗経営

機械導入でがらりと変わった店舗経営

 歴史もあり、地元の人たちに愛され続けている「ちんめん」にも危機が訪れたんです。小麦の高騰で仕入れ麺のコストに限界がきていました。

 そんな時、幕張の展示会で大和製作所のブースで製麺機を見たことがきっかけで導入を決意しました。ピンとくるものがあって、カタログをもらって帰り、割とすぐに検討を始めましたね。まさに決断をするタイミングだったんでしょうね、ちょうど。

 営業スタッフの方に福岡までお越しいただき、うちの麺を食べていただいた後、すぐにレシピも作ってくれました。ただ、製麺については、最初は自分たちにできるわけないと思っていたんです。難しい作業だと思っていたから、本当に自分たちに出来るのかなって、とても不安でした。

 しかしデモンストレーションを見て、何とか私たちにもやれそうかな・・・と。実際に製麺の工程を見たり、やってみると、思っていたよりは簡単でとても驚きました。多少時間がかかりましたが、すぐに慣れることが出来、初めて麺が出来たときはとにかく感動、感激しました。今でもレシピはほとんど最初のまま守っています。

思えば、最初の出逢いがラッキー
ご縁があって本当に良かったと思います

思えば、最初の出逢いがラッキー ご縁があって本当に良かったと思います

 導入してからは、コストの面が改善され、売上も上がり、経営的にも安定させることが出来ました。製麺機を販売するだけでなく、今の麺を守りながらより良くするピッタリのレシピは宝物です。初めに出会ったのが大和さんでつくづくよかったと思っています。 もちろん、コスト面だけではありません。自家製麺となって、麺そのものが美味しくなり、新しいファンが増えたということも実感しています。

 それにね、自分で製麺したものなので我が子のように愛着があるんです。そして、お客様の「美味しい」という声がさらに嬉しいものになったのも事実なんです。いくら慣れてきたとはいえ、冬の寒い時期なんか、作業は大変ですよ。でもね、その「美味しい」という一言に本当に救われる思いなんです。

 また、自分で作れるので、保存料を使わず、かん水も無リンのものに変えたので、安心で安全なものをお届けできるようになったことも大きいですね。お客様の安心や安全、健康が第一ですから、一生懸命作る打ちたての自家製の全卵粉混合による卵麺(サルモネラ菌汚染防止のための生卵不使用)は、とても評判がいいです。大和さんおすすめの「46億年の塩」も使用していますよ。大和さんにもっと早く出会っていたら良かったと思いますね(笑)。

これからも変わらぬ懐かしい味を守り続ける決意

これからも変わらぬ懐かしい味を守り続ける決意

 お客様から「麺が美味しくなったね」と言われて、喜んでいます。「美味しい」そう言ってもらえる瞬間は何ごとにも代えがたい思いです。だから、これからもずっと、何があっても自分たちで安心・安全な麺を作ろうと思っています。自信をもってちんめんを出せる今の環境が、製麺することが、今とにかく楽しいんです。

 畑違いの薬剤師をしていた私が、嫁いだ先でのラーメン店で、先代や主人から受け継いだ大事な味をしっかりと大切に守っていきたいと思います。今は「製麺が楽しい」と思うのは、意外と私の性格にもあっていたのかもしれませんね。

 この店は、50年近い歴史があるので、新しく、というよりもこの味をずっと大事にしていきたいと思っています。今までトラブルもなく、故障もなくしっかり動いてくれている、大事なパートナーであるこの製麺機とともに。お客様を絶やさない、欠かせない味として毎日でも食べられる、飽きのこない味を続けていきます。

会社名 名物 ちんめん あま太郎
所在地 名物 ちんめん あま太郎【Goolge Map
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-11-3 ソラリアステージ地下2階
麺種 ラーメン(ちんめん)
自家製麺

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