うどん・ラーメン・そば屋開業・繁盛店を目指す|名言集 5-1 土光敏夫

讃匠の朝礼の一コマ

私は、39年前の起業したころに、そのころ、活躍していた多くの先輩の実業人を手本にしてきました。

手本にした実業人の数は、たくさんいましたが、改めて今日、先輩たちの名言を読み直してみると、若いころ学んだこととは、更に違った感覚を覚えます。

若いころ、むさぼり読んでいたころと違い、思考も深くなると、余計に先人たちの名言の味わいが深くなります。

このような名言集は、更に経営を深く学ぶにあたり、これからも私の血肉になってくれると思います。

皆さまもぜひ、味わって戴ければと思います。

本日の名言集は、同じようにたいへん尊敬していた、土光敏夫で、エンジニア、実業家、財界人で、私が若いころに大活躍をしていた実業人です。東京高等工業 学校(現:東京工業大学)卒業後、石川島播磨重工業に入社し、その後、東芝との合弁会社の社長を経て、石川島播磨重工業社長に就任し、合理化を徹底し経営 危機を乗り切り、その後、経営危機に陥っていた東芝の経営再建を依頼され社長に就任し、経営危機を解決しました。第4代経団連会長で、「ミスター合理化」 「荒法師」「怒号敏夫」「行革の鬼」また猛烈な働きぶりから「土光タービン」などの異名を持つ異彩の財界人でした。
http://systemincome.com/main/kakugen/tag/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E4%B8%80%E4%B8%89

1.変化の激しい時代には、毎日変わる社訓を

この変化の激しい時代に固定したものの考え方は許されない。
スローガンは逆に新しいものの考え方をはばむ。
もしつくるなら、毎日変わる社是社訓をつくるべきだ。

2.偉くなっても自分の庭は自分で整える
(ある人が自宅の庭木の手入れは植木屋に頼んでいると言ったことに対する土光氏の発言。土光氏は自分の家の庭を自分で手入れしていた。また、俸給から生活費10万円を抜いて他は全額近所の女学校に寄付していた。)

じゃあ経団連をやめて暇になるから、僕が行くよ。
僕のほかにも会社を辞めて植木屋のアルバイトをやっている人がいるから、2、3人連れて行く。

3.将来へのビジョンを常に描け

常に将来へのビジョンを描いておけ。
それが人々に希望を植え付ける。

4.物事を達成するには能力だけでは不十分

物事を成就させる力は何か、その力の中にはむろん能力があろう。
だが能力は必要な条件であっても十分な条件ではない。
十分な条件とは、その能力に、起動力、粘着力、浸透力、持続力などを与える力である。
そのような諸力を私は執念と呼びたい。

5.考えるより体当たり

考えるより当たれ。
体当たりによって生きたアイデアが生まれる。

6.失敗は次の成功への呼び水、足がかり

成功は次の成功への呼び水とせよ。
失敗は次の成功への足がかりとせよ。
この二つの相反する格言は、アフターケアの大切さを指摘している点で、共通の真理なのである。

7.仕事は知恵を出すか、汗を出すか、静かに去るか

会社で働くなら知恵を出せ。
知恵のない者は汗を出せ。
汗も出ない者は静かに去っていけ。

8.社員は3倍、役員は10倍、社長はそれ以上働け
(東芝社長に就任し、事業再建に取り掛かった時のスピーチでの発言)

諸君にはこれから3倍働いてもらう。
役員は10倍働け。俺はそれ以上に働く。

9.仕事のやりがい、働きがいを得る方法

やりがい、働きがいは、やってみてはじめて出てくる。
やりもしない、働きもしないで、どうしてそのような喜びが得られるだろうか。生きがいにしてもそうだ。
精一杯生きる努力をして、はじめて生きる喜びを知るのだ。

10.仕事はその日に終わらせる習慣をつける

仕事には節というものがある。
仕事の節は一日ごとにつけていきたい。
朝職場に入ったときに今日やるべき仕事が、もうちゃんと決まっている。
それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。
仕事を中途半端に残して家路に就く嫌な気持ちは、誰しも心覚えがあるはずだ。

11.少数精鋭の2つの意味

少数精鋭という言葉がある。
この言葉には二つの意味がある。
一つは「精鋭を少数使う」ということである。
そしてもう一つは「少数にすれば皆が精鋭になりうる」ということである。
私は後者の意味を重視したい。
前者だとすでに出来上がった精鋭を自分の手元に集めるということで、虫がよすぎるというものだ。
後者では今自分の手元にいる玉石混交(ぎょくせきこんこう)の人々を、玉にはますます磨きをかけ、石にはトレーニングによって玉に変えていこうということで全員の能力を底上げすることを意図している。

12.部下を育てる3つのコツ

私が最も重視するのは「早期・重課・鍛錬主義(早いうちに、重い課題を与え、鍛え上げる)」である。
どんな人でも若いうちから、能力を上回る程度の仕事を与え、厳しく鍛える。そのような困難に立ち向かい、努力を重ね、苦労を積まねば人は育たぬ。
実力と人間は形成されぬ。
教育はキレイごとではダメなのである。

13.チームワークとは個を消すのではなく、長所を生かしあうこと

どんな人にも必ず一つぐらいは長所がある。
上に立つものは、その長所を活用するのだ。
長所をどんどん伸ばしていくと、短所はだんだん影をひそめてゆくものだ。
このことを忘れてはならない。
複数の人による共同作業のとき、もっとも重要なチームワークといわれるものも、各人の長所をうまく組み合わせることに他ならない。
一人一人の長所が異質であればあるほど、チームワークの相乗効果は大きい。

14.各部門が議論し合う体制を作れ

各部門がお互いに議論しあうのは良いことだ。
馴れ合いで議論そのものがなくなることは、恐るべき腐敗だからだ。
しかし、その議論はあくまで前向きでなければなるまい。
議論は「互いに自らを問う」ところから始まらねばならない。
自らの姿勢を正すことが先決である。

15.企業がマンネリを解消するには

組織はダイナミック(動的)でなければならない。
たとえばルールを作っても、はじめたときは新鮮味があるが、ちょっとたつとマンネリになってしまう。
今日決めたことでも翌日になると必ずいくらかのマンネリが生じているんだと私は言っている。
企業は絶えずダイナミックでなければならない。
清水でも動かなければ腐ると言われる。
組織体には絶えず揺さぶりをかけておく必要がある。

16.信頼関係を強固にするための5か条

相互信頼を本物にするため、まず自分が他から信頼される人になる。
信頼される人になるためには、どのような行動基準が求められるのか。
この五カ条はわかりきったことかもしれない。
しかしわかりきったことが、なかなか行えないのである。

一、相手の立場になって物を考える
一、約束をきちんと守る
一、言うことと行うことを一致させる
一、結果をこまめに連絡する
一、相手のミスを積極的にカバーする

画像は、本日の讃匠の朝礼の一コマで、誕生日のプレゼントです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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