お蔭さまで、当社は本日無事に満39周年を迎えることが出来ました。
39年間の長きにわたり、当社を支え続けて下さった皆さまのご支援、
ご厚情に厚くお礼申し上げます。
振り返れば川崎重工を退職して、青雲の志に燃え、意気揚々と機械設計の会社を立ち上げたのが39年前の本日です。
ほどなく、機械設計から製麺機の製造販売ビジネスに移行し、20年前に使命を「麺専門店繁盛支援会社」として、第二創業期を迎えました。
使命を明確にしたことをきっかけに、徐々に当社は変わり
振り返りますとこの10年間で大きな変貌を遂げることが出来ました。
明確にした使命に従い、「年中無休365日メンテナンス」を始め、
「うどん学校」「ラーメン学校」「蕎麦学校」の開校へと、
ハードと併せて、ソフト分野の充実へ大きく舵を切りました。
さまざまな取り組みの結果、それまで小型製麺機の分野で、
業界2位であったのですが、多くの皆さまの信頼が高まり、
約10年前より、業界トップになることが出来ました。
そして、当社はいよいよ創業40周年を目前にして、第三創業期を迎えました。
第三創業期のテーマは「サービス・カンパニー(カスタマー・インテイマシー型企業)」です。
お客様の抱えている、お客様さえまだ気づいていない、
潜在的な問題(ニーズ)を深く掘り下げ、解決することによって、
お客様の将来を一緒に創り上げていく企業を目指します。
顧客ロイヤルティを築き上げることに焦点をあて、お客さまとの親密さを
強化し、販売力を高めるとともに、お客さまからのフィードバックを
改善に活かすアプローチです。
営業担当者全員が麺学校の講師のように豊富なノウハウを持ち、
経営課題に精通し、お客様の困りごとに対応することが出来れば、
お客様にとって、われわれはなくてはならない存在になります。
営業担当者だけでなく、メンテナンス担当者、営業企画担当者、
お客様に触れる担当者はすべて、お客様の問題解決のプロ中の
プロにならなければいけないのです。
現在の当社にとっては非常に高いハードルですが、
当社の使命に基づき、困難な道を敢えて選びたいと思います。
当社の使命
1. 麺専門店繁盛支援会社
2. 美味しい日本の麺文化を世界中に広める
3. 人生の成功ストーリー販売会社
これからの皆さんの人生と事業を託せる会社として、
これから始まる未来を一緒に駆け抜けていきたいと思っております。
思い切り、仕事を楽しみながら、人生を楽しみながら、
皆さんと一緒に素晴らしい時代を駆け抜けていけることに感謝します。
平成26年10月24日 式会社 大和製作所
代表取締役 藤井 薫
本日の名言も鈴木敏文氏で、こうして改めて名言集を読んでみると、鈴木敏文氏はセブンイレブンを通じて、世界一を狙っていることがよく分かります。
36.平均値だけで店の売上を見ない
コンビニエンスストアで、人口が過疎な地域ながら一日の売上が50万円の店と、人口密度が高く競合もほとんどなく環境に恵まれながら一日の売上が50万円の店とでは、同じ50万円でもまったく意味が違います。
平均値は全部足してならしたものです。
そんな平均値と比べて、高いか低いかを考えても意味がありません。
37.いくら売れている商品があっても、飽きるという顧客心理を忘れない
7月の冷夏が一転、8月には猛暑になり、店頭では冷やし中華が飛ぶように売れました。
ただ、暑い日は冷やし中華が人気商品と思い込んだまま、多めの発注を続けた結果、逆に売上を落とした店もありました。
顧客にとっては、いくら暑くても、冷やし中華が続けば飽きます。
一方、同じ冷やしめんでも味付けや具材が異なる冷やしラーメンに品揃えを切り替えていった店は売上を落とさずに済みました。
暑さが続けば続いたなりに、顧客ニーズの変化に対応しなくてはならない。
38.顧客も店も得するサービスを
顧客がナナコを使うメリットは、小銭の出し入れが不要という利便性に加え、とくに女性客には利用額に応じて貯まるポイントサービスが好評です。
ナナコの導入により、どうせ買うなら行きつけのセブンイレブンで買おうという、顧客のロイヤリティ(忠誠度)を一層高めてもらうことができるのです。
39.数字にごまかされないよう気を付ける
我々は結果が数字になって表れると、つい信用してしまう「数字信奉」が強くあります。
しかし、変化の激しい時代には、十分気を付けないとみんな数字にごまかされてしまいます。
数字のつじつまが合いすぎるのは逆におかしいと考え、突っ込むと問題点がポロっと出て来る。
大切なのは、データを記録として見るのと、マーケティングに使うのとではまったく読み方が違うということです。
40.取扱商品を絞り込むメリット
なぜ商品の絞り込みが大切かといえば、絞り込みによって商品のアピール力がまったく違ってくるからです。
本来注目されるべき商品は10個置いたら10個売れるのに、3個ぐらいしか置かないと顧客は見落としていまい、あまり売れません。
この商品はぜひ売っていこうと思ったら、しっかりフェース(陳列面)をとることでベストセラーにしていく。それが絞り込みです。
41.市場変化に対応できていないことに気付かない状況に危機感を感じること
なぜ、世の中の変化についていけないのか。
例えて言えば、人間は自分の体臭が自分ではわかりません。
同じことは仕事のやり方についても言えます。
自分の体臭の中に浸って仕事をしていると、変化に対応できていない現実になかなか気づかない。
それは創業以来、市場の変化に対応しようとしてきたセブンイレブンについても同じで、私は非常に危機感を抱いています。
42.消費飽和時代で小売業が生き残るためには
明確なコンセプトのもとで、提供する商品の照準を絞り込んでいく。
絞り込みとは別の言い方をすれば、顧客に対してレコメンド(推奨)することです。
照準を明確に絞り込むほど、顧客にとって価値がとらえやすくなる。
モノが余り、消費が飽和したいまの時代には、顧客が店に合わせて買い物をするのではなく、店の方が顧客に合わせ、レコメンドする価値を絞り込んで提供する必要があるのです。
43.次々にマーケットを創造すれば市場は飽和しない。
市場飽和を唱える人たちはマーケットを固定的に見ているとしか思えません。
セブンイレブンの場合、住民票の写しや印鑑証明が夜間や休日でも身近な店舗で取得できるコンビニ初の行政サービスを始めるなど、革新的な試みに次々着手しています。
近くて便利な店としての利便性はいっそう高まるはずです。
決して市場は飽和しない。
44.コンビニがいま取り扱っていない商品サービスを取り込んで新たな市場を開拓する
マーケットが変化するなら、売り手側も変化しなくてはならない。
その際、忘れてならないのは、新たな需要は店の中ではなく、常に外にあるということです。
コンビニの店舗というプラットホームの意味を問い直し、いまは店の外にあるが、顧客の潜在的なニーズを掘り起こす商品やサービスを取り込み、照準を絞り込んでレコメンド(推奨)し、新しい価値を続けていく。
これを絶えず繰り返していけば、単身世帯や共働き世帯の増加を背景に、新しい市場を生み出していくこともできます。
45.売上を追うことは革新性を失うこと
売上を追う方が楽だが、それは革新性を失うということ。
46.成功確率が6・7割あれば挑戦する
まずは視点を変え、挑戦する価値があるかどうかを考える。
そして、自分の中で6から7割、実現できる可能性が出てきたら挑戦する。
47.経営不振はトップの責任
かつての売り手市場の時代であれば、ソニーの盛田さんが言う「おみこし経営」でよかった。
しかし、いまはそういう状態ではない。
これだけ変化対応を考えていかなければいけない時代には、トップダウンでないと物事を迅速に変えられないからです。
ですから、企業が上手くいかないのはトップの責任であると考えています。
画像は、毎年の創業記念日に玄関に飾る作品で、今年はデザイナーの藤本先生にお願いしました。
当社の本社のコンセプトは、「Dream Factory」で、
お客さまの夢の実現、社員の夢の実現を目指しています。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。