うどん・ラーメン・そば屋開業・繁盛店を目指す|名言集 10-8 鈴木敏文

ミニ・ラーメン学校の間で買い物

昨日はLAで、2日目のミニ・ラーメン学校で、相変わらず多くのお客さまで盛況でした。

私の下手くそな英語でのセミナーは、一昨日よりは少しましになりましたが、まだまだ、人によってヒアリングが難しいのと、言いたい言葉がなかなか出ないことが多く、もどかしいので、英語の筋トレの必要性をますます感じます。

しかし、今まで、普段英語に接することがほとんどなかったので、今後毎月、海外でのセミナーを行なうようになると、多分、相当改善されるのではと思います。

参加者の大半はアジア系人種で、欧米系の人種は1~2割程度ですが、欧米系人種の方がたも既にラーメン店を開いている方もいて、なかなか熱心な質問をする方が多く、特に、麺だけではなく、スープに関する深い質問がありました

このような様子をみると、これからは北米及び海外でも、日本のように麺文化が当たり前に広まることが想定されます。

多分、10年後くらいには欧米系人種が開くラーメン店もアメリカでは当たり前になるような気がします。

日本の当社のラーメン學校にも時々、欧米系の人種の生徒さんが参加しますが、その数はまだわずかだったのですが、今回のミニ・ラーメン学校を開催してみて、欧米系の方がたもアジア系人種の方がたに劣らずに、ラーメンに興味を持っていることがよく分かります。

全米にあるすし店の大半が、アジア系人種が営業していて、日本人よりもむしろ韓国人、中国人が多いのと比べて、ラーメン、うどん蕎麦では違った未来がありありと見えてきます

過去通算30回以上は北米に来ていますが、今回ほど北米を身近に感じたことはありません。

昨晩はお客さまに、地元のステーキの有名店にご案内戴き、素晴らしい料理と楽しい会話で愉快な時間を過ごしました。

日本のレストランにない雰囲気で、アメリカのレストランの場合、時間を忘れて、楽しい会話で美味しい料理を堪能することが出来、夕食の楽しい時間で、1日のストレスを発散しているような気がします。

食事を楽しみながら、友情を深め、家族の絆を深め、職場での人間家系を深める様子は、日本では想像できない位、アメリカでのデイナーとかランチの食事の持つ意味が大きいのではと思いました。

アメリカ人は食事を通して、日本人以上に人生を楽しんでいて、食事を大切にしているような気がします。

日本の場合は、特にランチは食事を楽しむというよりは、お腹を満たすことが主目的になっていますが、これでは人生の一部のロスをしているような気がします。

もっと、食事を通して、人生を楽しむことが出来ると食事はもっと大きい意味を持ち、もっと素晴らしい役割を果たし、われわれ、フード・ビジネスに携わるものは、もっとこのことに気づく必要があるのではと思いました。

当社の食堂でのランチにも、もっとこれを取り入れれば、昼食がもっともっと楽しいものになるはずです。

北米での滞在期間中にもっと、このテーマを掘り下げたいと思います。

昨晩は合計9名で行き、それぞれ違ったメニューをオーダーし、私はスープとチキンの胸肉の載ったサラダだけを注文しましたが、それでも半分程度しか食べることが出来ない位の量目で、いつ来てもアメリカのレストランの量目には驚かされます。

本日のセブンイレブンの鈴木氏は、さまざまな視点でものごとを捉えることの大切さ、深い思考の重要性について触れています。
http://systemincome.com/main/kakugen/tag/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%95%8F%E6%96%87

95.数字は見方次第でいくつもの読み方ができる

同じ「気温20度」でも、真夏と真冬では感じ方がまったく違ってくるように、数字は見方次第でいくつもの読み方ができます。
そこで仮説を立てることによって、数字の持つ意味が明確になり、それが次の仕事につながる。

96.5%引でも消費者心理に沿えば10%引き以上の効果を発揮する

最近、「消費税還元セール」といった広告や宣伝の禁止を盛り込んだ法案が成立しましたが、1997年に消費税率が5%に引き上げられた際、このセールを発案したのは、他でもない私です。
当初、社内では「普段のセールで10~20%引きでも必ずしも売れるわけではないのに、実質5%引きでは魅力を感じてもらえないのではないか」と反対され ましたが、私は「理屈ではそうでも、顧客の心理には消費税増税に対するアレルギーがあるから、必ず反応があるはずだ」と考えた。
それはひとつの仮説でした。
結果、売上げは60%も伸び、この仮説の正しさが立証されました。

97.重要なのは、コンビニの店数ではなく、どういうコンビニがあるか

コンビニ業界について、マスコミは「国内総店舗数が5万店を突破し、飽和が懸念される」などと、店数を示して市場飽和説を唱えます。
もし、どのチェーンの店舗も同質であれば、飽和するかもしれません。
しかし、質が違えば弱いところは落ち、強いところは残り、飽和はあり得ない。
重要なのは、コンビニの店数ではなく、どういうコンビニがあるかなのです。

98.周囲の意見にとらわれずに冷静に判断することが大切

セブンイレブンの創業時、ヨーカ堂の幹部も業界関係者も学者もみな、セブンイレブンの創業に反対しました。
その根拠として挙げたのは、商店街や小型店が衰退しているというデータです。
大型店の進出が原因とされていました。
しかし、本当にそうか。
私は人事や販促などの管理部門を担当していたため、商店街の凋落の原因を別の視点で捉えていました。
ひとつには生産性の低さ、もうひとつは市場の変化です。
小型店でも労働生産性と商品の価値の両方を高める仕組みがあれば、大型店との共存も可能ではないか。
そう考えて決断したのが、セブンイレブンの創業でした。

99.顧客の飽きを防ぐには

品揃えも、顧客の心理を読んで行ないます。
たとえば、猛暑の夏はコンビニでは冷やし中華が飛ぶように売れます。
その数字の伸びを見て、多めの発注を続けると、一転してあるときから売れ行きが落ちます。
おいしいものほど飽きるからです。
その心理を読み、途中から、同じ冷やしめんでも、味付けや具材が異なる冷やしラーメンなどに切り替えていくと、売上げを落とさずにすむのです。

100.「安さ」よりも顧客が「新しさ」を感じる商品を

以前、こんなことがありました。セブンイレブンでおにぎりを1個100円に値下げしたところ、好調な売れ行きが半年間続きました。
社内からはさらに90円に値下げする案が出ました。
「安くすれば売れる」と考えたからです。
一方、私は別の顧客心理を読んでいました。
もの余りの時代でも、顧客はつねに新しいものを求めます。
100円おにぎりのヒットも、130円台のものが100円で買えることに新しい価値を感じたからであって、それを90円に下げても、もう新しさは感じない。
そこで私は、ワンランク上の高級素材を使い、100円台後半と従来の常識外れの値段で売るおにぎりを発案しました。
この「こだわりおむすび」は大ヒットし、ヒット商品番付にもランク入りしました。

101.数字の変化の理由を追及していくと解決すべき問題が出てくる

私のパソコンにはグループ企業の最新の数値データが入っています。
自分の時間があると、あっちの数字、こっちの数字を引っ張り出しては、この売上が落ちているのは、どういうことなんだ、この数字はどういう意味を成しているんだと考えます。
イトーヨーカ堂のデータでも、同じ商品なのに、ある店は値段が高く、ある店は低かったとき、なぜこっちは高いのか、理由は何だと追求していくと問題が出てきたりする。

102.指示を出さなくても現場が動くようになるには

トップ以下、現場に至るまで、日々問題を明確にすることで、誰もが数字に関心を持ち、敏感に反応するようにする。
私が指示を出さなくても、担当部門は対応に動くでしょう。

画像は、昨日のミニ・ラーメン学校の後、スタッフたちと一緒にトレーダー・ジョーという少し高級なスーパーに買い出しに行ったときの風景です。

スタッフたちは毎日、ミニ・ラーメン学校に熱心に取り組んでいて、多くのお客さま方に感動を与えています。

アメリカは丁度、ハロー・ウイーンの時期で、どこのスーパーでも飾りのカボチャを売っていて、カーリングの玉のようなカボチャが並んでいました。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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