ただ今、成田に到着し、北関東の安藤さんにピックアップして貰い、今から、横浜で一泊です。
LA時間の朝にホテルを出て、本当は12時半のフライトだったのが、1時間遅れで13時半にLAを出発し、成田に向かい、成田到着は日本時間の夕方5時半の予定です。
海外に行けば、アクシデントは当たり前ですが、今回はほとんどアクシデントがなく、スムーズな旅行でした。
帰りは向かい風のために11時間半のフライトで、LAを昼に出て、日本には夕方に到着するので、機内ではずっと仕事が出来てたいへん便利です。
来週、ドリーム・スタジオ東京で私の新しいセミナーが3本入っていり、関東地区担当の柿本さんが面白いセミナー・タイトルを考えてくれたので、そのタイトルに合わせて、レジメの準備を帰りの機内で行ないました。
因みにセミナーのタイトルは次の通りです。
1.「従業員満足度UP=いい人材確保~そのために店づくりをどうしなければならないか~」
2.「信頼、それこそがビジネスの命」~信頼がビジネスの速度を加速する~
3.「誰も気づいていない、十年に一度のチャンス到来」~未来は既に始まっている~
どのレジメも作るのは簡単ではなく、レジメを作るために、関係した書籍をずっと読み込んでいます。
この作業のお蔭で、新しい知識や概念を自分自身の中に造り上げることが出来るのです。
私は、今回のLAのセミナーも含め、年中、このようなパワー・コンテンツを作り続けていて、これがどれだけ自分自身の役に立っているか、分かりません。
当社は、14年前より全国で展示会を開催し、多分、10年近く前から展示会での経営セミナーを始めたと思います。
私が既に4冊の本を出版することが出来たのも、毎月の経営講義での生徒さんたちとのやり取り、そして、当社のイベントでのセミナーのレジメのお蔭です。
セミナーのレベルも以前は相当低かったと思いますが、最近は生徒さんに95点以上のレベルでないと通用しないと言っているので、コンテンツに関しては、非常に力を入れて書いています。
大切な時間を費やして参加されるお客さまのために、絶対に裏切らない内容にしなければと思い、熱を入れて書いているので、ぜひ、来週の東京支店のイベントにお越しください。
今回のLAで見聞した面白い土産話も披露します。
そして、最近では、私のコンテンツもだいぶ溜まってきたので、溜まったコンテンツを組み合わせて、新しいコンテンツを作ることが出来るのですが、今回のテーマはほとんどが新しい内容なので、一から書かなければいけないのです。
それだけに、私にとっては勉強になり、まして機内は絶好の思考の場なので、仕事がはかどります。
この様に、避けて通れないチャレンジ出来るものを準備することによって、自然にレベルを上げることが出来るようになります。
今回のLAのセミナーの反省として英語力を磨くことですが、これもこれから無理やり、シンガポールとかLAでのセミナーを繰り返すことにより、自動的に進化出来るようになるのではと思います。
改めて、海外へ進出するということは、相当な努力が必要で、一筋縄ではいかないことが分かります。
今回は、ダイキン工業のような機械メーカーの経営者の話なので、当社のビジネスに近いので、実感としてよく分かります。
そして、世界トップになった企業の経営の仕方、考え方がよく分かり、これからのグローバル時代に生きる企業の戦略のたいへん参考になります。
27.危機のときはトップダウンで急ピッチに事を運ぶ
当社も第一線にトップが入り込んで、大胆な人材配置を急ピッチで行っています。
多少の反発も覚悟していますが、そこをうまくマネジメントしていくのが経営陣の使命だと思っています。
こんな経済危機のときは、下の意見を聞いて合議するより、トップダウンで組織をつなぐくらいのリーダーシップが必要なのです。
28.変化の時代には外部環境にいかに適応できるかがカギ
突発的で劇的な変化が多発する乱世に生き残るためには、外部環境の変化にいかに適応できるかがカギとなってくるでしょう。
いわば突然変異種をどれだけ持っているかが、企業の新たな発展の大きな力になると思います。
29.商品の買い控えが強くなると、サービスやメンテナンスの需要が強まる
米国でエアコンを買い控える動きが強く、現地メーカーも大規模な人員削減を行っています。
しかし、買い換えないということは、サービスやメンテナンスなどの需要が高まっているということです。
ですから、そこは強化していく絶好のチャンスだと捉えています。
30.経営者に使命とは
社員がやりがいを持って働き、持てる力を最大限発揮できる「場」を提供することが経営者の使命である。
31.会社は社員に能力発揮の機会を与え、社員は会社の期待に応えて活躍する関係を
私は会社と個人は「互いに選択し合う関係」でありたいと考えています。
会社は社員に能力発揮の機会を与え、社員は会社の期待に応えて活躍するという関係です。
32.関係者と密に情報共有することの大切さ
現地法人のトップを見ていると、本社を含めた関係者と密に情報共有している人は、的確な意思決定をして業績を伸ばしています。
そういう人材を私は「ブリッジ・パーソン」と呼び、育成に特に力を入れています。
33.グローバル企業は遠心力と求心力のバランスを
経営のグローバル化を進めるうえで、企業にとって大事な要諦のひとつは「遠心力と求心力」のバランスをいかに取るかです。
遠心力とは、各国の市場に徹底的に入り込み、地域に密着したビジネスを強力に進める現地経営のことです。
一方、求心力とは本社やトップの意向を踏まえつつ、全体最適の視点から現地のビジネスの方向性を軌道修正する経営管理を指します。
34.経営理念に基づく世界共通の土台の上に、柔軟な人事体系を
「より多くの貢献をする人により多くのチャンスを与える」など、経営理念で掲げていることは世界で共有して守らなければなりません。
経営理念に基づく世界共通の土台の上に、柔軟な人事体系を作っていくことが喫緊の課題となっています。
35.人事制度はその国ごとに
納得性を得るための人事なり処遇制度については、その国ごとに合うやり方が必要です。
世界統一の人事体系や評価制度を導入しようという企業が増えていますが、私は「複線」を用意すべきだと考えています。
例えば、中国などの優秀で明確なキャリアパスを期待する人材と、タイのように会社を転々とすることが当然とされる国の人材への対応が一律でいいとは思えません。
36.勝ち組企業のスピード感
昨年買収した米グッドマン・グローバルを見ると、実行に焦点を当てたスピード経営を展開しています。
グッドマンでは当社の役員が生産ラインのある改善提案をしたところ、翌朝には既に実行していて、「見てくれ」と言ってきたそうです。
世界の勝ち組企業のスピード感はそれほどのものなのです。
37.万全を期していたらスピードもタイミングも逸してしまう
先の見通しが立ちにくい時に、万全を期していたらスピードもタイミングも逸してしまいます。
経営判断で大事なのは「6分4分の理」。
6分の理があれば、決定の権限を持つトップが思い切った経営判断をする。
あとは実行しながら、現実に合わせて絶えず戦略の軌道修正をすればいい。
トップの役目は、答えのないところに答えを出し、現場を実行へと導くことです。
38.変化の兆候をつかむことの大切さ
経営環境や事業構造が大きく変化するパラダイムシフトの時代には、過去の常識や成功体験は通用しません。
経営者は実際に現場に入り込んだり、現場の一次情報に接したりしながら変化の兆候をつかんで決断し、早めに実行の局面に持っていく必要があります。
39.人を基軸にする経営の本質
当社はとりわけ優れた人材の集団ではありません。
にもかかわらず飛躍できたのは、納得性に基づくチームワークと、明るく挑戦的な企業風土を築いてきたからです。
人の可能性を信じ、その活力を最大限に引き出すことを何よりも重視する。
これが「人を基軸」にする経営の本質です。
40.納得感の大切さ
現場の実行力の徹底度合いを左右するのは納得感です。
社員の姿を見ていると、納得感があって、本気で夢中になっている時にとんでもない実行力を発揮するんですね。
画像はLAの空港のフード・コートです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。