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ラーメン・そば・うどん屋開業・繁盛店を目指す|名言集 13-2 安藤忠雄

大和の全体朝礼で、11月が誕生日のスタッフたちに、花束とお祝金がプレゼント

昨今は、たいへんな人手不足で、ほとんどのうどん蕎麦店、ラーメン店が人手を募集しても、応募者がぜんぜん来ないのが現状です。

私の方に寄せられる質問、課題も人手不足に関する問題が圧倒的に多いのです。

この件に関して、私は自社の過去を振り返って考えてみました。

私が創業した頃は、今ほど、人手不足の時代ではありませんでした。

ところが、創業間もない当社には、いくら募集しても応募者がありません

それでも、何とか来てくれた人たちは、既に第一の人生の終えた高齢者の人たちばかりでした。

多分、他所の会社では雇って貰えなかったような人たちが来てくれました。

だから、その頃の当社は、お客さまから「養老院」と呼ばれていました。

しかし、頑張って少しづつではありますが、業績を伸ばしていったのです。

すると、徐々に若い人たちが入社してきたのです。

その頃入社したのが、山本常務とか工場長の橋本部長だったのです。

その頃の彼らは、髪を染めたり、突っ張っていました。

多分、普通の会社では敬遠していたかも知れませんが、そのような人たちが、今では欠かせない、当社の戦力になっているのです。

そして、現在、多くの会社、店舗では人手不足に喘いでいますが、一方で優秀な人たちを集めている会社、店舗があるのは事実です。

実際に、最近開業した当社の麺学校の生徒さんの店「ハート・ツリー・カフェ」では、応募者が100人来て、優秀な人を採用出来ていました。
https://menkaigyou.com/wp/20141009

これは、今の時流に合っていることをやると、お客さまも集まるし、働く人たちの確保も同様に出来る事例です。

新規に開業する人たちだけでなく、既に開業している人たちもこのような事実を理解するのは、重要なことです。

そして、既に開業していて、人手が集まらない場合は、今の人手で何とか、今の店を大成功させることです。

もし、十分な資金がないのであれば、接客のレベルを上げていき、元気の良い挨拶、ニコニコ笑顔で対応、キビキビした動作などは、一切のお金がかからずに、誰でも実行出来ます。

すると、来店したお客さまを元気にすることが出来るのです。

次に、商品力を上げることに努力を重ねる事です。

そして、商品力を上げることと、サービス力を上げることの双方に熱心に取り組むことです。

その結果、お客さまの数が増え、お客さまの信頼が増し、少しづつお店が良くなると、資金的な余裕が出来れば、働く人たちの環境を徐々に整えていくのです。

絶対に、余裕が出来ても、自宅の環境を良くすることを優先しないことです。

ときどき、立派な自宅に住んでいるのに、店とか会社がお粗末な場合があります。

お客さまにとって、働く人たちにとって、食事に行く場所が自宅よりお粗末な場所には行きたくないのです。

自宅のトイレより汚い店のトイレは使いたくないし、自宅で使う食器よりお粗末なお店の食器は感心しないのです。

この様に、働く人たちの環境を整えることは、今の時代には欠かせない重要事項です。

特に、うどん蕎麦店、ラーメン店の厨房は暑いので、涼しい、快適な環境も大切です。

当社の麺学校のキッチンをオール電化にして、生徒さんに体験させている理由はそこにあるのです。

昨日から始まっている安藤忠雄(あんどう・ただお)は、強烈な個性の持ち主で、独自の建築のジャンルを作り上げたスーパー建築家でもあります。

下記のような、素晴らしい点を見習いたいものです。

13.追い込まれる経験をすることの大切さ

最初は誰も相手にしてくれませんでした。
社会が認めてくれない。
事務所を開いても仕事がない。
「今月は生きていけるだろうか?」という、常に追い込まれた状態の中で仕事を続けてきました。
しかし、その経験をしたことで、多少のことでは動じない平常心を身に着けることができました。

14.平常心はギリギリの経験から生まれる

平常心を身につけるには、ギリギリまで追い込まれた経験があるかどうかだと思います。

15.信頼関係をつくるには

本来、人間というものは、信頼関係がなければものごとを進めることができないものです。
利害のみにとらわれることなく、平常心で子供心をぶつけ合うからこそ、信頼関係ができるのです。

16.組織の部品ではなく、責任ある個人になることの大切さ

変化の激しい国際環境には、「組織の部品」ではなく、「責任ある個人」でなければ対応できません。
確固とした自己を持たない人が、外国でのビジネスで相手にされるわけがありません。

17.判断を人任せにしていては絶対に伸びない

どんなに苦しくても、自分の頭で必死に考え、自分の意見を言えるようにすることが必要だと思います。
判断を人に任せていては絶対に伸びません。

18.結局は闘争心

闘争心。
結局はこれで勝負が決まると思います。

19.一流になるためには

どんな仕事でも一流になるために最も大切だと思うのは、「いまに安心しない」ことです。
「いまのままではいいと思わないけれど、まあ仕方ないか」と現状に甘んじてしまったら、絶対に成長していきません。

20.外国は観光地ではなく、仕事の戦場

外国は観光地ではなく、仕事の戦場です。
日本のビジネスマンもそろそろ口先でグローバルというだけでなく、世界をビジネスの場と見る意識をもっていいのではないでしょうか。
経営者にしても、外国に行って戦った経験のある人が、活躍していますよね。

21.ダメなものはダメとはっきり言うと、いい関係で仕事ができるようになる

私は現在、韓国で3つの建築を手掛けていますが、ダメなものはダメとはっきり言います。
それで最初は扱いにくい日本人だと思われていたようですが、こちらが本気だということが相手に伝わってからは、逆にいい関係で仕事ができるようになりました。

22.自分を殺して丁寧に振る舞うだけでは、海外では相手に信用されない

外国で仕事をするとき、たいていの日本人は自分を殺して、ひたすら丁寧に振る舞うことで友好関係を保とうとします。
これじゃ、真の対話にはならないし、かえって相手に信用されません。

23.死に物狂いで勉強すると自信がつく

いま、私が自信をもってものを言えるのも、若いうちに死に物狂いで勉強したからです。
日本の若い人を見ていると、この死に物狂いで勉強するという経験が、どうも足りないような気がしてなりません。

24.現地で実物を見て勉強することの重要性

若いころアルバイトで設計をやり、そのバイト料でヨーロッパに行って、いろいろな建築物を見て歩きました。
1日15時間、50km近く歩いていましたね。歩いている間はずっと、直前に見た建築のことを考えているんです。

25.独学でもとことんやることの重要性

私は高校も建築科ではないし、大学にも進めなかったので、すべて独学です。
京大や阪大にいって、そこの学生が4年間で勉強する教科書を全部買ってきて、1年ですべて読むことにしました。
毎日、朝9時から翌朝4時まで机に向かっていましたから、その1年間は、家から出ていないんです。
まあ、読んだというのと理解したというのは微妙に違うんですけどね(笑)。

26.国内だけで仕事し続けることの危険性

日本にいると危ない。
ある一定レベルを超えると、急に結果責任が甘くなりますからこの国は。
だから私は、常に現状に満足せず、新しい情報を吸収するように心がけています。

昨日は大和の全体朝礼で、11月が誕生日のスタッフたちに、花束とお祝金がプレゼントされていきました。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)

藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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