昨日、羽田発のANA、ロンドンヒュースロー空港行きの便に乗り込み、機内で今月20日から開催される、東京支店でのセミナーのレジメ作成に没頭しました。
https://www.yamatomfg.com/company/dream-studio/dream-studio-tokyo/
その結果、私の下記の3つのセミナーのレジメのラフ原稿を、機内ですべて書き上げることが出来ました。
1.女性、団塊の世代の活躍~麺類店での挑戦~
2.利益倍増計画~多店舗展開へのステップアップ~
3.豊かな人材を育成する店舗風土の方程式
また、今回の私のセミナーのレジメのタイトルも担当スタッフたちが頭をひねり、この時期に最適なテーマを設定してくれましたが、今回の私のセミナーの内容 は、今まではどちらか言えば、新規開業者とか、開業してもうまくいかないで悩んでいる店主が対象であったのですが、今回のタイトルを見て戴いても分かる通 り、既に開業し、順調に営業出来ていて、これから更に大きな成長を期している店主が対象です。
従って、今もある程度成功しているが、もっともっと成功したいとの成長志向の店主の方に、参加すると、たいへん参考になるコンテンツになっています。
更に、今回のイベントの目玉は、旬のテーマである、リクルート・ジョブズによる、「人材獲得競争激化、人手不足解消法・人材採用のポイント」と、補助金専 門コンサルタントによる、「助成金、補助金セミナー」で、安倍政権が打ち出す、「地方創生」と「もの作り支援」に関する各種補助金の種類と獲得方法に詳し く説明して貰います。
私の出張は、このようにいつも、複数の仕事を抱えていて、仕事を楽しみながらの出張です。
幾つもの仕事を同時に楽しむことの一番のメリットは頭の筋トレになることであり、新しいアイデア、新しい概念が生まれるのです。
羽田、ロンドン間は約12時間のフライトで、時差が9時間あり、昨日日本を発ったのが、昼の12時頃であったので、ロンドンに到着すると、日本時間では真夜中の12時で、ロンドン時間では昼の3時になりました。
北米と違い、朝早く現地到着ではなく、到着してから夜になるので、到着後の行動は楽だったのです。
ロンドンは思ったほど寒くなく、到着した時点での外気温は10度Cでした。
そして、フェイスブックの原稿を書いている現在の日本時間は、午後2時頃ですが、ロンドン時間は早朝5時になります。
昨日も現地時間午後3時頃、ヒュースロー空港に到着すると、空港が近代的で素晴らしい、センスのあるデザインであったこと、街並みがいかにもイギリスという風情のある街なみで、アメリカとは文化の差を感じました。
また、イギリス人はアメリカ人と比べると、小柄で日本人に近く、雰囲気もアメリカ人よりも、日本人に近いものがありました。
同じ島国であり、国王が健在な国であり、日本と共通項がたくさんあります。
明治中期に第一次日英同盟が結ばれ、その後、第二次、第三次と継続していった日本とイギリスとの親密だった関係も、イギリスに来てみると理由がよく分かります。
アメリカよりもはるかに、日本に近いものを感じました。
私にとって、今回の訪問地であるパリとドイツは何度も来ていますが、ロンドン、スイス、ハンガリーは初めてであり、お客さま方のお店を初め、さまざまな外食店、カフェ等を見て回るのは、たいへん楽しみしております。
帰国後に東京と大阪での私のセミナーでは、ヨーロッパの報告も含めて、新しい情報、麺ビジネスにとってのこれからの課題について、詳しく話をしますので、ご期待下さい。
本日も、ドラッカーの名言の解説で、今日のテーマは「知的労働の生産性を左右するもの」です。
53.知的労働の生産性を左右するもの
知識労働とサービス労働は、何を行うか、どのような技能によって行うかによって生産性が左右される。
(解説)知識労働の生産性を考える前に、知識労働は3種類あり、その3種類で、それぞれに要求される内容が異なることを理解しなければいけないのです。
以下は、『プロフェッショナルの条件(P・ドラッカー)』より引用しました。
■知識労働は3種類ある
知識労働は、単なる労働の一言で片づけるわけにはいかない。
それは大きく分けて3種類あり、それぞれについて、異なる分析と異なる組織が必要となる。
物を作ったり運んだりする仕事(肉体労働)については、生産性の向上の焦点は「仕事」に合わせなければならない。
知識労働の仕事については、「成果」に合わせなければならない。
第1に、知識労働のいくつかにおいては、仕事の成果は純粋に質の問題である。
たとえば、研究所の仕事であり、量、すなわち研究成果の数は、質に比べれば全く二義的である。
10年にわたって市場を支配する年間売り上げ5億ドルの新薬の1つの方が、年間売り上げ2千万ドルの物真似薬20種類よりも価値がある。
戦略計画についても同じことが言えるし、医師の診断、放送や雑誌の編集についても同じことが言える。
第2に、質と量をともに成果とすべき知識労働が幅広く存在する。
デパートの店員の成果がそれで、顧客の満足は質的な側面であり、定義するのはそう簡単ではない。
だがそれは、売上高や売上伝票の枚数という量的なものと同じように重要である。
建築デザインについては、質が成果の大部分を決め、製図については、質は全体の成果の一部であり、量もまた成果である。
同じことが、医療技師、工場技術者、証券会社や銀行の支店長、リポーター、看護人、自動車保険会社の請求処理担当者の仕事など、広範な知識労働について言える。
この場合、成果とは常に量と質の双方であり、それらの仕事の生産性を向上させるには、量と質の双方に取り組む必要がある。
第3に、生命保険会社の保険金支払い、病院のベッドメイキングなど、その成果が肉体労働と同種の仕事が多数ある。それらの仕事の場合、質は前提条件であ り、制約条件である。仕事の質は、成果ではなく条件である。最初から仕事のプロセスに組み込んでおかなければならない。組み込んでおきさえすれば、成果の ほとんどは量で定義される。「定められたとおりに病院のベッドを一つ整えるのに何分を要するか」というように、量で測ることができる。それらの仕事は、物 を作ったり運んだりするわけではないが、作業労働的である。
このように、知識労働の生産性を高めるには、「その仕事が、成果に関して、いずれの範疇に属するか」を知っておく必要がある。
そうして初めて、「何に取り組むべきか」が明らかになり、「何を分析すべきか」「何を改善すべきか」「何を変えるべきか」を決定できる。
さらには、知識労働のそれぞれについて、生産性の意味を明らかにすることができる。
当社の社内にも、上記の3つの種類の知識労働があり、成果の質だけが問われる第一番目の知識労働は、第二番目とか、第三番目の知識労働よりも、重要度は必然的に高くなり、同時に、仕事の内容が高度になればなるほど、第一番目の割合が高くなります。
従って、経営層の仕事はほぼ第一番目に相当するのです。
質を高めようとすれば、以下の項目にフォーカスすべきです。
質の追求で、一番目の知識労働者の成果は、量ではなく、質が問われている。
(参考)知識労働の成果の質の向上を図る場合にまず問うべきは、
①何が目的か。
②何を実現しようとしているか。
③なぜそれを行うか。
知識労働の成果の質を向上させる方法は、以下の2つに取り組むことです。
①自分に多くを要求し、学び続けて、自分のレベルを上げ続ける。
(参考)自らが自らに求めるものが少なければ成長しない、多くを求めるならば、何も成長しない者と同じ程度の努力で、巨人にまで成長する。
②真摯な態度
(参考)才能より必要な資質
学ぶことのできない資質、習得することができないが、もともと持っていなければならない資質であり、他から得ることができず、どうしても自ら身につけていなければならない資質は、才能ではなく真摯さである。
昨晩夕食を兼ねて訪問した、ホテル近くにあった南アフリカ発の鶏料理専門のレストラン「Nando’s」は、世界中に1千店以上展開していました。
1千店以上の国際展開なので、システムが素晴らしく出来上がっていました。
画像は、そのレストランで注文した鶏のレバーの料理で味付けは非常にスパイシーでなかなか美味しかったです。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。