ラーメン屋開業・うどん屋開業・そば屋開業で繁盛店を目指す|名言集 17-50 ピーター・ドラッカー解説(自分に多くを要求しろ)

リオン駅の2階にある、歴史的なレストラン「LE TRAIN BLEU(青い列車)」の店内

 昨日までのロンドンでの4日間は、ほとんど晴天ばかりで、特に昨日などは、太陽の光がまぶしい位の良い天気で、ロンドンの冬は雨が多いらしいのですが、私はどこへ行っても、晴天に恵まれ、晴れ男であることがよく分かります。

当社のスタッフで、イギリスで留学し、イギリス人と結婚しているパベットもこんなに冬の間に、晴天が続くのは信じられないと言っていた位です。

ロンドンの大きく殺風景な駅でユーロスターに乗り込むと、車窓に広がる景色は、緩やかな丘陵で、日本のように高い山だけではなく、低い山でさえ、ぜんぜん見当たらないのです。

そのような、公園のような美しい景色を車窓に見ていて、暫くするとトンネルの中に入り、20分程度でトンネルを抜けると、フランスに入国しています。

フランスの景色もほぼイギリス側と同じで、元々は陸続きであったことがよく分かるような景色でした。

しばらく走ると、パリに到着しますが、パリの駅もロンドンの駅同様に、大規模ですが、日本と比べると、非常に殺風景で、列車を降りると、改札もなく、駅の構内と外部との仕切りがなく、いきなり駅の外に出て、そこで待っていたタクシーに乗り込み、ホテルへ向かいました。

パリは過去、何度も来ていて、街の景色もロンドンと違うのは、街角のあちこちにたくさんのオートバイが置いてあり、オートバイ天国であるのが、まったく異なります。

日曜日であったので閉まっている店舗もありますが、大きな通りに面しているたくさんのカフェは、いつものように、夕暮れのまぶしそうな明かりが灯り、パリ独特の風情を醸し出していました

今回、パリに向かう直前に、バンクーバーで住んでいる知人で、元プロボクサーの吉川英治さんから、パリ市内のリヨン駅の2階に素晴らしいレストランがあり、そこを薦められていたので、ホテルへチェックインした後、早速、行ってみました。

そのレストランは、1900年のパリ万博の時に同時に造られたリオン駅構内の2階にあり、博物館か美術館と見間違うようなレストランでした。

1900年と言えば、ライト兄弟が初飛行に成功したのが1903年ですから、その丁度3年前に当たり、まだ、飛行機が出現する前であり、明治維新が1968年だから、明治32年頃の頃です。

その頃、開業した歴史のある素晴らしいレストランで、フランス文化の懐の深さが理解出来るような、レストランでした。

料理も伝統ある料理ばかりでしたが、サラダ、盛り付けとか、スイーツ等は、最近の流行が取り入れられ、伝統の中に、斬新さも感じる素晴らしいレベルでしたが、デザートも含め、量目は日本人には少し多かったのです。

ホテルからこのレストランまでの往復は、タクシーで20分くらいでしたが、その間、ルーブル美術館とか、有名な宮殿、寺院の大きく、古い建築物を見ながらで、まさにパリの偉大で、歴史的な街並みを見ながらで、フランス文化の奥深さを感じざるを得ませんでした。

パリは歴史的にも古い街であり、頑固なくらいに伝統を大切にしていて、簡単に自国の文化を捨てない、自国の文化にたいへん、優越感を持っている国であることが分かります。

従って、パリ市内の中心部には、新しい建築物はほとんどなく、マクドナルドのような新しい店舗でさえも、デザインはパリに合せて、シックな色調で、街に溶け込み、ぜんぜん目立たないのです。

この様に、フランス文化をかたくなに守っているパリですが、食文化は少しづつ、異文化を取り込み、日本のラーメンとか、うどんもたいへん繁盛し始めているのです。

この辺りは、明日、レポート致します。

本日も、ドラッカーの名言の解説で、今日のテーマは「自分に多くを要求しろ」です。

57.自分に多くを要求しろ

自らが自らに求めるものが少なければ成長しない。
だが多くを求めるならば、何も成長しない者と同じ程度の努力で、巨人にまで成長する。

(解説)私は、3冊目の本「情熱」を執筆したときに気づいたのは、夢の大きさが大きければ大きいほど、可能性が大きくなり、出来れば、妄想と言われるくらい、大きい夢を見る方がもっと可能性が高くなり、大きな夢を持つことは、自分自身への要求と同じことなのです。

ドラッカーに学ぶ次世代の育成より「こうすれば巨人にまで成長する」を引用すれば、以下のようになります。

自らに対し、少ししか要求しなければ、成長はしない。

極めて多くを要求すれば、何も達成しない人間と同じ程度の努力で巨人にまで成長する。

ピーター・ドラッカー 『経営者の条件』より、

知っていることを役立てる世の中から、役立てることを学ぶ世の中になって久しく、目標が明確であればあるほど、自分が必要とする知識やスキルは、はっきりするのです。

その知識やスキルを補うのが学習であり、いま学んだことも5年と立たないうちに陳腐化し、ゆえに、成果をあげ続けていくため継続的に学習していく必要があるのです。

高きまでに成長する人もいれば、そうでない人もいるのが現実で、成長と成果は表裏一体の関係にあるのです。

ドラッカー教授は、「3ヵ年勉強計画」で、3年ごとに大きい、新しいテーマを決め、1年ごとに小テーマを定め、3カ月ごとに集中して勉強していくという方 法を奨励し、ドラッカー教授ご自身も「3カ年勉強計画」を実行し、亡くなる直前は中国のことについて勉強していたのです。

次に、私のドラッカーマネッジメントの師である、国永先生のドラッカー名言録より、引用します。

求めるものと、成果との関係で、ドラッカー名言録34 「『研究者に求めることが少なければ少ないほど、成果もあがる』と考えるのは、研究開発をめぐる大きな迷信にしかすぎない

ドラッカーはかねてから、R&D(リサーチ・アンド・ディベロップメント=研究開発)に関して、企業経営者がとかく抱きがちな数多くの迷信や盲信に対して警告を発してきた。

上記の一文はその一つであり、代表的なものであり、この問題点に関して、ドラッカーはさらに、こう言う。

この考え方もR&Dを巡ってよくある間違いで、別の迷信である学位尊重主義と大して違いはないと断ずる。

研究開発という仕事は、その成果をあげるには、それなりの独自のやり方があると思われているが、それは誤りである。

会計やマーケティングや生産といった他の仕事でも、これは同じことだとする。

われわれは、R&D以外の他の職能の場合には、成果について責任をとらせるのにやぶさかではないが、ところが、研究開発という仕事となると、そうはいかない。

「ところで、君は、ここでもらっている給料にふさわしいようなどんな仕事をやったかね?」などと研究者に意地の悪い質問をするのが、とても嫌なことだと考えているが、とんでもないとドラッカーは言う。

実際上、研究開発にしても、他の仕事と同様に経済的な成果を要求すれば、研究者のほうも、最大の成果を生み出そうとするものなのだ。

研究開発の中から知識、特に基礎的な知識を生み出そうとするときには、企業の経済的要求、そして新製品、新生産方法、新しい市場の上などに十分焦点を合わせて追求しなければいけないと説く。

逆に、ビジネスライクに成果を求めないで、何の拘束もしないでいると、学問的な面でも、経済的な面でも、いっこうに成果は生まれてこない。

人によっては、監督されると効果をあげることができないから、自立的にやりたいという人もいるが、そういう人には、会社から、仕事の明確な目標やゴールをはっきりと与えて一生懸命に働かせ、「意味のある結果」を生み出すように仕向けなければならないとすすめる。

だが、こういったからといって、ペーパー・ワークがもっと必要だということにはならないとドラッカーはさらに警告する。

研究部門のようなところでは、手続きが楽しいなどということが決してあってはならないのだとも皮肉る。

これは、かねてからドラッカーが口を酸っぱくして説いている「本務主義」の現われである。

研究開発なら研究に、看護業務なら患者のケアに、営業ならセールス活動に、というように取り組ませ、すべてをその本来業務に焦点を合わせない限り、成果は生まれぬという考え方である。

だから、研究者にとって様式だ、定例リポートだなどといった形式や手続きではなくて、研究にとって大切な知識と時間を最重視すべきことを力説する。

ところが実際には、そのどちらも足りないし、ますます少なくなっているのが実情なのだと慨嘆する。

非研究的事務にうんと時間をとられる(おそらく許されるのは最大限10%なものだろうという)ような研究開発部門は、研究費を浪費しているのであるし、もっと悪いことは、研究員のエネルギーとビジョンを間違った方向へもっていってしまうのであると手厳しく指弾する。

以上の様に、企業の中の白い塔の中の仕事のように思われている研究開発部門でさえ、成果の責任を問わなければいけないことを力説しているのです。

まして、通常の仕事はプロとしての責任を厳しく問うのが当たり前であり、責任の無い所に、充実感がなく、従業員満足度もあり得ないのです。

責任を問われるので、成果が上がり、成果が上がることにより、従業員満足度が高まるのです。

従って、従業員満足度を上げる大きな秘訣は、その人の能力では少し難しい仕事を与え、責任を問い、成果を上げさせることであり、決して楽な仕事を与えて、甘やかすことではなかったのです。

苦労しなければ出来ないような仕事を与え続け、責任を問い続けることこそ、その人を強くし、素晴らしいスタッフに育て上げることが出来るのです。

当社の社内でも、高い役職を駆け上っている人たちは、そのような人たちだけであり、次の段階では、上から難しい仕事を与えるのではなく、自分自身に多くを要求するようなスタッフに仕立て上げていくことなのです。

そのようなスタッフを社内に一杯作ると、非常にフレキシブルに進化を続ける無敵の会社組織になる事が出来るのです。

難易度は高いですが、P&Gとか、GEは社内にそのような幹部がたくさんいるので、常に高い成果を上げ続けることが出来ているのです。

画像は、昨日夜訪問した、リオン駅の2階にある、歴史的なレストラン「LE TRAIN BLEU(青い列車)」の店内です。

多くの歴史的な絵画、彫刻に囲まれた、まるで博物館か美術館のような、異次元の空間での食事は、非日常体験そのものです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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