ラーメン屋開業・うどん屋開業・そば屋開業で繁盛店を目指す|名言集 17-51 ピーター・ドラッカー解説(目標以外考えない)

パリ市内のユーザーさまである「SANUKIYA」さまの豚汁うどん

既に今回の出張が始まってから約1週間が経過し、ロンドンとパリを済ませ、折り返し地点に入ったところです。

昨日のパリでは、朝いちばんにオペラ座の近くにある、創業1900年のモンブランの有名なカフェ「ANGELINA」に行き、モンブランを初め、クロワッサン等をチェックしてみました。

本場のスイーツは想像以上に甘さがきつく、クロワッサン等の出来上がりも、安定感のない様子でした。

その後、当社のユーザーさまのうどん店「SANUKIYA」を訪問しました

オペラ座の近くにある、たいへんな繁盛店であり、普通の時間に行けば、常に行列なので、10時半に行き、ご挨拶のあと、スタッフたちと一緒に、パリのうどんを堪能しましたが、食べてみて、麺の品質では安心しました。

その後、オペラ座近くのカフェ等も見て回りましたが、カフェの本場にしては、以前と変わり映えがなく、ロンドンのカフェの方がよほど斬新でした。

その間で、仕上げなければいけない仕事があったので、スターバックスへ寄り、WIFIをつなぎ、PCとiphoneの充電をしながら、仕事を行ないました。

このような出張の折に、スターバックスがあれば、どれほど助かり、頼りになるか分かりません。

もし、このように街の至る所に、スターバックスがなければ、急な用事が出来た時にも、気軽にPCを開いて通信が出来ないのです。

スターバックスは、多くの人たちにとって、完全に街のインフラになっていて、スターバックスのCEOのハワード・シュルツが、本日のテーマである偏執狂であるお蔭で、たいへん便利な生活が出来るのです。

そして昨日も、バンクーバーで住んでいる知人で、元プロボクサーの吉川英治さんから、パリ市内に昔の図書館を使った面白いレストランがあるとの情報で、そのレストランを探り当てて行ってきました。

そのレストランもオペラ座の近くで、歩いて行くことが出来、昨日のレストランよりも更に古い1896年の創業で、創業119年のレストランでした。

このレストランの名前は「Chartier」で、昨晩のレストラン、「LE TRAIN BLEU(青い列車)」のように高級ではなく、カジュアルなレストランで、価格も大衆的な価格でした。

但し、119年もの歴史のある有名レストランで、人気のある、忙しいレストランなので、ウエイターたちのサービス・レベルは気になりました。

料理の味は、美味しく、納得できるものでした。

最初に訪問した、ロンドンの衝撃が余りにも大きかったので、久しぶりのパリですが、滞在期間も短かったので、余り大きい発見はありませんでした。

ロンドンと比較すると、改めて、ロンドンの飲食レベルの進化の大きさに驚かされます。

パリでは、今まで通りの長い伝統に、あぐらをかいているような様子が見て取れました。

それに比べて、今までは食の分野では有名でなく、評価の低かったロンドンがこんなに素晴らしい状態に進化していることに驚きました。

改めて、日本の麺文化も進化し続けなければ、明日がないことを理解しなければいけないと思いました。

今日はこれから、ドイツのシュッツット・ガルトに移動し、ドイツのカフェ、レストランを訪問します。

本日も、ドラッカーの名言の解説で、今日のテーマは「目標以外考えない」です。

58.目標以外考えない

なにかが成し遂げられるときには、かならずその使命のほかには何も考えられない偏執狂的な人間がいるものだ。

(解説)偏執狂を英語で言えば、パラノイアで、日本語で言えば、一筋に打ち込む夢中のことです。

辞書で調べてみると、あまり良い意味では使われていないのですが、私はむしろ偏執狂に良い意味を見出しているのです。

ビジネスには、偏執狂的な狂気が必ず必要であると考えているのです。

もし、私がこんなに麺夢中でなかったら、恐らく現在の当社は無かったと思います。

或いは、麺から始まる飲食にこんなに興味を見出していなかったら、39年間の長きにわたって、こんなに情熱を傾けて、同じビジネスを続けてくることが出来なかったと思います。

過去の日本の実業家では本田宗一郎とか、成功した実業人のほとんどは偏執狂であり、アメリカ人ではインテルの3人の創業者である、ロバート・ノイス、ゴー ドン・ムーア、アンドリュー・グローブもすべて、夢中であったので、日本の半導体メーカーとの間のメモリーの競争で敗れた後、マイクロ・プロセッサー の世界で大成功したのです。

そして、PCの全盛期は常に「Intel Inside」の有名なロゴでインテルが、マイクとソフトと一緒になり、PCの世界を牛耳ることが出来たのです。

厳しい競争に晒された業界の中にあって、勝ち残った人たちは、そのビジネスの夢中になった人たちばかりであり、情熱の塊なのです。

成功するかどうか分からないことに、精根を傾け、たった1回しかない人生を賭けて取り組んでいるのです。

いつの時代でも、時代を創った人たちは偏執狂であり、現在の日本でもビジネスの第一線で活躍している人たちは、偏執狂の人たちばかりです。

アマゾンのジェフ・ベゾスも有名な偏執狂であり、お客さまの使い勝手の改善には、妥協をしないでお金をかけ、大きい投資を惜しまずに続けているのです。

本の販売から始まり、お客さまの利便性を最優先して、電子書籍である「キンドル」等も業界標準になりつつあります。

そして、次から次へと新しい取組みをエンドレスに行ない続けているのは、まさに偏執狂そのものです。

従って、偏執狂の特徴は、妥協しない一貫性であり、映画のロッキーそのもので、打たれても、打たれても、何度ダウンしても、立ち上がるのです。

従って、偏執狂の世界は狂気の世界であり、偏執狂が集まったところに難しいビジネスを成功させるエネルギーがあるのです。

だから、頭の良い人たちがスマートに、クールに判断するのとは、別の世界なのです。

ダイソンのCEOも成功するかどうか分からない、ヘンテコな掃除機に全人生をかけ、その後も羽根のない扇風機とか、トイレの手洗いの水切り機等、気流のコントロールに命を賭けているのです。

偏執狂は一つのことに情熱を燃やして、取り組み続けてきても、絶対に成功するという保証はないのですが、彼らの情熱がいつの日か、世の中に認められるような偉業を成し遂げているのです。

私も麺の世界、食の世界で夢中になりながら、自分自身の人生を賭け続けていますが、いつの日か、世の中に通用するようなモノを創り出すことが出来ればと思っています。

当社もこれから、この業界で大成功出来るとすれば、アマゾンのように、お客さまの使い勝手、利便性を妥協なしに追求をし続けることは絶対です。

今、パリのオペラ座の近くにあるスターバックスの店舗の中で、一服しながら仕事を続けていますが、2階にある客席の外に広がっているのは、パリの古い街並みです。

今回も毎日、いろんなレストランを見て回り、食べ歩き、メニュー、店舗デザイン、接客、新しいレストラン・ビジネスのトレンドを見て歩いているのは、普通の製麺機メーカーのオーナーが普通にやることではないと思います。

しかし、これからの日本、海外の新しく成功するレストラン・ビジネスの方向性を新しく麺専門店を開こうとしている生徒さんに指導するとすれば、このようなトレンドを理解せずには、出来ないのです。

私は麺学校の経営講義で、生徒さんたちにたくさんの世界中の飲食店の事例、麺専門店のメニュー画像等を披露して、生徒さんたちに説明をしています。

それが出来るのは、このように時間をかけて海外に来て見て回り、画像を撮影してきたから出来るのです。

デジカメが誕生して十数年ですが、デジカメが出現して間もなくから、常にデジカメを持ち歩き、海外、国内の参考店の画像を集めてきたので、生徒さんたちに披露することが出来るのです。

短期間で出来ることではなく、長い間の積み重ねがあったのです。

だから、どんなビジネスでも誰かが、偏執狂になり、夢中になって取り組む人間がいなければ、成就しないと思います。

要するに、情熱の強さであり、ビジョナリー・カンパニー②に出てくる、ハリネズミの概念そのものなのです。

情熱を持てないことに取り組むことは、あり得ないし、偏執狂にならないとビジネスは成就しないのは当然なのです。

従って、大本になる価値観がベースになった使命が明確であることがビジネスでは、最重要であるのです。

これからビジネスを始める人も、或いは既にビジネスを始めている人たちも、もし、そのビジネスで成功を収めようと思えば、そのビジネスの夢中になる事をお勧めしたいと思います。

私のサラリーマン時代であった、川崎重工で仕事をしていた時も、その仕事に夢中のようになって取り組んでいたことを思い出します。

そして、その頃は、今にも増して、輝けるような日々を送っていたことを思い出します。

自分の情熱を持てることに、夢中になり、輝く日々を送ることは、素晴らしいことではないかと思います。

ぜひ、多くの人たちにお勧めしたいと思います。

画像は、昨日訪問した、パリ市内のユーザーさまである「SANUKIYA」さまの豚汁うどんです。

今回の出張中で、最高のうどんでした。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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