開業で繁盛店を目指すラーメン・うどん・そば・パスタ|「イノベーションと起業家精神(上)」「変化が機会」

パンをくり抜いたスープが斬新でたいへん商品力のあるメニュー

既に、LAに到着して2日目で、今回のミニ学校のセミナーでは盛り付けの綺麗さ(Presentation)を参加者に披露しようとして、日本からこだわった食器類を送ってきたのですが、半数が割れていたのです。

LAで補充しようと思って、West Field Shopping MallにあったMacy’sとか、J.C.Pennyの百貨店の食器売り場、食器専門店をいくつか見て回ったのですが、ぜんぜん置いていなかったのです。

本日はもっと規模の大きい、LAの南部にあるショッピング・センター、South Coast Plazaに向かいました。

このショッピング・プラザも3,4回来ているので、最初に来たころの驚き、感動はなくなってしまいましたが、それでも西海岸最大のショッピング・センターなので、無いものはない位、何でも揃い、買いたかったものはすべて買うことが出来ました。

こだわった食器類とか、調理器具も買うことが出来ました。

ショッピング・センターは新しいところほど、最新の店舗が入店していて、多くのイノベーションが見られ、驚きがあります。

当社が開催しているさまざまなイベントでも、参加者に新鮮な驚き、感動を感じて戴くために、さまざまな新しい試みを行なっているのです。

明日から始まる、今回のLAのイベントでは日本の経営講義で生徒さんたちに指導している利益の上がる店舗作りの秘訣、特に日本人が失敗しやすい席数の問題駐車場の問題原材料比率の問題を取り上げます。

北米のお客さまたちにどんな反応があるか、楽しみです。

商品作りでは、製麺体験は勿論、さまざまな盛り付けの面白さを見せるだけではなく、実際にお客さまに体験して貰う予定です。

アメリカ人から見て、感動があり、楽しいイベントにしてみようと、さまざまな工夫を凝らしてみました。

日本の国内のイベントでも、スタッフたちがさまざまな工夫を凝らして、毎回新しいチャレンジに取り組んでいますが、北米の場合は、さらに人種が異なるので、もっと思い切ったチャレンジが必要なのです。

そして、日本でのイベントが北米でのイベントの参考になり、北米でのイベントがさらに日本のイベントの参考になるのです。

今回もイノベーションについて理解を深めようとして、日々、取り組んでいますが、イノベーションは心掛けであり、意志であることがよく分かります。

最も大切なことは、マーケテイングとイノベーションこそが、マネッジメントの2大要件であり、意志力でもって日々取り組まなければいけない大切な事項であったのです。

筋トレを行なうような、日々の単純で退屈な繰り返しですが、この繰り返しが大きなイノベーションの原動力になるので、意志力が欠かせないのです。

人生にも、ビジネスにも意志力は欠かせず、人生にも、ビジネスにも欠かせない、大切なものは、次の通りではないかと思います。

(ビジネス、人生の)成果=責任×夢×情熱×意志力×集中力×経験×直観力×忍耐力。

人生も、ビジネスも起きることも、対処することもほとんど同じで、人生で成功していないと、ビジネスも成功しにくく、反対にビジネスで成功していないと、人生も成功しにくいのです。

ビジネスと人生はまったく表裏一体となっていて、どちらも考え方、生き方で成否が決まってくるのです。

何ごとも基礎、基本、ベースが大切なのは、まったく同じであったのです。

以前からお知らせしているように、次回の補助金のセミナーは次の通りで、ドリーム・スタジオ札幌で、3月16日(月)15時30分です。
http://www.yamatomfg.com/events/detail.php?id=1851&ref=top

本日も、ドラッカー選書「イノベーションと起業家精神(上)」(ダイアモンド社)に基づき、イノベーションについて、深くドラッカーから学んでいきます。

ぜひ、一緒にイノベーションと起業家精神を磨いていきましょう。

「変化が機会」

この新しいものを生み出す機会となるものが、組織の外の変化なのです。

イノベーションとは、全社を挙げ、意識的かつ組織的に外の世界の変化を探仕出すことであり、それらの変化が提供する経済的、社会的イノベーションの機会を体系的に分析することであるのです。

通常それらの変化は、既に起こった変化や起こりつつある変化であり、成功したイノベーションの圧倒的に多くが、そのような変化を利用しているのです。

従って、外の世界の少しの変化も見逃さないような、お客さまと接している人たちのセンサーの感度の良さと、それらをマネッジメントが吸い上げる社内のコミュニケーションの良さの双方がないと、外の世界の変化を見落としてしまうのです。

従って、イノベーション自体は組織の体質、組織文化にならなければ成功しないのです。

イノベーションの中には、それ自体が大きな変化であるというものもありますが、ライト兄弟による飛行機の発明と技術的なイノベーションなどは、むしろ例外に属するのです。

実際には、成功したイノベーションのほとんどが平凡であり、単に変化を利用したものに過ぎないのです。

従って、(起業家精神の基礎とも言うべき)イノベーションの体系とは、具体的、処方的な体系であり、すなわちそれは、変化に関わる方法論、起業家的な機会を提供してくれる典型的な変化を体系的に調べるための方法論であるのです。

だから、イノベーションとは、決してひらめきを必要とするものでもなく、日々の仕事として、組織を挙げて、コツコツとやり遂げることが大切なのです。

日々の探求が大きな、価値あるイノベーションに繋がっていることを社員全員が理解し、実行することが大切なのです。

「イノベーションのための7つの機会(チャンス)」

問題解決で得られるのは、目的達成の阻害要因が取り除かれ、正常な状態に戻すことだけなのです。

さらに、環境の変化により、現在行っていること自体が問題になることがあるのです。

従って、成長するためには問題解決ではなく、機会(チャンス)を活かすことでしか、得られないのです。

具体的に、イノベーションの機会(チャンス)には7つの種類があり、最初の4つは、企業や社会的機関の組織の内部、或いは産業や社会的部門の内部の事象であり、内部にいる人たちにはよく見えるものですが、それらは、表面的な事象に過ぎないのです。

すでに起こった変化や、たやすく起こさせることの出来る変化の存在を示す事象であるのです。

第一が予期せぬことであり、予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事なのです。

第二がギャップの存在であり、現実と、かくあるべきとのギャップなのです。

第三がニーズの存在であり、
第四が産業構造の変化です。

残り3つの機会は、企業や産業の外部における事象で、即ち、第五が人口構造の変化で、第六が認識の変化、すなわち、ものの見方、感じ方、考え方の変化で、第七が新しい知識の出現なのです。

これら7つのイノベーションの機会は、歴然と分かれているわけではなく、互いに重複し、ちょうど1つの部屋に並んでついている、7つの窓に似ているのです。

それぞれの窓から見える景色は隣り合う窓とあまり違わないのですが、部屋の中央から見える7つの窓の景色は異なり、7つの機会それぞれが異なる性格を持ち、異なる分析を必要とするのです。

いずれが重要であり、生産的かは分からない(さして意味のない製品の改善や、価格の変更によって生じた)変化を分析することによって、偉大な科学的発見による新しい知識を華々しく応用するよりも、大きなイノベーションが行なわれることがあるのです。

但し、これら7つの機会の順番には意味があり、信頼性と確実性の大きい順に並べてあるのです。

一般に信じられていることとは逆に、発明発見、とくに科学上の新しい知識というものは、イノベーションの機会として、信頼性が高いわけでも成功の確率が大 きいわけでもなく、新しい知識に基づくイノベーションは目立ち、派手で、重要ですが、最も信頼性が低く、最も成果が予測しがたいのです。

これに対し、日常業務における予期せぬ成功や予期せぬ失敗のような、不測のものについての平凡で目立たない分析がもたらすイノベーションの方が、失敗のリスクや不確実性は、はるかに小さいのです。

またそのほとんどは、成否は別として、事業の開始から生まれるまでのリードタイムが極めて短いのです。

ここで、たいへん驚かされるのは、ドラッカーが「知の巨人」と呼ばれるだけあり、イノベーションに対しても、これだけ深く探求していることです。

7つの機会を見つけただけでなく、その順序の大切さを指摘しているのです。

これはあたかも、価値観においては、持つ価値観以上に価値観の順序が大切であることとよく似ているのです。

ものごとにおいては、内容以上に、順序の大切なことが多いことがよく分かります。

こうしてみると、ドラッカーがマネッジメントの大筋はほとんど解明しているので、われわれはそれをまず深く学び、理解し、自分なりに咀嚼することが、大切であることがよく分かります。

これは、武道の習得における「守、破、離」(Modeling、Modify、Innovation)とまったく同じで、ドラッカー・マネッジメントの学びにおいても、「守、破、離」の精神が役立つのです。

そして、ドラッカー・マネッジメントを理解し、実践することは、素直に学び、日々の実践を通じて、血肉となり、組織の文化になるように体得していく他はないのです。

大切なことは、目に見えない部分であり、日々の目立たない活動を引き起こしている企業文化であったのです。

本日は、スタッフたちと一緒に、South Coast Plaza内にあるサンフランシスコ発の1854年創業のカフェで朝食を摂りましたが、パンをくり抜いたスープが斬新でたいへん商品力のあるメニューでした。

このカフェは、朝食、昼食、夕食とすべてに対応している、健康志向の素晴らしいカフェでした。

食べもののクオリテイもなかなかもものでした。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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