ラーメン・うどん・そば・パスタ開業で成功店に!|「イノベーションと起業家精神(下)」「起業家としての計画」

IHの茹で釜と電気のフライヤー

昨日は、朝一番から私のセミナーが始まり、相変わらず、熱心な方々が参加し、さまざまな質問を投げかけてくれました。

新潟もほぼ毎年開催しているので、顔ぶれはほぼ決まっていて、この日のためにわざわざ来てくれている方が増えてきています。

本日のドラッカー・マネッジメントの内容については、これをもっと早く知っていれば、もっと早く当社が変わっていたのにというような内容でした。

この部分は、ダイアモンド社のドラッカー経営塾で学んでいたのですが、こんなに深いとは理解しておらず、浅く理解していたために、十分な活用が出来ていなかったことが大きな反省です。

私は以前から、起業家精神のDNAを次に経営者に引き継ぐ方法について、随分悩んでいましたが、今回の学びでほぼ理解することが出来、具体的に、起業家精神のDNAを次世代に引き継ぐ方法が分かりました。

今後、当社はこれらの方法を社内で実行し、検証し、社内文化として代々に引き継いでいく所存です。

この様に、過去学んでいたつもりでも、実際にはまだ十分に身に付いていない部分が多いことがよく分かりました。

今回の「イノベーションと起業家精神」を深く学び続け、実践し、血肉にする重要性を、さらに理解することが出来たのです。

従って、何を優先的に学ぶかということは、たいへん重要なテーマであり、もっと早くこれを学んでおけばと大きな反省です。

本書の内容に沿って、実際に当社の商品群のライフサイクルを確認すると、今までの認識とは異なる事実が見えてきて、ライフサイクルの見方自体も十分に理解していなかったことが分かりました。

しかし、このことは、私だけでなく、ライフサイクルに関して書籍を書いている人たちも、ライフサイクルの概念は理解していても、ドラッカーのように実務に長けていないので、実際のライフサイクルのとらえ方を理解している人は少ないのではと思いました。

何ごとも、机上の思考だけではなく、実際の現実に向き合って見ることの大切さが非常によく分かります。

ドラッカーは大学で教授として教えるだけでなく、実にさまざまな企業、国、NPO法人等のコンサルタントとして、実務を経験し、あらゆることに興味を抱いていたので、幅の広さだけではなく、途轍もなく深く物事を理解していたことが分かります。

そして、時代がこれだけ進み、ITが更に進化しているにもかかわらず、ドラッカーが書いている内容は、今でも決して古くないのです。

ドラッカーの書いた書籍はいずれも、時代を超えて、多くの人たちが理解出来、更に、最近、続々出版されている新しいマネッジメントのベスト・セラーのほとんどが、ドラッカー・マネッジメントがベースになっているのです。

こうして、ドラッカーの書籍を読めば読むほど、ドラッカーの残した遺産の大きさに驚くばかりです。

われわれ実業家は日々の課題を抱え、ほとんどの場合が課題の解決に時間を取られ、機会の活用が出来ておらず、みすみすのチャンスを逃してしまっていたことがよく分かりました。

これは、当社だけではなく、ほとんどの会社が出来ていないことであり、もし、過去10年間にわたり、チャンスを探す会議をやっておれば、結果はまったく異なっていたはずです。

過去も、さまざまな書籍とか、コンサルタントの話で、うまくいったことを調べ上げる大切さの話も聞いたことがあるのですが、何のためにそれをやるのかの理由を十分に理解していなかったので、現実の行動に結びついていなかったのです。

従って、なぜ、それをやらなければいけないのかの、理由が非常に大切なのです。

麺専門店の現場でも、仕事を教えるときに、作業そのものだけを教えては、その作業が出来る、単に作業者になるだけで、なぜ、それをやらなければいけないかの理由が分からないので、熱心に取り組むことが出来ないのと、何かトラブルが起きた時の対応が出来ないのです。

なぜ、それをやらなければいけないかの理由を先に教えて、理解していると、結果はもっと違ってくるのです。

いずれにしても、私のイノベーションに対する学びが浅かったのは、重要性の理解度が低かったためで、本当に大切なことの理解度を上げることも大切なことなのです。

マネッジメントにおいては、イノベーション、マーケテイング、サービス・マネッジメントは現在で、非常に重要な要素であると思います。

ソウルでのパワー・アップ・イベントが、いよいよ来週からスタートで、4月21日(火)~22日(水)で、私もセミナーに参加します。
http://www.yamatomfg.com/events/detail.php?id=2075

私のセミナーは、以下の2つで、今年になってから訪問した、ロンドン、香港、台中、LAの最新店舗のご紹介を致しますので、既存店の方がたにとっても、今から開業する方がたにとっても、世界の最新外食情報を知るチャンスです。

1.「コンセプトの重要性、コンセプトがビジネスの成功を左右する」
2.利益倍増計画~多店舗展開へのステップアップ~

本日も、ドラッカー選書「イノベーションと起業家精神(下)」(ダイアモンド社)に基づき、イノベーションについて、深くドラッカーから学んでいきます。

ぜひ、一緒にイノベーションと起業家精神を磨いていきます。

◆起業家としての計画

既存企業のイノベーションの第4の段階が、①これら廃棄の制度化、②既存の事業、製品、サービス、市場、技術についてのレントゲン写真による診断、③イノベーションのニーズの把握を前提として、④イノベーションの目標と期限について起業家としての計画を立てることであるのです

そのような計画があって、はじめてイノベーションのための予算を適切なものにすることができ、さらに最も重要なこととして、いかなる能力のいかなる人材をどれだけ必要とするかを明らかにすることができるのです。

成果をあげる能力が実証ずみの人材を配置し、彼らに必要な道具、資金、情報を与え、明確で曖昧なところのない期限を設けて、はじめて計画を立てたことになり、誰もが知っているように、それまではよき意図が存在するにすぎないのです。

これが、起業家精神のための経営政策であり、企業とそのマネジメントが、新しい事業に貪欲となり、イノベーションを健全かつ正常な活動と見るようになるための経営政策であるのです。

この経営政策は、企業のレントゲン写真、すなわち既存の事業、製品、サービス、市場の分析と診断を基礎とするがゆえに、既存の事業が新しい事業の犠牲になり、既存の製品、サービス、市場に付随する機会が新しいものの魅力の犠牲になることを防いでくれるのです。

企業のレントゲン写真は、意思決定のための道具であり、それは、既存の事業に資源を振り向けることを可能にし、強制し、しかも同時に、明日の事業と新しい製品、サービス、市場を創造するうえで、何が必要かを決定することを可能にし、イノベーションの意図を実現することを可能にするのです。

もちろん既存企業が起業家的たるためには、自らの製品やサービスが競争相手によって陳腐化させられるのを待たず、自ら進んで陳腐化していかなければならないのです。

企業は、新しい事業のなかに、脅威ではなく、機会を見出すようマネジメントし、今日とは違う明日をつくり出す製品、サービス、工程、技術のために、今日仕事をしなければならないのです。

3 起業家精神のためのいくつかの具体的方策

起業家的たるためには、マネジメント上、いくつかの具体的な方策がある。

◆機会についての報告と会議

第1に最も簡単なこととして、人は提示されたものは見るが、提示されていないものは見逃すので、マネジメントの目を機会に集中させなければならないのです。

しかるに今日、マネジメントに提示されるのは、問題の数々であり、とくに、期待外れの分野の問題であるので、機会を見逃しているということであり、そもそもマネジメントに対し機会が提示されていないのです。

中小の企業でさえ、マネジメントは通常、月に1回、業務報告を手にするのですが、その「第1ページ」には、業績が計画を下回った分野、不足した分野、問題のある分野が列挙されていて、会議では問題に取り組み、午前中いっぱいが問題の検討にとられるのです。

もちろん問題には、注意を払い、深刻に受けとめ、取り組まなければならないのですが、問題だけを検討していたのでは、機会は無視されたまま死に、起業家精神が当たり前になるためには、イノベーションの機会に注意を払うようにするための、以下のような特別の仕組みが必要であるのです。

報告書には「第1ページ」を2つつけ、1つはこれまでと同じものであって、問題を列挙すればよいのですが、もう1つは、業績が期待や計画を上回った分野を列挙しなければならないのです。

なぜならば、前にも強調したように、事業における予期せぬ成功は、イノベーションの機会の兆候だからであり、予期せぬ成功を調べなければ、起業家的たることはありえないのですが、問題にのみ焦点を合わせる企業は、予期せぬ成功を調べることを時間の無駄としてしまうのです。

「せっかく成功しているものをいじり回す必要があるか。かき回さなくとも、うまくいっているではないか」と言うのですが、その結果は、多少注意深く、多少傲慢でない者が、競争相手として登場してくるだけであるのです。

したがって、起業家的な企業では2つの会議を開き、1つは問題に焦点を合わせた会議であり、もう1つは機会に焦点を合わせた会議であるのです。

つねに有望な分野でトップに立っているある中堅医薬品メーカーでは、第2月曜と最終月曜の月2回、経営会議を開いていて、第2月曜の会議では問題を検討し、前月に目標を下回ったり、半年前から目標を下回ったままのものを取り上げ、この会議は、ほかの企業の経営会議と変わらないのです。

ところが最終月曜の会議では、目標を上回った分野や予期せぬ市場からの受注を取り上げ、20年間に10倍の規模に成長した、このメーカーのトップ・マネジメットは、自社の成功が主として、この機会に焦点を合わせた第2の経営会議によっているとしているのです。

しかも「実際に経営会議で見つけた機会の1つ1つよりも、そこで培われた機会を探す癖がもたらした起業家的な姿勢のほうが、大きな意味をもっていた」と言っているのです。

◆成功の秘訣の報告

第2に、このメーカーでは、マネジメント全体に起業家精神を浸透させるため、もう1つ別のことを行っていて、すなわち半年に1度、事業部担当、市場担当、製品ライン担当のマネジメントの人間を40人から50人集め、2日問におよぶ戦略会議を開いているのです。

初日の午前中をかけて、過去1年間、起業家的なイノベーションにおいて優れた業績をあげた部門の経営管理者が報告し、とくに成功の要因を報告するのです。

「何を行ったか」、「いかに機会を見つけたか」、「何を学んだか、そして現在、どのようなイノベーションの計画をもっているか」を報告するのです。

ここでも、実際に会議で報告されたものよりも、その戦略会議に参加した者の姿勢や、価値観に与えるインパクトのほうが重要で、事実、参加した者は、この会議でいかに多くを学び、いかに多くのアイデアを得たか、いかに多くの計画を持ち帰り、実行したかを言っているのです。

このように、起業家的な既存企業では、優れた方法で仕事をする人間や部門を絶えず探していて、それらの人間や部門を選び出し、脚光をあて、「何をして成功したか」「ほかの者がしていない何をしたか。ほかの者がしている何をしなかったか」を聞くのです。

上記のように、起業家的な企業になるための方法は、案外簡単で誰でも出来そうな内容ばかりで、後は実行するかどうかだけです。

実行すれば、即、効果が上がりそうな内容ばかりで、社内に起業家精神のDNAを残すためには、やり続けなければいけないことがよく分かりまます。

ドラッカー・マネッジメントのイノベーションについても、過去学んできたつもりであり、7つの機会のとらえ方も学んできたのですが、詳細な実行方法までは理解していなかったのですが、ここまで深く、実行する方法まで詳述できるということは、ドラッカー自身の深い体験によるものであり、ここまで実務に精通していることに驚きます。

丁度1年前にもソウルで、イベントを開催していました。

その時も、さまざまな盛り付けのチャレンジをしていたのです。

今回は、IHの茹で釜と電気のフライヤーがあるので、作業も楽になり、さらに進化した内容になります。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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