パスタ学校・ラーメン学校・うどん学校・そば学校で成果アップ|「イノベーションと起業家精神(下)」「先行者の5つの悪い癖」

大和製作所社屋前で、社員と

 

最近思うことは、われわれ人間に必要なことは、良い食べ物を食べ、十分な睡眠を取り、学ぶことに負荷をかけ、身体に運動の負荷をかけ、精神的な負荷をかけ続けないと、進化出来ないことです。

これらのことを日々、休まずにやり続けることが大切なのです。

例えば、病気になったり、健康を害したりすることがあります。

原因はさまざまで、食べ物であったり、睡眠であったり、運動であったり、精神面であったりしますが、一旦病気を患うと、人生の時間のロスになることが多いのです。

私も過去、何度か大病をしましたが、今から振り返ると、無知であったり、不摂生であったり、無理をして、身体に負荷をかけ過ぎた結果であったのです。

普段のすごし方が、人生に大きな影響を与えるのです。

何でもない毎日の一瞬、一瞬の過ごし方で、人生が決まっているのです。

若いころは、身体の大切さについて、十分な知識もなく、価値観の上部に置いていない人がほとんどですが、大病を患うと、身体の大切さに気づき、価値観の上部に持ってくるのです。

起業家的柔道戦略で、ドラッカーが指摘しているのは、先駆者は何度も何度も同じミスをして、新規起業者に地位を奪われることを指摘しています。

健康な人が、いつの間にか重篤な病気にかかることも同じであり、いつの間にか、知らず知らずのうちに、大きな負荷を身体にかけていたのです。

本人は、健康だと思っていただけであり、健康体に保ち続けるのに必要なことをやっていなかっただけなのです。

ビジネスで成功すると、必ず、後から起業家的柔道戦略で狙われることが当たり前であることを、ビジネスをやる以上、理解しておくことが欠かせないのです。

今回、起業家的柔道戦略を学び、われわれが理解しなければいけない、一番重要なことは、その部分ではないかと思います。

昨日もある分野では有名な会社が当社に営業に来ました。

その会社は、その分野では草分けであり、初期には大成功を収めていたのですが、後から参入した会社にシェアを奪われて、今は、2番手から3番手で甘んじているのです。

最初にその会社が大成功したことにより、市場を創り、そこに大きな市場があることを後発組に教えてしまったのです。

セルフのうどん店市場も同じであり、「はなまる」が最初に市場があることを、業界の人たちに教えたのです。

多くの業界の人たち、上場企業から始まり、さまざまな企業が参入しましたが、ほとんどの起業は、「はなまる」以下のレベルで参入し、ほどなくして、消えていまいました

ところが、「丸亀製麺」だけは違い、新しい、もっと上位のコンセプトで参入したのです。

すると、「丸亀製麺」がみるみるうちに、「はなまる」を凌駕し、トップの座に躍り出たのです。

「はなまる」に対して、「丸亀製麺」の取った戦略がまさしく、起業家的柔道戦略であり、リスクが少なく、一番成功しやすい戦略であり、短期間で市場を占有してしまい、「はなまる」は、格下の2番手の座に陥ってしまったのです。

こうしてみると、ビジネスにおいても、人として進化し続けると同じように、良い食べ物を食べ、十分な睡眠を取り、学ぶことに負荷をかけ、身体に運動の負荷をかけ、精神的な負荷をかけ続けることが大切であるのです。

従業員の健康、幸福に気を付け、負荷をかけ、学びを深め、進化を続け、お客さまとの良好な関係を続け、お客さまの幸せを追求し続けることが、欠かせないのです。

要するに、常に、従業員とお客さま、関係者、即ち、ビジネス・パートナーすべての幸せを願い、ビジネス・パートナー全員に負荷をかけ、進化を促がすことが大切であるのです。

従って、お客さまの選定でビジネスは決まり、進化することを願っていないお客さまをターゲットにすると、ビジネスは進化しないのです。

これは、従業員との関係も同様で、進化することに貪欲であることは、ビジネスに置いては、欠かせないのです。

更に、ビジネスには良好な人間関係を保つことは欠かせないので、常に良好な人間関係を保ち続けることが欠かせなく、このことに配慮が出来ない人は、ビジネスには向いていないのです。

人の心に対する配慮も欠かせないのです。

本日も、ドラッカー選書「イノベーションと起業家精神(下)」(ダイアモンド社)に基づき、イノベーションについて、深くドラッカーから学んでいきます。

ぜひ、一緒にイノベーションと起業家精神を磨いていきます。

◆先行者の5つの悪い癖

新規参入者が起業家的柔道を使い、先行者を負かし急成長し、トップの地位を得ることが出来るのは、下記のように、先行者の悪い癖が5つもあるためなのです。

1.アメリカ英語でいうところのNIH(Not Invented Here-自分たちの発明ではない)という態度、自分たちが考えたもの以外には、ろくなものがないという傲慢さであり、この傲慢さのゆえに、先行者は、かって、アメリカの大手電機メーカーがトランジスタについて行ったように、新しいイノベーションを鼻であしらうのです。

2.最も利益のあがる部分だけを相手にするという、いいとこ取りであり、これは、ゼロックスが行い、その結果、日本のコピー機メーカーに機会を与える結果になったものであり、ゼロックスは、大手ユーザーすなわち大量にコピー機を買ってくれる顧客や、高性能で高価なコピー機を買ってくれる顧客に的を絞っていて、ほかの客を相手にしないわけではなかったが、力を入れなかったので、当然、ほかの客は、サービスに不満をもっていたのです。

正確には、サービスの悪さに不満をもっていて、そのため、ゼロックスの競争相手にとっては参入がしやすくなっていたので、市場のいいとこ取りは、経営学的にも経済学的にも、初歩的な間違いで、それはつねに市場の喪失という罰を受けるのです。

ゼロックスは財産(過去の遺産)に安住し、たしかに大きな財産であり、大きな利益があがっていたのですが、いかなる事業といえども、財産に頼りつづけるわけにはいかないので、いいとこ取りは過去の財産への依存であり、しかも1度この性癖を身につけると、それはずっと続き、起業家的柔道の攻撃を受けやすくなっていくのです。

3.さらに大きな弱みとして、価値についての誤解があり、実は、製品やサービスの品質は供給者がつくるものではなく、顧客が引き出し、対価を払うものであり、製品は、メーカーが考えがちなように、生産が難しく、金がかかるから価値があるのではないのです。

それは単に、メーカーとしての無能を示すだけであり、顧客は自分にとって有用なもの、価値あるものを提供してくれるものに対してのみ対価を払い、それ以外のものは価値ではないのです。

1950年代、アメリカの大手電機メーカーは、真空管を使う自分たちのラジオが、より大きく、より精緻であり、まさに20年におよぶ努力の結晶であるがゆえに価値があるとしていたのです。

彼らは、トランジスタラジオが未熟練工でも生産できるのに対し、自分たちのラジオは高度の技能を要することをもって、価値があるとしたのですが、消費者からすれば、トランジスタラジオのほうが、軽く、浜辺やピクニックに持って行け、故障することなく、真空管を取り変える必要もなく、安く、音域や音質も優れていたので、明らかに価値があったのです。

肝心なとき、16本の真空管のうち必ず1本は切れてしまう最高級ラジオより品質も優れていたのです。

4.いいとこ取りや、価値についての誤解に関係のあることとして、創業者利益なる錯覚があるのですが、創業者利益こそ、つねに競争相手に対する招待状なのです。

19世紀初めのフランスのJ・B・セイやイギリスのデヴィッド・リカード以来、すでにおよそ200年にわたって、経済学は、完全独占以外で大きな利益を得る方法は、コストと価格との差しかないと認識してきたのですが、コストと価格との差によって利益を得る試みは、必ず失敗し、それは、競争相手に傘を差しかけてやるだけのことであるのです。

トップの地位を確立している者にとって、今日、大きな利益に見えるものも、数年後には覇権を唱えるに至る新規参入者に対する補助金にほかならないのであり、創業者利益は、株価の上昇をもたらす喜ぶべきものというよりも、自らに対する脅威と見るべきものであり、それは危険な弱みであるのですが、創業者利益なる高利益の幻想は、それがつねに起業家的柔道に門を開くものであるにもかかわらず、今日、あまりに一般化しているのです。

第5に、すでに地位を確立している企業によく見られ、かつ必ず凋落につながることとして、過剰な機能の追求があり、それは、製品やサービスの最適化ではなく、最大化を求めることであり、典型がゼロックスで、市場の成長に伴い、1つの製品やサービスによって、すべてのユーザーを満足させようとすることであるのです。

たとえば、化学反応をテストするための新しい分析機器を開発したとすると、当初、市場は企業の研究所に限られているのですが、やがて、大学の研究所や専門の研究機関、あるいは病院が購入しはじめ、それぞれが少しずつ違うものを要求すると、そこでメーカーは、新しい顧客を満足させるために新しい性能を加え、さらに次の顧客を満足させるために次の性能を加えるのです。

こうして単純な機器だったものを複雑きわまるものになり、機器の機能を最大化し、その結果、その機器は、誰も満足させられないものになるのです。

なぜならば、皆を満足させるということは、誰も満足させることができないということだからであり、しかも価格は高くなり、使い方や補修も難しくなるのですが、それにもかかわらず、メーカーのほうは自信満々であり、新聞の全ページ広告では、64種類もの機能を列挙するのです。

そのようなメーカーが起業家的柔道の犠牲となるのは、ほとんど確実であり、まさに強みとするものが仇となるのです。

新規参人者が、1つの市場、たとえば病院用機器を開発すると、病院が必要としない機能、病院が毎日必要とはしない機能は、何1つつけていないのですが、病院が必要とする機能はすべて備えていて、しかも、多目的な機器よりも機能が優れているのです。

この新規参入者は、次に、研究所用、政府機関用、産業用の機器を開発し、ユーザー別の機器によって、すなわち最大化ではなく最適化をはかることによって、すべての市場をもっていくのです。
 
日本のコピー機メーカーは、特定のユーザー、歯科医、医師、校長室向けなど小さなオフィス用のコピー機を開発して、競争に参入してきて、ゼロックスが誇りとしていた高速性や鮮明度では対抗しようとしなかったのです。

彼らは、小さなオフィスが必要とするもの、簡単で安いコピー機を導入し、ひとたび市場で地歩を固めるや、次の市場にとって最適の機器を開発し、その市場に参入していったのです。

同じようにソニーも、まず最初に安いポータブルラジオから参入し、そこで地歩を固め、次の市場へと移っていったのです。

起業家的柔道を使う者は、たとえば、シティバンクがファミリェンバンクを設立したとき反撃しなかったドイツの銀行のように、すでに地位を確立したトップ企業が本気で守ろうとしない海岸の一角を確保し、そこで市場と売り上げを手に入れると、次の一角を確保し、やがて島全体を確保するのです。

しかも、つねに同じ戦略をとり、それぞれの市場向けに最適の製品やサービスを設計し、すでにトップの地位にある企業が闘いに勝つことはほとんどなく、彼らは、新規参入者に支配権を奪われるまで、それまでの事業のやり方を変えようとしないのです。

以上より、起業家的柔道戦略は、中小企業で余りリスクを掛けることが出来ない企業に向いた戦略であり、非常に効果が大きいのです。

但し、市場を押さえる戦略なので、あらゆる方向からの深い思考が伴っていないと、危険な戦略でもあるのです。

昨日は会社で、多くのスタッフたちに、私の誕生日を祝って貰い、素晴らしい誕生日プレゼントを貰いました。

私の海外旅行用のスーツケースが古くなっていたので、皆でお金を出し合って、高価なスーツケースを買ってくれたのです。

古いスーツケースは、讃匠の会長であり、既に亡くなった家内のお袋が買ってくれた思い出の品であったので、長く使っていたのですが、古くなっていたので、皆、気にしてくれていたのです。

スーツケースと併せて、私の大好物のスイカも貰いました

皆さん、いつも優しい気遣いをしてくれて、本当に有り難う!

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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