パスタ学校・ラーメン学校・うどん学校・そば学校で成果アップ|「イノベーションと起業家精神(下)」「揺籃期でのスタート、不断の努力、戦略の条件、戦略の条件、その限界」

フィットネストラッカーUP

本日のテーマは、「セルフ・コントロール」です。

今年の誕生日のプレゼントに、子どもたちがフィットネス・トラッカー「UP」をプレゼントしてくれました。(https://jawbone.com/up

最初は、使うのが面倒そうだし、ただでさえ忙しいのに、また時間を取られる道具が増えたと思い、使いたいとは思わなかったのですが、せっかくプレゼントしてくれたので、試してみたのです。

数日間、腕に付けて試してみると、その日ごとの運動量、睡眠量、睡眠の深さ等、さまざまな運動と睡眠、健康に関するデータが取れ、スマート・フォーンで簡単に見ることが出来るのです。

例えば、運動量のところは、1日1万歩に設定していると、昨日は8555歩で、85%達成、距離にして7kmで、総消費カロリーは1836カロリー、最長 活動時間は30分、活動時消費カロリーは434カロリー、最長非活動時間は、1時間59分、非活動時消費カロリーは、1402カロリー等、運動に関する データが簡単に分かるのです。

睡眠に関して、昨晩のデータは、91%の達成率で、睡眠時間は6時間23分、深い眠りは4時間7分、浅い眠りは2時間16分、入眠27分、寝ていた時間は7時間2分、目覚めていた時間は39分、目覚めていた回数は1回だったのです。

当然、深い眠りの時間が長く、浅い眠りの時間が短いほど、効率の良い睡眠が取れていることになります。

この器具を使い始めての私の変化は、日々の運動量を確保するために、余計に努力を始めたことでした。

この様に、数値が見えることになってからと、それ以前とは、毎朝の運動に取り組む気持ちも変わってきたのです。

毎日、スマート・フォーンのアプリを見ながら、運動量、睡眠の深さが気になるようになりました。

自分自身の生活をより規則正しくするのに、相当役立ちそうです。

これを使ってみて感じたのは、日々の活動の時間をスマート・フォーンのアプリで簡単にチェックできるようにし、数字を日々チェックすることにより、習慣を変えることが出来るのではと、感じました。

例えば、早朝起きてから、瞑想は何分、散歩、筋トレに何分、英語学習、専門分野の学びに幾らとか、時間配分を決めておき、同時にその時間と実際の活動がど の様に違っていたのか、日々、チェックすると同時に、かけた総時間が分かるようにすると、日々、チャレンジするのが、楽しくなるのです。

実際に、私もプレゼントを貰った時は、余り感心していなかったのですが、実際に使い始めると、このITツールの真髄が分かりました。

このようなITツールは、ほとんどの人は自分自身では買わないのではと、思います。

昨日、高松空港から羽田に向かうのに、朝9時半の便に乗ったのですが、高松空港の書店で新しい雑誌を探していると、「PEN」の5月15日号が並んでいて、「すぐそこにある、未来のカタチ」との特集でした。

その雑誌の中に、「自分の身体を熟知する、最強のデバイス」として紹介されていて、新しい技術の進化により、われわれの生き方が大きく変わっていきそうだということがよく分かります。

また、この雑誌の中には、近未来のわれわれの生活がどのようになっていくかのイメージを分かり易く伝えています。

家庭用ロボットが当たり前の時代になり、最近は、ドローンが話題になっていますが、人が乗れるドローンのような、空中を走るオートバイのような乗り物が実用化寸前なのです。

家庭用ロボットも既に、われわれの手の届くところまで来ていて、自動運転の自動車も実現間近です。

少し、本日のテーマと脱線しましたが、セルフ・コントロールする手段として、ITツールの活用は、これからの時代にたいへん有効であることを気づいたのです。

特に何人かで、グループになり、誰がどの様に熱心に取り組んでいるか、お互いに他の人の状況が分かるようにしておけば、余計に競争心から、頑張るのではと思います。

特に、英語のマスターのように、多くの人たちにとって、苦手の分野には使えるように思います。
特に、一番大切な、自分自身との約束を完ぺきに実行するツールとして、使えるのではないかと思います。

今回は、こんなに私自身を変えてくれる可能性のある、素敵なITツールをプレゼントしてくれた、子どもたちに感謝です。

私が、数年前に、大きく変わるきっかけになったのも、ipodをプレゼントされたことがきっかけでした。

もし、プレゼントされていなかったら、自分では絶対に買わなかっただろうと、思います。

この様に、自分自身を大きく変えることが出来るようなITツールの発見も、これからは大切になってくることでしょう。

本日も、ドラッカー選書「イノベーションと起業家精神(下)」(ダイアモンド社)に基づき、イノベーションについて、深くドラッカーから学んでいきます。

ぜひ、一緒にイノベーションと起業家精神を磨いていきます。

◆揺籃期でのスタート

専門技術によるニッチ市場の確立にとっては、タイミングが重要な意味をもち、新しい産業、新しい習慣、新しい市場、新しい動きが生まれる揺籃期にスタートしなければならないのです。

カール・ベーデカーは、1828年、蒸気船が中流階級を対象にライン川観光を始めたとき、その最初のガイドブックを発行し、第1次大戦によってドイツの出版物が、ほかの国で受け入れられなくなるまで、事実上、欧米の市場を独占したのです。

ウィーンの商社は、それがまだ例外的な取引だった1960年頃、東欧の小国を相手としてカウンター・トレードを始めたので、それらの商社がウィーンに多いのもそのためだったのです。

そして10年後、第3世界が慢性的な外貨不足に陥ったとき、それらの商社は、カウンター・トレードの技術をさらに向上させて、その専門家となったのです。

専門技術による起業家戦略を使うためには、どこかで何か新しいこと、つけ加えるべきこと、あるいはイノベーションを起こさなければならないのです。

ベーデカーの前にも旅行者用ガイドブックはあったのですが、それらは、教会や風物など文化的な情報に限られていて、イギリス貴族の旅行者は、実務的な日常の些事、ホテルや馬車の料金、チップの額などは執事に任せていたのです。

しかし新しく現れた中流階級には、執事はいなかったので、この事実が、ベーデカーにとって機会となり、しかもベーデカーが、観光客が必要としている情報を 知り、それらの情報の入手の方法や、掲載のスタイルをマスターしたあとでは、誰も同じ投資をする気にはなれなかったくらい充実していて、彼のスタイルは、 今日でも多くのガイドブックに引き継がれているのです。

このように専門技術による起業家戦略は、発展の初期の段階で行なわなければならず、たとえばアメリカでは、航空機用プロペラを製造するメーカーは、第1次大戦前に設立されている2社しかないのです。

◆不断の努力

専門技術によるニッチ市場が偶然見つかることはほとんどなく、いかなる場合も、イノベーションの機会を体系的に探すことにより、はじめて市場を見つけることができ、そこで起業家は、ユニークな支配的地位に就くことのできる専門技術を開発できそうな分野を探すのです。

ボッシュは、生まれたばかりの自動車産業を何年もかけて研究し、アメリカの飛行機用プロペラ・メーカーとして歴史のある、ハミルトン・プロペラは、創業者が草創期の航空機産業を体系的に調査して設立したのです。

ベーデカーは、新しいタイプの観光客を対象とする、いくつかの事業を試みたあと、自らの名を高めることになったガイドブックをつくったのです。

◆戦略の条件

したがって、この戦略の条件として、第一にいえることは、新しい産業、市場、傾向が現れたとき、専門技術による機会を、体系的に探さなければならないということであり、ありかたいことに、そのための専門技術を開発する時間は、十分あるのです。

第二にいえることは、独自かつ異質の技術をもたなければならないということであり、自動車の組み立てメーカーの先駆者たちは、例外なく機械の専門家で、彼 らは機械や金属やエンジンについては熟知していたが、電気については素人で、彼らが保有せず、習得の道も知らない知識が必要とされていたのです。

ベーデカーの時代にも出版社はあったのですが、膨大な量の細かな情報を現場で集め、確認し、旅行記者を手配しなければならないガイドブックの編集は、彼らの守備範囲ではなかったのです。

そしてカウンター・トレードは、貿易でも金融でもなかったのです。

専門技術によるニッチ市場を確立した企業は、顧客と取引先のいずれからも、脅威を受けることがなく、彼らは、技術的、気質的に異質なものに、あえて入り込んでこようとはしないのです。

第三にいえることは、専門技術によるニッチ市場を占拠した企業は、絶えずその技術の向上に努めなければならないということであり、つねに一歩先んじなければならないので、まさに、自らの手によって、絶えず自らを陳腐化していかなければならないのです。

初期の自動車組み立てメーカーは、デイトンのデルコやシュツットガルトのボッシュが尻をたたくとこぼしていたもので、両社はしばしば、当時の自動車の水準 をはるかに超え、しかも顧客が必要とし、欲しがり、払えると考えているものさえ超え、さらには、組み立てメーカーが組み立て方さえ見当のつかないような電 気系統システムまで提案していたのです。

◆その限界

専門技術によるニッチ市場の地位には厳しい限界もあり、その第一は、焦点が絞られるということであり、自らの支配的地位を維持していくには、自らの狭い領域、専門分野だけを見ていかなければならないのです。

初期の頃は、航空機の電気系統システムも、自動車のそれとさして違いはなかったのですが、デルコ、ボッシュ、ルーカスなど自動車の電気屋は、航空機の電気系統には進出しなかったし、見向きもしなかったのです。

第二は、誰かほかの者に依存しなければならないということであり、彼らの製品やサービスは部分品であり、自動車の電気系統の部品メーカーにとって、消費者が彼らの存在さえ知らないことは強みであるとともに、弱みでもあるのです。

ルーカスは、イギリスの自動車産業が不振となれば、同様に不振となり、A・O・スミスは自動車のフレームのメーカーとして繁盛していたが、エネルギー危機 のあと、自動車メーカーは同社のフレームを使わず、価格は高くとも、軽く燃費がよかった車に転換しはじめたとき、A・O・スミスは、いかなる対策もとれな かった。

第三は、最も大きな危険として、ときに専門技術が専門技術でなくなり、一般技術になってしまうことである。

第一次大戦前の銀行は、通貨は本来安定しているべきものとしていたので、外国為替が不安定となり、交換不能な通貨が現れ、異なるレートが現れたとき、外国為替を扱うことを嫌い、その怪しげな仕事を、喜んでスイスの専門家に任せたのです。

その結果、スイスの外国為替業者が、この収益性の高い専門技術市場を占めるにいたったのですが、第二次大戦後は、外国為替が日常業務になり、今日では、あらゆる大銀行が外国為替の専門家を抱えているのです。

専門技術によって得られるニッチ市場には、ほかのあらゆる生態学的なニッチと同じように、時間的にも領域的にも限界があり、生物学によれば、そのような地位を占有する「種」は、外部環境のわずかな変化にさえ適応できず、これは専門技術の「種」についてもいえるのです。

画像は、子どもたちからプレゼントされた「UP」です。

このようなITツールは使ってみなければ分からないのですが、今回の「UP」は、私にさまざまな刺激を与えてくれました。

多分、アップルが販売したスマート・ウオッチも、この延長線上ではないかと、思います。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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