ラーメン学校・うどん学校・そば学校・パスタ学校で成果アップ|「イノベーションと起業家精神」「イノベーションと起業家精神、起業家の定義、規模は関係ない」

歴史のあるパスタの美味しい店で、自家製パスタのレベルは、非常に高いもの

本日のテーマは、「国を強くするもの、企業を強くするもの」です。

中世のヨーロッパでは、いち早く世界進出に成功し、世界中に多くの植民地を持った国は、スペイン、オランダ、ポルトガルであり、イギリスはどちらかと言えば、それらの国々より少しで遅れたのです。

しかし、現在の世界を見てみると、元ポルトガル、スペイン、オランダの植民地よりも、元イギリスの植民地であったオーストラリア、ニュージーランド、シン ガポール、香港、インド、ドバイ、カナダの方が全体的には、上手くいっていて、オーストラリア、インド、カナダ以外は、いずれも小国であるのですが、世界 に与えるインパクトは非常に大きいのです。

それらの違いを考えると、イギリスの場合は、元植民地の人たちをイギリス本土の大学に受け入れ、学問を与え、それらの学問の中には、国(組織)をマネッジメントする学問ほか、多くのさまざまな国造り(社会の進化)のための、学問があったのです。

日本の場合も同様に、元植民地の人たちを日本で学ばせていた歴史があり、元日本の植民地であった国々も、現在では大きく経済発展を遂げているのです。

江戸時代末期には、日本も中国とかインドと同じように海外の列強から開国を迫られ、江戸幕府がなす術がなかった時代に、各藩の若者たちが立ち上がり、討幕 を行ない、列強の植民地にならずに、明治政府を設立することが出来たのは、各藩が持っていた藩校があり、多くの若者たちが学んでいたことが、大きな力に なっていたのです。

そのころの藩校では、通り一遍の学問だけではなく、人間として生きていく上で欠かせない教育を施していたのですが、現在の日本の学校制度には、これが欠けているのです。

今回、ロンドンに来てみると、市内の至るところに、レストランとか、学校の中にも、ユニオンジャックの国旗が誇らしげに掲げられていましたが、もし、日本 で国旗を掲げると、何か悪いことをしているように思われたり、右翼に間違われてしまうような、おかしな状態になっているのです。

今の日本では、日本人として当たり前のことが教えられ,躾けられていないので、今は、企業でこのようなことから、教えなければいけないのです。

企業の中で、正しい日本の歴史であるとか、日本人としての正しい姿勢を教え、日本文化の素晴らしさを、教えることを再度やり直さなければいけないのが、現状なのです。

海外に出て感じるのは、自国に誇りを持っている民族であるかどうかですが、大切であることを痛感するのですが、各国を旅してまわっていて、どこの国に行っても、日本を嫌いな国は、ほとんどなく、世界中で日本を嫌っている国は、たった2国だけなのです。

どこへ行っても、日本人だと言えば、大切に扱ってくれるのは、われわれの祖先が世界の国々に素晴らしい行ないを示し、信頼されていたためであるのです。

世界に出て行って、信頼度の高い人種であるかそうでないかは、たいへん重要なことであり、ビジネスにしろ、海外での生活にしろ、難易度が多きく異なり、このことは、海外に行けば行くほどよく分かるのです。

このことを考えると、海外に出て行き、さらにビジネスを行なうようになれば、目先の損得を超えた、誇りある日本人としての、恥ずかしくない行動が求められ、次に続く、後輩、子孫たちのためにも、信頼を増し続けることは、非常に重要であるのです。

以上のような教育は、学校ではなかなか行なわれていないので、これからは、企業が行なわなければいけない、たいへん重要な役目であるのです。

従って、国を最終的に強くするには、正しい教育が欠かせないのであり、今の時代は、企業がそれを受け持たねばならないのです。

そして、そのことは最終的には国を強くすることに役立つのですが、その手前で、企業を強くするのに大きな力を発揮し、企業が強くなり、収益を上げ、そこで働いている人たち、お客さま方を幸せにするのです。

従って、企業においても、正しい教育が出発点であり、それは何も本を読んだりすることだけでなく、社内の行動を通しても掴み取ることが出来るのです。

例えば、当社の社内では廊下、階段等、社内全体でゴミ一つない社内を目指していて、何か小さいゴミが落ちていても、見つけた人が必ず拾うようにしているので、社内は常にきれいな状態になっているのです。

社内での挨拶も、目上等の上下関係はなく、常に気持ちの良い挨拶を交わすことを大切にしているのです。

昼食ではオーガニックの野菜を使った健康的な食事を摂ることで、社員の健康に貢献するだけでなく、その食事体験を通じて、普段食べる食事についても、健康な食事を摂ることの大切さを理解して貰い、食育を通しての健康な身体作り、健全な精神の育成に役立てているのです。

当然、学びによる進化は非常に大切であり、この複雑な時代に生きるわれわれは、日々、学び続けなければいけないのです。

学び続けなればいけないテーマは当然、マネッジメントであり、その中でも、イノベーションとマーケテイングは欠かせず、生産性向上もビジネス上では、たいへん重要なテーマです。

これ以外にわれわれが、学び付ける必要があるのは、語学、特に英会話であり、日本の歴史と文化であり、世界の歴史は必須項目であるのです。

今回の旅でも英会話の必要性は、実感させられ、もっと英会話の学習に時間を取り、独自の学び方を研究していきます。

本年2月21日から始まった、91日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びは、昨日で一応終えたのですが、さらに、学びを深めるために、大切な部分の復習を進めていきたいと思います。

更に、イノベーションと起業家精神を磨き、会社を大きく変えるのに、役立てていきます。

第一章 イノベーションと起業家精神

1.起業家の定義

1800年頃、フランスの経済学者J・B・セイは、「起業家は、経済的な資源を生産性が低いところから高いところへ、収益が小さいところから大きなところ へ移す」と言ったのですが、この定義も200年も前の起業家の定義としては的を得ているように思いますが、ドラッカーによると、セイのこの定義は、起業家 が何者であるかは述べておらず、200年前に、セイが「起業家」なる言葉を作って以来、未だに起業家と起業家精神の定義は確立していないのです。

「起業家とは何か?」

アメリカでは、起業家とは小さい事業を始める人を言いますが、新しい小さな事業のすべてが起業家的であるわけではないし、起業家精神の現れであるわけでも なく、例えば、郊外でファースト・フードの店やメキシコ料理店を始める夫婦は、リスクを冒しているのですが、何か新しいことをやろうとしているわけではな く、外食という風潮に乗ってはいるが、新しいニーズや欲求を創造していないので、事業はベンチャーですが、彼らは起業家ではないのです。

その点、マクドナルドの創始者、レイ・クロックは起業家で、何も発明していないし、その当時、ハンバーガーは、アメリカのレストランならばどこにでもあっ たのですが、レイ・クロックは、マネッジメントの原理と方法を適用し、顧客にとっての価値は何かを問い、製品を標準化し、製造のプロセスと設備を再設計 し、作業の分析に基づいて従業員を訓練し、仕事の標準を定めることによって、資源が生み出すものの価値を高め、新しい市場と新しい顧客を創造し、結果とし て、世界中で多くの事業家を創出し、彼らを豊かにし、世界中の人たちの食に関するライフスタイルを変え、これこそが起業家精神であったのです。

現在の日本においても、多くの若者とか、脱サラ組がうどん店開業とか、ラーメン店開業を目指し、リスクを冒して、新しい人生にチャレンジしていますが、そ のほとんどは既存店の真似であり、何ら新しい試みはなされておらず、開業したとしても、生み出すものの価値を高め、新しい市場と新しい顧客を創造してはい ないのです。

既存の競争の厳しい市場に分け入り、更に競争を激化させ、市場を疲弊させていて、自らも競争に疲弊して、早期に市場から退場するのがほとんどで、新しく開 店しても、3分の1以上が1年以内に閉店していて、彼らのほとんどは、リスクを減らすために、初期投資を減らし、規模の小さい店を開店したり、業績不振で 閉店した後を居抜きで借りて同じ業種を同じようなスタイルで開店し、また早期に閉店するケースが後を絶たず、社会を変革し、豊かにしたり、良くすることに は、何ら貢献していないのです。

マネッジメントとは、本来、社会に存在する多くの人たちを豊かにし、幸せにするためのものであるので、その意味で、社会に貢献しておらずに、自分自身も幸 せになっておらず、彼らの事業を始める最終目的は、自分とか、家族が幸せになるためであったはずですが、それさえも達成することが出来ていないのです。

だから、本当に自分たちの幸せを目指すのであれば、先に多くの人たちに貢献することを目指した方、即ち、起業家精神を発揮して、今までにないもので、多くの人たちの幸せに貢献出来ることを目指した方が、結果として早いのです。

私も以前からこの事実には気付いていて、既存の競争の厳しい市場に、既存店と同じようなスタイルで参入しても、勝ち目が少ないことを常に麺学校の生徒さん たちに伝えていたのですが、既にドラッカーが明確に同じことを説明していて、まさに、競争の厳しい市場に、更に、同じスタイルの店舗を出し、同質化競争に 拍車をかけているので、レッド・オーシャンの典型的な事例であり、資源の乏しい新規参入者が取る戦略ではなく、競争を避け、ブルー・オーシャン戦略を取 り、小さい企業が大企業に勝てる戦略を取るべきなのです。

要するに、①競争変数を増やすか、②強烈な個性で勝負するか、のどちらかを選択しなければいけないのです。

同じように数年前、アメリカ中西部のある起業家が夫婦で始めた鋳造業も極めて起業家的であり、彼らは、アラスカを横断する天然ガス・パイプラインの敷設工 事に使われる大型ブルドーザーの車軸など、精密鋳造品を製造していて、この事業に必要な科学知識は既知のものであり、新しいものはほとんどないのですが、 彼らは、技術情報を体系化したのです。

要求される性能をコンピュータに入れると、必要な工程が自動的に明らかになるようにし、工程を体系化し、形状、組成、重量、材質が同じ製品を半ダース以上受注することは殆どないのですが、バッチ生産ではなく、コンピュータ制御によるプロセス生産を採用しているのです。

この種の精密鋳造は、不合格品が30%から40%出るのが普通ですが、この鋳物メーカーでは製品の90%以上が合格品であり、大企業並みの賃金や福利厚生 費を支払いながら、コストは最も強力な競争相手(韓国の造船所)の3分の2以下で、急成長はしているものの、彼らが起業家的であるのは、単に新しい事業だ からではなく、決して新しいビジネスではない精密鋳造が、一つの独立事業たり得ること、需要の伸びが隙間(ニッチ)市場の形成を可能にしていたこと、技術 特にコンピュータ技術が、職人芸を科学的プロセスに転換できることを利用したからだったのです。

これと似たようなことは、当社で行なっている「デジタル・クッキング」では、例えば、蕎麦学校では、だしの材料をすべて単独でだしを取り、生徒さんたちが それぞれ単独のだしの味を確認して、どの材料を何%入れると、どのような味になるかを確認しながら、自分自身の味を作り上げていき、そして、毎回のデータ はすべて記録され、データ・ベース化されているので、何度やっても、まったく同じ味が再現でき、味を変えたい時も、既に出来上がっているデータ・ベースを 参照しながら、簡単に変更できるのです。

「規模は関係ない」

新しい小さな事業には共通するものが多いのですが、事業が起業家的であるためには、新しさや小ささを超えた何かが必要であり、事実、新しい小さな事業のな かでも、真に起業家的な事業は少なく、起業家的な事業は、何か新しいもの、異質なものを創造し、変革をもたらし、価値を創造するのです。

従って、起業家たるためには、新しさや小ささは必要なく、それどころか、起業家精神は大企業、しかもしばしば歴史のある企業で実践され、100年以上の歴 史を持つ世界的な大企業GEは、昔から起業家的な事業をゼロからスタートさせ、立派な産業に育て上げていて、その起業家精神を製造業に限定していないので す。

金融子会社のGEクレジットは、アメリカの金融システムを一変させ、ヨーロッパにまで進出して、金融界のマジノ線を迂回することに成功し、これにより、産業金融における銀行の伝統的な独占を破ったのです。

イギリスの大店舗小売業マークス・スペンサーは、過去50年間、ヨーロッパで最も革新的かつ起業家的な企業として、イギリスの経済、さらには社会に対して 大きな影響を与え、おそらくその影響は、政府や法律よりも大きく、GEやマークス・アンド・スペンサーは、起業家的ではない大企業とも共通するものを数多 く持っていて、彼らを起業家たらしめているのは、規模や成長とは異なる、別の何かであるのです。

同じような日本の事例は、コマツで、コマツは世界中で販売しているブルドーザーをインターネットでつなぎ、ブルドーザーの稼働率を見て、部品交換の時期と か、オーバーホール時期を確認したり、盗難にあったブルドーザーの位置を確認したり、エンジンのスイッチを切り、使用出来ないようにしているのです。

大企業であっても、起業家精神を持ち、イノベーション体質を持って成功している企業は世界中にたくさんあり、グーグルとかアップルはその典型的な事例であり、起業家精神を持つことは、事業を行なう上で、また、どんなに小さい事業を始める上でも欠かせないのです。

従って、われわれ起業家にとって大切なことは、社会に良い影響を及ぼし、多くの人たちを幸せにするためにイノベーションと起業家精神を持ち合わせて、果敢にビジネスを進めることが欠かせないのです。

昨日は昼の便でヒースロー空港から、チューリッヒ空港まで移動しましたが、ブランチをヒースロー空港内のレストランで摂りました。

赴きのある、なかなか洒落たデザインのレストランでしたが、素晴らしかったのは、ウエイトレス等の対応で、とてもエンターテイメントがあり、いつものよう に店内の様子を撮影していると、自分たちを撮影して欲しいと、3人のウエイトレスたちが集まってきて、とてもお客さまを和ませたり、言葉使いも親切で、優 しく、楽しく、エンターテイメントの豊かな人たちでした。

チューリッヒ空港到着後は、出迎えて戴いたお客さまに、夕食前にはチューリッヒ市内を案内して戴きましたが、1月に訪問したときは真冬で寒い時期でしたが、今回は気候がよく、夜9時近くまで明るかったので、歴史があり、きれいな市内を十分に楽しむことが出来ました。

チューリッヒからミラノまでは車で約2時間の距離で、スイスにはイタリアからの移民が多く、イタリアでイタリア料理の店を開くより、スイスの方が裕福で、値段も高くとれるので、イタリア国内よりも美味しいイタリア料理の店がたくさん出店しているそうです。

パスタを研究しているわれわれのために、昨晩ご案内戴いた店は、歴史のあるパスタの美味しい店で、自家製パスタのレベルは、非常に高いもので、同行したスタッフたちも感心していました。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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