うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神」「分析と知覚の役割、原因はわからなくても良い」

うどん学校の実技最終日の生徒さんの作品事例

本日のテーマは、「新しいビジネスモデルの創出」です。

今週は珍しくずっと社内でいる予定で、昨日は朝から会議の連続で、午前中は大和の経営会議、午後からは讃匠の経営会議で、毎回の経営会議で心がけていることは、いかにマンネリにならないで、新しい発見、新しい決定が出来ているかです。

昨日の会議では、当社が今年10月に創業40周年を迎えるので、それを受けて40周年記念行事での面白いイベント内容についてで、スタッフたちから、思いがけないアイデアが出てきました。

特に若いスタッフから、お客さまの声として、麺学校の同窓会を開催して欲しい等の声があり、これは今まで私も何度か聞いていましたが、なかなか実現出来ていなかったので、実現していきたいテーマです。

会議にあたっても、普段から問題意識を持ち、参加していないと会議の間で、意見の表明は出来ないのです。

私は最近、熱心にドラッカーのイノベーションに取り組んでいますが、フェイスブックの文章を毎朝、書きながら気づいたことがあります。

毎朝のことですし、朝は貴重な時間なので、出来るだけ短時間で書き終えたいのですが、日によってはなかなか筆の進まない日があり、そうでなく、さっと書き終える日があります。

スムーズに書き終えることが出来る日は、前の日からすでに思考が固まっていて、書く内容が頭に入っているのです。

そうでない日は、まだ書く内容が頭の中になく、机の前に座ってから思考を始めなければいけない場合です。

こうなると、朝の貴重な時間のロスに繋がるので、出来るだけ机の前に座ってから思考を始めるのではなく、既にあるていど頭の中で書く内容が固まっている状態を作れば作るほど、朝の貴重な時間のロスが少なくなり、本来のやらなければいけない仕事にもっと時間を割くことが出来るようになるのです。

そして、イノベーションを起こし続けるためには、小さいことでも、過去と違うことを行ない続けるために、あらゆることについて、深く思考する癖付を持つことであると気が付いたのです。

われわれ人間の1日の思考回数は3~9万、或いは最高10万回くらい、思考を繰り返していると言われています。

回数が多い場合は、浅い思考が数多くなっているので、往々にしてネガテイブな思考になっている場合が多いのです。

最近、私は「UP24 フィットネス・トラッカー」を使い始め、睡眠の質を日々チェック出来るようになり、自分の睡眠の質の深い眠りと浅い眠りの割合とか、1晩の間で深い眠りと浅い眠りがどのような順序で、どのような間隔で繰り返されているかを絵で確認出来るようになっているのです。

すると、深い眠りが長く続き、ほとんど浅い眠りがない日と、そうではなく、深い眠りの時間が非常に短く、数が多く、深い眠りと浅い眠りが多頻度に繰り返され、全体では浅い眠りの時間が長い日の違いがよく分かるのです。

当然、深い眠りが長く続き、浅い眠りが少ない方が、快適な睡眠になり、疲れがスッカリ取れているのです。

このように、上記の「フィットネス・トラッカー」を使うようになり、自分の睡眠の質を日々、理解することが出来るようになったのです。

あとは、どうすれば、日々、深い眠りの時間を長くすることが出来るようになるのかを研究し、日々、快適な睡眠が取れるようにすることなのです。

まるで、睡眠と思考が同じように、深い思考の時間が短く、1日数万回と多頻度に繰り返されている場合と、深い思考の時間が長く続き、思考の頻度が少ない場合を比較すると、とうぜん、深い思考時間が長い場合の方が、充実した思考が出来ているのです。

日々、フェイスブックのコンテンツを書くようになり、否が応でも深い思考の癖付が自動的に出来るようになってくることが分かりました。

すなわち、コンテンツに集中しなければ出来ないのと、日々、翌朝に書く内容について、前日に準備を済ませておく必要があるのです。

前日に思考の準備を済ませておくことにより、翌朝はすらすら書けて、時間のロスがほとんどなくなるのです。

前日に、翌朝のフェイスブックのコンテンツを思考することに集中することにより、散漫な思考の多頻度の繰り返しを避け、有意義な深い思考を集中して行なうことが出来るのです。

このように、フェイスブックのコンテンツを日々、書きながら分かってきたことは、集中力の大切さと集中力は、深い思考を長時間持続させるためには、欠かせないことがよく分かりました。

深い、長い睡眠も集中力と同じように、睡眠の質を上げるためには、欠かせないのです。

「フィットネス・トラッカー」を身に着けるようになり、睡眠と思考の関係がよく分かるようになったのです。

来週6月14日(日)から16日(火)までの3日間、ドリーム・スタジオ高崎にて、皆さんのパワーをアップするイベントを開催し、私も新しいレジメを準備して参加します。
http://www.yamatomfg.com/events/detail.php?id=2142&ref=top

本年2月21日から始まった、91日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びは、最近、一応終えたのですが、さらに、学びを深めるために、大切な部分の復習を進めていきたいと思います。

更に、イノベーションと起業家精神を磨き、会社を大きく変えるのに、役立てていきます。

「分析と知覚の役割」

本書のテーマであるイノベーションとは、組織的かつ体系的に行なう仕事であるのですが、それは同時に、分析的であるとともに、知覚的な仕事でもあり、もちろんイノベーションを行なうとする者は、見聞きしたものを論理的かつ、詳細に分析する必要があり、知覚するだけでは駄目なのです。

「知覚」というものが、単に「感じること」を意味するのであれば、イノベーションにおいて、知覚はまったく役に立たないのは、そのような知覚は、「見えるもの」ではなく、「見たいもの」を見ているに過ぎないのであり、自分の「見たいもの」を見るのではなく、「既に起きている真実」を見なければ(知覚しなければ)いけないのです。

イノベーションは分析的であるとともに、知覚的な仕事であり、実験と評価を伴う緻密な分析といえども、その基礎は、あくまでも変化、機会、現実、現実と認識のギャップなどに対する知覚であり、「分析できるほど、未だ分からない。しかし、必ず見つけ出す。外に出かけ、観察し、質問し、聞いてくる。」と言わなければならないのです。

予期せぬものは、まさに通念や自信を打ち砕いてくれるからこそ、イノベーションの宝庫であり、まさに日本のうどん蕎麦店、ラーメン店ビジネスに起きているのが、予期せぬものであり、数年あとには、あのとき大きな変化があったと言われる可能性があることが今、起きていて、起きていることは感じるのですが、原因は分かっていないのです。

過去、当社はうどん蕎麦店市場と景気の関係を読み解き、うどん蕎麦店の市場規模は、日経平均株価と反比例していて、株価が下がると、うどん蕎麦店市場規模は拡大し、株価が上がると、反対にうどん蕎麦店市場が凹むという現象を見つけ出したのは、過去のデータの分析で分かったので、私は分析の大切さも身をもって理解しています。

「原因はわからなくても良い」

実際のところ、起業家たる者にとって、現実が変化した原因を知る必要はなく、先ほど述べた2つのケース(インドの錠前とアメリカの住宅)の場合は、なぜ起こったかが簡単に分かったのですが、何が起こったかは分かっても、なぜ起こったかは、分からないことの方が多いのですが、例えそうであっても、われわれはイノベーションを成功させることが出来るのは間違いなく、ここに1つの面白い事例があるのです。

1975年に起こったフォードのエドセルの失敗は、余りにも有名であり、少なくともアメリカ人ならば、当時まだ生まれていなかった者でさえ、聞いたことのある話なのですが、エドセルがギャンブルのようなプロジェクトだったという、一般に伝えられている話は、まったくの誤りで、フォードのエドセルほど、慎重に設計し、売り出し、マーケテイングした製品はなかったのです。

第二次大戦後の倒産寸前の状態から、GMの競争相手としてアメリカ市場で2位に座を確保し、急速に成長しつつあるヨーロッパ市場で、1位の座を狙うに至った10年間に及ぶフォードの大戦略において、エドセルは総仕上げとなるべきモデルで、1957年当時、フォードは、アメリカ4大自動車市場のうち、3つの市場でGMの強力な競争相手としての地位を確保していて、「一般」市場にはフォード、「中流の下」市場にはマーキュリー、「上流」市場にはコンチネンタルを擁していて、残る1つの市場、すなわち競争相手のGMがビュイックとオールズ・モビルによって支配していた「中流の上」市場を狙ったのが、エドセルだったのです。

この市場は、とくに第二次大戦後急速に成長している市場でありながら、第三位のクライスラーも手をこまねいている市場であり、フォードにとって、ドアは大きく開かれていて、フォードは企画と設計に時間をかけ、市場調査によって得た情報、特に車体についての消費者の好みを設計に組み込むとともに、品質管理についても最高の基準を設定したのですが、それにもかかわらず、エドセルが失敗だったことは、発売と同時に明らかになったのですが、失敗に対するフォードの対応は目を見張るものだったのです。

消費者の行動の不合理をこぼす代わりに、消費者行動についての、それまでの考え方、長い間有効であったために、自明の理とされていた考え方とは、合致しないことが、何か起こっているに違いないと結論を出し、そして外へ出て調べた結果、1920年代にアルフレッド・P・スローンがGMの成長の基礎とした、アメリカの自動車市場の区分けの仕方、即ち、「一般」「中流の下」「中流の上」「上流」という区分が、まったく新しい市場区分、すなわち、ライフ・スタイルと今日言われているものに変わりつつあること、或いは少なくとも、それと共存するようになっていることを知ったのです。

その結果として考えられたのが、エドセルの失敗のわずか数年後、自動史上、ヘンリー・フォード・シニアによる、1908年のT型フォード以来の大成功となったサンダーバードの開発で、フォードは、GMの関係者としての地位を脱し、強力な競争相手として再登場し、今日でもわれわれは、自動車史上、重要なこの変化の原因を、知ることが出来ないでいるのです。

それは、ベビー・ブームによる人口の重心が10代へ移行したことや、高等教育の恐るべき普及、女性の生き方の変化など、一般に指摘されている現象が、生じる前に起こっていて、しかもわれわれは、そもそも、ライフ・スタイルが何を意味するかさえ、まだ知らず、ライフ・スタイルについて、これまで行われてきた説明はいずれも決定版ではなく、われわれが知っていることは、何かが起こったということだけであるのです。

しかし、成功にせよ、予期せぬことが起こったことを知るだけで、イノベーションの機会とするには十分であり、フォードのエドセルの失敗により、今まで長い間行なわれてきた、市場のセグメント方法そのものが崩れ去っていたのが分かったのです。

予期せぬ失敗は、そのような一番基準となるものが、時代の変化とともに変化していることを見つけ出すのには、最適な方法であり、われわれのビジネスの源泉である、うどん蕎麦市場、ラーメン市場も同じ様な地点に立っていることを認識出来、例えば、うどん蕎麦店、ラーメン店のメイン・ターゲットは今までずっとサラリーマンであると信じられてきていたのですが、サラリーマンの絶対人口が既に大きく減少し、大手外食も同様にサラリーマンをターゲットにしているので、この市場のウマミが急激に減少し、反対に、女性とシニアが消費者市場としても、労働力供給市場としても、大きくクローズアップされるようになってきて、過去の常識が崩れ去ろうとしているのです。

一人世帯の増加、晩婚化、生涯未婚率の急激な増加、生産年齢人口の更なる減少、コンビニによる外食分野への参入等々、日本の外食を取り巻く環境は、日増しに厳しくなっていて、分析だけでなく、われわれは外へ出て、現に起きている現象を理解しなければいけないのですが、経営講義に参加していた生徒さんが早速、セブン・イレブンに行き、下記のような報告をしてくれました。

「早速学んだ事でできる事を始めようと、昨日、セブンイレブンのメニュー・棚割、商品チエックを帰宅途中の店舗で行ってみました。総菜麺など、商品のネーミングまでいろいろ考えてあって、とても参考になりました! たとえば、「ドーンと四枚!チャーシュー麺正油味」とか「ごっつ盛り肉野菜とんこつラーメン」など工夫されているのに驚きました。(今まで、気づいていませんでした)。」

画像は、先週のうどん学校の実技最終日の生徒さんの作品事例です。

豚キムチうどんの盛り付けで、少し修正した後です。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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