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うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神」「開発研究、知識ニーズ、的を絞る、「タイム」の例」

先週のラーメン学校での生徒さんの作品事例

来週6月22日(月)から、明日24日(水)までの3日間、ドリーム・スタジオ大阪にて開催され、私のセミナーは23日(火)、24日(水)で、レジメは次の通りで、①については、未発表のレジメです。
① 麺専門店のレイアウト・事業計画書のポイント!(NEW)
② 富裕層客の獲得必勝法!(4月東京支店)
③ 人材を制す者は、売上げをも制す!(6月ドリームスタジオ高崎)
https://www.yamatomfg.com/company/dream-studio/)

本日のテーマは、「思考時間の確保」です。

昨日も本社に在社していて、企画スタッフたちと一緒に打合せを兼ねて、昼食を摂りましたが、私は本社にいるチャンスが少ないので、基本的に昼食は誰かと一緒に打合せを兼ねて取り、一人では取らないようにしています。

最近、仕事上において、生活上において、一番気にしているのは、有効な時間の使い方で、出来るだけロス時間をなくすることであり、朝起きてからの瞑想、散歩、運動の時間も欠かせず、思考の時間、次つぎと押し寄せてくる、レジメ等のコンテンツの作成時間、打合せ、セミナー、経営講義の私の出番の時間等、時間が足りないと感じることばかりです。

特に、レジメとか、さまざまなコンテンツはすべて期限があるので、締切日はすべてチェックし、常に出張の時間、移動時間、フライトの時間の有効活用で作り上げているのです。

特に、海外出張等のロングフライトは、コンテンツ作成時間としては、非常に有効な時間であり、東京~高松等の短時間フライトの間でもよほど、睡魔に襲われていない限りは、コンテンツ作成時間としては、たいへん有効な時間です。

それでも以前に増して、この時間が非常にタイトになって来ているので、短時間で、処理する方法を見つけなければいけなくなってきているのを実感します。

そのために、最近心掛けているのは、常に幾つかの解決しなければいけない課題を念頭におき、思考を続けることで、何かに集中し、考え続ければ、必ず、面白い回答が得られ、複数のテーマを、頭の中で走らせ、思考を続けることなのです。

短時間でも何かに集中して思考することにより、頭の中が整理され、課題が更に明確になってくるのです。

複数の課題を頭の中で並列に走らせると、整理がたいへんになるので、整理・記録するのはPCの重要な役目であり、PCを記憶装置、頭を思考装置とし、お互いの長所を組み合わせ、活用すると成果が早く得られやすいのです。

思考は集中することにより、短時間で素晴らしい成果を得ることが出来、散漫な状態で思考しても得ることは少ないのです。

更に思考は、部分ごとに分けて思考したり、全体をひっくるめて思考したり、思考方法を常に一定ではなく、さまざまな方法に分けて思考することも重要であり、思考に有効な時間を使い切ることが重要で、われわれの成果が得られない一番の原因は思考の不足なのです。

更に思考は頭だけで考えるのではなく、必ず手を使うことも非常に有効であり、開発作業等のおいては、必ず手を使い、プロトタイプの模型作りを行なうことにより、手を使う事による思考の促進とプロトタイプを作ることにより、図面だけでは知り得ない、実物に近い模型で実際の形状を理解することが出来るのです。

思考を深めるのは、更に瞑想、散歩も非常に有効で、瞑想とか散歩の途中に素晴らしいアイデアに出会うことも多いので、私は散歩の途中でもメモ用紙を持ち、散歩を行ないます。

人間は2本足で歩くことが出来る動物であり、思考を行なうことが出来る動物であり、人間としての特性である思考を続けることは、一生涯を通じた仕事でもあるのです。

そして、更に思考の質を上げ、思考を深めるためには、有意義な読書も欠かせず、自分の持っていない概念、新しい知識を取り入れ、思考の幅と深さを広げることも欠かせないのです。

そのためには、大きな書店の定点観測を行なうと、新しい、素晴らしいベストセラーに出会うことが出来、何冊もまとめて購入し、次つぎと読み込み、重要な本は必ず、PCに入力を行なうのです。

食のジャンルであれば、セブンイレブンの弁当売り場がたいへん役立ちますが、新しい知識の吸収には、大きな書店の定点観測が欠かせないのです。

特に最近も大きな書店に行ってみると、ビジネス書の最新のベストセラーがまとめてあり、立ち読みしていると、時代が大きく変化していて、以前から気にしていたことが現実味を帯びてきていることが分かりました。

従って、自分にとって新しい情報収集のための定点観測地点を決めておき、時々、定点観測を繰り替えることは、たいへん意味があることなのです。

思考を深めるには、無駄な時間の排除は欠かせず、会社から帰ると、家族と一緒の夕食の時間のTVはいろんな意味で邪魔になり、生活の中からTVを排除することは、思考の時間を十分に取るためには、欠かせないのです。

スタッフたちと打ち合わせをしたり、話をしていても、思考を深めているスタッフとそうでないスタッフは一目瞭然で、成長を速めているスタッフとそうでないスタッフはよく分かります。

本年2月21日から始まった、91日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びは、最近、一応終えたのですが、さらに、学びを深めるために、大切な部分の復習を進めていきたいと思います。

更に、イノベーションと起業家精神を磨き、会社を大きく変えるのに、役立てていきます。

「開発研究」

「知識ニーズ」

イノベーションの機会としてのニーズには、プロセス・ニーズと労働力ニーズが、最も一般的でありますが、利用がより難しく、より大きなリスクを伴ってはいるが、非常にしばしば重要な意味を持つニーズとして、知識ニーズがあり、(科学者の「純粋研究」に対置されるものとしての)「開発研究」の目的としてのニーズであり、そこには、明確に理解し、明確に感じることの出来る知識が欠落していて、その知識ニーズを満たすためには、知的な発見が必要になるのです。

写真ほど、非常に早い速度で、成功したイノベーションはあまりなく、写真の歴史をウイキペデイアで調べると、最初の写真は、1827年にフランス人発明家ジョゼフ・ニセフォール・ニエプス (Joseph Nicéphore Niépce) による、石油の派生物であるユデアのアスファルト(瀝青)を塗布した磨いたシロメ(白鑞)の板に作成された画像で、彼はもともと石版画制作に興味を持っており、やがて手で彫るのではなく光で自動的に版を作る方法を模索し、瀝青は光に当てると硬くなって水に溶けなくなるため、これを使って印刷用の原版を作ろうとし、彼はこれをカメラ・オブスクラに装填して自然の映像を定着させることを思いつき、試行錯誤の結果1827年に自宅からの眺めを写した最初の写真を撮影したのですが、カメラによる画像ではあったにもかかわらず、明るい日光の下(もと)、8時間もの露出が必要だったのです。

その後ニエプスは、1724年のヨハン・ハインリッヒ・シュルツの発明に基づき、銀化合物を使った実験を始め、これが銀塩フィルムの元になり、写真は、発明後20年で世界中に普及し、有名な写真家も大勢現われ、マシュー・プレデイの南北戦争の写真は、今日でも抜きんでていて、1860年頃(明治維新の8年前)には、あらゆる花嫁が写真を撮って貰っていて、日本に最初に入った西洋の技術も写真であり、明治維新のはるか前、まだ日本が外国人や外国の事物に固く門戸を閉ざしていた頃でした。

写真が素人の趣味になったのが、1870年前後であるのですが、当時の写真の技術は、素人にとっては厄介な代物で、重く壊れやすいガラス板を原板として使っていたために、慎重に扱わなければならなく、カメラ自体も重く、撮影前の準備もたいへんだったので、誰もがそのような問題を知っていて、事実、最初の大衆向け専門誌である当時の写真専門誌には、写真撮影に伴うもろもろの問題や解決策が取り上げられていたのですが、1870年当時の科学や技術では解決出来なかったのですが、1880年代の半ば、遂に新しい知識が得られ、イーストマン・コダックの創立者ジョージ・イーストマンが、それらの知識を利用したのです。

彼はガラス板を、重さなどないに等しく、手荒な取扱いにも耐えるセルロイドに代え、カメラ自体も軽量化し、10年後には、イーストマン・コダックは世界の写真業界でトップの地位を得、永くその地位を保っていたのですが、デジタル・カメラの登場により、2012年1月に倒産し、132年の長い歴史を終えたのです。

以上のように、写真の歴史は進化するために、常に新しい知識を必要として、新しい知識の開発に伴って進化し、プロセス・ニーズを満たす上でも、しばしばこの開発研究が必要となり、ここでも、まずニーズを知り、何が必要であるかを明らかにし、そうしてはじめて、必要な新しい知識を生み出すことが出来、プロセス・ニーズに基づいて、開発研究を行なった典型的な人間が、エジソンであり、電力産業が産業として成立するであろうことは、20年以上の間、知らない者はなく、特にその最後の5,6年では、プロセスの1部で欠けているものが、電球であると明らかになっていて、電球がなければ、電力産業は成立しなかったので、エジソンは電力産業を、単なる可能性から現実のものとするうえで、必要な知識を明確にし、開発研究に取り組み、2年後、実用的な電球を開発したのです。

「的を絞る」

今日、可能性を現実のものとするための開発研究は、企業の研究所はもちろん、国防、農業、医療、環境保護などのための研究所において行われていて、開発研究というと大規模なものに聞こえるかもしれず、多くの人たちにとって、それは、月への人を送ることや、小児麻痺のワクチンを発見することを意味するのですが、成功を収めているものの多くは、目標の明確な小さなプロジェクトであり、開発研究は、的を小さく絞るほど良い結果が得られ、その最もよい例、恐らくプロセス・ニーズに基づくイノベーションの最も成功したものが、日本の自動車事故を3分の1に減らした視線誘導標の開発だったのです。

1965年以降、日本では車の普及に合わせて道路の舗装が急速に推進され、車はスピードを出せるようになったのですが、日本の道路は、基本的には10世紀のままで、2台の車がすれ違うのがやっとなど、道幅が狭く、死角のあるカーブも多く、数キロごとにいろいろな角度で交差していたため、とくに夜間は自動車事故が増え、マスコミや野党は対策を要求したが、道路を作り直すには20年もかかるので、作り直すわけにはいかなく、安全運転を呼びかける大掛かりな広報キャンペーンも、ほかのあらゆる種類のキャンペーンと同じように、効果はほとんどなかったのですが、この危機的な状況をイノベーションの機会として捉えたのが、岩佐多聞という若者で、彼はビーズ状のガラス球が、あらゆる方向からの光を反射する視線誘導標をつくり、やがて、日本の自動車事故は大幅に減ったのです。

「タイム」の例

もう一つの例をあげると、第一次世界大戦後、アメリカでは国民がニュースを求め始めたのですが、誰もがこの変化に気づいたので、第一次世界大戦直後の新聞や雑誌には、いかにしてこの新しいニーズに応えるかを論じる記事がたくさん出ていて、地方紙では解決出来ない問題で、「ニューヨーク・タイムズ」をはじめとする大手の新聞社や出版社さえ、このニーズを捉えようとして失敗し、そのとき、ヘンリー・ルースが現われ、ニーズを明確にし、求められているものを明らかにし、発行部数や広告の関係からして、全国的なメデイアであることが必要だったのですが、多くの人たちが関心を持つニュースの数は限られており、日刊紙とすることは無理だったので、以上より、知識ニーズはプロセス・ニーズと深い関係があるものが多く、プロセス・ニーズを解決するために、知識ニーズが発生し、こうして世界最初のニュース週刊誌「タイム」が生まれ、直ちに成功したのです。

以前に説明しましたうどんの熟成工程における熟成庫は、プロセス・ニーズにより出来上がったものではありますが、その過程において、熟成のメカニズムという知識ニーズの解決が伴っていたので、このように、ほとんどのプロセス・ニーズには、知識ニーズが伴うようです。

画像は、先週の本社でのラーメン学校での生徒さんの作品事例です。

立体的に盛り付けることにより、ボリウム感とインパクトが生まれます。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)

藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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